10月1日(木)「来たよ」の波、原因判明
昨日は何人かの閲覧者から疲労回復法に関するアドバイスのメールをいただいた。御礼申し上げます。集約すると、「食って寝ろ」。ごもっとも。また東北地方の女子学生さんからは、ついに来た。日記の校閲メールが! こ、こんな恥ずかしい間違いをしでかしていたとは…。上の校閲実績をご参照ください。
さらに閲覧者のメールから、昨日ご案内した「来たよ」ボタンを押す人の多い日、少ない日の波の原因が判明した。ボタンを押す人が多いのは、私が日記の更新を早めに済ませた日。逆に少ないのは、私が夜遅くまで日記を更新しない日でした。し〜ましぇん…。ということで本日は会社で更新作業。ところが、私の日記を知らなかった同僚らに、その存在がバレてしまった。別に構わないけど。これで「来たよ」ボタンを押す人がまた増えるであろう。
今日は中国の建国記念日「国慶節」。横浜中華街では中国の獅子舞が繰り広げられた(迫力ある竜の舞は雨で中止になったけど)。9月2日にご案内した中華街連載のタイトルは「中華街追っかけマニュアル」と決まり、無事スタートした。執筆者に抜てきした若手の女性カメラマンは、新聞連載を目にしたというラジオ日本のディレクターから、いきなり「ラジオ番組で中華街を語ってほしい」と出演依頼を受け、大喜びしていた。若い人が飛躍するチャンスづくりに一役買えるのは嬉しいもの。だが自分自身はちっとも飛躍がない。こっちは人を頼みとせず、自分で頑張らないと状況は変わらない。
よ〜し! 食って寝よ…。
10月2日(金)カラオケ中止
今日は会社の女性記者らとカラオケに興じる予定だったが、参加者の1人が熱を出して中止に。ゥラッキイ〜。「荒木一郎(知ってる?)の懐メロを歌う会社の上司の真似をしてほしい」と私は彼女達にせがまれていたのだが、乗り気じゃなかったので、中止になってほっとした。トイレの個室で歌唱練習に励んだ成果が発揮できず、ちょっぴり残念ではあるが (^o^;)。
会社は横浜ベイスターズの優勝に備え、優勝記念特集の紙面づくりを始めた。たくさん広告取って、販売部数上げて、ちょっとは社員に還元してほしいもの。マルハのソーセージ詰め合わせぐらいでは、社員は納得しないぜ(マルハがそんなものくれるわけないけどね)。
10月3日(土)イラストデビュー
今日は休日当番で、保健所が主催する犬のしつけ方教室と、慶応義塾普通部(中学校課程)の創立100周年記念式典の取材。そそくさとノルマをかたして、「自分の取材」をする。横浜市港北区の篠原ケアプラザ(デイサービス事業を行う地域福祉施設)が、体が弱くて洗濯が困難な高齢者世帯を対象に、洗濯サービスを実施する計画を立てている。厚生省のデイサービス実施要項には洗濯サービスも含まれているのだが、横浜市はこれを無視。一方で、市の依託で民間団体がデイサービス事業を運営している市内のケアプラザには、デイサービス利用者が失禁などで衣服を汚したときに使う洗濯機と乾燥器が常備されている。篠原プラザの若い所長さんは「既存の設備を利用すれば洗濯サービスは簡単にできる」と、独自に事業展開をする方針を固め、「洗濯ボランティア」の養成に乗り出した。「ウチがモデルケースとなって洗濯サービスを成功させ、2000年の介護保険導入時には、横浜市全体の付加サービスとして位置付けたい」と所長さんは意気込んでいた。ああ、ええ話や(i_i)。行政をうならせるこういった「フライング」は、取材をしていてとても気持ちがいい。
事業はまだ行われていないので写真は撮れない。こういう場合はいつもなら、社内のデザイナーにイラストを発注するところだが、年下の所長さんの頑張りに敬意を表し、こちらもちょっと「冒険」に出てみた。私は記事だけでなく、イラストも自分でかいた。ペンネームはもちろん「びし」。紙面化される前に、閲覧者の皆さんに見ていただこう。なかなかうまいでしょ、でしょでしょでしょ? 原稿執筆は30分。これに対してイラスト制作は2時間。こんな記者がいてもいい。こんな人生があってもいい (^o^;)。
10月5日(月)甲子園に行きてえ!
「びし君、悪いが甲子園にいってくれないか」
「はいヨロコンデ!」
「ここは居酒屋じゃねえぞ…」
というわけで甲子園の取材担当となる。高校野球じゃない。横浜ベイスターズの負けが込んで地元優勝を決められず、優勝が甲子園での対阪神戦(7日)に持ち越されたのだ。甲子園のゲームそのものは写真部員が総動員で撮るのだが、スタンドの応援風景の写真は勝手が分からない記者では難しい。そこで写真部OBの私が登場と相成った次第だ。
が、甲子園行きにはひとつだけ条件があった。横浜が今日・明日とも対ヤクルト戦に負けてしまうとマジックの関係で、優勝は再び9日以降の地元開催試合に持ち越されるため、甲子園出張はなくなってしまう。せめて横浜が1コ勝ってくれないと、私は性地、じゃねえや野球の聖地にいけなくなるのである。頼む、勝ってくれ! という願いもむなしく、あ〜あ、今日は負けちゃった。明日に望みをかけるしかなくなった。
と、ここまで書いたところで、私には会社のもくろみが見て取れた。横浜が甲子園で勝つと、地元横浜スタジアムでの優勝というドラマがなくなる。そこで「甲子園に行くと負け」のジンクスを持つ私を取材班に組み入れ、横浜の甲子園胴上げを阻もうという腹なのだ。悔しいが、やっぱり地元横浜で2位の中日を破って優勝を決めるのが、ベイスターズのファン心理を考えても一番望ましい。まあとにかく明日はぜひ勝ってほしい。そうすれば私が甲子園でバッチリ負けさせてあげるから。でも編集幹部は明日も横浜に負けてもらって、甲子園胴上げの可能性をゼロにしたい様子。もしそうなれば取材班の出張費用(運動部、写真部、報道部で総額100万)も浮くからね。
10月6日(火)やったああ〜!
