【99年7月】

7月1日(木)無用の長物(それって私のこと!?)

 盗まれたミニバイクが出てきそうにもないので、断腸の思いで中古車を購入した。本体6万円、諸費(ヘルメットも)込みで8万6千円。やってらんない…。

 カイシャに戻るや否や、私あてに電話。

 「●●モータースですけど、ご注文いただいたミニバイクのフロントカバーが入荷しました」

 肝心のバイクが盗まれたので、もうフロントカバーはいらない、とは口が裂けても。仕方がないので取りにいく。

 「今日はバイクは持ってきていないのですか?」

 「あれは盗まれました」

 「ええ〜っ!」

 「ま、カバーだけいただいて帰ります」

 「で、では8千円いただきます。バイク、出てくるといいですね」

 「まあ無理でしょうね」

 金はもちろん事故の加害者に請求する。いくらミニバイクが盗まれてしまったとはいえ、それなりのペナルティーは覚悟してもらわないと。

 にしてもだ。この無用の長物、一体何としよう。明日はボーナスの支給日。フロントカバーをひっくり返して、その上に刺身(イワシ)でも盛って食べることにするか(←すてばち&ヤケクソ)。

7月2日(金)流血2題

 泊まり明けの早朝更新。夕べは事件事故がなく、いたって平穏な当直だった。が、社内では大騒動が起こった。私が働く横浜支社には、印刷工場から午前零時ごろ早刷りの新聞が届くのだけれど、昨晩は午前1時を過ぎてもそれが届かなかったのである。発送トラックが事故に巻き込まれたのではと編集フロアは蜂の巣をつつく騒ぎとなった。私は高速警察隊や印刷工場がある所轄警察署などに電話をかけまくった。が、それらしい交通事故は1件もなし。最後にレイアウト部門の親分がトラック運転手の自宅に電話。そしたら運転手はベロベロに酔っ払って自宅で寝ていた。運転手の命に別状がなくてよかったが、今晩あたり流血騒動ぐらいはあるやも。

 カイシャは最近、編集フロア内に2台の監視カメラを設置した。社内で盗難事件がたびたび発生するので、それを防止するための措置らしい。不審者をチェックするために出入り口にカメラをセットするならまだしも、カメラのレンズは室内の記者たちに向けられているから驚きだ。これは恐るべき事態。カメラを向けられた中で仕事をするなんて、私にはどうにも耐えられない。

 カイシャに対し記者有志で抗議アクションを起こそうかと考えたが、5月の一件(同月10日の日記参照)のようにまたまた私が言いだしっぺになるのも気がひけたので、しばらくみんなの様子をうかがっていた。が、社内からは何のアクションも起きる気配がない。こうなりゃ仕方がない。今回は有志を募らず、自分ひとりでカイシャに文句を言うことにするか。ということで私はこれから総務まで足を運び、「監視カメラやめて!」と直訴するつもり。こっちも流血の事態か。

ではまた来週。

【次週の予告】

びし記者、まんまと監視カメラの網にかかる。うそうそ (^o^;)。

7月4日(日)オレバカを読んでから目通ししてくだされ

 土日は日記を書かない、とか言いながら、またまた休日更新です。EINは週末も目が離せません。毎日チェックしましょう(休日更新の代休は、8月にバッチリ取るつもりですが)。

 昨日はオレバカの新作もアップしました。今回は5月8日の日記でご案内したネタなのですが、更新が遅くなってすみませんでした。

 それにしても、電話取材の相手が自分の住むマンションの住人だったなんて、こういう偶然は奇跡に近いことです。プライバシー保護の観点から、役所は本人の承諾がない限り、個人情報を第三者に教えることはありません。今回の場合はくだんの鈴木さん(仮名)が電話取材を了承してくれたため、保健所が鈴木さん宅の電話番号を私に教えてくれたのですが、電話をかける段階では区内在住であること以外、私には鈴木さんの詳しい住所が分からなかったのです。宝くじは絶対に当たらないのに、どうしてこういうオレバカ話が私にばかり舞い込むのか、まったく不思議でなりません。

 で、管理組合の件ですが、次の役員改選までに私は田舎の支局に異動になりそうなので、結局はやらずに済むのではないかと楽観視しています(あくまで希望的観測ですが)。しかしながら、町ダネ記者の私が自らの地域活動をお座なりにしていていいのか、という鈴木さんの厳しい指摘は、実際のところ耳が痛かったです。そこで私はこれまでの生活を見直し、まずは隣家の美人妻と交流を深め、これをもって地域活動に代えようと思うに至りました。小谷夫人(仮名)、これからはうんと仲良くしましょうね(←結局反省がない)。

