11月1日(日)オレバカ新作 近日中に
勤務なし。私は休日でも働いてしまう性分なので、今日は仕事をするのも仕事のことを考えるのもやめようと自分に言い聞かせ、ペンもノートもカメラも持たず外に出た。ああ気分がいい、と言いたいところだが、オフ会でもカラオケでもメモを取らずにはいられない私だ。やっぱり手ぶらは気持ちが悪い。
案の定その不安は的中し、出かけた先でとびきり面白いニュースにでくわした。しかもカメラとノートがあればその場で簡単に取材が済む話だった。 「まあいいか、明日にでも関係者を取材すればいいや」 そう思った矢先、スッと見覚えのある顔が私の前を横切った。それは他紙の記者だった。彼は関係者を呼び止めて話を聞き、写真を撮り、意気揚々と引き揚げていった。 「ヤラレタ」 先を争うような社会性の強い話ではなく、どちらかと言えばほのぼのとした話題なのだが、死ぬほど悔しい。他紙の記者にではなく、丸腰で右往左往する自分自身のバカさ加減に対してだ。ま、事の顛末は近々「オレバカ」で紹介します(悔しい半面、これで「オレバカ」の新しいネタが仕込めたぜ! と喜ぶ記者失格の私であった)。お楽しみに。
11月2日(月)昨日の続き
昨日ご案内のとおり、手ぶらのせいで他紙に持っていかれた面白いネタが、先方の新聞(朝刊)で記事になっていた。だが写真は大ピンボケ、おまけに裏付けを取らずに書かれたらしく、文章は事実誤認のオンパレード。当該記事をめぐって関係者とその周辺は大騒ぎになり、先方の新聞社に対して抗議行動に出るという。そして(ああ、やっぱり昨日は手ぶらで良かった)と舌を出していた私にも、「火の粉」がふりかかってきた。
「びしさん、あの新聞社ダメだ。びしさんにきちんとした事実を書いてもらって、軌道修正をしてもらえませんか。お願いしますよ」
「冗談じゃない、自分のチンチンはちり紙でぬぐっても、他紙の記者の尻ぬぐいを何で私がしなければいけないんだ。殺すぞ!」 とは口が裂けても (^o^;)。
向こうに言われるまでもなく、記事は既に書き上げていた。それにしても「オレバカ」どうしよう。上下の2回に分け、上をスタンダードな笑い話しにして、下をその後の騒動にしようかな。それとも愉快な部分だけにしようかな。悩む私であった。具体性を欠く話でし〜ましぇん。
11月3日(火)オレバカ本編、明日アップ
休日返上で取材(写真撮影のみ)。横浜スタジアムの優勝パレードが終わった時間帯だったので、横浜市心部は人だらけ。しまった。パレードの最中は観衆が沿道に釘付けになっているから、その隙を見計らって出かければよかった。でもそのころ自分は何をしていたのかというと、自宅のテレビでパレードの模様を観ていた(^o^;)。興味はなかったが、パレードで大きな事件事故が発生したら会社か現場に行こうと警戒していたのだ。ホント。でも大きなトラブルがなくてよかった。
今日からオレバカの新作を打ち始める。前段の部分でかなりな量になってしまったので、「前ぶれ」として一旦アップする。「オレバカ早くしろ」という催促が相次いでいたので。引き続き本編を打っているので、でき次第アップします。間違いなく明日までに。前ぶれ、本編、後日談と、全3回くらいになる予定です。
11月4日(水)メール応対に疲労コンパイ
閲覧者のAさんからメールをもらう。
「私の知り合いで新聞記者をしているBさんがホームページを開設していますので、リンクをしてあげてください」
私は道義上、AさんではなくBさんにメールを出す。
「こういう勧めがAさんからきているので、リンクさせてもらいます」
Bさんから返事。
「リンクの申し出はひじょうにありがたいですが、見送りにしてください」
私は一体何なんだ!? Bさんのホームページを閲覧すると、Aさんのホームページが「同業者」としてリンクされていた。自分も新聞記者じゃんか。Aさんにメール。
「貴兄のホームページもぜひEINでリンクさせてください」
Aさんからはどういう返答をいただけるのだろうか。
新作アップで校閲メールも相次ぐ。間違い指摘はとてもありがたいが、どうせなら新作の感想も書いていただけるともっとありがたい。
11月8日(日)NHKテレビにびっくり
別れの朝2人は さめた紅茶飲みほし さようならの口づけ 笑いながら交わした… 昨日は最悪の土曜泊まり。どうして会社は私につらい仕打ちばかりするんじゃ!
