素晴らしき専業主婦
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 第二話:「チンたまご」と「なんちゃってロコモコ」

 このコンテンツを更新するのは、いったい何年ぶりだろう… 2006年4月2日のサシツマで「焼かなくてもできる目玉焼き」(別名:チンたまご)について紹介したら、ある閲覧者さんから「もう少し詳しく説明して欲しい」とのリクエストをいただいた。あそこに書いてある通りにやればできるんだけどなあ。一方、常連閲覧者の主婦、TOKOさまからは、とても嬉しいメールを頂戴したので紹介したい。

 こんにちは。TOKOです。びしさんお薦め、「焼かなくてもできる目玉焼き」を、今日の昼食の一品に作って、母(86歳)と一緒に食べました。ほんとにうまく出来たので感心しました。 拙作(ほんとはそう思ってない!)の片口小鉢を使って作ったので、レンジで加熱後、余分の水分を捨てるのに最高にうまくいってご機嫌です!!これに田楽味噌を少しかけて食べたら美味しかったです。持病の胆嚢炎のために油分を制限している母も喜んでいただきました。

 ご高齢のお母様にも喜んでいただけて、私も自分のことにように嬉しいです。そうそう、ただチンたまごの作り方を紹介するだけじゃ芸がないから、TOKOさまが実践されたように、片口を使った方法を紹介しようかな、ついでに、同日のサシツマで紹介した「なんちゃってロコモコ」の作り方についても、併せて紹介いたしましょう。

 順序が逆になるけど、最初に紹介しておきたいのが、なんちゃってロコモコに使うハンバーグについて。ロコモコの作り方のレシピを料理本やウェブサイトで見ると、必ずと言っていいほど挽肉からハンバーグパティを作るところから始まるので、この時点で「カッタルイ奥様」や「毒男」は脱落しちゃうんですよ。でもそこは大丈夫。レトルトハンバーグを使えばいいんです。
 私がイチオシというか、これしかない! とお勧めしたいのは、丸大食品の「ポモドーロソース ハンバーグ」です。スーパーで3個380円ぐらいで売ってます。保存料を一切使ってないので、賞味期限は他社の製品に比べて圧倒的に短いですが、それゆえ安心して食べられるのです。しかも、パティとソースが分かれているのが好都合。
 あと、第二候補としてしいて挙げるとすれば、某メーカーの「備長炭焼仕上げハンバーグ」(デミグラスソース付き)なんだけど、こちらは賞味期限がやたらと長いのが気になり、一度も使ったことありません。

 んじゃ、チンたまごの説明に戻ります。前述の「片口」というのは注ぎ口がついた陶磁器の総称で、こればかりを好んで集めるファンもいるぐらい人気の器です(詳しく知りたい閲覧者諸姉兄は、ググって調べてください)。今回は、このページの右下にある第一話(インチキネギトロ丼)で醤油差し代わりに使った片口小鉢を使うことにします。
 (1)まず卵を片口の中に割り入れ、その上からおたま1杯分程度の水を注ぎ込むこと。この際、水の量が少ないと、レンジの中で爆発することになるので、最初のうちは「こんなにたくさん水を入れていいのかな?」と思うぐらいにしておいた方が無難でしょう。そのうち水の量の案配加減について、コツがつかめてくると思います。

 (2)次はレンジでチンするんだけど、ラップを使うと余分なゴミが出るし、ポリ塩化含有製品だと燃やせばダイオキシンが発生するので、なるべくなら皿を重ねたり、プラのカバーをかぶせたりすることをお勧めします。
 サシツマでは加熱時間を「約1分半」(500ワット換算)と書いたんだけど、実はその加減が意外と難しいのです。最初は1分間チンして、そのあとは卵の様子をみて、もう20秒、あと10秒などと好みの固さなるように調節してみてください。(1)で水の量を少なくしてしまうと、卵が「小爆発」を起こすことがありますので、くれぐれも水加減にはご注意を。

 (3)さて、好みの固さにチンたまごができあがったら、いよいよ片口がその威力を発揮する時がきました。そしてこの「フィニッシュ」がなかなか難しいのです。要は出来上がったチンたまごから、どうすれば上手に湯切りができるか、ということ。ふつうの小鉢で湯切りしようとすると、たまごがポロリンと床に落ちて、塵や埃がべったりくっついて落涙必至。かといって「腰が引ける」と湯切りが中途半端になって水っぽくなり、「目玉焼き感」が損なわれるんですよね。
 そこで役に立つのが、注ぎ口がついた片口小鉢な訳です。TOKOさまがおっしゃるように、片口だとたまごを落下させずに、きっちり湯切りができるんですよ。チンたまごは簡単そうでいて、なかなか奥が深い調理法なんですよ。