甲子園じゃあ〜! 今日の対ヤクルト戦で横浜ベイスターズが勝ったので、昨日ご案内の通り、私は甲子園球場で対阪神戦の取材じゃあ、うれしや〜。正直ベイスターズは好きでも嫌いでもないけど、私は甲子園という「現場」が好きで好きで仕方がないのだ。
写真部、運動部の面々とは宿舎や行動をともにせず、今年2年目の報道部・S記者(スジャータ話で「ゆすぎ模範例」のハンドモデルをやってくれた人)と一緒に仕事をすることに。S君、仲良く働こうね ところが彼はホテル予約のときに先方と、「シングル2つ空いてますか? ツインはだめです。 ダブルはもってのほかです!」などとやりあっていた。よほど身の危険を感じているらしい。
甲子園での私の役割は、スタンドで横浜ファンが懸命に応援する様子(優勝したら喜んでるところ)を写真に撮り、撮影済みフィルムを現地の共同通信社に持ち込んで現像し、でき上がった写真を会社に電送する、という流れ。この間にS君は、甲子園での横浜ファンの様子をモバイルで原稿送信。で、仕事が終わればあとは酒飲んで大騒ぎするだけっす。S君、楽しい夜を過ごそうね
私は甲子園にノートパソコンとデジカメを持っていって、現地で日記を更新する予定です。
10月8日(木)横浜優勝御礼(する筋合いじゃない)
昨夜はS君と大阪に一泊(ウソ)。そして今日、いよいよ甲子園球場へ。天気は曇り時々晴れたり雨降ったり。
甲子園は国のまほろば。たたなずくツタの葉っぱ、甲子園うるわし。やっぱりデカイゼ。横浜スタジアムとはわけが違う。どうせなら日本シリーズも甲子園でやってほしい。私はスタンドで熱のこもった応援を繰り広げる横浜ファンと、仙台からはるばるやってきた大魔神佐々木のオカーチャンの写真を撮れば、それで仕事は終わり。あとはフィルムを持って共同通信社に飛び込めばいいだけだ。本来なら運動部、写真部の面々がスタンド取材もすべきなのだが、なぜだかヤツラはそれをやらない。特に写真部は、自分たちが撮影した写真を明日の紙面には一切使わず、すべて共同配信の写真に頼るらしい。これでは甲子園取材に大量に人材を投入している意味がないじゃんか(でもそうでなけりゃ私が甲子園に来ることもなかったのだが)。彼らに言わせると「自分たちが撮った写真を使いたくても、締め切りに間に合わない」ということらしい。
でも他人ごとではない。私の仕事のネックも締め切り時間なのだ。甲子園から共同まではタクシーで30分。現像から写真電送までは30分。会社には午後10時までに写真を送らなければならないので、遅くても同9時には甲子園球場を後にしなければならない。それまでに試合が終わってくれればいいのだが、終わらなければ試合途中で球場を後にしなければならない。もし甲子園で横浜が勝てば、それで優勝が決まるのだが、はたして私は横浜優勝の歴史的瞬間を目のあたりにすることができるのだろうか。
ただいま午後3時。阪神タイガースが練習を始めた。とりあえずここまでで1度アップします。
続きは今日の深夜か、明日の未明に
ただいま9日の午前2時。大阪のビジネスホテルで日記の続きを打っている。心地よい疲労感。皆さんもご承知のとおり、横浜ベイスターズは38年振りのリーグ優勝を果たした。
午後6時の試合開始後、私は内野席で観戦する大魔神佐々木のオカーチャンを見つけ出し、無事に撮影を済ませてから外野スタンドに取材場所を移した。横浜は途中までリードされていたが、8回表に逆転し、スタンドは一気に優勝モードに。だが時間がない。取材限界の午後9時は目前だ。心臓がバクバクしたが、最後はお約束通り佐々木が出てきて阪神打線をぴしゃりと抑えた。「ばんざーい! ばんざーい!」 歓喜にわくスタンドの写真を撮り終えた時点でちょうど9時となり、胴上げされる権藤監督を横目で見ながら私は共同通信社に向かい、写真電送をぎりぎりで間に合わせた。「いい写真だった、ありがとう、御苦労さん」と携帯電話に会社から連絡が入る。記者冥利につきる至福の瞬間。ほっと一安心していると、共同のデスクがスリスリともみ手で私に近付いてきた。「あのう、ウチのカメラマンは佐々木投手のお母さんをキャッチできず、写真を撮り逃したので、1枚ゆずっていただけませんか…」 当然私は断わった。私が苦心して撮影した写真が、共同の手柄として全国配信されるなんてたまったものじゃない。自分たちのヘマは自分たちで責任を負いなさい。
仕事が終わり、先にホテルに戻っていたS記者と合流し、近くの居酒屋で祝杯を上げる。「もうこんな歴史的な取材は2度と訪れないだろう。自分たちは本当に幸せ者だ」と意見が一致する。そしてこの日記を楽しみに読んでくださっている閲覧者の皆さんにも私の喜びを報告し、今日の日記を終わりとさせていただきます。どうも有難うございました。
10月9日(金)涙くん、さよなら(横浜ベイ応援団のテーマ曲)
新大阪午前9時17分発のひかりに乗り、車中で日記の更新。
今回の出張は取材が夜間だったので、どこへも遊びに行けなかったのが唯一の心残り。というよりも、取材を終えてから街中に遊びに行く体力が、私には残っていなかったのだ。それを朝食の時に残念がっていると、S記者は何気ない顔で「僕は遊びに行きましたよ」とポツリ。大阪に到着した日の深夜に、なんでも曾根崎の「コリアンパブ」に1人で出かけ、豪遊したらしい。こいつーう! 出張前日のホテル予約のときに、強硬に「シングル2室」を主張していた理由がやっと分かったよ。私に対して身の危険を感じていたわけじゃなかったのね (^o^;)。若い人のパワーにはとてもついていけないが、はたして彼に預けておいた出張費、残っているのだろうか…。(でもS記者は自腹を切ってパブで談笑していただけで、「悪いこと」をする人じゃありません。多分)
