【2006年1〜12月のサシツマ】
12月31日(日)生存報告
赤川次郎氏に家系の恥部をネタとして売却した親族を「頃す!」と息巻いておきながら、その後ネット上で消息を絶ち、逆に親族の返り討ちにあって頃されたのではないか、という風説も流布しましたが、取り敢えず生きてます。
EINを留守にしていた間、私は何をしていたかというと、超多忙な日々を送っていました。小学校の同窓会幹事として(^o^;)
2007年はEIN開設10周年。超細々とながらも続けていきますので、来年もご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
9月17日(日)赤川にネタ売った親族を頃す!(下)
びし乃蔵家は乞食に、もうやめてくれよATOK2006! 古事記に出てくる走水(はしりみず)の地を発祥とし、日本武尊(やまとたけるのみこと)と弟橘姫(おとたちばなひめ)の、“こぼれ種”の子孫であると代々語り継がれる「裏神話の一族」である。こんな風に書くといかにも高貴そうだが、実際は「貧乏漁師の家柄」である。男系男子がきわめて少なく、生まれてくるのは女児ばかりで絶滅が危惧、されてはいないだろう。調べてはいないが、日本に「びし乃蔵」姓は100人もいないのではないか。かくいう私も営み意欲がゼロに等しく、一族の存続・繁栄に寄与する気持ちはない。私の兄(長男)も同じく。
とにかく珍奇な苗字なので、一族の誰かが罪を犯して新聞沙汰になったり、映画や小説の題材になったり、世間で目立つような事態だけは避けたいなあ、と思っていた。ところが… 私がいのリンやみつヨンに萌え、たかみんに嫉妬などしている間に、恐るべき事態が起こっていたのだ。なんと昨年、赤川次郎氏が、私の一族で起きた架空の殺人事件を題材にした推理小説を執筆・刊行していたのである。
苗字だけを使うならまだしも、びし乃蔵は「○○の家系」などと、書き出し2ページ目から一族の秘密が白日の下にさらされ、慄然とした。いったい誰だ? 赤川次郎に一族のネタを売ったのは! あまつさえ、本来なら好青年に書かれるべき次男が悪し様に描かれているところに、情報提供者の悪意を感じる。かなり内情に詳しいので、親族のだれかがタレ込んだに違いない。恐らくこれは「○○の家系」の被害を被った嫁の中の一人か、あるいは娘の“犯行”ではないかと見ている。ああ、こんな小説、早く絶版になってしまえばいいのに…
がしかし、読んでみるとこれがひどく面白い。これまで私が読んだ赤川氏の作品群の中で、3本の指に入るぐらいの傑作である。だからこそ怖いのだ。映画化が、ドラマ化が…。そうなる前に赤川氏には「びし乃蔵という苗字は、田中さんとか鈴木さんとか佐藤さんとか、平凡なものに変えてください! 一族が困りますから、本当に!」と嘆願するより他にあるまい。
ああ困った、本当に困った。グーグルで私の苗字と「赤川」をアンド検索しようとしている“あなた”に困った…。
今回はあっという間に「完」
9月15日(金)赤川にネタ売った親族を頃す!(上)
も、萌ふぇ〜!!!
片道2時間の帰宅電車の中でやけ酒をくらい、酩酊状態でJR立川駅に降り立ったら、いのリン様が路上ライブをやっているではないか、「路上」をやるときは公式サイト(ぜってーリンク張らねーよ、ぜってー!)で予告があるのに、今夜は全くの無通告ライブであった。新曲の練習を兼ねて、聴衆のレスポンスを探るのが目的だったようだ。ラスト2曲しか聴けなかったが、私服の、違うよ、私腹の、違うっての、至福(ようやく言うことを聞いてくれたなATOK2006。だがお前はクビ)のひとときであった。
「ふてきな演奏れしたぁ ありがとうござひまひたぁ〜。ひぃつもひょっぱらっふぇ、赤ひ顔ひてふみまふぇ〜ん…」と、謝罪と謝辞を述べ立てると、「もう見慣れちゃいました、うふふっ♪」と笑顔を見せてくださった、売る鷲の(お前もかよIME!)もとい、麗しのいのリン様。ただただ萌えるしかない私であった(しかしその横で、鼻で笑っている伊藤たかみ似のギタリストはどうにかならないものか)。
多摩地区の自然と、いのリン様の歌声とピュアな歌詞にふれ、ああ、立川の農家に生まれ育って良かった… そんな「見え透いた勘違い」を延々と続けていたかった。私は養子にでも入って苗字を変え、出自を隠し続けたかった。ところが、わが一族の秘密がおよそ1年半前に、その珍奇な苗字とともに公(おおやけ)にされていたことを、私は今日になってようやく気づかされたのである。
私の兄(長男)の娘、つまり私の姪が数年前、何者かによって殺されていたのだ。そのことも今日になって初めて知らされた。そして姪の母、すなわち兄の嫁が、「一族の中に犯人がいる」として、ある時期は私に疑いをかけていたことも知って、私はただただ驚愕するより他に、なす術(すべ)がなかった…
続く
JR立川駅のペデストリアンデッキには夜な夜な、ストリートミュージシャンが出没するが、そんな中でピカイチ心惹かれる女性シンガーがいる。「いのリン」(私が勝手につけたあだ名)様である。
改札口を出て北か南か、いのリン様の歌声が聴こえてくると、体がグググ〜っとそっち方面に引き寄せられ、知らず知らず聴衆の輪に加わり、多摩モノレールに乗り換えることをすっかり忘れてしまう私。いのリン様が自ら紡ぎ出したピュアな歌詞に、心洗われていく私。「ああ、立川の農家に生まれ育って良かった」と出自すら錯覚してしまう私。
いのリン様は2年前、テレビアニメのテーマ曲を歌唱し、メジャーレーベルからCDも発売され、その曲はUSENのカラオケにも収録さているのに、なんでまた路上に戻ってきたのだろう。謎だ。今は「手焼き」のCDを道端に並べ、1枚1000円(3曲入り)で販売している。んで、結構売れている。
かくいう私も、そのCDを手に取っちゃったりして、1000円払って買っちゃったりして、「あのう、ジャケットにサインしてもらっていいですか?」なんておねだりしちゃったりして、「ついでに、握手して、もらえませんか…」なんて頬を赤らめてお願いしちゃったりして、その少し冷たい手に触れながら(もっ、もっ… 萌え〜!!!)とかいって心の中で叫んじゃったりして…
で、ひとしきり萌えた後で沸き上がってくる疑念はコイツ→(伴奏のギター弾いてるニイちゃんは、ひょっとして、カレシか?)
言われてみれば確かに(誰が言ったんだ?)面立ちが伊藤たかみに似ている。だからこそ、なおのこと悔しいのである。時代の潮流は今、ひょっとして「伊藤たかみ顔」なのか? まあいいや。その「たかみん」に似た「たかゆき」さんのギターがまた上手で、いのリン様の歌声にピッタリで、我知らず「ああ、立川の〜」のフレーズが繰り返されるのであった。
しかし、私が仕事を終えて立川駅に着く頃には演奏が終わっているか、警察に追い払われるかして、いのリン様に遭遇できるのは月に一度あるかないかの、幻の出来事でなのある。そして今夜も胸を高鳴らせながら改札口を出たものの、いのリン様にはあえなく会えなかった… 仕方がないので帰宅してからいのリン様のCDを聴いて、労働の疲れを癒している私なのであった。いのリン様には公式サイトもあるが、ぜってー教えねーよ、ぜってー! いのリン様がメジャーになり過ぎちゃって立川駅に来なくなってしまったら、立川の農家に生まれ育った甲斐がなくなっちゃうジャン…
9月2日(土)代わりに書いていただく今日は新宿の某居酒屋でオフ会。モバイルノートを持ち込んだので、目の前にいるお方に、私の代わりに「サシツマ」を書いていただくことにしたい。ではどうぞ、よろしくお願いいたします。
いきなり振られて困っている某サイト管理人です。
知り合い(瀬戸内沿岸某県某市在住)がのらぼうを現地で栽培しようと企んでいるんですが、どう考えても現地の気候(霜がほとんど降りない)でうまく育つはずがない。うまく育てるコツをご存じの方、ご一報を。
(9.3追記)二日酔い。ていうか今年の「虫動向」は異常だ。多摩地区ではショウリョウバッタが大発生し、葉物野菜は食われまくり。かたや例年なら今ごろは樹上でリーリーと鳴きわめいているはずの青松虫の声、が全く聴こえない。これは「天変地異」の前兆か??
8月22日(火)「金鵄」との再会(最終回の最終回)約50日も引っ張った挙げ句、最終回の最終回はあっけなく終わるのであった。
無惨な姿に変わり果てた「バット」のパッケージ。味の方はどうなったのか。土曜日の午後だった。私はカイシャに戻って体育館裏みたいな人気(ひとけ)のない場所に身を潜めた。高校時代の“現行犯逮捕”がトラウマになっているのか、たばこを吸っている場面を人に見られるのが嫌なのである。で、中のたばこを取り出すべく、パッケージ上の銀紙をむしり取ろうとしているとき、側面に何やら言い訳がましい文言が書かれていることに気が付いた。字が細かくてよく見えない。私は眼鏡を下にずらし、裸眼で約10センチの超至近距離からその字を読み取ろうとした。そして、
「!!!!…」

沈黙の絶叫。そこまでやるか「日本たばこ」。われわれが「吸うとマイるど」と揶揄(やゆ)したのは単なるユーモアだったのに、これではメーカー自体が「それは事実でございます」と認めているようなものではないか。自社が製造・販売している製品を、ここまで陵辱して平気なのか「JT」は。こんな但し書きを付けるぐらいなら、パッケージから「SWEET & MILD」の文字を削除するか、「バット」の製造そのものをやめてしまえば良かったのに…。しかし自社製品を貶(おとし)める徹底ぶりが段々と滑稽に思えてきて、もう一度その但し書きを読んで、最後には「わっはっは〜!」と笑ってしまった。
で、一本吸ってみた。味は昔と変わらない。やはり「SWEET & MILD」とは言い難いキツさが、頭の中にガツンとくさびを打ち込む。半面で、懐かしさがこみ上げる。高校時代の思い出がよみがえる。うつむき加減で感慨に浸っていたら、目線の先に白いスニーカーがすっと入ってきて立ち止まった。顔を上げると同じフロアで働く若い女性スタッフが、両手で口を覆って立っていた。目にはなぜだか、うっすらと涙がたまっている。「信じられな〜い! びし澤さんって、たばこ吸う人だったんですかぁ!?」「あ、うん」「…いつからですか…」「18からだけど」「もう最低〜! 幻滅ぅ〜! そんな人だとは思わなかったのにぃ〜!」「君こそなんで、こんな“体育館裏”にいるんだよ」「いいんです、そんなこと! もうみんなに言いふらしてやるぅ〜!」「あ、ちょ、ちょっと待ってよ〜!」。涙目で走り去る女性スタッフを、(何で?)と思いながらも私は追いかけたのであった。
その2日後、出社した私の机の上に、1冊の本が置かれていた。「太陽と毒ぐも」。あ、これって“体育館裏”で落としたのかも… この四半世紀というもの、自分は人間的にまったく成長していない気がする。相も変わらず馬鹿だ。変わったことといえば、小脇に抱えた愛読書の著者が、紫式部から角田光代に転じたことぐらいだろう。それにしてもこの本、いったい誰が拾って届けてくれたのだろう。「彼女」は否定しているし、だったら誰が… この謎を解くべく50日を費やしたが、とうとう判明できぬまま本稿は幕を閉じようとしていた。そして残る19本のバットは今も吸われることなく、私の机の中にしまい込まれている。
おわり(だが人間関係的にはまだモメている)
今日はツキイチの古紙(新聞)回収日だった。行政の回収車に出すのではなく、住んでいるダンチの管理組合が収集し、業者に売って管理組合の収入に回すのである。収集場所に新聞を持って行くと、アルミ缶もポリバケツの中で満杯になっていた。このままじゃあふれるな。そう思い、自主的にアルミ缶つぶしを開始した。
両手で愚者、じゃなくてグシャ、グシャと缶をつぶす作業は、意外とストレス解消に良さそうだ。作業をしているうちに、このダンチの住民が何を飲んでいるか、その割合が分かってきた。ナンバーワンはキリンの第三のビール「のどごし生」、つづいて同社のチューハイ「氷結」、そして同社の発泡酒「淡麗」である。この3銘柄で5割は楽に超えている。アサヒの 「スーパードライ」は1割にも満たない。これは市場での割合と同じではなく、このダンチ居住者の所得なども色濃く反映されているのであろう。ちなみに私はもっぱら「のどごし生」である。
で、グシャグシャとやっているうちに、アルミ缶の表面に2センチ角ぐらいのシールが貼り付いていることに気づいた。これはリサイクルの時に不純物となり、よろしくない。缶つぶしに加えてシールはがしまで始まった。愚者、ペロ、愚者、ペロ、愚者、ペロ… にしてもこのシール、プラなのか紙なのか、よく分からん。とりあえず、ビニールシートに1枚いちまい無造作に貼り付けていった。
そんな作業を続けていると、ダンチの管理組合役員がやって来た。「お早うございます」「お、若い人が進んで、嬉しいねえ〜」「いえいえ、先週はお盆だったからアルミ缶もいつもより多いでしょうし、見て見ぬふりもできなくて」「いや〜、アルミ缶はさあ、どこからかやって来て盗んで売る奴がいてねえ。見かけて注意すると、『捨ててある物を持って行って何が悪い!』って開き直られるんだよ」「盗っ人猛々しい、というやつですね」「だからこうして時々見回りしてるんだけど、君がいるならしばらくは安心だね。じゃあご厚意に甘えて、缶の方、よろしくお願いします」「はい、お任せください」
引き続き、愚者ペロ愚者ペロを小一時間、いや、小二時間ぐらいやっていただろうか。20×30センチぐらいのビニールシート2枚に、シールがびっしりと貼り付いた。表側だけじゃ間に合わなくて、裏にも貼ったんだけど、全部で200枚ぐらいだろうか。なんだか馬鹿馬鹿しいことをしたなあ。などと思いつつ、シールの表面に何気なく目をやると、小さな文字でこんなことが書いてある。
「選ぼうニッポンのうまいプレゼント」
そ、そうかあ。これは懸賞の応募シールだったのだな。缶にシールを貼り付けているキリンビールのサイトで調べてみると、6枚1口、1人何口でも応募できるというではないか。仕方がない。非常に不本意ではあるが、知らず知らずに集まったシールで、応募してみようじゃないか。和牛セットがいいか、ふぐちりセットがいいか、アイテムが多すぎて迷うなあ〜。ルンルン♪
中には丸いシールもあり、こちらはアサヒビールが9月からキャンペーンを始める「うまい! 旬感プレゼント」のやつで、12枚1口と効率が悪いが、当選品の価格としてはキリンビールの3倍はする。数えてみたら16枚。これじゃあキャンペーンが始まっても1口しか応募できないじゃん。仕方がない。非常に不本意ではあるが、来週以降もアルミ缶の「愚者ペロ行動」を継続することにしよう。
そしてもし私が「うまい」ものをゲトしたあかつきには、当選品をダンチの管理組合に贈呈しようと考えていることは言うまでもない。しかし、管理組合は贈呈を辞退するだろう。「いやあ〜、組合がお肉をもらっても仕方がないから、君が食べてくれればいいよ。缶つぶしを手伝ってくれたお礼だと思ってさあ、遠慮しないでよ!」。そして私は晴れて、「ニッポンのうまい」を口にすることができるのである。わっはっは!