7月5日(月)「面白くない人間」の苦悩

 いつだったか、私と同じようにお笑いサイトを開設しているご婦人からメールを頂戴し、共通の話題で「盛り下がった」ことがある。

 「『面白いホームページを作る人は、面白い人に違いない』と思われて、すごく困ることがある」と。

 くだんのご婦人は閲覧者とのオフ会で、何か面白いことを言わなければ、と気負いまくったことがあるらしい。そんな経験を通じて「私は面白い人間じゃなくて、面白い話が好きなだけなのだ」と悟ったという。

 私の場合は、自分が杓子定規で堅物で神経質で頑固で怒りっぽい性格であることを認識しているので、自分自身を面白く見せようという気持ちはない。それでも私のことを「きっと面白い人なのだろう」と誤解されている閲覧者さんからハイテンションでギャグたっぷりのメールを頂戴したりすると、「一体どう返答すればいいのか」と苦悩することがある。結局のところ自分のペースを崩さずに、淡々としたメールを書き送るより他に、私には手がないのであるが。

 前にも日記に書いたけど、もう一度申し上げたい。私はバカ話は書きますが、本人は全然面白い人間じゃないです。せっかく楽しいメールを書き送って下さっても、つまらない返事しか出せない私を、どうかお許しください。お笑いホームページと作者のパーソナリティーは、決して同じではないことを、ご理解ください。

 私は思うのだが、もしお笑いサイトの主宰が一堂に集まったならば、それはそれは通夜葬式のように辛気臭いオフ会になるに違いあるまい。だれかがそういう暗いオフ会を企画してくれるならば、私はぜひ参加したい (^o^;)。

7月6日(火)メダピー

 昨晩こんな情報提供の電話があった。

 「メダカとグッピーを同じ水槽に入れて飼っていたら、体の前半分がメダカで、うしろ半分がグッピーの子供が生まれた」

 こなたメダカは卵生魚、かたやグッピーは胎生魚。そんなアホな話があるだろうか。情報提供者のおじいちゃんは「詳しい話はメモに書いた。それをファクスで送りたい」というので、とりあえず番号を教えた。

 が、それから一日経ってもファクスは送られてこない。私は情報提供をはなから信用していなかったが、それを察したおじいちゃんは気分を害してファクス送信をとりやめたのか、それとも自分の間違いに気がついたのか。いずれにせよ、メダカは固有種の絶滅の危機が叫ばれているので、こういう町ダネは感心できない。もし「メダピー」が事実だとしたら、嫌だなあ…。

 「連絡先はファクスに書いてある」とおじいちゃんが言ったので、住所や名前は聞き出さなかった。が、こういう事態になると逆に、一度現物を見てみたいという気持ちがムクムクと頭をもたげてくる。おーい、おじいちゃん。早く「メダピー」のファクス送ってくれーい!

7月7日(水)寿命短縮35分

 重いバッグを2つも抱えながら、酒に酔って半分眠っている知人を不憫に思い、私はそのうちの1つを持ってあげて一緒に東急東横線に乗り込んだ。が、私はそれを網棚の上に置き忘れたまま、知人と一緒に電車を降りてしまった。そして自分のヘマに気づいたのは帰宅後。すっかり酔いがさめた知人からの電話で、だ。

 私は大慌てで終点の渋谷駅に電話。だがバッグは届いていない。続いて始点の桜木町駅に電話。ここにもバッグは届いていない。バッグの中身は精神保健関連の難しい本ばかりで、金めの物は何も入っていない。くだんのバッグは網棚の上にのったまま、渋谷と桜木町の間を行ったり来たりするのだろうか…。

 と、ここまで日記を打っていたら、知人から再び電話。途中駅の元住吉でバッグが無事「保護」されていたという。よかったああ〜。オレバカも自己完結しているならまだましだが、人様を巻き込んでしまっては問題大ありだ。今件で私の寿命は、少なくとも35分は縮まったに違いない。桜木町から渋谷までの片道所要時間(急行)である(^o^;)。

7月8日(木)「メダピー」は先祖がえり

 6日に紹介した「メダピー」に関して、ある閲覧者さんから今朝、こんなメールが届いた。

 メダピーですが、恐らくグッピーの先祖がえりだと思います。グッピーは胎卵生で、簡単に増やせます。しかし、何世代かこれを繰り返すと、先祖がえりを起こすことがあります。その結果、グッピーの先祖形、すなわち、メダカみたいな地味なグッピーが生まれます。体の前部分は何の模様もなく、後ろにちょっと模様が入ります。恐らく、おじいさんはそれをみて、合いの子だと思ったのでは? と推測します。