それでも今回の出張は個人的に、とてもいいリフレッシュになった。「あいつが甲子園に行くと地元チームは必ず負ける」というジンクスの呪縛から解放されたのがうれしい。さらには、私が甲子園取材とは無縁の街ダネ担当記者になったことを馬鹿にし、その挙げ句に去っていった女性とのことについても、きのう球場を駆けずり回っているうちに「気持ちの中に残っていたモヤモヤ」は完全に吹き飛んだ。取材の大小にかかわらず、自分はあくまで自分でしかありえないのだ。ホラ私の新たな出発を祝福するかのように、左の車窓には日本一の富士山が、って何にも見えねえじゃんか、雲とガスがかかりやがって!
さあ会社に戻ったら、また今日から街ダネ取材に専念しよう。たとえ小さな話でも、人を楽しませたり、うならせたり、問題提起をすることだってできるはずだから。
びしの「甲子園だより」はこれで終わります。
で、帰社して会社の朝刊を見てみたら、ああやっぱりね…。上等の食材でマズイ料理しか作れない駄目コックのごとく、肝心の運動面は記事、写真ともまったく面白くなかった。多くのスポーツ紙が1面に据えた、佐々木と谷繁のバッテリーが抱き合っている場面などは、あららピンボケでやんの。共同さんやってくれるぜ。会社はどうせまたドンチャン騒ぎだけで、冷静な紙面展開ができなかったのだろう。毎度のことながら情けなくなる。が、私とS君が作った社会面のスタンド雑感は、他紙が単発記事としてバラバラに扱っていた2つのマター(大魔神・佐々木のオカーチャン=昨年夫を失う=と、私設応援団長・池杉さん=3年前に死去=の妻)を、1つの「線」として結び付け、描き出したもので、記事も写真も他紙よりちょっとは良かったと思うのだが…。実物見てもらわなきゃ、ゴタク並べても仕方がないけどね。
10月10日(土)わが心はツンドラ
甲子園出張のあおりで本来の自分の仕事が圧迫されたため、自宅で原稿を打つことにする。会社にノートパソコンを取りに行くと、司法担当のK記者がポツンといた。私は「ココ山岡の扱い、ひどかったね。せっかく取材したのにね」と慰める。
「ココ山岡」は横浜に本社があり、「買い戻し商法」で多くの被害者を出しながら倒産した宝石屋。元幹部5人が一昨日逮捕され、家宅捜索が行われたのだが、横浜ベイスターズの優勝と重なったため、当該記事が紙面の片隅に追いやられたのだ。「横浜優勝の関連記事をもっと凝縮して、ココヤマの記事をもっと大きく扱うべきなんだよなあ」と私が言うと、K記者は「いやあ、もともとY紙に抜かれて(びし注・「特ダネとして先を越されて」)慌てて記事を作ったんで、あんまり書くべきネタもなかったから、横浜が優勝してくれて、かえって助かりましたよ。ははは…」。同情撤回(苦笑)。
本紙に寄稿してくれている識者が、「横浜優勝で一時的に部数が上がっても、その他の記事が面白くなければ定期購読者は増えない」という旨の紙面批評をぶち上げたのだが、まったくその通りだ。編集幹部はこのキツ〜イ一発をどう受け止めたのか。ダメ記者の一翼をになう私も、本腰を入れて頑張らないと (^o^;)。
昨晩、泥酔しているという閲覧者(ご婦人)からメールが届く。「解散」した女性に対して「気持ちの中にモヤモヤが残っていたのかあ〜」と。 ええ、六輔です(座布団5枚取れ、山田君!)。ついでに話すと、甲子園球場には名物になっているカレーのレトルトパックが売っていて、私はそのカレーをいつも彼女への土産に買っていた。今回も悔し紛れ(?)に「どうだ、来てるぜ。まいったか。へへへ。タコより」という意味を込めて、球場から彼女に「甲子園カレー」を郵送した。そしたら昨日彼女から「甲子園に行ってたのお〜。カレー、ありがとお〜!」と喜びの電話が入るではないか。どうやら彼女には、私が甲子園取材から外れ、名物のカレーが食えなくなったことが悔しくて仕方がなかったらしい。「ねえ、また甲子園に行ったら、カレー送って」 この男あってこの女あり。「モヤモヤ」は甲子園取材で吹き飛んだが、いまや私の心の中は「ツンドラ地帯」のごとく、寒風が吹きすさんでいる(iへi)。
10月11日(日)機種依存文字のこと
日記の存在を隠すなど、あからさまに閲覧者を分け隔てする偏狭な私 (^o^;) は、「えこひいき活動」の一環として、マッキントッシュユーザーにしか正しく表示されない「機種依存文字」を確信犯的に使い続けてきた。ところが今朝のメール確認で、そのことに関するご指摘がWINユーザーの閲覧者から届いた(日記分室の実績参照)。ただの指摘なら直すつもりはなかったが、人さまのマシンにも影響を及ぼすことがあるという話なので、大人しく外すことにした(たくさんあるので逐次ね)。WIN系閲覧者の皆さん、今まで意地悪してしーましぇん。オジサンが悪かった…。
10月13日(火)いい夢見させて
やな夢を見て、明け方目が覚めた。こんなストーリー展開だった。