 (4)それで、です。たまごと一緒に温まったお湯は、流しとかに捨てちゃ絶対に駄目ですよ。湯切りする時に小鉢にためておいて、そこへレトルトハンバーグについていたポモドーロソースの袋を投入してやるんです。こうすれば、冷蔵庫の中で冷たくなっていたソースが温かくなるんですよ。いよいよここからなんちゃってロコモコ作りに突入します。

 (5)さて、肝心のハンバーグパティの加熱のしかたなんだけど、どのメーカーも5分間くらい湯煎するか、パティを袋から器に移してラップをかけて約1分半、電子レンジで加熱する、という方法を勧めてますが、ワタシ的にはどちらもバツですね。湯煎はガスと水がもったいない。袋から出してレンジでチンする方法は、ラップを使うことで余計なゴミが出るし、パティを取り出した袋に固まった油がこびりついていて、これを洗ってプラゴミに出すには結構な洗剤とお湯が必要になるんですよ。そこで私がお薦めしたいのは、袋の取り出し口を約1センチぐらい切り開いて、最後にロコモコを盛る器に乗せて、約1分半加熱すればいいんです。チンと鳴ったらレンジから取り出して、器の上で袋を開きます。その際、美味しい肉汁が垂れてくるから、それを器で受けてください。こうすることで、袋の内側にこびりついていた油も消えてなくなり、あとは、鼻をかんだ後のテッシュをゴミ箱からつまみ出して(汚ねえよ…)内側をクルリと拭いてやればプラごみリサイクルOK、みたいな。

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 (6)ここまでくれば、後はもう簡単。ポモドーロソースを温めていた小鉢から、ソースの小袋に熱を供給して冷めた水を植木にでもくれてやり、その小鉢にほかほかのハンバーグをいったん置きます。
 次に、肉汁が底にたまった器にご飯を盛り、適当にちぎったレタスを周りに配置。そこへハンバーグを乗せて上からポモドーロソースをぶっかけ、最後にチンたまごを乗せてやれば、これにてなんちゃってロコモコの完成〜!。 
 所要時間は1人前5分弱。値段は150円程度。もともとハワイのファストフードなんだから、こんな食べ物に時間と金をかける必要はないですよ。ただしハンバーグはレトルト使ってるから、自分や家族にアレルギーがあるときは、メーカのサイトを見るか電話で問い合わせをするかして、使っている材料の確認をしておいた方がいいでしょう。
 さて、本場のロコモコは肉汁をベースにしたグレービーソースを使うんだけど、ワタシ的には完熟トマトベースのポモドーロソースの方が好きですね。デミグラスはちょっと甘いかも。でもハワイでは醤油をぶっかけて、ぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べる人も多いし、最後の味付けは自分の好みでよろしいのではないでしょうか。マヨネーズかけても良し、タバスコかけても良し、パルメザンかけても良し。きな粉かけても良し。蜂蜜かけてもよし。好き勝手にアレンジを。 (了)

 

第一話:家族をあざむく「極上」ネギトロ丼

 スーパーでマグロ刺身の特売がある日は朝のうちに足を運び、とびきり新鮮なマグロの身アラ(1パック100円程度)を購入しましょう。スプーンで骨や筋にくっついている身を丹念にそぎ落とせば、ネギトロ丼4人前は作れる量が十分に得られます。居並ぶパックの中から本マグロのトロ部分とおぼしき身アラをゲットするのがコツです。血合いはダメよ。
 仕事から帰宅したダンナや、塾から戻った子供に、「お疲れさま、今晩は極上のネギトロ丼よ」と言って出せば、感涙にむせびながら食べること請け合いです。
 あなたは優しく微笑みながら、心の中で(まんまと1杯25円にだまされやがったな。馬鹿が…)とせせら笑っていればよいのです。そしてダンナと子供が寝静まった深夜、あなたは冷蔵庫の奥深くに隠しておいた本マグロの刺身を肴に、冷酒をグイッ! これで家庭は円満です。


ネギトロてんこ盛りで1杯25円。 ダシ昆布の切れ端を醤油に漬けておけばダンナの感激は倍増

 

 

 

 

 

 

 

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