でもこれまで何回応募しても、「ニッポンのうまい」に当選したためしがないんだよね、私…(iヘi)
と言っても高見盛関のことではない。芥川賞を受賞した伊藤たかみ関のことである。信じたくはないが、角田光代さんの旦那らしい。文藝春秋の9月特別号として、氏の受賞作「八月の路上に捨てる」が全文掲載された。で、それを告知する文春のワイド中吊りには驚かされた。

すんげー、芸能人みたいな扱いだな…。でもいいよ風貌は、肝心なのは作風だよ。私は「お客様相談センター」の女性スタッフから、読み終えた文春9月号を貸していただき、さっそく受賞作品を読んでみた。読後感は「なんだかこの作品、奥さんの『赤ペン』が相当入っていないか?」。角田さんは「受賞作はこれから読みます」と、たかみん受賞の記者会見場に駆けつけて報道陣に語ったというが、本当は「添削しまくり」だったのでは? たかみんにはぜひ、角田さんの「空中庭園」第1話に出てくる男子高校生の森崎くんのように、「ぜってーねーよ、ぜってー!」と完全否定できるような受賞後第一作を期待したいものである。
てゆーか受賞作である。選考委員の樹のぶ子さんも賞讃しているが(ネタばれ注意) 本気とも浮気ともつかない微妙な男女関係を、「よそ心」という独自の言葉で表現しているところが巧みだな、と思った次第。翻って自分の半生は、親きょうだい、友人、恋人、同僚など、男女の別なく「よそ心」ですり抜けてきたような気がして、生き方を間違ったかな、などと反省させられた。この「よそ心」という3文字に出会っただけで、この作品は十分に読む価値があったと言えよう。
しかし(ネタばれ注意)文春9月号401ページの14〜16行目は妬けるなぁ、チキショ〜め! この部分は角田さんを「ハンドモデル」にして描写していることは間違いなし。「ぜってーねーよ、ぜってー!」と、たとえたかみんが森崎くんになろうとも、ぜってーまちげーねーよ、ぜってー!
悔しいから、たかみんには個人的に罰ゲームを科したい。この受賞作は60〜90分のテレビドラマで十分いけるので、主人公(バイト男)をたかみんが自ら演じるように。この作品を読んでいると、主人公はたかみんのイメージしか浮かばないほど、作家の風貌と作風が一致した希有なハマリ役である。そして、妻役には南海キャンディーズのしずちゃん、不倫相手役には吉本新喜劇の山田花子嬢をフィーチャーするのだ。で、肝心の、主人公と2人1組で働くバイト先の女性正社員の役は、いろいろと考えてみたが、一番ピッタリくるのはやっぱり、角田光代さんかも。「ぜってーあわねーよ、ぜってー!」とお客様相談センターの女性スタッフからブーイングが上がりそうだが、ぜってーあうよ、ぜってー! にしても、罰ゲームにしちゃ幸せすぎか。たかみんにも奥さんのように、「文壇の正社員」を目指してこれから先も、良作をバンバン書いてもらいたいものである。
そうこうしているうちに、「ゴールデンバット」との永訣の夜からは四半世紀以上もの年月が、そして「衝撃の日」からは、1カ月以上が過ぎてしまった。06年7月1日、たばこの増税値上げが実施された。私が時折吸っている、「MF」の系譜を継ぐ「ハイライトメンソール」が1箱270円から290円になった。「たけえよ、もう吸えねえよ、やってらんねえよ」みたいな…
で、こうなりゃ安い銘柄に変えるより仕方がないな、と思いたち、四半世紀ぶりに自分の頭に思い浮かんだのが「ゴールデンバット」だったのである。あの雨が降りしきる体育館裏の「永訣の夜」は、一体何だったのか。恐らくは若気の至りであろう。わっはっは!
がしかし、今でもバットは売ってるのか? 何年か前にボックスタイプのが250円ぐらいで売っていた時期があったのは知っているが、ああいう邪道じゃなくて、スタンダードタイプはまだ販売されているのだろうか? さっそく大手百貨店のたばこ売り場に足を運んでみた。
「あのう、『ゴールデンバット』、まだ売ってますか?」「はい、ございますよ」「へえぇ〜、まだあったんだ。で、1箱いくらですか?」「140円です」「うおお〜、25年前の4倍以上じゃん。で、値上げ前はいくらだったんですか?」「130円です」「10円の値上げか…」「お買い上げになりますか?」「う〜ん。じゃ、買う。1箱ください」
品物は陳列されておらず、デパート嬢はラックの引き出しを開けて、中から黄緑色の小さなパッケージを一つ取り出し、両手で私に差し出した。それを見るなり私は絶叫した。
「何なんだよ、これはぁ〜!」

パッケージの色や大きさは昔のままだ。しかし、肺ガンの危険性や胎児への悪影響を訴える警告文がパッケージの下5分の2のスペースを占領し、かつては縦一列で飛翔していた「金鵄」(きんし)が、いつの間にか横一列のデザインに改ざんされているではないか。あまつさえ金鵄の大きさが、2分の1に縮小されている。これはヒドい、ヒドすぎる…。唯一の救いは、「SWEET & MILD」の文字が、辛うじて残っていることであった。
「どうしいたしましょう? お買い上げになりますか?」。呆然とする私の表情を怪訝そうに見つめながら、デパート嬢はたずねる。「…買う…」。私は財布から500円玉1枚を渡し、おつりを360円もらって、無惨な姿に変わり果てた「ゴールデンバット」を1箱、胸ポケットに入れて百貨店を後にした。パッケージデザインの改ざんは7月1日よりも以前に行われたものではあるが、増税値上げの痛みを倍加させるには十分過ぎる衝撃であった。しかしその時はまだ、自らの青春の1ページをズタズタに切り裂くような「悪魔の文言」が、そのパッケージに新たに刻まれていることに、私は全く気づいていなかったのである。
いつまでもだらだらと続く
27日から2日間の日程で茨城・水戸で開かれたNIE全国大会に参加してみた。今回は記者兼カメラマン兼ツアーコンダクターという一人三役。ことしのテーマは「学校から家庭・地域へと広めようNIE」というもので、従来のNIEを「学校NIE」と位置づけ、そのノウハウを生かして「家庭NIE」「地域NIE」へと間口を広げよう、という趣旨。
これって何だか「おまいらとにかく何でもいいから新聞嫁!」 つってなりふり構わず叫んでるみたいで、いいのかな〜、みたいな… 未成熟な学校NIEを充実させる方が先決じゃないの? と思ったりもしたのだが、口が裂けてもそんなことは言えない。しかし、もう口が裂けまくりだ。
大会初日の夜に懇親会(立食式)が某ホテルの宴会場で開かれ、私は500人を超える出席者の中からNIEの「重鎮」らを探し出して、ひたすらあいさつ回り。こめつきバッタ状態であった。「びし山君のホームページ、復活したみたいじゃないですか」「お恥ずかしい限りですが、あれもNIEの存在を広く世に知らしめるための戦略でございまして…」「まあ、よろしくお願いしますよ」「は… 有り難いお言葉、恐れ入ります」「それより君、さっきから何も食べてないんじゃない? もうあいさつ回りなんていいから、君も何か取ってきて食べたらどうですか?」「は…」
「重鎮」にお許しをいただいたので、バイキングのコーナーに向かった。取り皿を左手に持ち、大テーブルの上にずらりと並んだ料理の大皿を見ると、サラダ類が豊富なことに気がついた。最初は海藻のサラダ。うれしいな、大好物じゃん!。てんこ盛りにする。次は、オニオンサラダ。ほう、いいね。血液サラサラになりそうだ。お次は? ニンジンやキュウリなどの色鮮やかなミックスサラダ。これも悪くない。で、次は? 千切り大根のサラダぁ?
ここまで来れば、いくらトンマ(死語)な私でも何か変だな、と気づく。それぞれのサラダの大皿の真正面に掲げられた木製の立て札に目を凝らしてみた。そして脱力。立て札には自信たっぷりな筆遣いでこんな風に書いてあった。「サザエの○○」「伊勢エビの○○」「生カツオの○○」「○○の刺身盛り合わせ」…。
要するに大皿の上に残ってるのは、本体が食い尽くされた後の「サシツマ」だったのである…orz 。それでも取り皿に盛った「サシツマ」は全部食べた。しかし腹が満たされないので懇親会場を後にし、近場の中華料理屋で味噌ラーメンを食べてホテルに戻った。自業自得とはいえ、すっげ〜切なかった。
1日目の全体会に続き、2日目の分科会は「親子新聞作り教室」を参観してみた。参加者は新聞づくりのノウハウを講義で学んだ後、実際にB4オモテ面だけの「家族新聞」を作ってみる、という趣旨。参観者の立場で作業をしている親子のテーブル周りを見て回ったが、見出しの立て方やレイアウトなど、ついつい横から口出しをしてしまい、結果、紙面がぐんと引き立ってニコニコ喜んでいる子供たちを見ていたら、自分が少しでも役に立てたことに、すごく嬉しくなった。「家庭NIE」は悪くない。オジサンたちが建前を並べ立てるパネルディスカッションとは違い、こういうハートウォーミングな企画もいいかな、と思えた。自社の企画としてやってみようかな。今大会で唯一の収穫(?)だったと言えよう。
それにしても、伊勢エビ、サザエ、生カツオ、刺身盛り… 「重鎮」にあいさつ回りをする前にゲトしておくべきであった。それが唯一、悔やまれる。ちなみに、この懇親会は会費制であった。だからこそ、死ぬほど悔しいのである…orz
「バット愛好会」は同級生の悔し紛れの告発によって“現行犯逮捕”され、警察に引き渡されることはなかったものの、職員室で担任教諭からこっぴどく叱られる羽目に。
「俺だって高校時代、たばこを吸ったことがない、と言えばウソになる。しかし、よりによって何でお前ら、『ゴールデンバット』なんだ? 最初に吸い始めたのは、誰だ?」
他の2人の頭がグイと左を向き、左端にいる私を見据えた。
「やぁっぱり びし澤、お前か!どうしてお前には『普通』ということができないんだ? どうして『バット』なんか吸い始めたんだ!」「ウチ、母子家庭なんで、夜は本屋でアルバイトして、大学行くための入学金の足しにしようと思ってるんですけど、たばこは節約を考えて『バット』にしました…」「ほほぉ〜う、なかなかの美談じゃないか。ただし話の前半までだ!」。座っていた椅子からスックと立ち上がる教諭。
「いいかびし澤、ほかの2人も。お前ら『バット』の箱に『スウィート&マイルド』って書いてあるだろう! あの言葉の本当の意味を知ってるか?」「あまく、そして、まろやか…」
「違う! 俺が学生だった頃は、あれを馬鹿にしてこう言ったもんだ」「どう… 言ったんですか?」
「吸うとマイるど、吸うとマイるど! 分かったか、もう二度と吸うな! 『バット』は没収、お前らはもう帰れ!」
その日の夜、バイトを終えて帰宅し、母が仕事に出る前に作り置きしてくれた夕飯をモソモソと食べ、私はくたびれ果てて床についた。「吸うとマイるど、か。なかなか面白いこと言うじゃん…」。一人でニマニマと笑いながら、まどろみのカウントダウン態勢に入ろうとしたとき、窓の外で雨粒の落ちる音がした。「パラパラ」がやがて「ザーザー」に変わったとき、私は顔面蒼白になって布団から飛び起きた。ヤベ〜!!