大きな事件事故はなく、交替番がくるまで会社でボケッとする。つけっぱなしのNHKテレビから、「関東甲信越 小さな旅」というシリーズもののテーマ曲が流れてきた。好きな番組なのでふと目をやると、今回の取材場所は「横浜・●●かいわい」とある。げっ、●●って私が生まれ育って今も住んでる町じゃん! 近所にはNHKの関係者が結構住んでいるから、手近なところで取材を済ませたのか。
「未来都市・MM21地区に近くにありながらも、開発を免れた町です」
いいえ、正確には開発から取り残された町です。きちんと事実確認せい!
「日本一の高層ビル・ランドマークタワーの足下には、昔ながらのたたずまいが今も残されています」
ランドマークタワーを背景に、今にも崩れ落ちそうなボロ家を映し出し、下町の貧しさを強調するありがちな手法…。そして驚天動地。テレビに映ってる「ボロ家」って
確かに今は空家の状態だし、マジで家が傾いてるけど、何も私の生家を町のボロ家の代表に仕立てることはなかろうに。人のうちをテレビで大ウツシにして、こういう不名誉な使い方をするなら、事前に連絡を寄越し、了承を得るべきではないのか!
11月9日(月)次郎が私を憎む?
朝起きたら腰が痛くてまともに歩けない。軽度の椎間板ヘルニアと神経性腰痛の複合症状。会社を休む。でも仕事は待ってくれない。仕方なしに自宅で原稿を打つ。さらに取材のアポ電話を入れようと手帳を開いて、私は「キャ〜」と悲鳴を上げた。 「6日午後7時、××の●●さん、JR桜木町駅前の動く歩道下」 完璧に忘れてた。「来たよ」メールの殺到騒ぎでアタフタしていていた日じゃんか。さもありなん。取材ではなく「飲み」の待ち合わせだったのだが、先方は寒風が吹きすさぶ中でどれぐらい待ったのだろうか。慌てておわびの電話を入れる。「本当にすみませんでした」「いやいいんですよ。ちょっとびしさんにお見せしたいものがあったんですけど、ま、この次で構いません」 ●●さんは国連の関係機関で働く男性で、二重人格的な性格の持ち主だ。私に見せたいものって一体何だろう。ま、まさか腹話術人形の次郎じゃないだろうな! 忘年会シーズンを控え、私を前に練習の成果を披露しようという寸法か? 「テメエこの野郎、こっちは木枯らし1号が吹く中で、2時間も突っ立ってたんだぞ!」などと人形の声色で私をなじるのだろうか。まあそんな訳はないか。
昨日書いておいた「オレバカ」続編に、魚の写真をくっつけてアップ。最後に登場するもう1匹の魚(マツダイ)については、取材に行く前に魚が弱ったため、先方の判断で河口域に戻された。Kさんに報告すると「一歩遅かった…」とひどく残念がっていた (^o^;)。それにしても「珍しい魚が見つかった」とか「何十年に一度の花が咲いた」とかいうニュースを一度新聞に載せると、その後で「ウチにも」「あそこにも」という類似の情報提供が、延々と続くんデ
11月10日(火)分析望む
今朝、またぞろ変な夢を見た。私が横浜ベイスターズに入団するのである。高校の部室のような選手のロッカールーム(6畳程度)で着替えをしていると、そこへ大魔神・佐々木投手(取材で面識はあるが、親しくはない)がやってくる。気おくれしている私に、「いいんだ、いいんだ。楽にしてくれよ」と大魔神。着替えが済んで、私は十数人の新入団選手ら(松坂君はいなかった)と一緒に外に出て練習に向かうのだが、途中でみんなとはぐれて独りぼっちになり、途方に暮れる、という筋書きだ。なんだこりゃ…。
私の脳味噌は単純なので、夢の分析はいつも簡単にできるのだが、今日に限っては「無意識の叫び」が何を言わんとしているのか、全くわからない。なんで37歳の私が老骨をむちうって、ベイに入団せにゃならんの?