「解散」した女性と屋外で出会う。彼女は私の自宅マンションに「これから遊びに行ってもいい?」と聞くが、私はそれを拒んで言う。 「あなたが欲しているのは私ではなく、『甲子園カレー』なのだろう。あなたは私が土産に買ってあげた分をペロリと平らげてしまい、私の分まで狙っているのだろうが、そうはいかない。実は私も既に、自分の分はペロリと平らげてしまったからだ」 悲しそうにうつむく彼女に、私は続けて言う。 「だが『甲子園カレー』は通信販売も受け付けている。1箱2食入りで税込み500円。10箱単位で注文を受け、30箱を超えると送料は無料になる。発売元はレストラン阪神。フリーダイヤルがあるから遠距離通話も安心だ」 私は彼女に通販のチラシを渡す。彼女はチラシをじっと見つめた後、私に目を向けて言った。「ありがとう。さようなら…」 「甲子園カレー」のチラシを手に、霧の中へと去っていく彼女。 【完】
ああ嫌だいやだ。他人が見たら面白い夢だろうが、自分が見る分にはちっとも面白くない、ばかばかしい夢だわい。もう少し楽しい夢を見させてほしいと、自分自身にお願いする次第である。ためしに枕の下に宝船の絵か、すき焼き専科・原日出子の写真でも入れてみるか…。たまには「甘さも辛さもちょうどいい」夢を見たいものだ。
10月14日(水)社員より有能なバイト
横浜の市立中学校では、修学旅行のコースは京都・奈良と相場が決まっていたが、最近は広島に行く学校が増えてきている。東大寺の大仏を見て「でっけえなあ〜」と生徒らを驚かせるより、広島に行って世界平和と核廃絶を願う心を培う方が、教育的価値が高いという判断からだ。現状では京都・奈良8割、広島1割(その他1割)という比率だが、平和や人権、心の教育の必要性が叫ばれるなか、10年後にはこの割合が逆転する可能性だってある。
そしてこのネタを見つけてきたのは私ではなく、驚いたことに、来年入社するバイト君なのだ。彼は少し前に「中学生の国際平和スピーチコンテスト」を取材し、修学旅行で広島に行ったときの体験を発表する生徒が多かったことに気付き、私に報告してきた。凡庸な記者なら聞き流す話にピピピっと反応するとは、大したニュース感覚だぜバイト君。で、彼には別の仕事があるため、私が取材を肩代わりしている。彼の努力を無にしたくなかったからだ。「バイトの手柄をびしが奪った」という批判も社内的にはあるが、それは大きな誤解デス(^o^;)。
他愛ない出来事が、意外な社会性や問題提起をはらんでいることが少なくない。それを看破するのは困難だが、バイト君がやってのけたことがうれしい。社員よりも優れているバイト君に、私も大いに反省せねば…。しかし会社はこういう若い芽を、入社するや否や摘み取ってしまうのである。だから私は毎日のように彼に言っている。「君のためだ。この会社には入るのはよせ。入社前ではあるが、1日も早く辞表を書け。そして今から別の新聞社を受け直せ」 若い芽を摘み取っているのは、私かもしれない。
10月15日(木)体罰事件に仰天
今日は横浜市内の小学校で、とんでもない体罰事件が起こったとの情報提供が報道部に飛び込んできた。情報提供者は「体罰を受けた子供の父親」と称する人で、ムチャクチャ憤っていた。取材を進めた上で事実に相違ないことが分かり、紙面化できれば、他紙やテレビも後追いをする全国的なニュースになるかもしれない。でも全くのデタラメ情報である可能性も強い。ここで詳細を書くことはできないが、もしこれから数日以内に、横浜の小学校で体罰事件があったというニュースを見聞きしたら、ああ、これはびしが日記でブツクサ言っていた話だな、と考えていただていて結構です。
でももし教員が子供に対して、情報提供者が言うようなことを本当にしていたならば、その教員は気違いだ。ウソであることを願わずにはいられない。訳が分からない日記でしーましぇん。
10月16日(金)若人と一体化した日(大誤解)
とうとう恐れていたこの日がやってきた。会社の若手遊軍記者が主催するカラオケ大会。いいよ、オジサンは。若い人たちだけでやってよ。え、私も行かなきゃダメえ〜? 分かった分かった。最新ヒット歌謡の現況を知るために、ペンとノートを携えて同席しまひょ。皆が歌う曲の歌詞をメモしますけん。何ごとも取材、取材。
「ダイキライ、ダイキライ、ダイキライ、ダイスキ!」
ってそんなあ。人心を惑わす娘っこの歌が、どうして民衆を支持を集めるのじゃ? 「モーニング娘」とな。コーヒー代に50円プラスすると、トーストとゆで卵がついてくるってか。あ、面白くない、しーましぇん…。
「はてしない あの雲の彼方に 私を連れていって」
うむ、最新ヒット歌謡の中にも、なかなか味わい深い歌詞があるものよ。万葉歌人にも通じるダイナミズムを、そこはかとなく感じさせるわい。ほう、これは「ひと昔前」の曲なのかね。個人の歌か。ああ違うの、これも女性合唱隊の歌か。えっ、私に歌えっての。よし、清水の舞台から飛び下りたつもりで、1曲披露しようじゃないか。
「サソリのド・ク・は、あとできくのヨーン」
ど、どうしたことだ君たち。なぜ私の時だけ手拍子を休むのだ。ちゃんと手を叩きなさい、手を!。
「ヒトも街も宇宙も、まわれ、まわるタイミング」
テンポが速すぎるよう。メモが取れないじゃんか。今の曲もう1回頼む。今度はちゃんと書きとめるから。よしオッケー。え、また私? 分かった。当代人気ナンバーワンのデュエット曲をぶちかまして名誉挽回じゃ!