パジャマ代わりに使っていた中学時代のジャージーの上下を着たまま、家の外へ出て自転車にまたがり、徒歩20分の距離にある高校まで、5分とかからぬ猛スピードでペダルをこいだ。固く閉ざされた校門の前で自転車を乗り捨て、塀を乗り越えて体育館裏へ全力疾走した。肩で息をしながらたどり着いた“逮捕現場”には、案の定、「源氏物語」の谷崎版が雨でぐしょ濡れになって落ちていた。ハードカバーはゆがんで屋根瓦状態に。1年前から仲良しになった「休み時間の友達」。その無惨な姿に私は、おのれを呪った。ぐしょ濡れの「源氏物語」を両手で抱え持ち、ずぶ濡れで落涙する私。それが私と「ゴールデンバット」との、永訣の夜だった。
「バット」の話は二の次、三の次だ。何だかバッチリなタイミングで、角田光代さんの旦那(伊藤たかみ)さんが芥川賞を取ったのでビク〜リ! した。テレビ映像や翌朝の新聞報道(自社も含めて)を目にしたとき、「なんだぁ? このニイチャンは!?」と正直思ったが、その語り口はとても誠実な人柄を思わせ、非常に好感が持てた。同僚記者によると記者会見場に駆け付けた角田さんは、報道陣の「2ショット写真」要請を頑なに拒んだという。す、素晴らしい… 妻より一年遅れで「晴れの舞台」に立つ夫と並ぶことを良しとしない気配り、心遣い。ますます萌える私であった。
「おい、おまいら! 角田さんの旦那さんが芥川賞を取った記事、見たかぁ〜?」。そう言っても私の男職場では、リアクションしてくれるのは20分の1。寂しいから性懲りもなく、女性スタッフで満ちあふれる隣室の「お客様相談センター」に足を運ぶのである。
「あの方が結婚していらっしゃるとは知りませんでした」「でも、やっぱり…と思いましたわ。結婚していなければ、あそこまで『空虚な主婦の心』が上手に書けるわけがないですもの…」。センターでは既に、この話題で持ちきりだったようだ。
「でも、結婚したのは去年の4月ですよぉ〜!」と私。
「そこはきっと、類い希なる才能の賜物なのではないでしょうか…」
伊藤さんは見た感じ「ヘタレ兄ちゃん」だが、受賞作の「八月の路上に捨てる」(文学界6月号)はまだ読んでいない。当然のことながら「作家の風貌」と「作品世界」とは切り離して考えなければいけない。のではあるが、とは言っても…(以下略)。まあ奥さんの方も女子高生みたいな可愛らしい面立ちなのに、ドキリとするような大人の話を書くし、人は見かけによらない、ということだ。文藝春秋の受賞作発表号が、今から待ち遠しいのう。
ちなみに私の場合はオフ会の時など、「びしさんは見た目と作品世界が全く同じですね〜!」と指をさされて笑われるのだけど、その点について全く異議はございませんw
一方で、無性に腹が立っている自分が明らかにここにいる訳で…
7月11日(火)舞い上がり、そして大失墜
「バット」の話は後回しにさせていただく。直木賞作家・角田光代さんの新作単行本「ドラママチ」が発売された。私が生活圏としている中央線沿線の「マチ」を舞台に、小さな変化(ドラマ)を「マチ」続ける女性たちを描く、8つの短編を集めた本である。自腹を切ってでも読みたい本ではあったが、部屋が書籍で占拠される窮屈な暮らしはもう二度と味わいたくないので、図書館で予約して「ハントシマチ」「イチネンマチ」を我慢しようと思っていた。しかし訳あって、本作はお金を払って読むことにした。やはりそれが、日々の「萌え」を与えてくださる作家の方への礼儀であろう。
早く来い、遅く来い、と半ば錯乱状態で待ち続けて、くだんの本が今朝、カイシャにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!。封を切って本を取り出す。す、素晴らし過ぎる装丁。萌える… まさに角田さんのイメージにぴったりだ。が、萌え尽きるのはまだ早い。肝心なのは裏表紙だ。どう来る? どう来る!? どう来る!?!?
私は目を閉じた。そして表紙のハードカバーを右手の親指と人差し指で挟んで繰った。さらに一つ深呼吸をして、意を決して両のまぶたを開いた。そしてわが眼前にあったものは…
「も…、もっ、萌え尽き〜〜〜っ!」
黒い裏表紙に銀色のペンで書かれた「角田光代」の肉筆サイン。おまけに落款まで押してくださっている。あろうことか、って私がお願いしてのことなのだけど、「びし君」と書いてあるではないか。私はズドドドドドドドドドドドドドドドドドッドドドドドッドドドドドッドドドドドドドドドッドドドドドドッドドドドドと「歓喜の地団太」を踏んだ。その振動は、私がいる9階フロアから地下1階駐車場にまで響いたことであろう。
「わ〜いわ〜い! 角田さんからハンドルネーム入りでサインもらっちゃったぁ〜! わぁ〜い!」
ところが、いくら私がサイン入りの裏表紙を見せて喜びのパフォーマンスを演じても、男ばかりの仕事場では、どうも食いつきが悪い。(゚Д゚)ハァ? 誰それ? みたいな社員がいること自体、私には断じて許し難い。しかたがないので私は隣室の「お客様相談センター」に足を運び、電話応対係の女性スタッフたちを前にして、同様のパフォーマンスを試みた。「わ〜いわ〜い!」。角田さん作品には女性ファンが多いことを反映してか、「まあすごい」などと女性スタッフらの反応はおおむね良く、私は悦に入っていた。だがその時…
一葉箋がヒラリと、本の間から文字通り、木の葉のごとく舞い落ちた。ギク… そこに書いてある文面に、女性スタッフらの注目が集まった。
「びし崎君へ 角田光代さんの本を贈ります。お代はいりません。はじめからプレゼントしようと思っていたので。夏バテしないように、健康に気をつけてくださいね 朝樹」
ヤバ… だが時すでに遅し。「まあ綺麗な字。これも角田さんがお書きになったものかしら?」「でもお名前が違うわ。『朝樹』さんですって。とってもステキなお名前の方ね」「びし崎君へ、ですって。口が裂けても私たち、びし崎さんのことを『君』なんて呼べないわ。よほど仲が良くていらっしゃるのね…」
激しく狼狽する私。「いや実はですね、横浜の実家の近くにある本屋でですね、角田さんがサイン会を開くという連絡をですね、中学時代に同級生だった読書好きの女子から連絡をもらってですね、私は横浜まで行くのに片道2時間もかかるからですね、代わりに私の分もサインをもらってきて欲しいとお願いしてですね、ついでに宛名は実名ではなくハンドルネームにしてもらってくださいとお願いしてですね…」
「女性とのお付き合いが、とっても広くていらっしゃいますのね…」
角田さんからいただいたサインで舞い上がり、続いて宙を舞ったひとひらの紙で、一気に失墜した私の立場。新聞社の「お客様相談センター」を舞台にした女性スタッフの人間模様を、ぜひ角田さんに小説化していただきたいものである orz 。
私は高校3年の時からタバコを愛飲していた。本当に申し訳ない。「元犯罪者」である過去を秘匿し続け、善人面をして「社会正義の実現」を旨とする新聞社で働いてきたことを、深くおわびしたい。で高校時代、自分で最初に買ったのは「エコー」だった。当時70円。でも同級生らから「びし澤、よりによって『エコー』かよ。タバコっつったら『ショッポー』だべ?」とバカにされたために、銘柄変更をすることにした。「わかば」、失笑。「しんせい」、嘲笑。「MF」(ハイライトと同じニコチン・タール量の国産メンソール)そのマズさに自ら憤死。という散々な銘柄遍歴を重ね、辿り着いたのが「ゴールデンバット」だった。街中のタバコ屋ではなく、最大手百貨店のタバコ販売コーナーで見つけたのだ。今と全く変わらぬ老け顔だったので、私服を着ていれば購入に問題はなかった。
20本入りで当時、国産最安値の30円。セロハンに包まれていない黄緑色のパッケージに、「GOLDEN
BAT」の商標。空を連なり羽ばたく2匹の「金鵄」(きんし)。そして下部にあしらわれた「SWEET & MILD」のシャレた文字。最安値にしてはデザインが凝っている。ニコチン・タール量はハイライトと同程度だが、両切りなのでキツかった。とても「あまく そして まろやか」ではなかった。が、何とも言えない野性味があって、慣れると案外うまく感じた。
私が体育館裏で「バット」のパッケージをズボンのポケットから取り出し、紙マッチをシュッとすって火をつけ、アンニュイな表情でふーっとフカすと、同級生らの嘲笑は、羨望のまなざしに変わった。「それ、外国のタバコか?」「わからねー」「1本くれない?」「やらねー」「どこのタバコ屋で買ったの?」「知らねー」「頼むから教えてくれよう!」「教えねー」。さらに小道具として「源氏物語」の谷崎版を左小脇に抱え持ち、完璧なまでに勘違いの「俺ってカッコイイ…」状態に陥っていた。
が、苦心惨憺のうえ売っている場所を突き止めた同級生らが「バット仲間」として1人、2人と増えていき、私の真似をして入手先を知りたがる奴らに「わからねー」「やらねー」「知らねー」「教えねー」を連発して優越感に浸っていた。そんなことを繰り返しているうちに、「羨望者」は自らも犯罪に手を染めていることを隠して「復讐者」に転じ、担任教諭に「先生、びし澤たちが、体育館裏で変なタバコを吸ってます!」と告発。トンマ(死語)な優越感に浸っていた約3名は教諭によって“現行犯逮捕”され、「バット愛好会」はあえなく解散の憂き目に遭ったのである。
続く
ド素人のくせに専門紙なんか買ってどうする? どうせ読まないのは目に見えてるよ…。などと共同耕作者から非難を浴びながらも、「日本農業新聞」の定期購読を7月から開始した。確かに単なる「市民菜園利用者」には専門的過ぎて分からない部分も多々あるが、それゆえ日本の農業事情について、非常に勉強になるのだ。4年前、私が柄にもなく経済部キャップだったころ、「もう1ページ経済面を増やしたいから、新しいコンテンツ(中身)を考えて欲しい」と上司から言われ、私は間髪を入れずに「だったら都市農業のページを作りましょうよ」と提案した。そして間髪を入れずに「駄目だ! そんなもん誰が読むんだ? 百姓か? だいいち農業の話題だけで一個面が毎日埋まるわけないだろうが!」と却下された。「だったら林業も水産業も畜産・養鶏業も加えて、第一次産業のページを作りましょうよ。私が勉強をして第一次産業の専門記者になりますから、ぜひ!」と嘆願。そして大却下。
奥さんが作る朝夜のご飯や、お昼の弁当に入っている食材の購入先と産地がどこで、どんな肥料や飼料を使って育てられたかなどに、まったく無頓着である方々が、口では「食の安全」とかを声高に叫んでいるのが滑稽でならない。かといってなんの打開策もない。とりあえず私が「日本農業新聞」を読んだ翌日、経済部の新聞ラックに同紙をファイリングさせてもらうことに決めた。たった一人でいい。第一次産業の、しかも都市部の支援に興味関心を持ち、取材に動いてくれる若手記者が、一人でも現れてくれればいい、と思う。
単独銘柄を名指しするのはEIN始まって以来のことですが、よもや閲覧者の皆さんは、私が「日本農業新聞」の社員だとは思わないでしょうから、単なる「宣伝」ではなく「推薦」ということでご承知おきくださいませ。
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あのう、まだ試し掘りなんですけど…
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わが市民菜園の共同耕作者といっしょに、自宅から出る生ゴミを堆肥にした完全無農薬野菜の試し掘りをしてみた。スッゲ〜! タマネギ、ジャガ芋、ニンニクの大収穫。とても2人+共同耕作者の家族で食べられる量ではない。しかもまだ全部、掘り切っていないのだ。仕方がない、ご近所にお裾分けするか…
そこで共同耕作者から「待った!」がかかった。「まかり間違っても『ホワイト六片』と『インカの目覚め』は絶対にご近所へただであげてはいけない!」と。 「ホワイト〜」は青森産ニンニクの最高級品種、「インカの〜」は正式には“農林44号”と呼ばれるジャガ芋の希少種。どちらも異常とも思える高値で取引されており、ダメモトで栽培したら、予想を遙かに上回る収穫があり、2人とも小躍りして喜んだ次第。その価値が分からない人にお裾分けするのはもったいない、さりとて身内だけでは食べきれない。どうしたものか…
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左男爵 右インカ
色と甘みが全く違う |
で、閃いた私は提案した「来年からはさあ、近場のJAに出荷しようよ」。共同耕作者もそれに応じ、「だったらホワイト六片とかは小さいのから食べて、大きいのは来年の“タネ”にすればいいじゃん」。決定!