 へええー、こんなことがあるとは知らなかった。淡水魚の専門家に問い合わせをしても、やっぱり同じ答えが返ってきた。おじいさんはなまじメダカとグッピーを同居させていたからびっくりしたのでしょうな。お仕事は何か存じませんが、Iさん、どうもありがとうございました。

7月9日(金)そびえ立つハードル

 今日は実家に戻るので、朝のうちに日記を更新してしまおう。

 入院から3カ月が過ぎたが、母はいまだに退院できない。見た目はすっかり元気なのだが、血液検査の数値があと一歩のところで「退院基準」をクリアできずにいるのだ。今まで快調にハードルをぴょんぴょんと跳び越えてきた母だったが、最終ハードルは思ったより高かった。

 で、今日から3日間、母は外泊を許されたので、私も実家に戻ることにした次第。家族も凹んでいるが、一番まいっているのは母。そんな中で私には「平然としていること」以外、手はないのである。

 こういうエンターテインメントのホームページを作っている人間にも、心の奥底には「透明な哀しみ」がある、ということを閲覧者諸姉兄にはよ〜くご理解いただきたい(←そんなことだれも認めないので、この際自分で言う (^o^;))。

ではまた来週。

【次週の予告】

びし記者、取材と称して高校野球見物も、現場の同僚記者に密告され、会社にシボラレる。

7月12日(月)歳時記裏話

 新聞記者をやっていると、自分の意思に反して絶対にやらなければならない取材というのがついて回ります。その最たるものが、高校野球の取材ではないでしょうか。EINの閲覧者さんの中には、新聞記者志望の方も少なくないようですが(私は反面教師。彼らの「指導者」はどこか別のところにいるようです)、そういった方々にお勧めしたいのは、簡単なスコア付けの方法を学んでおくことと、今から野球関連の記事をよく読んでおくことです。実は私も野球には全く興味がなかったクチなのですが、それではマズイと思い、入社に際して懸命に野球を勉強したのです。

 で、オレバカ歳時記の7月号が本日、仙台、大阪の両出張所でアップされました。今回のテーマは高校野球の県予選大会。私の失敗談というよりも、7年ほど前に横浜で活躍したT選手の話題を軸に据えています。T選手の正体については8月号の歳時記でヒントを出そうと思いますが、実際のところ、自分が取材した高校の選手が大学やプロに進んで活躍するのを見るのは、非常に楽しいものですよ(半面で、自分が着実に老いていくのを実感する作業でもありますが)。

 ではまた来週 (^o^)。

って、今週はまだ始まったばかりなのね(ii)。

7月13日(火)あしたがあるさ

 今日は高校野球見物、じゃねえや、高校野球関連の特集取材をするために、某球場に一日詰めるはずだったのだが、雨にたたられて予定がパーになってしまった。

 仕方がないので来週分の原稿を前倒しで打ち、会社が終わってから盛り場(死語)に足を運び、かねてから欲しいと思っていた坂本九(物故者)のベストアルバムをCD屋で購入する(笑いたければ笑ってくだされ)。

 自宅に戻って買ったばかりのCDを聴いていたら、奇しくも天国の九ちゃんに激励された。

 「あしたがある、あしたがある、あしたがあるさ」

  しかしながら、明日も横浜は雨らしい。そして締め切りはあさって。特集記事は一体どうなることやら…。

7月14日(水)「盗撮」されてたのね(恥)

 案の定横浜は雨。しかしながら時折晴れ間ものぞく変な天気だった。高校野球の予選大会が行われている某球場に電話を入れると、「開催の方向で動いています」との返答。

 早速球場に足を運ぶ。といっても私の取材内容はゲームそのものではなく、大会運営を陰で支える高校生補助員の仕事振りだ。グラウンド整備や球場アナウンスなどをする生徒たちの写真を撮り、話を聞いて、取材はつつがなく終了した。よかった〜、これで締め切りに間にあったぞ。

 さあカイシャに戻るか。と思ったら、球場詰めの記者に呼び止められる。え? どうせなら昼飯も食べていけ? 飯代はカイシャの負担? そんな、いいよ、いいよ! 食べていってもいいよ(^o^;)。

 記者席で試合を見ながら出前の飯を食べる。んめえ〜(ヤギかよ)。久々の肉類でエネルギーがついたぞ。どうもごちそうさま〜。

 で、カイシャに戻ると同僚らがニタニタ笑いながら私を見ているではないか。何だ? 「どうだった? 昼飯付きの高校野球見物は」「え!? 見物というのは語弊があるけれども、どうして私が球場で飯を食べたことを知っているの?」「試合を生中継しているテレビに、お前が記者席にデンと座って飯を食っている場面がバッチリ映っていたんだよ。あれは重箱だったから、今日の昼はウナギか? いいなあカイシャの金で」「違わい、上カツドンだいっ! 正しくはカツ重だけど…」