「ろんりいちゃっぷり〜いん…」
ど、どうしてオナゴ記者らは私を援護射撃してくれないんだ。1人でデュエット曲を歌う私が可哀相だと思わないのか。オジサン寂しい。お願いだ、助けてくれ!
「あなたは 雲の陰で 明日の夢を追いかけてた 私はうわの空で 別れを想った」
うわわ〜、この歌は「ふた昔前」だから私も知っている。だが諸般の事情ありて、この歌だけは聞きたくない。作詞者が気に入らないのだ。ちくしょう、昔は貧乏だったクセに、今や映画だCMだと稼ぎまくりやがって…。何、また私の番か、よし、口直しに聴いてくれ。「魂の歌」を。
「芸のためなら、女房も泣かすう〜!」
いやあ楽しかったねえ。満足満足。久々に若い人たちとの一体感が味わえて、オジサンうれしかった。私もまだまだ捨てたもんじゃないね。また誘ってよ。え? なぜだ。みんなで化石みたいになっちゃって。おい、どうしたんだ。みんな、しっかりしてくれい!
10月17日(土)優勝投手はデニーで
勤務なし。日本シリーズを自宅でのんびりテレビ観戦しようと思ったが、雨で順延に。西武のデニーが横浜打線をキリキリ舞いさせるところを見たかったのだが、まあ楽しみは後にとっておこう。
事情に詳しくない人に説明すると、デニーは2年前まで横浜に在籍していた投手。沖縄出身で、本名は友利結。ハーフでプロ球界一の二枚目だ。「デニー」というのはたしかミドルネームだったか(記憶が定かではない)。潜在能力が高かったにもかかわらず、横浜では「ノーコン」「やさ男」のレッテルを張られ、敗戦処理投手みたいな仕事しかさせてもらえなかった。 そんなこともあって私はカメラマン時代、ずっとデニーを応援していた。横浜の春季キャンプ(沖縄)を同行取材したときには、会社が「いらない」というのに連日デニーの写真を電送し続けたこともある。デニーも私が応援していると分かり、親しくしてくれていた。仲良くなると「さん」が「しゃん」になる人で、私が「びししゃん」と呼ばれるまでに、さほどの時間はかからなかった。
だが私が記者に転じた後に、デニーは横浜首脳陣による「不当労働行為」に耐えかね、自ら望んで西武に移籍。で、西武・東尾監督の指導の下、デニーは本来の実力を発揮してメキメキと頭角をあらわし、昨年は抑えのかなめとして、横浜の選手より1年早く日本シリーズのマウンドを踏んだ。そして今年のシリーズでは、古巣の横浜と対戦することになった。私は西武に優勝してほしい。そしてできれば、優勝投手はデニーでいってほしい。横浜スタジアムのマウンドで最終打者を三振にとり、満面の笑顔で両手を高々と突き上げるデニー。ああ、考えただけでワクワクする。サディスティックな東尾演出に、大いに期待したい。
でもまあ移籍先で大活躍できて、デニーは本当に幸運だったと思う。横浜優勝の陰では、球団にボロボロにされながら戦力外通告を受け、泣く泣く去っていく若い選手だっているのだから。
新聞社の中にも、他社へ行けばバリバリ活躍できるのに不当な扱いを受けて芽が出せない「昔のデニー」みたいな記者がたくさんいる。さあ、シリーズはみんなでデニーを応援しよう! と結びたいところだが、私にそんなことを言う権利はないので、とりあえず自分1人だけでも。
(デニーの話はオレバカでアップしようと思ったが、寂しいのでやめた)
10月18日(日)まあ、その、あれだ
今日も勤務なし。私は現在、自宅マンションの不良箇所(床の一部が浮いたり沈んだり、トランポリン状態になっている。宙返りの練習にはモッテコイではあるが)をめぐって管理会社、建設会社とケンカしている真っ最中。朝から自宅で両社に対する抗議書、質問書、要望書を作成する作業に追われる。ああ、空しいなあ。
夜は自宅で日本シリーズを観る。まあ、その、あれだ、シリーズは横浜の優勝だな…。昨日の日記が台無しぃ〜(iヘi)。今日の西武は守備の乱れがやけに目立ったなあ。場慣れのために終盤デニーが出てきたときも、つまらない内野ゴロエラーで点が入っちゃったし。横浜も大魔神に全然切れがなかったのは、病み上がりのせいだろうか。日本シリーズはどっちかに王手がかかってからでないと、やっぱり観ていていまいち面白くない。
それにしても、今日はデニーが登板したときに、1塁・ライト側の横浜応援スタンドから「デニー!」コールが起こったのは意外だった。本人も「自分がマウンドに立つときは絶対にヤジられるだろう」と思っていたらしいので、きっとうれしかっただろう。優しいねえ、横浜ファンは。
明日からはまた勤務だが、どうやら日本シリーズと国民体育大会(横浜が主会場)が重なりそうな気配なので、今後2週間はめちゃくちゃ忙しくなりそうだ。明日の朝刊を含め、これから一体どんな紙面展開がなされるのか、考えただけで恐ろしい。
そんなこんなで日々の日記の更新も滞るかと思いますが、しばらくはご勘弁くださいませ。
10月19日(月)泊まり明けは休めるが…