サラリーマンの私と共同耕作者が野菜栽培に喜びを見いだし、ひいては逆兼業農家としてJAに出荷する、というのも面白いのではないか。そのあたり、日本農業新聞さんにでも取材していただきたいものである。しかし、地元自治体から借りている菜園で作った野菜をJAに出荷していいものかどうか法的に面倒くさそうで、そのあたりも日本農業新聞さんに問い合わせてみよう。
もうすぐ定年退職するカイシャの局長級幹部から、「オレはリタイヤしてから何をして良いか分からなくて、実は困っているんだよ…」と打ち明けられ、「だったら奥さんと一緒に陶芸やればいいですよ。楽しいですよ〜」と勧めてみた。かなり乗り気だ。よし、週明けに陶土を贈呈しよう。まずはご夫婦で箸置きでも作ってもらって、それからぐい飲みへ、平皿へとバージョンアップしていけば良し。当面は素焼き、釉がけ、本焼きは私が肩代わりしてあげよう。自分で器を作る楽しさを覚えると、今度はその器の上に、自分で作った料理を盛ってみたくなる。料理が自作できるようになれば、奥さんに「みの虫」呼ばわりされることもなかろうて。これで大幹部のリタイヤ後離婚は回避されよう。こんなに気配り細やかな素晴らしい人間を部下に持った大幹部は、本当に幸せ者である。
といった一件が契機となり、7年前からEINの「隠しコンテンツ」として存在していた「陶芸破門」を、本編の一コンテンツとしてカミングアウトすることにしました。長年EINをご愛顧いただいてきた閲覧者さんの中には「そんな隠しコンテンツがあったなんて、全然知らなかった!!」とご立腹の方もいらっしゃいましょう。でも、内容があまりにもマニアックで、書いた当時は笑いを取りに行ける状況ではなかったので(母が肝臓がんに侵されていることが発覚して、ひどく落ち込んでいた時期)、今まで知る人ぞ知るコンテンツとしてトップページの右下に極小の入り口を設けておりました。今日からはもうオープンにしますので、「鬱状態のびし記者」が書いた文章を、どうぞお楽しみください(少しも楽しくないけど…)。
サシツマじゃないコンテンツを久々に更新しました。「素晴らしき専業主婦」です。手抜き料理を指南するコンテンツですが、今回のテーマは4月2日のサシツマで簡単に紹介した「焼かなくてもできる目玉焼き(別称チンたまご)」と、「なんちゃってロコモコ」です。EINではこれまでサシツマの中でも主婦向けの手抜き料理を紹介してきましたが、「毒男」「毒女」な閲覧者さんたちからも、またリタイヤ間近の男性からも「結構役に立ってますよ〜」と喜ばれており、書いている当人としては誠に嬉しい限りです。しかし、それらは腐るほど書いてきたサシツマの中で散逸状態なので、近いうちに上記コンテンツに収容いたします。どうぞご期待ください。
で、閲覧者さんからよく聞かれるのは「どうしてびしさんはお手軽料理が得意なのですか?」ということ。これは前にも書いたかもしれませんが、阪神淡路大震災(1995年)の現地取材で、当時カメラマンだった私は日中の現場撮影に加えて、取材班が食べる夕飯の料理当番を前線キャップから命ぜられ、限られた食材で適度に栄養があり、しかも簡単・短時間にできる料理を毎日作らなければならなかったのです。そのとき現地に持ち込んだのは、米・水・味噌・乾物などのほか、数々のレトルト食品でした。これらを主に用いながら、被災地で営業を再開した店から生鮮食料品を買って、栄養バランスの取れた食事作りに腐心しました。被災地の取材より、取材班の夕飯支度の方が自分には辛かったかも。そのとき被災地取材班として選ばれたのは、足りない頭を補ってあまりある体力だけが自慢の「毒男」たちでした。もし被災地で大きな余震が発生し、取材班の誰かが負傷・死亡しようものなら、家庭を持つ記者はマズい。ここは一つ、妻子のいない「毒男」たちに前線を張らせるのがよかろう、というのが社の上層部の判断だったようです。
で、被災現場を取材する「毒男」たちからは、「オレが普段食べている夕飯よりも、こっちに来てから食べてる飯の方がよっぽど豪勢だよ」と喜ばれました。インスタントの鶏釜飯や、大根とニンジンの皮で作ったキンピラなど、本当にいい加減な料理だったんですけど。でも日中の取材中はペットボトルの水1本と、カロリーメイト1箱で渇きと飢えをしのいできた「毒男」たちにしてみれば、「夜になったら米のメシが食える!」、それだけで嬉しかったのではないかと思います。
私が提案する「簡単メシ」も、記者活動とは全く無縁ではなく、そういった過去の経験が背景にあることをご理解いただいた上でお読みいただければ幸いです。そんな私の今日の夕飯は、クリームシチューの素を牛乳で溶いて、そこに冷凍ロールキャベツと畑でとれたグリーンアスパラをぶち込んだ「なんちゃってシチュー」が主菜。決して誉められたものではございません…
一睡も出来ぬまま悶々と夜を明かした私は、無意味な「目覚めのコーヒー」を一口だけすすり、アンニュイな気分なまま出勤の支度をして外へ出た。多摩モノレールのとある駅へと向かう道すがら、毎日ジョギングをしている壮年男性とすれ違った。「おはようございます」「うぃ〜す!」。財部(たからべ)さんも出社前に毎朝、ジョギングをしているのだろうか…
私は社に到着するや、NIEの実践校から送られてきた報告書のうち、マイクロソフト系のファイルを所定の書式に設定・統一する作業を実施し、昼休みの頃合いを見計らい、処理済みファイルを抱えて財部さんの執務机に向かった。財部さんは着座して、着実に「筋肉弁当」を咀嚼している。私は一度深呼吸をしてから声を発した。「あのう、財部さん…」。私の声を聞いてピン! と起立する財部さん。「びし坂さん、こんにちは! …あれ? 夕べはあまり寝ていらっしゃらないように見受けられますが」「あ、いえ、まあ、昨日痛めた背中が少し痛みまして…(鋭い眼力だ…)」「体には気を配って、睡眠もたっぷり取ってくださいね。私たちは体が資本ですから」「有り難うございます。きょうはワードとエクセルで作られた文書の版組みをお願いします。一太郎ソフトは今晩、家電量販店に行って買ってきます。私が明日からワードファイルにコンバートする作業をしますので、処理が済んだ分から逐次版組みをお願いします」「はい、了解しました!」。私に任せてください、と言わんばかりに、財部さんは右拳(こぶし)で自らの胸をポン! とたたいた。
「ところで財部さん」「はい、何でしょうか!」。ポーカーフェース。「私、おなかがプックリとせり出ている一方で、胸板が薄っぺらのペラペラなんです。なにかこう、胸板を厚くする手軽な筋トレの方法、ご存じないですか?」「いや〜あ!」。少年のような笑顔。輝く白い歯。私の胸は一気に高鳴った。「一番手軽にできるのは腕立て伏せですね。これを地道に続ければ、胸の筋肉がつきますよ。私はいつも出勤前にやっているんです」。そうだったのか、財部さんは朝のジョギングじゃなくて、朝の腕立て伏せだったのか。「でも私、昨日も言ったように腕の筋肉も貧弱で、腕立て伏せは0.5回しかできないんです。つまり、伸ばした腕をフニっと曲げたが最後、『デフォルト』の状態に戻せないんです」「だったらこうしましょう。膝を伸ばさずに、床にひざまづくような状態で腕立て伏せをすればいいんです。こうすれば腕の力がなくてもできますから。毎日続ければ、胸だけじゃなくて上腕の筋肉もついてきます。だんだん慣れて力がついてきたなと思ったら、次は膝を伸ばした腕立て伏せにチャレンジしてみてくださいね。今からだって、決して遅くはないですよ〜!」。饒舌…。
「財部さん」「はい! 何でしょう?」。再びポーカーフェース。
「あのう… 財部さんの胸に腕を回しても、いいですか?」
「いや〜あ!」。再び少年の微笑み。輝く白い歯。毛髪がいささか心許なくなった頭に右手をやり、笑顔でカキカキする。その隙を逃さず、私は財部さんの胸の中に飛び込み、ワシッと財部さんの胸を抱きすくめた。
「スッゴォォォ〜い! 財部さんの胸板、逞しく盛り上がって、堅くって、でも弾力があって、本当にスッゴォォォ〜い!」
昼休みの閑散としたフロアに響き渡る、悲鳴にも似た私の歓喜の声。留守番約の数人の社員がこちらを一瞥したが、一瞬の冷笑を浮かべた後、自分は見なかったと言わんばかりにかぶりを振り、気を取り直してそれぞれの弁当や昼食前の残務に立ち向かっていった。
「何か『感じるもの』がありました? ははっ」
昨日、同僚が発した一言を想起した私。確かにあった、「感じるもの」が。私は決めた。朝のためらいはもはや消え去り、(この恋に身を投じよう)と。私は再び財部さんの胸板を思い切り抱きしめた。「いや〜あ! 何だか恥ずかしいなあ〜」。少年の笑顔。私は心の中で、思わず呟いた。
(アニキ…)
「びし坂さん、照れくさいですよぉ〜」。輝く白い歯。私は目を閉じた。そして心の中の呟きは、叫びへと変わる。
(アニキ!)
「びし坂さぁん、もう勘弁してくださいよぉ〜!」。薄くなった頭髪を恥ずかしそうにカキカキする様子が、目を閉じていても分かる。私の心の中の叫びは、絶叫へと変わる。
(アニキぃ〜!!)
NIEの実践報告書作りをめぐる、紫ビキニブリーフなアニキと私の“二人六脚”は、かくして幕を開けたのである。
【完】 この「サシツマ」は一応フィクションということにしておきますが、
今後もアニキの登場機会はあるやも。応援よろしくお願い致します。
(↑いったい何を応援しろと?)
「おいおい、びし坂君、一体何をしてるんだよ!」。財部(たからべ)さんの上腕二等筋にしがみつき、膝を折り曲げて空中浮揚していた私の背後から、出版部門の番頭さんの声がした。「財部さんで遊んじゃダメだよ。忙しい人なんだから」。私は気を取り直し、番頭さんに言った。「あのう、実践報告書の印刷・製本経費なんですけど、ただでさえ市場価格の半値で受託していただいたのに、あまつさえそこから2万5千円の値引きをお願いすることは可能でしょうか…」「えええええぇ〜! そしたらウチは儲けが出ないどころか、赤字になっちゃうじゃないか!」「申し訳ありません。作業を円滑に進める上で、どうしても一太郎ソフトを買わなければならなくなったんです。知ってる先生からこっそりソフトを借りてインストールする、ということも出来なくはないですが、コンプライアンス(法令の遵守)を第一義とする新聞社の人間が、そんな真似はとてもじゃないけど、できません」「まあな、学校の先生が一太郎を使っている比率は高いからね。完成した文書をワード形式に変換し忘れた先生たちに、改めてワード形式に変換し直してファイルを再送付してもらうとなると、報告書の出来上がりがずれ込んじゃうからなあ… まあ仕方がないか。今回は実践報告書の制作費用から、一太郎の購入費用を差し引いて見積書を作り直しておくよ」
「本当にありがとうございます! どうかよろしくお願いいたします!」。いつもより25度深く、傾斜角135度で勢い良くお辞儀をした私。その瞬間、
(グギ!)
「ギェ〜! いってえええ〜!」。背中に激痛が走った。フロアにしゃがみこむ私。慌てて背中を優しくさすってくれる財部さん。「大丈夫ですか? びし坂さんは筋トレだけじゃなくて、柔軟体操もやった方がいいかもしれませんねえ〜。どうですか、立てますか?」「はい、何とか…」「ゆっくりと立ち上がり、再びお辞儀をしようとする私に、番頭さんは「大丈夫。少ない予算で必死に頑張っている君の大変さは良く分かってるから。みんな苦楽を共にしてる仲間じゃないか。お互い気持ちよく仕事をしようよ。決して無理をするなよな。徹夜はもうやめた方がいいよ。なんと言っても僕らは体が資本なんだから」「ありがとうございます。本当に…」。私は救われた思いがして、今度は首を曲げてお辞儀をして踵(きびす)を返し、お〜イテテと言いながら手を伸ばして背筋をさすろうとしたが、背中まで手が伸びない。貧弱な筋肉、柔軟性ゼロの体。私は自分の肉体の衰えを呪いながら、自席に引き返そうとした。その時、「びし坂さん!」。背後から財部さんの声。振り返ると、ポーカーフェイスでぐっと右腕を肘から折り曲げて力こぶをつくり、次の瞬間、少年の笑顔を見せた。私は再度、首を折り曲げてお辞儀をし、お〜イテテとつぶやきながら自席に戻っていった。
そしてその夜…。床に入っても眠ることができなかった。背中が痛かったからではない。ベッドに仰向けになりながら、まどろみがやってくるのを待っていたが、お昼休みの財部さんのことばかりが思い出されたのだ。(あの栄養満点そうな「筋肉弁当」、財部さんが自分で作ったのだろうか。50代半ばなら、奥さんも、成長した子供さんもいるだろうし、あれは「愛妻筋肉弁当」なんだろうな…)。無理やり目を閉じて睡眠体勢に入ろうとする私。しかし、脳裏に浮かぶのは財部さんの少年のような笑顔、そして輝く白い歯。年齢を感じさせない隆々たる上腕二等筋、そして三等筋… 財部さんと一緒に仕事を始めたのは今日が初日なのに、1カ月半後に実践報告書が完成し、財部さんに「別れ」を告げなければならない日が訪れることの寂しさばかりが胸にこみ上げた。知らず知らず、目に涙がたまっていった。
(これって、もしかして…) そして次の瞬間、思いも寄らぬ言葉が、私の口を突いて出た。
「恋かも…」
財部さんは踵(きびす)を返し、私に背中を向けて番頭さんと一緒に出版部門に戻っていった。
「あの人、財部(たからべ)さんていう苗字だったのか…」「あれ? びし坂さん、財部さんのこと、知らなかったんスカ?」「うん、編集に在籍していた期間が長かったから、出版部門の営業職の人とは面識があっても、内勤の人は全然知らなくて…」「何か『感じるもの』がありました? ははっ」「え? 何なに?」「あ、いや… 何でも無いです」「それにしてもあの人、引き締まった体してるなあ〜。何かスポーツやってるのかな?」「実はあの人、ボディビルダーなんですよ」「へ〜、どうりであの紫色のビキニ… いや、今でも毎日筋トレとかやってるのかな」「う〜ん、もう『引退』しちゃったんじゃないですかねえ〜」「あ、そう。まあ何でもいいや、ところで財部さんて、何歳ぐらい?」「たしか50代の半ばだったと思いますけど」「あ、そう。髪の毛に少し『戦場ヶ原』入ってるから、何となく定年間近なのかなと思い込んでた」「なんか、びし坂さん、財部さんに興味津々みたいっすね、ははっ」「え? いや、そんなことないよ。全然…」