ちなみにおととい見たのは自衛隊に入隊した夢で、そこでも私はアタフタしていた。これも訳が分からない。入団とか入隊とか、新たな環境に身を投じる夢が多いのですが…。
腰の痛みも多少やわらいだので、今日から出社。お騒がせしました(誰も騒いでない)。
ス。
11月11日(水)助けてくれー(嬉)
記者仲間と連れ立って、うさ晴らしに横浜中華街へ。今の時期は上海ガニの旬。手のひらに乗るような小さな淡水のカニだが、タラバや毛ガニなどの海水種にくらべて100倍もエキスが濃い絶品だ。食べているうちに涙がボロボロ出てきて、ついに感極まって気を失ってしまった。ペチペチ、ペチペチと同僚らに頬を叩かれて目を覚ましたら、目の前にはまた、未だかつて見たこともないような不思議な料理が。なに、中国アヒルの卵の白身で作った茶わん蒸し? ひとくち食べてあまりのうまさに号泣し、また気絶する。次に目を覚ましたときにはデザートの杏仁豆腐。食品会社のできあいかと思ったら、自家製だという。まったりと濃縮感のある舌触りに「助けてくれー」とエクスタシーの叫びを上げながら、三たび悶絶。他にもいろいろ料理は出てきたらしいが、私が意識不明の間に、みんなで美味しくいただいたらしい。
じゃ、お勘定お願いします。え、一人当り4000円、4万円の間違いじゃないの? ああもう私、今死んでもいい。殺してええ〜!
鋭気を養うのはやっぱり、おいしい食べ物以外にはない。よし、明日からまた、一生懸命仕事するぞー! 超単細胞。
11月12日(木)覚えてません(恐)
午前4時に目を覚ます。酒を飲み過ぎて頭が痛かった。とりあえずメールを確認してみると、11日の日記で間違いの指摘が1件(日記分室の校閲実績参照)。でも私は昨夜べろべろに酔っぱらっていたので、日記を打った記憶がとんとない。覚えてません。多分私の代わりに「俺」が打ってくれたのだろう。ちなみに、私は店で気絶なんかしていない。昨日飲み食いした店は、1人8000円のコースを2人で分けて食べてもいい、という面白い店だったから安上がりで済んだのである。他に前菜、エビチリ、フカヒレスープ、野菜あんかけ、ウニとイクラとアヒルの卵の黄身で作った茶わんむし(その2)、チャーハンなんかが出てきた。香港路にある店デス。中華街にお寄りの節は利用されたし(提供:牡丹園)。
それにしても、11日の日記では「明日からまた一生懸命仕事する」などと意気込んでいるが、今日は出社しても全〜然仕事をする気になれなかった。会社に置いてあるパワーブック150G3 (^o^;) で昼休み、ふたたびメール確認。某区役所の広報相談室員から「びしさんのホームページ見ました。すごく面白いですね。普段書いている記事よりずっと乗っているじゃありませんか。これからも僕らを楽しませてください」と激励のメールが届く。喜ぶべきか、悲しむべきか、職場でEINを見て笑っている役人を憂えるべきか…。
会社で凹みまくっていたら午後、今度は精神障害者の就労支援施設から手紙が届く。取材を嫌がる施設に頼み込み、企業への就労をめざして実習に励む障害者の様子を先日記事にしたのだが、「自分のことが書かれている記事を見て、みんな大喜びしていました。こちらの心配は杞憂でした。また遊びに来てください」とのこと。やっぱりあれだ、取材相手や読者からの激励に勝る活力源はないね。その後エンジンがかかって原稿を打ちまくる。いずれにせよ超単細胞な私であった。
11月13日(金)目くそ鼻くそを笑う
「びしさんのホームページ、見ました」
後輩のH記者が会社で、思い詰めたように言う。
「スジャータ、ゆすいでたんですか。とんでもないことしますね。この僕だって、せいぜい舐めるだけなのに…」
「あ、あんたスジャータ舐めてるのお !? 容器の内側に舌を突き刺してグリグリって回してるの? そりゃゆすぐよりひどいよ。変態だよ!」
「ち、違いますよ。ピッピッて振り切った後で、縁に残っているミルクをペロって舐めるだけですよ」
「あんたねえ、私に言わせれば舐めるのはゆすぐよりひどいよ。悪いことは言わない。そういう恥ずかしいことは絶対にやめたほうがいいよ」
「僕はスジャータゆすぐびしさんに、そんなこと言われたくないですよ」
「私こそスジャータ舐めてるあんたに意見なんかされたくないよ」
険悪なムードがただよう2人。互いの神経を疑ってはいるが、周りからしてみれば、どっちもどっちなのであった (^o^;) 。
11月14日(土)噴飯新企画「びし白板」
今日から表紙の下部(これまで「メールはこちら」があった場所)に毎日更新の新コンテンツを設けた。「びし白板」(^o^;) 。どこの会社にもあるようなホワイトボードをパロッた作りで、翌日の予定を書き込むだけの噴飯企画である。労力はかからないし、こんなアホな企画でも毎日のぞきに来てくれる人が恐らく1人や2人はいるだろう。だったらこの日記をオープンにすればいいじゃないか、という声もあるだろうが、この日記はずっと隠しリンクのままで、知っている人にだけ見てもらえればいいと思っている。私は「EIN上級者」のあなたをエコヒイキしたいのだ。
ばかばかしい企画だけど、きっと追従者が出てくると思うんだけどな。●●さん、どう? 自分のホームページでやってみない?