今日は泊まり勤務。いままではローテーが金曜日に集中し、明けの日が土曜の公休日と重なり、休みが1日損をするパターンが多かった。「この不公平を是正してくれ!」と会社に訴えたところ、こういう結果になった。だが、明日は日本シリーズ関連の取材で、泊まり明けとはいっても仕事をしなければならなそうで、えっ、明日は移動日で試合はない? ゥラッキィー! \(^o^)/ よし、明日は休むぜ! で、私は何をするのかというと、自宅で原稿を打ちまくるのだ。取材が済んでいながら放置してある話が山積していて、それらを片付けるには休みを使うより仕方がないのである(iヘi)。
ただいま午後7時半。事件警戒で警察本部に行くため、本日はこのへんで。日本シリーズのダフ屋検挙が多そうだな、今夜は…。
10月20日(火)出頭せい!
横たわる、君の頬に、朝の光が差している(中略)もお〜にんもおにん、君の朝だよ、もお〜にんもおにん、キ・ミ・の・朝・だよ。
泊まり明け。組合員の既得権として、大手を振って休んでやるぜ、へっへっへ。そして自宅で会社の原稿打ち。トホホ。
昨夜は横浜市内で強盗致傷事件。お寺に男が押し入り、90歳の住職に「金を出せ!」。住職が「ない!」とお引き取り願ったところ、男は手にした包丁で住職の顔を切りつけて逃走。住職は顔に切り傷を負ったほか、頭の骨を折るなどして全治1ヵ月の重傷。コツソショウショウのおじいちゃんに何てことをするんじゃい! 男よ、罪を恥じて警察に出頭するように。
ただいま午前9時。これから家に帰ってちょっとだけ寝ます。みなさん、ごきげんよう。
10月21日(水)燃える星たちよ
昨夜は横浜駅東口・地下広場にある「大魔神社」で人と待ち合わせ。東口商店街が集客促進を狙い、横浜ベイスターズの優勝を祈願すると称して建てたニワカ神社だ。私は早めに到着し、先方は遅れたので、つごう30分ほど神社わきで突っ立っていた。待ち人が来た後、近くのスペイン料理店でメシを食べながら白ワインとサングリアをガブガブ飲んだ。続いて西口にある1杯オール300円のショットバーで怪しいカクテルなどを飲んでいるうち、メチャメチャ頭がいたくなり、最後は先方が何を話しているのかほとんど分からない(Mさん、日記読んでたらゴメンナサイ)くらいに悪酔いしてしまった。
そして、家に戻ってベッドに横になった途端、私の頭の中を、ある曲がグルグルグルグルとかけ巡った。
オーッオーウオーウオ。ヨッコハマベイスターズ、燃える星たちよ レッツゴー オーッオーウオーウオ。ヨッコハマベイスターズ、夢を追いかけろ
これは横浜ベイスターズの応援歌。私は酔った頭で思い出した。待ち合わせのときに、大魔神社で繰り返し繰り返しこの曲がかかっていたのだ。人が寝ようっていうときに一体何なんだ…。 おまけにガンガンガンガンと「頭拍子」が応援歌に加勢し、曲と心拍のテンポが見事な一体感をみせるではないか。だが観念して応援歌に身をゆだねているうちに、いつしか寝入り、朝になっていた。
目が覚めたときには応援歌の歌詞をすっかり覚えていた。そんな自分が、悔しい。
10月22日(木)アレをふさぐ失うもののない俺
今日はあちこち取材に出歩かなければならないうえ、外がえらく寒かったので、タンスからセーターを引っ張り出し、着込んだ。
バスに乗って吊革につかまったり、コンビニで野菜ジュースを買い、店の外でグイッと飲んだり、取材相手の家でセンベをごちそうになったり…。
会社に戻ってトイレで用を足し、鏡を見ると髪がぼさぼさだった。そして両手で髪をかき上げようとして、私は鏡に映るおのれの姿にキャっと悲鳴を上げた。なんとセーターの左ひじに、直径5センチの穴がポッカリと開いていたのだ。
油断した。セーターを着るときにもっと注意すべきだったなあ。今日一日で多数のギャラリーが「穴ぼこ」を目撃し、クスクス笑っていたことだろう。失われた時はもう戻ってこない。だが心にもポッカリ穴のあいた私だ。失うものなど何もない。ナンチャッテ〜。
応急処置として編集総務課から裁縫セットを借り。U女史の制止も聞かず木綿糸で穴をふさぐ。
10月23日(金)こじつけ記事に噴飯
朝食を取りながら、自宅に配達されてきた会社の新聞を開いて、噴飯した。横浜市中区が、区の花であるチューリップのシンボルマークを募集したところ、当初予想の200通をはるかに超える1200通の応募があったという記事。区として初めて公募雑誌に募集記事を掲載し、全国規模で応募者をつのったのが原因だが、新聞では「中区の横浜スタジアムを本拠とする横浜ベイスターズのリーグ優勝でイメージが定着し、応募に拍車がかかったのかも」と、誘導尋問に引っかかった区職員の声を紹介して結んでいる。「こじつけ」ここに極まれり。しかもこれが第二社会面のトップ記事とは…。私は出社するやいなや編集局長に、「一体この記事は何ですか。というよりも、これは新聞記事じゃない。ますます読者の信用を失うじゃないですか。局長はどう考えてるんですか?」と詰め寄った。するとくだんの局長はびっくりした表情でこう言った。「なあ、びし田よう。俺はこの記事、てっきりお前が書いたものとばかり思っていたよ」。私は気勢をそがれ、一気に腰くだけ〜。