私は頭を切り替え、机の上に山と詰まれたNIE実践校からの報告書データに立ち向かった。データ出稿はワードかテキストで、画像は直接ワードに張り込むか別添し、併せて校閲用にプリントアウトした紙を添付してください、と実践校の担当教諭には前もってお願いしておいたのに、届いたのは前出の通り、エクセル、一太郎、そして大昔のワープロで打たれたのであろう訳の分からないファイル等々。さらにはデータファイルの提供が無く、プリントアウトした紙だけを送りつけてきた教諭もいる。学校の先生って、本当に杜撰(ずさん)だな。
私は対応に困り、助けを求めて出版部門の財部さんの席に向かった。時刻は正午を回り、社員が三々五々、ランチを食べに外へ出ていって閑散としたオフィス。財部さんは自席に座り、お弁当の白米やおかずを丁寧に、そして着実に咀嚼(そしゃく)していた。「あのう、財部さん、お食事中にごめんなさい」。声をかけるや否や財部さんはすっくと立ち上がりながら口中の食物を嚥下(えんげ)し、ポーカーフェイスで私を見つめた。「はい、びし坂さん。何でしょうか!」。私はかくかくしかじか、と財部さんに事情を説明。「分かりました。実践報告集はワードで統一する予定でしたが、そういったご事情でしたらマックで組み替えて版下を作りましょう。ワードとエクセルについてはすぐにでも対応できますので、ファイルをお持ちください。ワープロファイルと、プリントアウトした紙だけの物については、こちらで打ち込み直しましょう。問題は一太郎ファイルですね。出版部門には一太郎ソフトがないのですが、リッチテキストコンバーターで文章だけは取り出せます。あとは一太郎ファイルに組み込まれた画像をどうやって取り込むか、ですね」「だったら一太郎は思い切って、NIEの推進協で一本購入します。それを使って画像ごと、ワードに変換します。それと、刷り出しを見て手入力するのはご面倒でしょうから、私がOCRにかけてテキスト化します」「そうしていただけると大いに助かります。ファイル変換をそちらでやっていただいた後は、製版、印刷、製本まで、全部こちらで引き受けますので、大船に乗った気持ちで私にお任せください!」
右腕を肘のところからクイッと曲げ、拳(こぶし)を自分の顔に近づけた財部さん。ワイシャツ越しにでも、力こぶが盛り上がっているのが分かった。「あのう、財部さん、ちょっとお聞きしたいんですけど」「はい、何でしょうか!」「財部さんがボディービルをやっていらっしゃるって、本当ですか?」。それまでポーカーフェイスを貫き通していた財部さんは一気に相好を崩し、満面に笑みをたたえた。私はそのジャガーチェンジ(豹変)ぶりに驚愕したが、表面的には何とか平静さを取り繕うことができた。
「いや〜、誰からお聞きになったのかは知らないですけど、やっているというより、やっていた、という方が正解かな? でも何もしないとたちまち筋肉が落ちちゃうし、おなかが出っ張ってきちゃうから、とりあえず今でも週に1回は、ジムでトレーニングしてるんですよ。バーベルを持ち上げたり、トレーニングマシンやランニングマシンで汗を流してます。いや〜、何だか恥ずかしいなあ〜」。全開の笑顔は少年のよう。そしてキラリと光る白い歯が、過日目撃した紫色のビキニブリーフを想起させ、そのコントラストに目が眩みそうになる。そんな私の心持ちなど知るよしもない財部さん。毛量が心細くなった頭部をかく右手。再び盛り上がる二の腕の力こぶ。
「あのう、財部さん」「はい、何でしょうか!」。いきなりポーカーフェイスに戻る。「私も筋トレを実践してみたいんですけど」「いやぁ〜!」。いきなり少年の笑顔に戻る。「実は私、腕を曲げてリキんでも、全然力こぶが出ない『筋肉無し』で、みんなから小馬鹿にされているんです。みんなを見返すために、力こぶが出るトレーニング法を教えていただけませんか? ぜひ、ぜひ!」「いや〜、弱っちゃったなあ〜」。満面の笑みと白い歯を見せながら、いささか心許ない頭頂部の毛髪を右手でカキカキする財部さん。三たび盛り上がる力こぶ。そうそうそれそれ! 今の私に欠落しているものは。その筋肉が私には欲しくてたまらないのだ。
「かんたんに説明しますとですね、一般に『力こぶ』と言われているのは、正式には上腕二等筋です」「にとうきん…」「これを鍛えるのは、ダンベルを持った手のひらを胸に引き寄せるように上げて、下げて、この動作をゆっくりやるといいでしょう」「にとうきん…」「でもですね。二等筋だけじゃ駄目なんです。骨を挟んで二等筋の裏側にある、上腕三等筋も一緒に鍛えてあげないと」「さんとうきん…」「私をよく見ててください。まず上半身を地面と平行になるまで倒します。そして、ダンベルを持った手を膝の横に置き、手のひらの向きを二等筋の時とは逆にして、ゆーっくりと背中の側に持ち上げてください。上げて〜、下ろして〜、上げて〜、下ろして〜。あくまでゆーっくりとですよ。瞬発力や反動をつけると、筋トレの効果はなくなりますから、それだけはご注意くださいね」「さんとうきん…」「もしもし? びし坂さん、どうかしましたか?」「あ、いや、何でもありません」「とにかくトレーニングを継続することが大切です。昔から言うじゃないですか、『継続は力こぶ』って。あ、全然面白くなかったですね。ごめんなさい」
私は「筋肉話」でノリノリになった財部さんに、申し出た。「あのう、お願いがあるのですが」「はい、何でしょうか!」。いきなりポーカーフェイスに戻る。「財部さんの力こぶ、一度触らせてもらっていいですか?」「いやぁ〜!」。いきなり少年のような笑顔。輝く白い歯。そして薄くなった頭髪を右手でカキカキ。その隙を見逃さず、私は両手で財部さんの力こぶにワシ!っとしがみつく。そして驚嘆の叫び。
「スッゴォォォ〜い! 財部さんの力こぶ、堅くって、でも弾力があって、全然力を入れてないのに、こんなに盛り上がるなんて、本当にスッゴォォォ〜い!」
「いやぁ〜! 何かもう、恥ずかしいなぁ〜!」。少年のような笑顔、輝く白い歯。力こぶにしがみつく私をものともせず、照れくさそうに頭をかき続けている。財部さんの二の腕に両手でしがみついた私は知らず知らず「女の子」と化し、両膝を折り曲げ、力こぶに巣作りをしたみの虫のごとく、ゆらりゆらりと体を宙に浮かせて揺れ動いていた。
出版部門に残っていた数人の社員が一瞬、私に冷笑的な視線を投げかけた気がした。が、次の瞬間には皆、コンビニ弁当を食べたり、昼食前の残務に戻ったりしていた。昼下がりの出版部門では、私と財部さんの、「二人だけの世界」が繰り広げられていた。
昨晩はほとんど眠れず、ベッドの中で悶々と一夜を過ごした。目を閉じると脳裏に浮かぶあの顔、あの肉体の感触… ほんの半月前の小さなサプライズが、こんな驚愕の事態に発展しようとは思ってもみなかった。今の私にとっては無意味な「目覚まし時計」のアラームが鳴る。私はゆっくりと起き上がり、これまた無意味な「目覚めのコーヒー」をいれて一口飲んだ。あの人も今、私と同じような出勤前のアンニュイなひとときを迎えているのだろうか、それとも…
私は記憶の巻き戻しボタンを押し、昨日の出来事を「あの場面」でストップしてから、意を決して再生ボタンを、押した。
「財部(たからべ)です。よろしくお願いします!」
上半身を180度屈曲させ、膝に頭をくっつけた「究極のお辞儀」をする出版部門のベテラン男性社員。「どうかお平らに、お直りを!」と懇願する私の悲鳴まじりの声を聞いてか、ゆっくりと頭を元に戻し、直立位置でピタリと静止した。そして、私と真正面から相対したそのベテラン男性社員の生真面目そうな顔を見て、私は戦慄した。「あ、あなたは…」「財部です。よろしくお願いします!」。再び180度の上半身屈曲。
私は心の中で、驚愕の雄たけびを上げた。(NIEの実践報告書作りに、これから本腰を入れて取り組もうとしているときに、よりによって、どうして私の「相棒」が…)
(なんで「紫ビキニブリーフのオジサン」なんだよぉ〜っ!)
(続く。過去の経緯については4月26・30日のサシツマをご参照ください)
NIEの本年度実践指定校(第一次。二次指定は7月)が今日、正式に決定した。全国で540校だったか450校だったか正確な数は忘れたが(18日訂正。正確には459校でした)、いずれにせよ10年前に比べて2倍近い数の学校が日本新聞教育文化財団(新聞協会の子会社みたいなもの)によって新聞購読にかかる助成金を受ける。その総額たるや4000万円を超えるのではなかろうか。新規校の子供さんたちにはこれからの2年間、全国紙・ブロック紙・地方紙を教室にズラリと並べ、各紙の「カラー」の違いに驚愕していただきたい。できれば協会加盟の有無を問わず、教材として地域新聞も加えてもらえると子供たちの「学び」はより深まると思うので、そのあたり協会・財団様にはご一考願いたいものである。
この10年間、EINの推進・普及に尽力してきた私であったが、その功績が同財団から高い評価を受け(?)、今やNIE推進の担い手として多忙な日々を送っている。そんな中、実践校の先生方から「おたくの新聞より、びし坂さんのホームページの方がよほど面白いですね」などと言われると、自分が褒められているのか、けなされているのか、訳が分からなくなってくる。あまつさえ同じ台詞を協会の人に言われた日には…
で、ここからが本題。私が今NIE業務で主に手がけているのは、前年度の実践校が、どんな教科でどのように新聞を利用し、どのような授業を展開し、その結果子供たちがどのような反応を示したのか、先生たちから寄せられたリポートを「実践報告書」と称して1冊の本にまとめる作業である。そしてこれがNIE推進事業の中で、一番の難工事なのだ(詳細は後日)。そのうえ印刷・製本にかかる予算は、市場価格の2分の1。それを受託してくれるのは、自らが勤務する新聞社の出版部門をおいて他にない。毎年春の恒例行事となってしまったが、出版部門の番頭さんのところに足を運び、「今年もNIE実践校の報告書、よろしくお願い致しますぅ…」と、さも申し訳なさげに頭を下げる。この際、上半身の傾斜は直立位置から90度(地面と平行)以上の角度を保つことが鉄則である。
(うむ、傾斜角110度。まあ仕方がないか…)。番頭さんは渋々口を開く。「分かった。今年もウチで引き受けるよ。でも紙質とかは、あまり良い物を期待しないでくれよな」。「ありがとうございますぅ〜」。もう一度深々と頭を下げる私。この際、商談が成立したからといって、決してお辞儀の傾斜をおろそかにしてはならない。あくまで直立位置から90度以上の角度を保つことが必須である。
一安心した私は自席に戻り、実践校から寄せられた報告書ファイルの点検作業に着手した。ワード、エクセル、テキスト、一太郎、そして大昔のワープロで打たれたのであろう訳の分からないファイル等々… こいつら一体どうしたものか、と思案している時、背後から番頭さんの声が聞こえた。「おーいびし坂君、NIE報告書の担当者が決まったから紹介しておくよ。出版管理部のベテラン、財部(たからべ)さんだ」「財部です! よろしくお願いしま〜す!」
私が振り向いた時、担当者の財部さんという人は、既に深々と頭を下げている状態だった。上半身の傾斜角は、なんと180度。頭と膝がくっついているではないか。「ちょ、ちょっと待ってください。頭を下げなくちゃいけないのは私の方です。どうか、どうかお平らに、どうかお直りください〜!」。私の悲鳴にも近い懇願に、くだんの財部さんは、180度屈曲した上半身をゆっくりと元に戻した。
そして、直立位置で静止した財部さんの顔を目の当たりにして、私は驚愕した。「あ、あなたは…」
(続く)
5月15日(月)のらパスタ、完敗だ…4月23日の「野菜の名前当てクイズ」で見事に正解し、賞品の「のらぼう菜」をゲットした「元整理記者の雑記帳」主宰者様が、またまた素晴らしい調理法を編み出した。「のらぼう菜の和風パスタ」である。
EINと相互リンクをしている元整理記者氏のブログに載っている写真を見て、これは私も当該野菜の栽培者として「のらパスタ」にチャレンジせねばと奮い立った。わが菜園に足を運び、恐らくは今年最後になるであろう「のら」の脇芽を収穫。ついでにアスパラと水菜も収穫し、アスパラは「のら」と合わせてさっと茹で、さらに炒めた豚バラ肉と一緒にパスタにからめた。水菜は単品でシーザーサラダにした。これで出来上がり。よおし、食する前に撮影しておこうっと。しかしパスタとサラダだけでは、どうにも絵的に寂しい。そこで、黄金週間中に新潟で採取・調理した「フキミソ」をパスタの隣に置いてシャッターを切った。「フキミソ」はあくまで撮影上のダミーであって、パスタにはとても合いそうにないので、一口も食べずにタッパーへ戻した。
負けた、完敗だ… orz 元整理記者氏のパスタに添えられたサラダには、3品目ぐらいの野菜(白い色のが正体不明だが、もしかして、笹かま?)が使われている。しかも、お総菜パックのラベルをよく見ると「天然ひじき」と書かれており、鉄分補給もバッチリ。氏は「毒男の寂しい食卓」などと卑下されておられるが、なかなかどうして素晴らしい。毎日カップめんばかり食している毒女の人たちには、こういう毒男の人を見習いなさい。というか、こういう毒男の人を見つけて結婚し、栄養バランスの取れた食事を作ってもらいながら自らも学び、二人して幸福な家庭を築いていただきたいものである。