 センター方向のテレビカメラが撮影した打者の背後に、私の姿がばっちり映っていたらしい。チキショーメ! 私は憎むべき盗聴法案に加え、メディアによる「盗撮」にも大反対だ! マスコミ内部から声を上げて、断固闘うぞ!! って、今件はただただ私がウカツなだけだったのね(ii)。

7月15日(木)そういうことなら今回は

 新聞各紙は9月1日前後に、地震防災関連の特集や連載記事を掲載する。私のカイシャでは暗黙のうちに、阪神大震災の現地取材を経験した私がそれを担当することになっていた。もうそろそろ企画書をまとめないとヤバイなあ、などと思っていた矢先、今年は私抜きで防災連載の企画が着々と進んでいることを知らされた(といっても上司から直接通達されたわけではない)。今まで地震といえばカイシャは何でもかんでも私に押しつけていたのに、一体どういう風の吹き回しか。その理由をいろいろ考えてみた。

 1・びしの取材チームは本来3人のところを2人でやっているから、このうえ防災連載をさせるのは可愛そうだ。今年は別の人間にやらせよう 2・びしは母さんが入院していることでもあるし、今年の防災連載は別の人間にやらせよう 3・びしの書く防災連載はつまらないから、今年は別の人間にやらせよう 4・びしは社の幹部に逆らってばかりいるから、仕事をほそう。今年の防災連載は別の人間にやらせよう 5・カイシャは特に何も考えていない

 該当するのが何番でも構わないのだけれども、そういうことなら今回は、外で書かせてもらうことにするか。実は私は既に防災連載のアイデアを練り、関係者に話を持ちかけ、取材の下準備を進めていたのである。

 今日は関東地方で震度3の地震があった。閲覧者の皆さんには、自分の住まいでできる限りの防災措置を講じておくことをお勧めしたい。いつドデカイのがやってきてもおかしくない状況ですけん。

7月16日(金)海よりも深く

 昨夜のこと。編集フロアにある私専用の書架から、横浜の市史が忽然と姿を消していた。分厚い本で、買ったらすごく高いのだ。(人の書架から無断で本を持っていくような不心得者は許せない。見つけ次第ぶっ殺す!)。私は怒りに打ち震えた。

 ところが、だ。今朝実家に足を運んだら、くだんの本が居間に転がっているではないか! ああそかそか。外泊で一時帰宅した母に付き添いながら実家で原稿を打ったときに、この本をカイシャから持ち帰ったのであった(^o^;)。盗難防止の監視カメラ設置に反対してカイシャに牙をむく人間が、こういう愚挙を演じてよいのでありましょうや。今回ばかりは海よりも深く反省している。いっそ散髪屋でアタマを丸めることにするか(おい、見つけ次第ぶっ殺すんじゃなかったのか?)。

ではまた来週(ii)。

7月17日(土)涙くんさよなら

 先日購入した坂本九のベストアルバムのうち、「涙くんさよなら」にリピートをかけて、自宅で延々と聴いている私です。この曲が横浜ベイスターズ応援団のテーマソングになっているところが、横浜ファンの心理状態をよく表しているようで興味深いです(私は横浜ファンというわけではなく、昔からこの曲が個人的に好きなだけなのですが)。もう30年以上も前の曲なので、聴いたことがないという閲覧者さんの方が多いのでしょうね(最近はリバイバルがあったらしいけれども)。とりあえず詩だけでも紹介しましょうか。

歌詞をHPなどのオープンスペースで使うと、JASRACがうるさいそうです。

 という閲覧者さんからのメール。はいはい削除しましたよ(7月19日)。これでいいですか? 最近は校閲だけでなく、検閲まで入るのか、このHPはよぉ…。

7月18日(日)エスニック鉄火丼(無精な母のための料理教室1)

 今日は自宅に来客があったので、手料理をふるまう。「マグロとアボカドのエスニック鉄火丼」。思った以上に評判が良かったので、こちらも作ったかいがあったというもの。加熱調理をしない夏の料理で、簡単なうえにすごくおいしいので、ぜひ一度お試しくだされ。レシピは次の通りです(2人分)。