白板にあるように今日は非番。本当は「アルバイト」に行きたかったのだが、午後は病院で腰痛治療、夜は休日返上で取材。トホホ。Mさん、すみません。一刻も早く仕事のお手伝いをしたいのですが…。
11月15日(日)残念なリンク拒否
某新聞社の技術系社員さんが昨日、私にメールをくれた。EINを自分のホームページでリンクしたいという要望とともに、「役に立つかは分かりませんが」としながら、1件のURLが添え書きしてあった。早速アクセスしてみてビックリ。西日本にある新聞社の人事担当で、かつては記者として現場で活躍していた大ベテランBさんが主宰するホームページだった。流麗でユーモアあふれる文章に、軽妙なイラストや写真が添えられている。新聞記者が作るホームページの中ではトップクラスの出来映えだ。私はBさんにメールを出し、EINのURLを付記して「リンクを張らせてください」とお願いした。そしたら今日、返事が返ってきた。
「貴兄のサイトには個人的に共感できる部分が多々あるのですが、私は仕事でNIEにも関わっている関係上、リンクの件は引かせていただきます。お察しください」
もしかしたらBさんはEINにリンクされることよりも、「新聞記者リンク集」に入れられることを嫌ったのかもしれないなあ。あそこは資料的な価値はあるものの、何もかもごちゃ混ぜで“居住性”がよくない。ある入居者さんからは実際のところ、アメニティの改善要望も出ている。これを機にリニューアルを考えることにしたい。
11月17日(火)はしを持て魚食え
常連の閲覧者さんからメール。
今、ローカルニュースをみていたら、「網」をもて「魚」とれ、によく似たエピソードが紹介されていました。近海の定置網に、熱帯から亜熱帯の珊瑚礁に生息する「ヒゲハゼ」という、珍しい魚が見つかり、市の水族館に運び込まれたそうです。でも、ここからがちょっと違う。水族館職員はその手のひらほどの瀕死の魚を引き取るや、ビタミン剤を与え、抗菌剤入り海水に浴させ、とうとう元気にしてしまい、現在、その顛末を説明するパネルとともに展示しているそうです。手のひらに乗せた魚に注射器でビタミン剤を与えている写真はほほえましいというか、何というか・・・。ちょっと似たエピソードだったので、ご紹介まで。
横浜の場合は今、魚をかっさらおうとしたKさんをどうやって懲らしめるべきか、河川愛好団体が知恵をめぐらしている最中だ。逆にKさんは、どうやって河川愛好団体の怒りを鎮めるか、思い悩んでいる。私は双方に呼ばれてアドバイスを求められているが、「お互いにきちんと会って、おいしい刺身でも食べながら話し合いをすべきだ。その時は私も呼んでね」と話してある。魚をめぐって学者と市民がつかみ合いの大ゲンカを始めたら、私はその様子を続報記事に仕立て上げ、さらに「オレバカ」続報として紹介する所存である (^o^;)。横浜に「中庸」はない。ぶっ殺して標本にするか、元の場所に戻すかの二者択一しかない。でも私は、珍しい魚が見つかったら水槽で飼育展示して、死んだら標本にする、というのが一番だと思いますけどね。
ちなみに私が一番好きな魚は、金目鯛の煮つけです。
11月18日(水)夜ふかしはこれからだ!
