■エクセルの基本操作1
ここではエクセルの基本操作にフォーカスを当てて解説していきたいと思います。
基本操作といっても入門・初級者向けの内容だけではなく、ある程度エクセルを熟知した中・上級者の方にも読んでいただける内容になっています。
あなたの知らなかった意外な機能が見つかるかもしれません。
セルの選択
数万行もある、巨大な表の最終行を選択するのは大変です。スクロールバーをスライドしたりホイールボタンを駆使したりしてもなかなかうまく最終行を選択できません。何か簡単に選択する方法はないのでしょうか?
・名前ボックスにセル番地を入力してみよう。
たとえば「A10000」と入力すればセルA10000を瞬時に選択します。最終行に合計項目があるのなら、「SUM」や「GOKEI」などの名前を付けるのもよいでしょう。名前ボックスから瞬時に選択できます。
・ジャンプコマンドでとぶ方法もあります。
F5キーを押下し「ジャンプ」ウインドウからセル選択をクリック。「最後のセル」を選択します。
ショートカットキーのCtrl+Endを押しても同様に最後のセルを選択できます。
・ショートカットキーでジャンプ
列単位で最終行まで移動したい場合はCtrl+下矢印で、行単位で最終列まで移動したい場合はCtrl+右矢印でデータの存在する最終行・最終列までそれぞれジャンプします。
(セル枠の上下左右をダブルクリックしても同様に、ダブルクリックされた方向のアクティブセル領域終端まで移動します)
・表全体の選択
表に空行、空列が無ければ、表の一部のセルを選択、Ctrl+Aのショートカットキーで表全体を選択できます。Ctrl+Shift+Spaceでも同様です。
(Ctrl+Shift+Spaceはオートシェイプ図形を選択していた場合、すべての図形を選択できますが、Ctrl+Aでは選択できません)
空行、空列がある場合はブロック単位(アクティブセル領域)での選択になります。空行、空列の直前までの連続したセル範囲を選択します。
データのないところ(空白セル)を選択している場合はワークシート全体を選択します。
(シート左上、行列番号「A」の左「1」の上をクリックでもワークシート全体を選択できます)
・アクティブセルから最終行・列まで選択
Ctrl+Shift+下矢印、Ctrl+Shift+右矢印押下した場合は最終行・最終列まで選択します。
(表全体を選択するのではないところに注意してください。選択範囲はキーを押した時点でアクティブだったセルから最終行・最終列までになります)
シート本来の最終行・最終列に移動・選択したい場合は、データのない行・列で行ってください。

・選択範囲に同一データを一括入力
選択したセル範囲に同じデータをいっぺんに入力したい場合は、セル範囲の選択>データの入力>Ctrl+Enterで確定させてください。選択したセル領域に同一データが一度に(一気に)入力されるはずです。
・セル移動時に上書きさせずに挿入させる
セル範囲を移動させるとき、枠をつかんでドラッグすることで移動させられます。このときShiftキーを押さないでドラッグすると移動先のデータを上書きしてしまいますが、Shiftキーを押しながらドラッグすると、移動先にデータが上書きされず、挿入されます。
コメント
コメント機能を単体で使ってもあまり便利だと思うことは少ないかもしれません。
メモ程度なら図形のテキストボックスを使ってもいいし、備考なら備考欄の項目を設けたほうが後々メンテナンスがしやすいでしょう。
しかし巨大な表で、"ある数値"を後で見直したい場合、しかもそれが複数ある場合、コメント機能とジャンプ機能を組み合わせることで作業が大幅に効率化します。
見直しが必要な項目にコメントを挿入、F5キーでジャンプウィンドウを表示、セル選択でコメントを選択します。
これで巨大な表でも、コメントを挿入されたセルにTabキー一発で移動することができます。

ちなみにコメントで挿入される矩形のテキストボックスは他のオートシェイプ図形同様に、背景色やフォントサイズ・色などを自由に変更することが可能です。
必要な場合は形、色を変えてコメントを強調するとよいでしょう。
シリアル値
エクセル内部で日付、時刻を管理する数値がシリアル値です。
日付シリアル:1900/1/1を1とし、経過日数を増分したものです。シリアル値が1000なら1900/1/1から1000日経過した日を指し、1902/9/26を示します。
時刻シリアル:1日を1として小数で時刻を表したものです。1なら24:00:00を0.5なら12:00:00を示します。時分秒を日の単位に置き換えています。たとえば0.25なら06:00:00になります。
エクセルはシリアル値のおかげで日付や時刻の計算を簡単に行えます。たとえば2007/1/1の入力されたセルに31の入力されたセルを加算すると2007/2/1を算出します。もちろんある日付からある日付を引いて経過日数を出すことも簡単です。
同様にして経過時間を算出することも容易に行えます。
(経過日数を算出するときは結果が表示されているセルの表示形式を日付から標準に変更してください)
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