 ・マグロ赤身150g ・アボカド1個 ・トマト(小)1個 ・A(しょうゆ大さじ3、レモン汁大さじ1) ・輪切り唐がらし少々 ・ご飯丼2杯分

 1・アボカドとトマトを小さめの乱切りにし、同じ大きさでマグロをぶつ切りにする。これを合わせてAをほんの少しかけてあえ、味をなじませる。 2・さめたご飯(酢飯ではなく普通の飯)をカレー皿(丼よりも雰囲気が出る)に盛り、この上に1を合わせてのせる。さらにこの上に唐がらしをまぶし、Aの残りを回しかける。唐がらしの代わりに、Aにワサビを少々混ぜてやってもよい。あとはスプーンでもりもりとかっこむだけ。

 レモンの風味は思いのほかマグロと相性がよく、とても清涼感があります。アボカドが苦手な人でも、これなら食べられます。ちなみにエスニック鉄火丼に合わせる汁物ですが、これは和風の方がいいです。すまし汁とかみそ汁とか。で、今日はアサリのみそ汁にしてみました。あとインスタントの卵スープやワカメスープなんかも合いそうです。

 このHPの閲覧者さんにはお母さんが多い。読んでお得な情報も盛り込まないと。よし週末は「びし料理」のレシピでも紹介するか(おい、週休2日はどこに行った?)。

7月19日(月)悲しいけれども

 高校野球の選手ではなく、大会を陰で支える高校生補助員にスポットを当てた原稿を書き(14日の日記参照)、当該記事は土曜日に掲載された。読者からの評判も良く、書いてよかったなあ、と。

 で、系列会社の社長さんから今日、「あの記事で使った補助員の写真を貸してくれないか。他にも使っていない写真があれば、それも貸してくれ」と頼み込まれる。わけを聞くと、高校野球関連の書籍を出版するので、補助員さんのコーナーを1ページ設けたいのだという。ああ、それはいい話だ。選手だけが高校生じゃないからね。私にできることなら喜んで協力しましょう。

 ところが! さらに事情を聞くと話には「裏」があった。くだんの書籍に掲載されるはずだった広告が1ページ分、取れなくなってしまったのだという。

 ああそうか、広告が取れなかった穴を、私の写真で埋めようという寸法か。広告が取れない厳しい実態も、私がその穴埋めをしなければいけない状況も悲しいが、補助員さんたちの活躍がより多くの人の目にとまるのであれば、それはそれでいいかな、と自分を納得させるより仕方がない私であった。

 しかしこの社長さんもアホだなあ。広告の「穴埋め」だなんて知らされたら、記者は一体どういう顔をして対応すればいいんじゃ…。こういう顔→(ii)。

7月20日(火)日記1周年

 この日記を始めてから丸1年が過ぎました。私は大のウエブ日記嫌いなのですが、そのころ米国に留学していた閲覧者さん(しばしば登場する「影の担当医」)から、「EINだけが楽しみ。もっと更新してほしい」との要望を受け、ならばと「隠し日記」を始めたのです。で、私はその半年後、こうして皆さんに目を通していただけるように、日記をオープンにした次第です。私にとって、EINのメーンディッシュはあくまで本編であって、日記は「刺身のつま」に過ぎません(でもいい加減には書いていません)。つまらない日の方が多いとは思いますが、本編更新までのつなぎとして、どうかご勘弁くだされ。

 今日は非番だったのだけれど、気にかかることがあったのでカイシャに足を運んだ。1週間前に私が出稿した記事が、今日になっても掲載されないのだ。催し物の告知記事で、大した行数でもない。開催日が目前に迫っているというのに、どうして載らないのだろう。

 原因をカイシャで調べてみると、私が送信した原稿は当日のレイアウト担当に見逃され、サーバーの片隅で放置状態になっていることが判明した。目がくらむほど腹が立ったが、当日のレイアウト担当が今年入社した新人さんと聞き、私は怒りの矛先をおさめることにした(一応本人にはクレームをつけたけれども)。「異変」に気づきながら「紙面がいっぱいで後回しにされているのだろう」とタカをくくっていた私の方が悪い。それにしても、どーしてこういう事態が私にばかりふりかかるのであろうか。まったく不思議でならないよ…(ii)。

7月21日(水)不本意ながらも

 母の退院のめどが立ち、来週にも実家に戻ってくることになった。これで病院と自宅の間を行ったり来たりする面倒がなくなるかと思うと、ほっとするわい。それに加え、多額の出費を覚悟していた入院治療費も、差額ベッド代が手術直後の個室にかかるだけで、あとは高齢者の医療費控除であらかた還付されることになり、母が加入していた保険の入院特約もあって、ほとんど金がかからないどころか、かえって黒字になることが分かった。母は「入院成金」となり、「余剰金は私のものだ。これは『痛み代』だ。お前たちに使わせるものか!」と息巻いている。ま、いずれにせよ、良かったよかった。