やっぱり来たか、「びし白板」の「格言に書いてある言葉の意味を教えて」メールが。お答えしやしょう。昨日まで掲げていた「軽率な俺は軽卒」は、「けいそつなおれはけいそつ」と読む。「軽率」はそそっかしいこと、「軽卒」は一番下っ端の兵隊のこと。つまり「いつもヘマばかりしている俺は、しょせん平社員どまり」というサラリーマンの悲哀を、「けいそつ」という同音異義語に託した素晴らしい言葉遊び (^o^;) だったのだが…。いやまあ、ちょっとハイブローすぎた(どこがや)かな、と反省。そんなこんなで、今日は格言も一新した。あれだったらだれでも分かるだろう。アエラの1行見出し屋が「びし白板」に着目し、珠玉の格言をパクるのも、もはや時間の問題である(←バカ)。
さらには 格言とは何か という旨の問い合わせも。はいはい。格言は「かくげん」と読み、教訓やいましめになる言葉のことで、同義語に「金言」(きんげん)がある。わかった? ●●(今日は伏せ字)さん。
話はガラッと変わるが、私はワインが大好きで、特にドイツの白については、一口飲めばブドウの品種と産地と等級を瞬時に当てる自信がある。で、ドイツではないけれども、19日午前0時にフランスのボージョレーヌーボーが解禁される。10年ぐらい前に新聞テレビはボージョレーをとびきりうまいワインのように宣伝し、国民はまんまとだまされたが、そんなこんなで今ではマスコミも国民もヌーボーワインなんかに見向きもしない。私にとって今回のしし座流星群報道は、往年のボージョレー報道と同じ「根」を感じさせた。ヌーボーはおいしくない。でも毎年飲んでいれば、1998年というビンテージがワインの歴史の中でどういう位置付けなのかを相対化できる。私は天文ファンでもあるが、昨日は午後11時に寝た。気力体力ともに充実。あと1時間半たったら私は、ヌーボーを浴びるほど飲んでやるぜ。わーっはっはっはっはっは!(だれからも共感を得られないカラ元気)。でも願わくは、今日がボージョレーの解禁日であってほしかった。流れ星を見ながらテイスティングするヌーボーワインは、格別だっただろうなあ…。
11月19日(木)洪水ならまだしも
ベルガモット、メロン、ピーチなどフルーツの香りがする第一印象から、ユリ、スミレ、ヘリオトロープなどのフローラルな深い香りへと続き、残り香はムスクやビャクダンの落ち着き−。
「ヨコハマブランド」の香水を開発・販売している女性から、新作発表の取材依頼を受けた。オーデコロン「ビュル・ブル」。フランス語で「青い泡」を意味し、横浜の海をイメージしたという。私は女性の頼みを断わり切れない性分なので、必死で取材をして原稿を打った。のだが、頭では分かっても、いかんせん嗅覚がついていかない。つまらないシャレで申し訳ないが、洪水の原稿なら得意なんだけどなあ…。
11月20日(金)社長直訴も実らず
朝出社したら、会社1階にエレベーター待ちのおじさんが1人。おっ、社長じゃん。そうだ。前々から言おうと思っていたことを今日こそブチマケよう。
「社長、おはようございます」
「おお、びし君か、おはよう」
「社長、折り入ってお願いがあるんですが」
「なんか怖いねえ…」
「社長、横浜フリューゲルスのスポンサーになってください!」
組合と一時金闘争の最中でもある社長は、一気に化石する。
「社長〜!」
「び、びし君ねえ、僕は野球が好きだから横浜ベイスターズの株主なら考えないこともないが、Jリーグはちょっと…」
ううむ、残念。でも念願の社長直訴が果たせて一応は満足する。
くだんのベイスターズはドラフト会議で、松坂君の交渉権を西武ライオンズにもっていかれる。折しも横浜プリンスホテルの関係者が来社。急きょコメントを取る。
「プリンスさんは今回のドラフト会議の結果をどう受け止めていますか」
「ええ、西武系列の当社としては、地元横浜の松坂君がライオンズに来てくれれば、こんなに嬉しいことはありません」
スゴイ。私は同社のコメントを記事に仕立てて出稿。だがあえなくボツに。ま、まあ仕方ないか。
11月22日(日)あの絵、まだ持っているのかなあ