え、私? 私は駄目だめ。私の料理を毎日食べていると、カロリーは低いけど慢性貧血になると思われるので、調理嫌いの毒女の人には不向きです。過日の定期健診、血液検査の結果が気になる…
▼5月18日付記 他の正解者の方々(なぜか1人多い)から頂戴した感想のメール
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ちなみに今年ののらぼう菜は、15日で収穫を終えました。
現在は8本あったうち、2本だけを残して(6本は破砕して堆肥化へ)しっかりと開花させ、タネを採取すべく伸ばし放題にしています。アブラナ科の植物だけあって、花は菜の花のように黄色くて可憐です。
タネは秋にまいて発芽させ、一冬「凍えさせる」と、春先からニョキニョキと伸びてきます。最初に1本伸びてくる真ん中の太いトウをもぎ取って、その場でガブリと食らいつくと、その甘いこと甘いこと。それが栽培者にとって極上の喜びです。
その後は脇芽が続々と伸びてくるので、トウがたって開花するまえに摘んでは食べ、摘んでは食べして、約2カ月間、「旬の味覚」が楽しめます。
私は100年後、のらぼう菜を「日本のどこででも栽培されている便利野菜」として普及に注力したいと思っているのですが、どなたか「タネが欲しい!」という奇特な方、いらっしゃいましたら、「来たよ」メールでご連絡くださいませ。
5月11日(木)のらぼう汁、なるほど…
3日ぶりの帰宅。疲労困憊。そんな中で嬉しかったのが、過日の「野菜の名前当てクイズ」で見事に正解した方が、賞品の「のらぼう菜」の調理レポートをブログに上げてくださったこと。「元整理記者の雑記帳」主宰者様である。
ほほ〜う、のらぼうを味噌汁の具にする発想は、私にはまったくなかったわい。自分も今度やってみよっと。へえぇ〜、のらぼうは多摩地区や川崎の一部ぐらいでしか育てられていないのかと思ったら、埼玉にも栽培してるところがあるのか。そのうえ学校給食のメニューにもなってるとはねえ。ふう〜ん。
以上、出題者が正解者に啓蒙されまくりの「立場逆転現象」でしたw
5月7日(日)新潟訪問の件については…
後日の「サシツマ」で紹介する予定でしたが、書けば大変な分量になると分かったので、新しいコンテンツを作ることにしました。タイトルを考えている真っ最中ですが、「ケイデジ」といった感じでしょうかね。新聞関連業務とは全く無縁のコンテンツですが、閲覧者さんを「旅行気分」に浸らせる紀行文で、なおかつ爆笑、感心、驚愕させる楽しいコンテンツにしようと考えております。わが菜園の共同耕作者は、「そんな余計なことをやっていないで、さっさと畑を耕せ!」と私を叱咤するのですが w
このほかにも、他媒体に寄稿した文章と写真(著作権は私に帰属)や、講師として招かれたセミナーの再録を掲出する新コンテンツを設ける所存です。また、専業主婦の手抜き家事を支援する「カーソル文字の慰めと癒し」についても、新規記事をアップする計画でおります。共同耕作者の怒りを買うことは必至ですが、畑仕事とウェブ更新は、私にとってはどちらも等価値。黄金週間明けのEINに、どうぞご期待ください! つーか明日から1週間ぐらい私は自宅に帰れない多忙な状況なので、EINの更新どころじゃないんですけどね orz 「来週以降のEINに、どうぞご期待ください!」と文案を変更しておきます。
5月5日(金)野菜の名前、正解発表
4月23日付の「サシツマ」において出題した「野菜の名前当てクイズについては、ズバリ当てた方が2人いました。正解は「のらぼう」(正式には「のらぼう菜」)です。
んで、この連休中は「のらぼう」を手土産に、わが菜園の共同耕作者と新潟の山奥に行ってきました。当地では、自分のその後の人生を左右するような、衝撃的な出来事が待っていました。詳しくは後日のサシツマで…
4月30日(水)前回の続き
胃部エックス線の検診車に入ったら、既に社員3人が順番を待っていた。車内の待合室に一度に入れるのは4人がマックスで、私が入ったところで看護師さんによる検査説明が始まった。「みなさん、自分の番が来たら、胃を膨らませる発泡剤を口に入れて、カップの水をゴク、ゴク! と2回で飲みきって流し込んでくださ〜い。この時、ゲップは我慢してくださいね〜。次にバリウムを、紙コップの底に2センチぐらい残して飲んでくださ〜い」。
うんうん、と頷きながら説明を聞く4人。「それじゃ最初の方、ご準備お願いしま〜す」。トップバッターは定年を間近に控えた営業関連部局のオジサン。Tシャツを脱ぎ、ズボンを下ろした。そして残りの3人は絶句した。(ビキニブリーフだよ! しかも紫色だよ!) 誰もが心の中で異口同音に驚愕の言葉を吐いていたに違いない。
われわれの「静かなる驚愕」をよそに、くだんの紫ビキニブリーフなオジサンは、検査室に入っていった。「はーい、お早うございま〜す。まずは検査台に、お腹をつけるようにして乗ってくださ〜い」。検査技師の声が漏れ聞こえてきた。
待合室の3人は、額をこすり合わせんばかりに互いの顔を近づけ、小声で話した。「今の、見た?」と社会部デスク。「驚いたねえ〜。何でこういう検査の日にあんなパンツを平気ではいて来るんだろうね」と運動部長。「きっとこの日に『勝負』をかけてたんだと思いますよ。あれは『勝負パンツ』に間違いないですよ」と私。「でも、いったい何に対して『勝負』するの?」と社会部デスク。そして運動部長はしばしの沈黙の後、言った。
「きっとバリウムと『勝負』したかったんじゃないの?」
その言葉を聞き、発言者本人を含めた3人が「ギャ〜ッハッハッハッハ〜!」と突笑した。そこへ検査技師が一言。「は〜い、待合室の皆さ〜ん。検査に支障をきたすので、大きな声は出さないでくださいね〜!」。ややあって、検査を終えたオジサンが待合室に戻ってきた。3人の視線は再び、紫色のビキニブリーフに釘付けとなった。鍛え上げられ、盛り上がった胸板。そして引き締まったお腹。ちょっと抱きしめてもらいたいかも、などという気持ちも頭をよぎったりしてw くだんのビキニブリーフはおそらく、日常的に着用しているものなのであろう。
「は〜い次の人、ご準備お願いしま〜す!」。ズボンを脱いだ社会部デスク(40代半ば)は、サルマタ着用。「それでは次の方〜!」。自らの裸身を人目に晒すのをはばかった運動部長(同)は、希望者のみ着用の検査用ガウンを身にまとい、ソソクサと検査室へ。「は〜い最後の方〜!」。ズボンを脱いだ私(同)はヨレヨレのモモヒキ姿。しかも腹部は運動不足と連夜の飲酒によってプックリと膨れ上がっている。
これはマズイ。定年までの十余年。弛んだ体を引き締めて、ビキニブリーフが似合うオジサンに変身できる一抹の可能性が、残っていない訳ではない。ようし、今日から生まれ変わるぞう〜! 驚愕のビキニブリーフを目撃した3人は、恐らく心の中でそう誓ったに違いあるまい。そしてその「誓い」も、3時間後にはコロリと忘れ去られるのであったw
【付記】前々回のサシツマで野菜の名前当てクイズを出題しましたが、その画像について共同耕作者から「なぜあんな収穫直後の画像を載せるのか!」とクレームがついたので、今日撮影した収穫前の画像に差し替えました。クイズは引き続き実施中です。奮ってご応募ください。つっても東京・多摩地区の地元野菜ヲタの人しか分かる訳ないですよね。EINの閲覧者の中に、多摩地区在住・在勤者がごく少数なのが残念です。KJさん、応募してみる?
4月26日(水)定年前のビキニブリーフ
今日はカイシャで定期健康診断があった。胃部エックス線検診でバリウムを飲むのがとにかく嫌だ。最近はバナナ味がして以前より抵抗感が薄れてはいるけれど、それでもヤッパリ嫌だ。
と、ここまで書いておきながら、続きの執筆は頓挫。明日以降にご期待くださいまし。
4月23日(日)盗まれた。そして怖くなった
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| 野菜の名前当てクイズ (収穫物をプレゼント!) 私がいま育てている野菜=写真=の名前を当ててください。解答は「来たよ」メールのテキスト欄に書き込んでください。。ズバリ当てた方(相当なマニアです)にはその収穫物を無料で進呈します。宅配便でお届けします。が、貴宅に着く頃にはもうしなびていることでしょう(^o^;) 5/5締切 |
窃盗被害に遭った。本当に頭にきた。なんであんな物を盗んでいくんだ。許せない。盗まれたものは、落ち葉。晩秋に落ちたケヤキの葉っぱをかき集めて特大のポリ袋に入れ、その中に水と堆肥化促進剤を入れて、腐葉土を作っていたのだ。シイタケ栽培ではないが、袋をときどき「天地返し」して、いい感じになってきたところをやられた。盗まれたのは3袋のうちの1袋。残りの2袋はどんなことがあっても死守してやるぜ。
とはいえ警察に被害届は出していない。市民菜園の片隅に放置に近い状態で置いていたことと、被害額を換算しても零円にしかならず、いくら所轄署に届けを出そうとしても、門前払いを食うのが関の山だろう。 しかし何だか怖くなってきた。私が所有している軽四輪車は後部シートを倒し、肥料や農耕器具を満載している。ひと気のない駐車場に、菜園ヲタの窃盗犯がやってくる恐れもあるからだ。盗人が車体後部の積載物を窓から覗き込み(ほほ〜う、こりゃ上モノの鶏糞じゃねえか。おまけに連作障害除けの肥料まであるぜ。こいつはいい獲物だ。お、ご丁寧に「万田酵素」まであるぞ! こいつはラッキーだ。なに? 「土アップ」? 聞いたことねえな。まあ試しにコイツもいただくとするか。追肥用の鍬もいい物使ってるじゃねえか。今日は本当にツイてるな。ヘッヘッヘ…)。
で週末、菜園へ向かうべく駐車場に足を運んだら、肥料類や農耕器具を満載していた車体後部が空っぽ。みたいな災難が、この先待ち受けているかもしれない。早急に対策を講じたいが、総重量は100キロぐらいあるし、自宅には置くスペースがないし、だいいち臭い。どうしたものか…
にしても横浜のど真ん中にある実家で暮らしていたときには全く想像もつかなかった現在の「多摩生活」。農耕なんてやるとは思ってもみなかった。ああ悔しい。他人が丹精して育てた(?)腐葉土を盗んで野菜を育てて、それを収穫して食べてどんな味がするよ、そうかよ美味しいかよ、チキショ〜め!
とはいえ私がかき集めたケヤキの落ち葉も、いま住んでいる団地の敷地内でゲットした物だから、厳密に言えば団地の管理組合の所有物であって、そもそもは私が「泥棒」かも知れないな(^o^;)。でもさあ… 最終的には焼却処分するものを、捨てずに有効活用しようとした人間が「犯罪者」扱いされるようなことがあるとすれば、世知辛い世の中になったものよのう…
4月22日(土)準備中
早朝更新しようと思っていたのに、「2ちゃん」のニュー速板の点検に時間を取られてしまった。今日は協賛企業としてのイベント手伝いに加え、その取材・執筆という一人二役。果たして帰宅後に、サシツマする余力が残っているかどうか・・・
4月19日(水)前回の続き
前回のサシツマを読んだ「野球ネタ大好き」な閲覧者さんたちから、「サシツマ読んで、もらい泣きした」という、物書きにとっては大変うれしいお言葉を頂いた。しかし一方で…
(16日19時半、自主削除) って一体何の話? 悔しい、見逃した〜! orz
とのメールも頂戴した。私はそのとき酔っ払ってサシツマを書いていて、朝になって読み返したら、あまりにも生々しい話を書いているので驚いて、慌てて削除した次第。まあ特に隠し立てするほどのことでもないので、自主削除した内容をサラリと要約・再録します。
1)夏の甲子園大会で頂点に輝き、松坂投手らナインを引き連れて横浜支社に「優勝報告」に訪れたゲンさん(横高野球部監督)。私が祝福の言葉を述べると、ゲンさんは「もしびし沼さんが甲子園に取材に来ていたら、いくら松坂がいたとしても、ウチは初戦で負けていたかもしれませんね。ワッハッハ!」と本気まじりのジョークを返してきた。 2)私は甲子園での激闘よりも、神奈川大会での対横浜商大高戦で、なぜ大差をつけながら松坂投手から控え投手に交代させなかったのか、その真意を聞いた。 3)ゲンさんは、「自分も松坂から控え投手に代えようかと思った。でも最後まで全力で戦うことが、相手チームへの礼儀、というか誠意だと思った。ちょっとやり過ぎたかな、とは思ったが、試合終了後に商大高の野球部長さんが私のところにすっ飛んできて、両手で私の手を握り締めて『最後まで松坂君で行ってくれて、本当にありがとう!』と感謝された。その時、自分の考えは決して間違ってはいなかったと確信したんです」と答えた。 4)その話を聞いた私は、「それじゃ失礼します」と優勝報告会場を後にして洋式トイレの個室に飛び込み、「ルールブック」をはるかに超えた高校野球の深みを知らされた驚きと感動で、便座に両手をついて声を立てずに号泣した。
とまあ、こんな話を事細かに書きました。EINの野球ネタが好きな人だと、この要約話だけでも面白がってくれるでしょう。でも一方で、「(゚Д゚)ハァ? それがどうしたの? ルールも知らないし、EINの野球ネタにだけは全然興味がわかない」とおっしゃる方もいて、そのさじ加減に毎回悩んでいる私です。
で、ここからが本題。春のセンバツで21−0の決勝史上最多得点で優勝した横浜高。その背景にあったものを説明させていただきたい。すべては2回戦の対八重山商工戦にあった。石垣島から沖縄代表として出場した八重山商工は、春のセンバツの「目玉」だった。全国マスコミが、その戦いぶりに熱視線を送っていた。で、2回戦。実力の差は明白で、八重山ナインには大変失礼な物言いで恐縮だが、それは「虎と猫の戦い」だった(八重山ナイン、本当にごめんなさい…)。横浜高は4回が終わった時点で八重山高校に7−0の大差をつけてしまった。そんなとき、
(日本中が注目している高校を相手に、こんなに点差をつけちゃっていいのかな?)