日本シリーズは横浜、西武ともに2勝で後半戦を迎える。まあ、その、あれだ、勝負はどうなるか分からないな(日和見主義者)。だが、横浜スタジアムでデニーが優勝投手になるびしシナリオに、少しずつ近づいているような気も…。
10月24日(土)三者択一 正解は…
横浜を主会場とする「かながわ・ゆめ国体」と、プロ野球・日本シリーズとが重なる最悪のパターン。このメチャクチャ忙しい状況にあって、私はどこで何をしていたのかというと、1・国体の開会式が行われた横浜国際競技場のスタンドで取材中、あまりの寒さに我慢できず、所持していたキクマサ酒パック(180cc)で暖をとる。ウィーッ! 2・日本シリーズが行われた所沢ドーム球場のスタンドで取材中、あまりの冷え込みに耐え切れず、隠し持っていた燗番娘(180cc)で寒さをしのぐ。クゥーッ! 3・まんまと仕事をのがれ、自宅のテレビで国体の開会式と日本シリーズを観ながら、純米・山田錦(1800cc)でメートルを上げる。ヒック… ま、この3つのうちのいずれかです (^o^;)。
まあ、その、あれだ、日本シリーズの行方は二者択一だな(当たり前じゃねーか)。ホントに忙しいのはあさってからだ。ヒック…。
10月25日(日)機械かえても筆力かわらず?
会社が甲子園取材(横浜-阪神)の出張手当をくれたので、話のタネにマッキントッシュの基本ソフト「OS8.5」を横浜駅西口のパソコン屋で購入し、自宅のマシンにインストールしてみる。でもやめときゃよかったか。基本ソフトを動かすだけでメモリーを22メガも食うとは信じられん。しかもメチャ遅い! G3マシンで、たくさんメモリー積んでるなら効果があるんだろうけど、私の「昔マック」ではいかんともしがたい。しばらく様子をみたあとで、また「8.1」に戻すかどうか決めるとしよう。
最近のアップル社は上り調子のようだが、人気のiMacや新OSはホントに使い勝手がいいのだろうか。マック雑誌を読む限りでは評判は上々のようだが、なーんか疑わしい。その筋の専門家ならばただ褒めちぎるだけでなく、きちんとハードやソフトの検証をして、マズイところはマズイと批判したほうが、読者の信頼を得られると思うのだけど。ま(何も分からないでデタラメ書いている)一部新聞のマック報道もヒドイけどね。
今日はパソコン屋で、「ベイスターズ日本一まであと1勝セール」と称して、WINのノート機が3〜10万で投げ売りされているのを見た。便乗商法もここまで来たか。なに、優勝したらもっと値引きするのだと? 全くケシカラン! よし、懲らしめのために、そのときは私が1台買おう (^o^;)。
10月27日(火)OSを元に戻す
今日は早々に帰宅するや、日曜日にインストールしたマックの新OSを、古いOSに戻す作業に取りかかる。メガを食う上に遅いときた日にゃ、そのままにしておくわけにはいかない。アップル社は恐らく、後から発覚したバグを解消するアップデータを配付することだろう。そしたらもう1度インストールしてみっか(ちっとも懲りていない私であった)。ただいま午後8時半。眠い。寝ます。
10月28日(水)脳味噌ははや正月
日本シリーズが終わり、国体が終わり、横浜がらみのスポーツイベントはほぼ終了した。やれやれ、これで通常の取材に戻れるぞ、と喜んだのもつかの間、「そろそろ元日付け紙面の企画と取材に着手しないといけないな」という声がどこからともなく。ゾッゾ〜。ついに来たか悪魔の季節が…。元旦に配達される新聞は、いつもの3〜4倍、100ページを超える分量であることはご承知のとおり。記者は11月にそのための取材をして、12月アタマまでには原稿を出さなければならないのだ。私が考えなければいけないのは横浜をテーマにした特集企画2本(計3ページ)、日々の取材はもちろん同時にこなさなければならない。会社にとって大事なのは紙面下半分の新春広告であって、記事なんて字が埋まっていればそれでいいという考えらしい。読者を愚弄するにもほどがあるが、この悪習、延々と続いていきそうだわい。私が働く業界のことながら、許せん。だが仕事をする限りは、読者に目を通してもらえる企画を立てたい。
10月29日(木)バイト君悲哀2
今年の横浜のスポーツ話題でJリーグが鳴りをひそめていると思ったら、フリューゲルスがマリノスに吸収合併されるという大ニュースが朝刊をにぎわした。サッカーが他種目に一矢報いたという感じだ。ちょっと違うか。まあフリューゲルスも、ベイスターズに吸収されなかったことがせめてもの救いだ (^o^;)。 それにしても、かつてフリューゲルスで活躍し、他チームに移ったあげくに戦力外通告を受けたGKの森選手はどうしているのだろうか。好きだったんだけどな。森君のその後をご存じの方は、お教えください。