今日は「びし白板」によると、昼は疾走(県営スポーツジムのベルトコンベアーの上で)、夜はサウナ(自宅から徒歩5分のラドン温泉で)という予定だった。昨晩は(よーし、日曜は思いっきり体を動かしてやるぜ!)と意気込んで寝床に入った。ところが、今朝目を覚まして起き上がろうとしたら、またぞろ「体が動かない病」の再発だ。疾走およびサウナは中止。昼からは何とか体も動いたので、映画でも観に行こうかと思い立つ。思い返せば今年はまだ、岩井俊二監督の「四月物語」1本しか観ていない。でも街へ出たら、やっぱり体がふらふらする。仕方なしに路線転換し、ビデオソフトを買って家で横になりながら観ることに。
購入したのは「タイタニック」のLD(ビデオは売り切れていた)。私ゃこれすら観てなかったんだよね。いやあ〜こいつは(いまさらここで感想を書いたりすると、閲覧者各位に笑われるから割愛)な作品だ。
映画の中で主人公のアニキが王族の娘さんのヌードをスケッチ(正確にはクロッキー)する場面があり、それが作品のキーポイントにもなっていたが、実は私にも昔、色恋沙汰とは無縁だったものの、似たような経験をしたことがあるのを思い出した。私は大学時代、美術科に在籍していて、ヌードモデルを前に毎日、油絵やら彫塑やらの制作に励んでいたのだ。私が大学を卒業するとき、仲良しだったモデルさんが「私ももうじき仕事を辞める。これまでたくさんの人に自分の絵を描いてもらったけど、自分の手許に1枚も絵がないのが心残り」と漏らした。そこで私は「これまでのお礼に」と、その場で彼女のヌードのスケッチを描いてプレゼントしたのである。モデルさんは出来上がった絵を手に大喜びし、「この絵に高い値段がつくぐらい有名になってね、びし君」と言い残して去っていった。
ところが今の私はどうだ。かいているのは字ばかりで、たまに描く絵といったらタコとイカのイラスト、という始末。ま、これはこれで楽しいんだけどね (^o^;)。
明日は自宅で、皮をむいたトウモロコシでもスケッチしようかな…。
11月23日(月)「出張所募集」の告知、断念す
今日私は、以下のような告知をEIN本編にアップするつもりだったが、怖くなって土壇場で中止した。
EINを評価してくださるホームページ管理者のみなさんへ。あなたのホームページの一角をお借りし、EIN主宰・びしのコラムを掲載させてもらえませんか。内容とレベルは「オレバカ」級 (^o^;) で、月1回の書き下ろし予定です。毎回メールでテキストデータ(タイトル、見出し含む)と画像ファイルを送信します。字句や内容の改ざんは困りますが、テキストの色あいや強調箇所、レイアウトなどは自由に工夫していただいて結構です。またコラムの末尾には、EINの本編に飛ぶリンクをお張りください。当サイトでも、貴HPを「EIN出張所」として紹介し、リンクを張らせていただきます。またお送りするコラムは、本編の方にはアップしません。本編閲覧者には出張所で書き下ろしコラムを読んでもらい、併せて貴HPを閲覧してもらう、という仕組みです。
びし側−EINのPRと閲覧者の拡大が図れる。コラムを本編ではなく他人のサイトに掲載することによって、ヤバイ話を書いてもプロバイダーから文句が来ない(冗談です)。
出張所側−更新の面倒やリスクを負うばかりで、ちっともいいことはありません。強いてあげれば、EIN本編から飛んできた閲覧者でカウンタ値が多少は上がるであろうことと、一番最初に書き下ろしコラムが読める(それのどこがメリットか!)ことぐらいのものです。
コラム送信後、1週間以内にアップしてください。執筆料は無料ですが、コラムを掲載していただく謝礼もお支払いできません。
第1回は12月開始予定。こういう悪条件にもかかわらず、よ〜し出張所になってやろうじゃないか、という篤志家がいらっしゃいましたら、ぜひびしまでメールでご連絡くださいませ。よろしくお願い申し上げます。
なぜ出張所開設が怖くなったのかというと、1・協力者のHPが、人権感覚の欠落した極悪サイトだったらどうしよう 2・協力者が「自分のコラムもEINに掲載してほしい」などと言い出したらどうしよう 3・協力者がズボラで、送ったコラムが放置されたらどうしよう 4・協力者が「僕のコラム」などと称してアップしたらどうしよう などの理由からである。
自分の原稿を人に託すのは、やっぱり怖い。でもなあ、ほのぼのとした人がほのぼのと作っているHPで、「EIN出張所」に協力してくれる人がいたらうれしいんだけどなあ。どう●●さん、コラム載せてくれない?