 で、8月半ばに母の静養を兼ねて、家族そろって長野の野沢温泉に出掛けることになった。私も強制的に夏休みを取らされ、同行することになった。しかしその間も仕事はしなければならない。仕方がない。取材は前倒しで済ませ、長野から原稿を送信すればいいか。しかし、カイシャで使っているIBM社のノートパソコンは、重くて持ち運びに不便。私が個人的に使用しているアップル社のパワーブックも、モーゼが神様からたまわったという「十戒の石版」のごとき非常識な重量だ。これは一体何としよう…。

 そこで私は意を決した。横浜駅西口のビックパソコン館に足を運び、不本意ながらも軽くて小さいソニーのバイオノート「PCG−C1S」を購入した。さらに断腸の思いで外付けCDロムドライブも買い求めた。長野は冬季オリンピックによるインフラ整備がなされたとはいえ、宿泊予定の民宿かいわいにISDNの公衆電話があるとは思えない。ええい、ここはポイントカードを行使して、清水の舞台から飛び降りる気持ちでモバイルカードをゲットじゃ。携帯電話は家族のものを借りればいいや。それに長野滞在中とはいえ、EINの閲覧者さんは日記の更新を楽しみにしているに違いない。ならば暴走機関車の行く手に身を投じて乗客の命を救ったキリスト者のごとく(三浦綾子「塩狩峠」参照)、同じくポイントカードを行使してホームページ作成ソフトをわが物に。

 「マック派」の同僚記者らはこの日記を読んで、私を「裏切り者!」となじることだろう。しかし私はただの一度たりとも「マック派」を標榜したことなどない。パソコンなんか何だっていいんだも〜ん。肝心なのは「パソコン」ではなく、「パソコンによって生み出される物」なのだ。リンゴも窓もない。パソコンはパソコンなのである。

 さてこの日記を打ち終わったらバイオノートを開梱し、マニュアル片手に操作方法を学ぶとするか。ルンルン。いやもとい、悶々…。

7月22日(木)追悼記事は己(おのれ)を語る

 戦後を代表する文芸評論家の江藤淳さんが21日に亡くなり、後輩のS記者が追悼記事を書いた。

 S記者が江藤さんを初めて取材し、恐る恐る名刺を差し出したとき、江藤さんは辛口の批評とは裏腹に非常に柔和な応対で、それがS記者の印象に強く残ったのだという。江藤さんの居住地である鎌倉市政を厳しく批判する「わが社」の新聞を、江藤さんは手放しで称賛したらしい。「次に会ったら取材抜きで、いろいろな話を聞きたいなあ」。S記者はそう願ったものの、結局2度目も取材。しかもそれは今日だった。S記者は棺におさまって自宅に運び込まれる江藤さんに、シャッターを切り続けたのだという。

 こういう話は記者にはつきものなのだが、それを淡々と書き綴ることで取材する側の悲哀を伝えたS記者の短文はあっぱれだった。変な言い方だが、追悼記事は亡くなった人を語りながら、記者が己を語るものでもあるのだ。

 私もかつて会社の文化部デスクに命ぜられ、一度だけ追悼記事を書いたことがある。故人は映画俳優の笠智衆。でも結果はボツ。なにより相手が偉大すぎた。笠さんにまつわるオレバカ話もあって、EINにアップしたいのだけれど、私には故人を通して己を語れるだけの技量がないからなあ…。

 【おまけ】私は中学時代、「君が代」を米国国歌の節回しで歌い、担任教諭から怒鳴り散らされた経験がある。「君が代」2コーラス分の歌詞はなぜか、「星条旗」のメロディーにぴったりとはまるのである。あなたも一度試してみなはれ。怒り(そうでない人もいるでしょうけれども)を込めて。

7月23日(金)お次はスケルトンの「石版」かいな…

 今日は会議の後に飲み会に突入するという話なので、朝のうちに日記を打ってしまおう。

 アップル社の新型ノートパソコンが発表された。昨日は同僚らが次々と私のところへやってきては、「ねえねえ知ってる?」。来るな。

 いやー、実はバイオノートとは別に、「アイブック」も出たら買おうかと思っていたのだけれど、基本仕様をチェックして、やめた。キーボードにゴムの皮膜がかかっていては、快適なキータッチは望むべくもない。PCカードスロットがないとなれば、原稿送信には不向き。あまつさえ重さ3キロとあっては、持ち運びができないやんか。もう×。