今日は朝早く、来年入社予定のバイト君と一緒に市内の地下鉄駅に出かけた。数日前にバイト君は駅構内の写真を新聞記事用に撮るよう社から命じられて、一度単独で撮影に行ったのだが、人がいない日中の時間帯でアングルも悪かったため、あえなく撮り直しとなった。ろくすっぽ指導もしないで「撮り直せ!」もないものだ。気の毒に思った私はボランティアで再取材に同行し、通勤・通学客がいきかう駅のコンコースで、レンズの焦点距離とアングル、露出をアドバイス。バイト君は懸命にシャッターを切った。今度は大丈夫だろうと思った。
ところが、会社に戻ってフィルムを現像してみると、驚いたことに、すべてのコマに彼の人さし指が写っていた。1眼レフだから指がレンズにかかっているのは分かるはずなのだが、きっと緊張していたのだろう。一度は殺そうかとも思ったが、まあ仕方がない。指がかかった部分をトリミングして紙面に使用することにした。
「僕は入社する前に自信を失い、ダメになってしまうのではなかろうか」とバイト君。なに、だれにでも失敗はある。まあ「オレバカ」でも読んで元気を出してくれたまえ。
10月30日(金)8.1プラス8.5が得策では
マックの新システムに関して日記でちょこっと書いたところ、林檎系閲覧者から関連のメールがバンバン届くようになった。ひどい目に遭ったと憤る人、インストールはやめようかと不安にかられる人…。私に関して言えば、基本システムは元に戻したけれど、アップルメニューの「システムプロフィール」とか、コントロールバーの「リモートアクセス状況」とかの、新システムで便利になった部分だけは残して使用している。その結果、以前より少しではあるが快適になった。私が推奨するのは、8.1をベースに8.5の機能を若干付加する、というやり方デス。いくら100個のフォルダを開く時間が新システムの方が速くても、日常的な使用で不快感が出るんじゃ仕方がないが、ちょっと良くなった部分については評価してやってもいいのでは。ま、そのためには、一度8.5を入れてから8.1に戻す作業が必要ではあるが。もしかしたら、8.5が自分のマシンに最適だという人だっているでしょうしね。自分で元に戻せる技量と時間があるならば、試しにインストールしてみるのがいいでしょう(責任は持たないけど)。ひとつだけ私が分かったことだけど、8.5と人気のシェアウエア「カレッドスコープ」の現バージョンは同居できません。起動時に8割方フリーズします。
窓系閲覧者の皆さんには無縁の話題で、しーましぇん。でも私はWIN機も愛用してます。一番大事なのは機械ではなく、機械を通じて何を表現するか、ということですけん。
10月31日(土)ブラックな一日所長
休日取材当番で「横浜矯正展」を取材。矯正展というのは、受刑者が刑務作業でこしらえた食器や家具類を展示即売する催しのことで、今日の会場は横浜刑務所。どの商品も市価より2〜3割安いため、押すなおすなの大盛況だったが、商品の質の高さを考えると、もうちょっと高い値段をつけてもいいのではと思った。でも同刑務所の幹部職員は「最近は家具や食器のディスカウントが当り前になっているから、なかなか厳しいんですよ」という。
何より驚いたのは、この催しで一日刑務所長として呼ばれたのが、「昭和枯れすすき」で知られる演歌歌手のさくらさんだったこと。当時は「さくらと一郎」だったのだが、一郎さんは新たに若い女性とペアを組んで「新さくらと一郎」として活動しているらしい。この日は歌謡ショーもあると聞き、私はゾッとした。一郎に捨てられた傷心の旧さくらが、受刑者の社会復帰を支援する矯正展の会場で、「貧しさに負けたあ〜、いいえ、世間に負けたあ〜、この街も追われたあ〜、いっそ、きれいに、死のおかあ〜」なんて歌っていいのだろうか。「いやあ、実際のところ賛否両論あったんですけどね」と刑務所幹部。当り前じゃ。こんなブラックジョークはまたとないわい。
幹部は続けて言う。「でね、今日は一郎さんのパートをだれが歌うのか、まだきちんと決めてないんです。びしさん、どうですか。よろしかったらさくらさんと一緒に歌いませんか?」 私は固辞した。「そんなもん所長が歌うしかないじゃありませんか。明日の朝刊で紹介させてもらいますよ。●●刑務所長が矯正展で、一日所長のさくらさんとデュエットし、『世間の風の冷たさに、こみ上げる涙ぁ〜』と『昭和枯れすすき』を熱唱した、ってね」「そ、そこまで具体的に書かなくても…」「じゃ、抽象的に書いときます」
歌謡ショーを待たずに私は会場を後にした。現場にいるのが怖かった。刑務所の口車に乗って、矯正展でさくらさんと「昭和枯れすすき」をデュエットしていれば、近ごろ更新が滞っている「オレバカ」で紹介できただろうけれど、いくら何でも「黒」すぎる (^o^;)。