憶測にしか過ぎないが、横浜ナインにはこんな「気の迷い」が生じたのではないかと、テレビで同校ナインのプレーを見ていて私には感じられた。そして8回裏、横浜は八重山ナインの猛反撃に遭い、1点差まで詰め寄られた。そのとき、関係筋から聞いた話では、怒ったゲンさんはナインにこんな檄(げき)を飛ばしたという(←最後の最後まで伝聞かよ…)。
「おまいら手ぇ抜いただろゴルァ! だから痛い目に遭うんだぞゴルァ! 相手が誰であろうと全力で戦えよゴルァ! それが相手に対する礼儀なんだぞゴルァ! さもないとおまいら本当に負けっちまうぞゴルァ!」
さすがに「ゴルァ!」とは言わなかったと思うが、趣旨としては上記のような内容で間違いない。で、ゲンさんの檄で目を覚ました横浜高ナインは「虎の子」の1点を守り切って、八重山商工に辛勝したのである。ゲンさんの「お灸」が効き過ぎたのか、それ以降の横浜高は見ていて(全部ではないが)一抹の不安も感じさせない試合運びだった。21−0という決勝戦史上最多得点で大勝し、紫紺の優勝旗を手にしたという話を聞き、「ほほ〜う、8年前の商大高との試合みたいなファイティングスピリッツが戻ってきたね」と感心した次第。「もうちょっと手を抜いてあげればいいのに」という相手チームへの同情が、実は屈辱的暴言であることを、閲覧者の諸姉兄にはご賢察いただけよう。
さて、この夏も横浜高は、ゲンさんの檄の効き目が消えず、神奈川大会を勝ち上がって甲子園の大舞台に立つ可能性大である。ぜひとも同校史上2度目となる春夏連覇を成し遂げてもらいたいものである。
と結びたいところだが、そうはいかねえんだよゴルァ! オレはもうハマっ子じゃねえんでい! タマっ子でい!(江戸っ子と称するには後ろめたさが残る) われらが西東京代表がどこのチームになるかは分からないが(個人的には東海大菅生=あきる野市=の活躍に期待)、甲子園でぜひとも横浜高を撃破し、深紅の優勝旗を手にしていただきたいものである。イケ〜! 倒せ〜! 横浜高を叩きのめせ〜! という、極めて日本人くさい「判官びいき」な私なのであったw。
(終わり)
(続き)同業他紙の方々から、EIN復活について祝福・激励のメールを頂戴しました。この場を借りて御礼申し上げます。しかし、同業同紙の方々からは、警察担当キャップ様を中心に「本編の更新がない限り、『復活』したとは認められませんね〜」と厳しいお言葉を頂戴しました。簡単に挑発に乗ってしまう私は、
本編の執筆に着手しました。皆様お待ちかね?の「オレバカ」です。
ただし、これまでのテイストとは全然違います。さらに、EINは今まで「事実に基づいた針小棒大」を標榜してきましたが、今回の本編は後々の反響の大きさを考えて「事実に基づかない完全フィクション」の名目で執筆させていただきます。「昔話」ではなく、現在進行形の話を書いていくので、おそらく連載になると思います。現段階では結末が全く見えていないので、かつて皆さんを期待させておきながら、最後の最後に失望させて「記者のくせに粘り強さが足りない」と激しいブーイングを浴びた逐次連載「老婆が俺を疲れさす」みないな幕切れになるやもしれません。話がどっちへ転ぶのか、皆さんのご期待に応えられるのか、今は何とも申し上げられませんが、とにかく精一杯リポートしますので、ご寛容な態度でお読みいただければ幸いです。「つまりはノンフィクションということか?」という突っ込みも、お控えいただければ幸甚です。
4月15日(土)4月5日付サシツマの続き
続編マダ〜? マチクタビレタ チンチン! とのご要望が多くあり、4月5日付サシツマの続きを書くことに致します。
横浜高がセンバツ決勝史上最多の21得点で優勝し、「もう少し手加減してあげればいいのに」などという批判の声も一部にはあると聞き(←また伝聞かよ…)、8年前の夏の神奈川大会の、ある忘れられない試合の事が頭をよぎった。 当時私は実家のある横浜支局の社会部記者だったので、神奈川大会の好カードはすべて「取材で外に出る」と嘘をついて実家でテレビ観戦していた。
当時の横浜高は松坂大輔投手という稀代のエースを擁し、全国最激戦区の神奈川大会でも、向かうところ敵無しの快進撃を続けていた。 他県においても春のセンバツ準決勝で逆転負けを喫したPL学園を筆頭に、地方大会での優勝を単なる通過点と位置付け、甲子園での「打倒松坂」を最終目標に、有力校が地方大会を勝ち上がっていった時期でもある。
で、私にとって忘れられない試合は1998年7月26日の神奈川東大会(この時は記念大会で、出場2校が割り当てられた神奈川は、東西大会に分かれていた)準決勝・第2試合の「横浜−横浜商大付属」戦である。優勝候補の一角とみられていた商大高は、横浜高と接戦を演じるのではないかと期待され、このカードは「事実上の決勝戦」と目されていた。だれもがその試合に注目していた。
ところが、結果は25−0で横浜高がボロ勝ちするという、はっきり言って「クソ試合」だった。私は5回が終わった時点で10点以上の差がついたことを見届け、「こりゃ後は松坂から2番手、3番手のピッチャーに交代だな」と判断し、テレビのスイッチを切って街ダネ取材に向かった。本来なら5回終了時点で10点以上の差がつけばコールドが成立するが、神奈川大会は準決勝以上の試合はどんなに点差がついても9回まで続ける、というルールがある(他の都道府県も大体同じ)。
で、取材が終わって数時間後にカイシャに戻ると、当該試合の話題でシャナイは持ち切りだった。「25対ゼロだってさ」「松坂は最後まで投げたらしいよ」「何もそんなにムキになることないじゃん」「商大高が可哀想だよ」などなど。
私も同僚らの意見と同様で、ボロ負けを食らった商大高ナインは生涯のトラウマになるほど深く傷ついたことだろうと同情の念を禁じえなかった。翌日は決勝戦なんだし、横浜高は松坂の体力を温存させて、6回以降は控え投手に投げさせときゃ良かったのに、いくら何でも大人気ないよゲンさん(横浜高野球部監督の愛称)、などと。
ところが、私の商大高に対する同情心や横浜高校に対する批判心が、まったくのお門違いであったことを知らされた。翌日の朝刊用に自社の運動部記者が書いた記事のゲラ刷りを読んで、私は激しい衝撃を受けた。屈辱的な大敗を喫した横浜商大の主将は、涙を流すどころか、胸を張って運動部記者にこう答えていたのだ。
「僕たちは幸せです。こんなに大差がついたのに、松坂君は最後まで手を抜かずに全力で投げてくれた。(捕手の)小山(良男)君も、捻挫して痛い足を引きずりながら、最後まで試合に出てくれた。横浜高は最高のチームです。そんな最高のチームと試合ができた僕たちは、本当に幸せ者です」
ただえさえ涙もろく、感情が激しやすい私は、その記事のゲラを読んで一気に涙腺が決壊した。恥も外聞もなく、こうこうと明かりのついた深夜の横浜支局フロアで、私は声を上げてオンオンと泣いてしまった。 その姿を傍らで見ていたくだんの運動部記者も(゚Д゚)ハァ? な状況で、自分が書いた記事で同僚記者が落涙していることにはまったく気付いていない様子だった。まあその運動部記者(新人)は、負けチームの主将コメントを、ただ単に「人間テープレコーダー」として録音・再生したということで、そこに込められた宝石のような言葉に気付かなかった、ということなのだろう。
(16日19時半、自主削除)
かくして「クソ試合」認定だった横浜高vs横浜商大高の試合は、エース松坂を擁して無敗神話を打ち立てた横浜高の四十数試合の中で、延長17回の激闘の末に勝利した対PL戦(この時の敗戦主将の弁も素晴らしかった。「センバツで横浜高に負けてから、『打倒松坂』を合言葉に必死に練習を続け、僕たちは成長しました。でも、それを上回るほどに横浜高も成長していました。そんな横浜高と戦うことができて、僕らは本当に幸せです」。このコメントを読んだときも、私はヒ〜コと泣いてしまった)をはるかに超える「ベストマッチ」に昇格したのである。
んで、今年のセンバツ決勝で0−21の屈辱的大敗を喫した相手校ナインも、8年前の商大高ナインと同じく、最後まで手を抜かずに戦ってくれた横浜高に対して、感謝の念と幸福感でいっぱいだと思うよ。そんなこんなで、センバツ決勝で「もっと手加減しろよ」と、横浜高の戦いぶりに対して批判的な方々に対しては、そのお考えを改めていただきたいと、切に願う次第である。
EINの常連閲覧者さんの中には、私が書く「野球モノ」が大好きだという方が少なからずいらっしゃるので、この話の続きをまた書きます
4月7日(金)「無礼講」の仏料理フルコース歓送迎会
前回サシツマの続きについては、当時の記録、紙面掲載記事の再確認等をしている関係上、次回以降に回します。スマソ。
来週の月曜日に所属セクションの歓送迎会があって、同僚の幹事が会場をどこにするか迷っていたので、私はカイシャ近くのフランス料理店を推薦した。5年ぐらい前に一度使ったことがあったのだが、ある「トラブル」に巻き込まれ、それ以後は近寄らずにいたのだが(この話はかなり面白いので、本編再開第1弾として、後日紹介する予定)、もう「時効」も成立したという判断で薦めた次第。
幹事が店に電話すると、フルコース料理・飲み放題付きで1人6,500円(サービス料別)という値段を告げられた。かなり予算をオーバーしている。そこで補佐役を買って出た私は、ランチタイム終了後の店に突入。「あの時は本当に申し訳ございませんでした」と平身低頭のシェフに向かって切り出した。「あのう、予算が足りなくて、申し訳ないんですが、サービス料込みで6,000円でやってもらえませんでしょうか? それと、飲み放題メニューに日本酒や焼酎が入っていませんが、こっちで好きなもの持ち込んでいいですか?」。シェフは一瞬ためらいの表情を見せたが、「わかりました。その条件でこちらも精一杯やらせていただきます」と了解してくれた。しかし向こうも食材のグレードを下げたり、飲み放題に出てくるワインを「料理用」に詰め替えたりして(んなわきゃね〜か)防戦してくるであろう。予算的な問題はこれでクリアできた。持ち込みで用意する日本酒も、もし幹部が「越乃寒梅の別撰が飲みたい」とか「久保田を用意しておいてくれ」などと言い出したら、どこかから空き瓶だけ調達してきて、越乃寒梅の瓶には「大関のものも」を、久保田の瓶には「黄桜 呑」でも詰めておいても、まあバレるまい。
次なる問題は「仏料理のフルコース」というメニューに、「堅苦しいの嫌だな〜」とか「フォークとナイフを使うの面倒臭い、というか緊張するよ」と難色を示す仕事仲間らへの配慮。そこで店に改めて電話し、「一人一皿ずつ運んでくる形式にせず、もっとフランクに対応してもらえるとうれしいんですが。フォークとナイフをうまく使えない社員もいるので、対応を検討してもらえませんか」と申し入れると、「料理は大皿から各自の皿に取り分けてもらい、フォークやナイフが苦手な人には、箸を使って食べていただくのはいかがでしょう?」と提案され、間髪入れずに「お願いします」と電話口で頭を下げた。さらに「もしかしたら社員は酔って大声で話したり笑ったりするかもしれません」と告げると、「宴会扱いですから問題無しです。歌を歌いだす人がいると困りますが、普通にワイワイやる分には全然OKですよ」と言ってくれた。宴席の最後につき物の「関東一本締め」についても、「問題ありません。三本締めでもいいですよ」と許してくれた。首都圏では名の知れた腕利きのシェフなので、気難しい人なのかと思っていたが、こんなにも寛容であったのかと感心・恐縮してしまった。
で、参加者全員に、開催日時と会場、店までの略図を示した案内状を配布した。その際、参加者らを安心させるために、こう付記しておいた。
当日はテーブルマナーのことなど一切気にせず。思い思いの食べ方で仏料理のフルコースを堪能してください。お店の了解を得ているので、「無礼講」でいきましょう。ただし、手づかみで物を食べるのは、なるべくご遠慮ください。
「うん、分かった。手づかみはやらないように気をつける…」
なにこの野蛮な人たち(泣)。本当に手づかみでフルコース料理を食べる奴が出てきたら、どうしよう… orz
4月5日(水)横浜高校、史上最多得点優勝の背景
センバツ高校野球大会で、横浜高校が優勝したと報道で知った(←お前も報道関係なんだろ?)。センバツの決勝史上、最多得点となる21点(相手は零点)を取ったというから凄い(←また伝聞かよ…)。んで、一部では「そんなにムキになることないのに」「もっと手加減してあげれば良かったのに」などと相手チームに同情する声があるやに聞く(←ちゃんと裏取れよ!)。
私は実家が横浜にあり、横浜駐在カメラマンとして働いていた頃は、数度にわたって同校を密着取材したこともあり、監督のゲンさん(愛称)とは大の仲良し、と言いたいところだが、ゲンさんは私のことを毛嫌いしていた。
私はもうハマっ子ではなくてタマっ子なので、神奈川代表校に対する関心は薄れているが、横浜高校が不当な批判を受けているとするならば、たとえゲンさんに嫌われていようとも、同校への弁護を試みたい。
とか言いながらもう疲れた… 続きはあす以降に書きますんで、閲覧者の諸姉兄には、予習というか復習というか、下記本編にお目通しいただきたい。今から8年も前の駄文です。
4月2日(日)新創作料理の実態は…
私はかつて、パエリアとかイワシのオリーブ油漬けとか、凝った料理を作って人にふるまって喜んでもらうのが趣味だったんだけど、最近は自分が食べる飯を作ることすら億劫になっている。
今日は3個で380円のレトルトハンバーグを買ってきて、うち1個をレンジでチンした。でもハンバーグだけじゃ寂しいな。ということで、ハワイ料理の「ロコモコ」を作ることにした。
深皿に飯を盛って、その上にレタスとハンバーグと目玉焼きをのせて、上からトマトソースをぶっかければ完成だ。目玉焼きを作るのもフライパンが汚れて後で洗うのが面倒くさいから、小鉢に生卵を割り入れて、そこにおたま一杯分の水を注いでラップをかけ、レンジで1分半ぐらい加熱して「焼かなくてもできる目玉焼き」を作った(こうすると黄身が大爆発しないから、閲覧者の諸姉兄も一度試してみてください)。
よお〜し、食材はすべて揃った。あとは飯を盛ればいいだけだ。ということで炊飯ジャーの蓋を開けたら、
飯がない! 炊くの忘れてた…
しかし、用意した素材を無駄にはできないので、飯の代わりにパンに挟んで食べることにした。まず1枚のパンの上にレタスをのせて、その上にハンバーグ、さらにその上に目玉焼き、その上からトマトソースをかけて、もう1枚のパンをのっければ完成だ。
大口あけて食らいついたら、ウンメ〜! 「ロコモコ」はお米じゃなくてパンでやっても、かなり美味であることが分かった。これって今まで世界中で誰も気が付いていない「新創作料理」誕生の瞬間かも。「ロコモコブレッド」の考案者として「びし川周二」の名が、国内外に知れ渡るかもしれないぞ。あ! そうだ! マスタードかければもっとおいしくなるかも。
ていうんで試してみて気付いたんだけど、この味には覚えがある。これって…
「新創作料理」どころか、ただの「エッグハンバーガー」じゃんか… orz
3月28日(火)考え物のセキュリティー対策
パソコンの更新が完了して、業務で使うフォトショップやイラストレーターをCD-ROMからインストールしようとしたら、「管理者のパスワード入力が必要です」という警告ウインドウが出た。仕方がないので電算部の人に電話を入れてご足労いただき、彼らしか知らないパスワードを入力してもらってインストール完了。だれがどのPCにどんなソフトをインストールし、それが正規版であるかどうかをチェックする作業はPC管理者のセキュリティー対策として適切な対応だと思う。
しか〜し! CD-ROMではなくネットから落としてきたソフトにまでは、残念ながらチェックが及んでいない。私も「スパイボット」をダウンロードして使っている。あとは「ギコナビ」w。問題の「ウィニー」だってCD-ROMからインストールするのではなく、ネットから落としてくるのが通常のやり方だ。ダウンロードソフトに対する管理についても、厳重に行った方がいいと思うがどうか…
3月24日(金)「お気に入り」消失騒動
会社から貸与されているノートパソコンがリースの更新期を向かえ、I社からT社のマシンに変わった。事前に各種データファイルのバックアップを取っておき、更新後の新機種に移し変えて業務を再開したところ、ほほう、キータッチがいいじゃん。CPUも速いし、最高最高!