 とか言いながら私は年末あたり、「不本意ながら『アイブック』を買った。断腸の思いで外付けFDも」などと日記に書くかもしれない。私は自他共に認める卑怯者だ。が、言っておくけれども、私は決して「マック派」などではない。「マックシンパ」に過ぎないのである(どこが違うんじゃい!)。

ではまた来週。

7月24日(土)カツオのガーリックたたき丼(無精な母のための料理教室2)

 今日は暑かったー。土用の丑の日だし、ウナギでも食べようかな。と思いましたが、私は意表を突いてカツオにしました。ガーリックたたき丼。作り方は簡単ですので、一度お試しくだされ。

 フライパンにサラダ油をたらし、スライスしたにんにく(好きなだけ)を中火で炒めます。香りがついたらにんにくを取り除き、そこに作取りのカツオをぶち込んで、軽く焼き目をつけます。今度はしょうゆと酒を1対1の割合(2分の1カップ程度)でフライパンに入れ、弱火でカツオにからめて味をつけてやります(あまり焼きすぎないのがコツ)。で、こいつを冷蔵庫でしばらく冷やしてから適当な厚さに切り、さめたどんぶり飯(温かくても構わないけど)の上にのせ、そこに炒めたにんにくをまぶし、フライパンの底に残っているタレをかけてやれば出来上がり。あとはかっ込むだけ。うまいっすよう。

 これなら旦那も子供もモリモリ食べます。残ったカツオは家族が寝静まった後、奥さんの酒の肴にでもしてくだされ。 

 しかしなぜEINの閲覧者さんには「お母さん」が多いのだろうか。謎だ…。

7月26日(月)お笑い経験則

 横浜市立盲学校は夏場、プールを視覚障害者と地域住民に開放してくれて、障害者と健常者が一緒になって水遊びを楽しんでいるという。こういうさりげないノーマライゼーションは歓迎すべきものだ。私は1週間ほど前にアポイントの電話を入れ、あす27日に取材をすることになっていた。ところが天気予報では、明日の午後に一時雨が降るという。これはマズイ、雨が降ったらプールは中止になる恐れもあるのでは。そこで私は電話を入れ、「今日のうちに取材をさせてほしい」とお願いした。ところが先方は、「プールの担当教諭がいないので、約束通り明日にしてくれ」と言う。私は「とりあえず写真だけでも今日撮らせてほしい」と食い下がり、「明日でも問題はないでしょーに」という職員を説き伏せて盲学校に足を運ぶことにした。お天気に左右される写真取材は万難を排した方がいい、というのが私の経験則だからだ。

 ところが。またもお約束の大どんでん返しが待っていた。盲学校にあるのは、室内プールだったのである。市立学校のプールは屋外、と勝手に決めつけていた私がアホだった。何が経験則なものか(ii)。

 今日やっと母が退院できた。ヘビーな4カ月であった。この間、激励のメールをくださった皆さんには、この場を借りて御礼申し上げたい。

7月27日(火)聞かせること、読ませること

 腹話術師のE子さん(オレバカの「太郎が俺を憎む」参照)が「落語の券が1枚余ったので一緒にいかないか」というので、「太郎を連れてこないなら」という条件付きで寄席に足を運んだ。

 春風亭柳昇師匠と昇太さんの親子会(といっても親子ではなく、師弟関係)で、2人はそれぞれ新作2席を熱演した。昇太さんの噺(はなし)は時事性に富んでいて、私なんかよりよほどジャーナリスティックだなあと己(おのれ)を恥じ入る。柳昇師匠も年齢を感じさせない若々しいユーモアで、大いに笑わせてくれた。でも前座の人の噺は、全く覚えていない。

 ただ落語を聞いて笑っていればいいや、と思っていたのだが、人の気持ちをぐいぐい引っ張って最後まで噺を聞かせる技術(あるいは努力)は、人に最後まで文章を読ませる技術と非常に似ているなあ、と実感した。私なぞは落語の世界でいえば、前座のトバクチなのであろう。精進せねばと大いに反省させられた(落語を聞いて真顔になってどうする)。

 それにしても、E子さんはなぜ私を誘ってくれたのだろうか。いろいろな意味合いにおいて、胸がドキドキしてきたぞ(^o^;)。

7月28日(水)ユニオン嫌い

 組合の定期大会が開催され、次期役員が選出された。この時期になると毎年、「ねえびし君、組合役員やってくれないかなあ」という打診が私のところにあるのだが(毎年断っているけど)、今年は珍しく何もなかった。その理由を考察してみる。