11月24日(火)EIN出張所開設へ
「お願いだ、びし君。『トバシてる?』書いてくれ!」
会社のデスクに頼まれ、半分困惑し、半分ウキウキしながら原稿を打つ。「トバシてる?」というのは、月に2回のヤング(死語)向け紙面に掲載している写真コラムで、中学〜大学の女の子が町中で遊んでたり、ぼーっとしてたり、携帯電話をかけたりしている後姿の写真をカメラマンが撮ってきて、それに女性記者が感情移入して台詞(せりふ)をつける、というだけの、新聞社には珍しいお遊び企画。ところが、担当デスクは記事の締め切りが今日であることをすっかり忘れており、慌てて女性記者に執筆を頼もうとしたがだれもおらず、苦肉の策で会社にいた私に原稿を頼みこんだ、という筋書だ。
「お題」として手渡された写真は、女子中学生が校内の公衆電話でだれかと話をしている後姿。私はその写真から、期末試験が近づいて戦々恐々としているA美(偏差値48)が、インフルエンザで休んでいる親友のB子(同64)に電話をかけ、「早く学校に出てきて勉強教えて。あたし2次方程式が分かんないのよう!」と回復を急かしているストーリーを設定し、記事に仕立てた。このコラムには毎回、担当記者のペンネームを入れなければならないだが、私は文末に迷わずこう記した。
昨日の日記で「EIN出張所」の募集告知を断念したことを紹介したが、日記を読んだ2人の閲覧者さんから、「やってもいいよ」という申し出があった。お言葉に甘えて12月から始めさせてもらうことにしたい。ツキイチなので、季節感があるコラムにする予定。またホームページは持っていないけれど、EINの「普及活動」に熱心な方もおられるので、そういった方にもそれなりの便宜(出張コラムのメール配信とか)を図らせていただく所存です。
11月25日(水)ビシ子、新聞デビューへ
昨日ご案内した「トバシてる?」の大刷り(ゲラ刷り)が出来上がってきたので、恐るおそる目を通す。
おお、筆者の要望通り、ペンネームがそのまま生かされているではないか(嬉)。私のハンドルネームを知っている同僚たちは、何も言わなくても瞬時に事情を察したらしく、大刷りを見てぎゃーっはっはっは! と大笑いしていた。担当デスクからは、「ビシ君、十分いけるよ。これからは女性記者に交じって正規の執筆陣になってもらうから。2カ月に1回ぐらい書いてくれればいいから」と頼まれる。「土佐日記」の紀貫之ではないが、たまには女性の気持ちになって記事を書いてみるのもいいかもしれないわ(意欲)。
「出張コラム」の方も企画が思い浮かんだ。その月々の定番的な取材の中でおかしたヘマを紹介しようというコンセプトで、タイトルは「オレバカ歳時記」(^o^;)。12月のネタは、クリスマスイルミネーションの取材にまつわる騒動にする予定。お楽しみに。
それにしても、EINの開設から1年半。取材での失敗談を書き綴っているうちに、「どうして自分ばかりこうもヘマをするのだろうか」と落ち込むことが多々ある。みんな自分と同じような失敗を繰り返しているけれども隠しているのか、それとも自分が特殊なのか…。ただし、取材相手の家に菓子折を持ってあやまりに行くような間違いだけは仕出かしたことがないので、それが救いといえば救いである。
ああ、だれかEINみたいなホームページこしらえて、私をぎゃ〜っはっはっはと笑わせてくれないかなあ。
11月26日(木)EINの500日
EIN開設から500日が過ぎ、アクセス総数が1万件を突破した。単純な割り算では1日20人のアクセスということになるが、当初のアクセス数は1日あたり1人。つまりカウンター値を見にくる自分だけだった (^o^;) 。2、3の検索エンジンに登録しただけで、まったく宣伝をしなかったから、まあ無理もない。それが今では1日約100人が閲覧してくれるようになり、うれしい限りである。しかしまあ、よくぞ500日も続いたものよ。最新の流行語に例えると、「自分で自分をほめてあげたいで〜す」(←バカ)。
11月27日(金)ボーナスの使途
会社側と組合の一時金闘争が先ごろ終結(前年と同額)し、ボーナスの支給日が12月4日と決まった。
いやあなんと言うか、この時期が一番楽しいねえ。ボーナスが出たら何を買おうかなあ、WINの軽量ノートパソコンを購入しようか、MacのG3マシンにしょうか、メガピクセルのデジカメもいいなあ、とか。パンフレットをかき集め、自宅のベッドの上で腹ばいになり、足(ひざから下)をフニフニ動かしながらあれこれと購入計画を立てる楽しさは格別だ。
けれども、楽しかるべき「フニフニ足」はいつしかぱたりと止んで、真顔に戻ってしまうのが毎度まいどのパターン。今ある機械で全然不便はないじゃんか。それどころかパソコンは計5台もあるので、もはや新しいマシンを買っても置く場所なんかない。デジカメも既に1台所有しており、新たに買う必要など全くないのだ。
ああ、私は一体どうすればいいんじゃあ〜! 何も欲しくはないぞお〜! ということでボーナスは全額、いつも通り住宅ローンの繰り上げ返済に充てるのでありました。めでたし、めでたしヽ(´Q`;)ノ。
11月28日(土)「閉店セール」の背景
