二次性副甲状腺機能亢進症について  



 二次性副甲状腺機能亢進症は長期透析を受けている方に多い合併症の一つですが、保存期腎不全の段階からも始まるようなのです。副甲状腺ホルモンがどのような分泌状態かを調べる検査では PTH-intact という値が使われていて、基準値は 10〜65 pg/ml

 17年7月現在のピンタのPTH-intactの値は150pg/mlで、保存期のわりには高い値であると医者に言われてしまいました(-_-;。う〜ん、どうしましょう。

 そんなわけで、自分なりに「二次性副甲状腺機能亢進症」について調べてみることにしました。 下のような症状のある方は、いちお疑っておいたほうがよいかもしれません。具体的な治療法については、主治医とご相談してみて下さい。

<二次性副甲状腺機能亢進症とは>
 腎臓はビタミンDの活性化を行うほぼ唯一の臓器であるので、腎臓がダメージを受けていると、(1)活性型のビタミンDが欠乏し、また (2)尿中へのリンの排出の低下、が起こります。 すると、(1)の活性型ビタミンDの欠乏により、腸からのカルシウムの吸収が低下し、低カルシウム血症を起こします。また(2)の尿中へのリンの排出の低下により体内のリンが蓄積していきますが、カルシウムとリンは血液中では互いの積が一定になるようにふるまうため([リン]×[カルシウム]=一定)、リンの蓄積によっても結局は低カルシウム血症となるのです。つまり、(1)(2)が合わさって低カルシウム血症が引き起こされるのです。低カルシウム血症になると、これを補おうとするためにカルシウム上昇作用を持つホルモンである副甲状腺ホルモン(PTH:parathyroid hormone)の分泌が刺激され、骨からカルシウムが血中に流れ出ることになります。骨からカルシウムが流れ出るので骨が弱くなって骨折しやすくなったり(線維性骨炎)、血中のカルシウム濃度の上昇により、骨以外の場所にカルシウムが蓄積(異所性石灰化)したりもします。このような状態を「二次性副甲状腺機能亢進症」と言います。

<症状>
 骨折しやすくなる。関節、アキレス健、大腿、膝の健などが痛くなる(ときに腱断裂が起こることも)。動脈硬化、弁膜症、貧血、手足のだるさ(神経障害)、痒み、イライラ感、性機能障害、免疫力の低下、etc。

<どうすれば良いか?>
 透析患者さんの場合には、食事でのリンの取りすぎに注意し、また活性型ビタミンD製剤や、リン結合剤(炭酸カルシウム等)などを服用したりするようです。経口活性型ビタミンD製剤により効果が充分に得られない場合は、活性型ビタミンD製剤の注射薬(オキサロール,ロカルトロール)なども。改善しない場合は手術により副甲状腺を取り除いたりする場合もあるようです。まずはともあれ、主治医とご相談されるのが良いでしょう。


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