 1・あいつはお母さんのことがあるから、今回はパスしよう。 2・あいつは組合民主主義にもとる査定導入論者らしいから、パスしよう。 3・あいつは最近会社に反旗を翻したから、話し合い路線には不向き。パスしよう。 4・あいつは組合の規律を乱すから、パスしよう。 5・別に何も考えていない。

 まあ、どれでもいい。カイシャは社員全員が組合員になるというユニオンショップ制を取っているが、私はやる気がある人間だけが組合員になるオープンショップ制の支持者なので。組合がオープンショップ制を取るならば、役員でも何でも喜んで引き受けるのだけれどもなあ…。

7月29日(木)疲弊する(?)バイオ派

 どこででも原稿が打てるようにとソニーのバイオノート(C1−S)を購入してから、1週間以上が過ぎた。そして私は今、買わなければよかったとひどく後悔している。持ち運びに便利過ぎるのだ。

 そんなわけで会社はもちろんのこと、移動中の電車の中で、自宅で、実家で、延々と原稿を打ちまくる生活になってしまった。加えて私はこの日記の更新にもバイオを使っており、いまや1日16時間も小さな液晶画面とにらめっこをしている勘定になる。アホだ。

 なまじ軽量ノートパソコンが手元にあると、働くときは働く、休むときは休む、といった生活のメリハリがなくなってしまうから怖い。カイシャにはバイオ派が8人いるが、なんだかみんな疲弊しているような気がする(苦笑)。ノートパソコンには持ち運びに不便な重さがあった方がいいのかもしれない。よし、アップル社から「アイブック」が出たら、くら替えしよう(←ほら始まったよ…)。

ではまた来週。

ってまだ1日残ってたのね(ii)。

7月30日(金)オフ会中継

 なんだかんだ言いながらも、やはりバイオノートを持ち歩いている私。今は午後7時。東海道線の車内で、ちょうど多摩川を渡ったところだ。私は電車の中で日記を更新している。今日は東京でオフ会がある。相手は常連閲覧者のNさん。某社の社内報を編集している人らしい。もしかしたら「金属男」の異名を持つメールマガジン「R」の編集長も来るかもしれない。2人は仲良しらしい。

 そうこうしているうちに、東京駅・八重洲地下中央口の「銀の鈴」に到着じゃ。さあてNさんはどこにいるのかなあと周りを見渡すと、ぱーっとこちらに走ってくる人が。おお、Nさんだ。JPEGで送ってくれた本人の写真と全くおんなじだ。当たり前か。「金属男」は来なかった。

 で、あいさつを交わしてから東京駅近くの牛タン屋に入る。ここで仕事の話、プロ野球の話なぞをしながら酒を飲み、私は酔っ払ってしまった。ああもう続きを書けない。あとはNさんに書いてもらおう…。

 あ、どうも。Nです。私も酔っ払っているので書けませ〜ん。バイオ薄い。すごい。でもキー小さい。牛たんおいしい。びしさんのひげは濃いです。数日間軟禁したいです。

 いきなり場面は自宅。バイオは電池の持ちが悪く、途中で動かなくなってしまったのだ。こっちもこっちで体が動かなくなってきたぞ。眠い。意識がなくなろうとしていたそのとき、

「バッテリーの充電が完了しました」

 ご婦人の声がして慌てて飛び起きた。だが周りにはだれもいない。私を起こしたのは一体だれなのだ。時まさに午前2時。バイオを使うとろくなことはない。恐怖にかられながら、私は日記の更新を終える。

ではまた明日(ってをいをい…)。

7月31日(土)趣味とはいえ、バカも休み休み言うことに

 今日は京浜急行の快速特急車内で日記の更新(こいつアホだよ)。

 私がこのホームページをやっていて一番トホホなのは、まじめな話を書くと閲覧者さんに嫌がられることです。「日々の仕事は真剣に取り組んで当然でしょうけど、趣味で作っているEINは娯楽に徹してもいいのでは」といった具合に。にしても、ホームページでまじめなことを書いて人から嫌がられる記者なんて、私ぐらいなものではないでしょうか(泣)。

 あと切ないのは、腹立たしいニュースがあった日の日記の更新です。東京高裁は昨日、オウム真理教・松本智津夫被告の主任弁護人、安田好弘さんの保釈決定(東京地裁)を、検察側の抗告を認めて却下してしまいました。これで3度目。今度こそは安田さんも保釈されるだろうと思っていた私は、驚きと怒りを禁じ得ません。こういう日の日記の更新は、気分的にすごく辛いのです。

 で、私は精神衛生上、悲しいニュースや腹立たしいニュースがあった日は、日記の更新を控えることにしたいと思います。閲覧者各位のご了解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 安田さんの一日も早い保釈を祈ります。