今日は休日出番。会社から命ぜられた「子供水墨画教室」と「横浜市南区社会福祉大会」のノルマ取材をそそくさと済ませ、現場から記事をモバイル送信した後、“自分の取材”にとりかかる。
横浜市内の下町にある商店街が、「商店街 閉店セール」と銘打って歳末売り出しを始めた。大手スーパーやコンビニの進出に押された揚げ句に、商店街全体が店をたたんでしまうのかとビックリ仰天。経済不況もここまで来たか、これは社会面のトップニュースだ! が、商店街幹部に話を聞いてみると、閉店なんてウソッパチでやんの。来春から行われるアーケードの全面改装を前に、インパクトのあるキャッチコピーで人を驚かせ、集客促進を図ろうという腹だという。おうお、確かに看板の片隅には、小さな文字でアーケード改装記念と書いてあるぜ。いやあ、私って人がいいから、まんまとだまされてしまった。まあ1〜2日は商店街全体が工事で休む日もあるのだろうから、あながちウソともいえないのだろうけど。なに、工事は夜間だから商店街は1日も休まない? それじゃあやっぱりウソじゃんか 凸(-ヘ-メ) 。でも笑える話だから記事にしてみるか (^o^;)。
さらに詳しく事情を聞いてみると、アーケードの改装は5年くらい前から計画が進んでおり、国や自治体も一部補助を出してくれることになっていたのだが、こういう経済状況なので、「出し渋り」に遭っているのだという。これまで国や自治体は、地盤沈下の著しい商店街を活性化させようと、さまざまな施策でテコ入れをしてきたが、今となっては自分たちの地盤沈下対策が先決ということらしい。「閉店セール」の大看板は、「行政に対する嫌がらせの意味も込められているんですよ」と関係者は言った。なんだか全然笑える話じゃないぞ、こりゃ(でも笑)。
で、笑えない気の毒な話といえば、何といっても沖縄水産高の新垣君。本当にかわいそうだなあ。彼の胸中を考えると、こちらも胸が痛むわい。ドラフト制度うんぬんの話だけじゃない。子供に辛く悲しい思いをさせる大人にだけはなりたくないと、私はつくづく思うよ。
11月29日(日)「内容証明」知ってるかい
自宅マンションの2年点検・補修が遅々として進んでいない。原因は、1カ月前に実施した補修箇所のチェック時に、建設会社の社員が私に虚偽の発言をしていた事実が、後日発覚したことにある。詳しく書くと膨大な量になるのでやめておくが、平たく言うと本来無償であるはずの補修費用を一部私に負担させる目的で、建設会社の社員が私にうそをついたのだ(テープあり)。猛り狂う私を懐柔しようと、今日はマンション管理会社と建設会社の幹部が「事情説明」にやってきたが、当然のことながら話し合いは物別れに終わった。こういうことに時間を使いたくはないが、これは民事ではなく刑事レベル(二項詐欺)に近い話なので、どうにも仕方がない。被害届を出す前に今から、先方に謝罪と誠意ある対応を迫る内容証明郵便の作成じゃ。ああいやだいやだ。
明日は月曜日、そして11月最後の日。何となくつけっ放しにしておいたテレビから流れる「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」のテーマ音楽が、いつも以上に重苦しく聴こえた。
ま、今日の日記はこのへんでご勘弁くだされ…
11月30日(月)予約制のきんつばって一体…
私が生まれ育った横浜のある町が、NHKテレビの「関東甲信越 小さな旅」というシリーズで紹介されたことを8日の日記で紹介したけれど、テレビ放映以来、町はすっかり様子がおかしくなってしまった。町民が観光客の対応に追われているのである。
今はなき造船所の御用達だった丸い形のきんつば(味は変わらない)を作り続けている和菓子屋は、テレビ放映されてから購入客が店に殺到するようになり、1日中きんつば作りに追われている。「忙しくなってよかったじゃんか」、と私が店のオヤジをひやかすと「でもきんつば以外は全然売れなくなっちゃってさあ、忙しいだけで商売あがったりなんだよ。もうきんつばは予約制に切り替えるんだ」とオヤジはグチをこぼしていた。
和菓子屋だけではない。しにせの豆腐屋には20人くらいの団体さんが詰めかけ、豆腐作りの様子をバチバチと写真に撮っていた。桐タンス屋にも銅工屋にも表具屋にも観光客がどっと押し寄せ、どこも仕事が手につかないらしい。揚げ句の果てに私の生家も、「ああ、これがテレビに映っていたボロ家ね」などと観光客に笑われている始末 (^o^;)。こんなことが延々と続いているのだ。
一般住民も最初は、「おらが町」がテレビ放映されたことを喜んでいたが、「テレビで紹介されていたあの店はどこですか。あの場所はどこですか」などと日々観光客の道案内に追われ、今ではみんな嫌気がさしているらしい(母親情報)。
何の変哲もない小さな下町なのだが、それを何だかすごく情緒のある町のように思わせるテレビのトリックと影響力には、ただただ舌を巻くばかりだ。が、テレビほどの影響力はないにせよ、自分の書いた記事がたとえ明るい話題であっても、取材相手のその後の生活を著しく侵害している場合があるのだろうなあ、と今件で痛感させられた。