ところが、局内外から何やら悲鳴まじりの声が聞こえてきて、パソコン初心者の50代男性が、「比較的知っている」と評価される私のところにすっ飛んで来た。「ねえびし山君、助けてよ」「どうしたんですか?」「MOに保存しておいた書類のデータは何とか元に戻せたんだけど」「だけど?」「ほらあの、インターネット見るやつ、あれの『お気に入り』に入れておいたのがみんな消えちゃったんだよ。困っちゃったなあ〜」。
ううむ…。パソコンを更新する際に、インターネットエクスプローラー(IE)の「お気に入り」をエクスポート/インポートするのを忘れちゃう人が多いんだよなあ〜。ていうか、その方法を知ってる人が意外と少ない、というか殆ど知らない人ばかり。慌てて電算部に電話して皆に方法を教えるように懇願したが、「そんなもん知るか。こっちは本体を交換するだけで手一杯なんだ。そんなことまで面倒見ちゃいられねえよ」と一蹴されてしまった。お説ごもっとも。電算部の大変さを目の当たりにしているので、何の反論もできない。仕方がないので、僭越ながら私がIEの「お気に入り」をエクスポート/インポートする手順書を作成し、社内のグループウェアにアップして社員に閲覧してもらうことにした。
だが「時既に遅し」で、社員が各自のパソコンに仕込んでおいたブックマークはほぼ全滅。前に使っていた機種を取り返したところで、ハードディスクからデータが漏洩しないように“殺処分”済みであろう。仕方がないので不運な社員には、私がエクスポートしておいた「お気に入り」データから、業務に必要不可欠なURLをインポートしてあげることにした。これらのURLをゼロから打ち込むのは死ぬほど面倒くさい。検索エンジンから引っ張ってきても時間がかかる。その手間を省いてあげたことで社内各方面からは、かなりの勢いで感謝された。うん、良いことをした。これで私も生前の善行が評価され、死んだら天国に行ける可能性が高まったであろう。
閲覧者の諸姉兄にも「お気に入り」のエクスポート/インポートの方法をご存じない方がいらっしゃるかもしれない。一度IEのヘルプメニューから、その手順を学んでおくことをお勧めしたい。てゆーかヘルプを見たら、その手順の説明がお座なりで、これじゃ全然分からないじゃん。よし、ここは一つ私が作った手順書(ファイルはワード)を、社外秘の部分は削除した上で、ご希望の方に進呈します。欲しい方はテキストボックスに「手順書希望」と書いて、「来たよ」ボタンを押下していただきたい。これで私も天国行きも、ほぼ間違いなしであろう。
3月21日(火)主演女優はやっぱり島かおり その4 (3/21題名修正)
3日も話を引っ張っておきながら、結局本題に入らず幕引きした優柔不断な私に対して、orz とのコメントをいただいてしまい、これは申し訳ないことをしてしまったと猛省している。
私がくだんの往復書簡集をベースにした映画やテレビドラマの中で、一番好きだった主演女優は何といっても、小学生の時に連続ドラマをリアルタイムで見た島かおりさんである。夏休みのお昼にスタートして、1回30分で平日オンエアだったかな。でもドラマのタイトルは、モデルとなった女性の日記の書籍名をとっており、これが今ではあまり認知されていない理由になっている。なぜこのドラマが、誰でも知ってる方の題名にしなかったのかについても、実は「裏事情」があることを最近知った。
夏休みのまっ昼間といえば、その前年までは近所の公営プールに行って泳ぎ遊んでいた。しかしこのドラマが放映された年は、オンエア10分前からテレビの前で正座状態であった。「これって本当にあった話なのよ」と母親に聞かされて、かなり驚いた。男性役を演じた高橋長英さんが「近所のおじさん」(実際は青年だったけど、ガキからみればそんな認識)だったことも関心のひとつにあった。
で、ドラマが終わらぬ前に2学期に突入してしまい、帰宅後にドラマの展開について母親から聞いてイメージを思い描いた記憶がある。最終回が迫ると「具合が悪い」と嘘の早退をし、さらに仮病を使って学校を休んで結末を見届け、感涙にむせんだ。本当にろくでもないガキだった。
後年になって島さんは、ろうあ者の女性という難しい役柄を熱演し、「難病の人、障害のある人を演じさせたらこの人がピカイチ」という評価を得た(私も生と死、障害者福祉等について、島さんのドラマから学んだ部分が多く、深く感謝している)が、その後は演技の幅を広げ、いろいろなドラマで好演を見せている。もう70歳ぐらいかな、と勝手に思い込んでいたが、プロフィールを見るとまだ還暦前ではないか。脇役ではなく主役を張って、もう一花咲かせていただきたいと願ってやまない私である。
島さんの役柄は3月17日の「サシツマ」とカブるが、定年退職して自宅にひきこもりになった「ミノムシ夫」の面倒と、寝たきりになった姑の在宅介護をしているうちに過労で倒れ、病院で検査を受けたら手遅れのがんにおかされていることが分かる、という設定。そこから「ミノムシ夫」が羽化へと向かいつつも、結局島さんが演じる妻は亡くなってしまう、というのはどうか。脚本は多摩地区の「名士」、西田小夜子さんにお願いしたい。
どう考えても絶対にヒットしないよね(私も orz )。
本当にこれ以上は続かない、と思う
3月20日(月)主演女優はやっぱり島かおり その3
くだんのテレビドラマ後編を見終えて、コロリと気が変わった。まあこれはこれでアリなのかな、と。エキセントリックな男性のリアリティーにこだわれば視聴者は、私が往復書簡集を読んだ時と同じように、その無神経なもの言いにドン引きするだろう。また女性のリアリティーにこだわれば、主演女優の顔の左半分に張られていたガーゼだって、視聴者との暗黙の了解の上で成り立っている「記号的映像」に過ぎず、本当に顔の左半分を手術でえぐり取られた人ならば、欠損部はガーゼを張っていても隠すことができないほどに大陥没するわけで、あんなに可愛らしい面立ちを保つことなどできる訳がないのである。
しかしテレ朝も番組の最後で、「事実に基きながら架空の人物を加えた『フィクション』」だという趣旨のテロップを流しているし、何も私がムキになる必要などまったくないのである。
とはいえ、つよポンは今回も、いささか人気下降気味、というか凋落の一途をたどっていたと言っても過言でない主演の女優さんを、持ち前の「触媒作用」で見事に浮上させた感がある。他の俳優さんたちの演技も光り輝いていた。中でも女性の担当医(ほとんど架空の存在)として登場した、つよポンと同じぐらいヘタレでダメキャラのユースケ・サンタマリアの演技が素晴らしかった。このドラマ、もしかしたら数カ月前にNHKで放映した「クライマーズ・ハイ」(日航ジャンボ機墜落事故の報道に追われた地元新聞社の人々を描いた小説をドラマ化したもの)に匹敵するほどの良作だったのではないかと、今は思えなくもない。
モデルになった男性も極めて直情径行な人ではあるが、だからこそ顔半分を失った女性に対して、最後まで情熱的に接することができたのだろう。私がこの男性の立場だったら(認めてしまうのは悲しいが)途中で、というか早い段階で逃げ出していると思う。本当に無神経な物言いをする男性だとは思うが、この人がいたからこそ、くだんの女性も「最後の最後まで悔いを残すことなく、精一杯生きたい」という気持ちを持ち続けることができたのではないかと思う。あの大ヒットした主題歌も大嫌いな私であったが、薄幸以外の何者でもない女性を「とっても幸せなの」と断じた歌詞にも、もしかしたら本当にそうだったのかも知れないと思えるようになった。
3日間にわたってゴタクを書き連ねてしまい、閲覧者の諸姉兄には申し訳ない気持ちで一杯だが、子供時代にくだんのドラマを見て得た感動と、その数年後に原作本を読んで感じた憤りのギャップに対し、四半世紀が過ぎた今になって、ようやく一定の心理的な折り合いをつけることができ、清清した気分に浸っている私なのであった。なにとぞご容赦いただきたい。
で、ある閲覧者さんから「どうしてドラマや往復書簡集のタイトルを、だれでも知っているのに敢えて書かないのですか?」というおたずねがあった。そうなのだ。問題はそこなのだ。これには「ウルトラセブン」の第12話が永久欠番になっているのと同じぐらい、公言できない深〜い事情があるのです。その事情をお聞きになりたければ、「来たよ」メールで「タイトルを書かない理由を述べよ」とリクエストしていただきたい。誠意をもって返答いたしますので。
という訳で、このドラマの話はおしまい。最後の最後まで表題にたどり着くことができずに、この話は幕を閉じるのであった。ごめんなさい…
これ以上は続かない
3月19日(日)主演女優はやっぱり島かおり その2
やっぱりSMAPといえば草g剛くんである。「g」は機種依存文字で、MACで閲覧している人にはトーフ(□と表示される)になってしまうので、彼を「つよポン」(愛称)と書くことにする。前日の「人気度ではビリから2番目」という表現には異論も多々あろうが、ワタシ的には5人の中で一番好きなので、ご容赦いただきたい。
MC能力に著しく劣り、生放送で臨機応変な対応ができずに黙り込んでしまうダメッぷりが、稀代のお笑いグループであるSMAP(しつこいけど私の認識、絶対に間違ってないよね?)の中で、ヘタレキャラとして有効に機能しているように思われる。しかしドラマとなると、果たして本人に演技力があるのかどうか判断に困るが、共演の女優さんをめいっぱい輝かせ、その評価を高めさせる不思議な力があることは事実。ただの「引き立て役」とは言えない「触媒」のような力が明らかに存在する。キムタクよりも、つよポンとの共演を熱望する女優さんが引きもきらない、というのも頷ける。
で、昨夜のテレビドラマ(前編)である。難病で余命いくばくもない女性と、それを励ます男性との往復書簡をベースに作られたドラマであり、過去に作られた映画やテレビドラマ、その主題歌は大ヒットしている。それに先駆けて書籍化された往復書簡集も、150万部を超える大ベストセラーになった。そして、今回リメークされたドラマのPRサイトを見て驚愕した。ジャニーズ事務所は所属タレントの画像をウェブサイトに掲載することを今まで絶対に許してこなかったのに、似顔絵とはいえども、つよポンの画像掲載を許諾したのはほとんど奇跡に近い。このドラマに対するテレビ朝日と同事務所の、並々ならぬ意気込みが感じられる。
しかしドラマの前編を見るかぎり、この役はつよポンには難しすぎた。私もくだんの往復書簡集を随分昔に一度読んだが、男性の幼稚さ、直情径行さにドン引きしてしまった。あまつさえ顔の左半分を手術でえぐり取られるという、死ぬよりも辛い地獄を味わいながらも健気に生きている女性に対して、信じられないほどの無神経な物言いに、読んでいて体が震えるぐらいの憤りをおぼえたものである。だがそれだけに、残り少ない命の炎を燃やすように言葉を紡ぐ、聡明で、博愛で、気配り細やかな女性の文章に心を打たれ、涙がとめどなくあふれたのである(いわばこの男性こそが「引き立て役」なのかも知れない)。そんなこんなで、このエキセントリックな男性の性格を、果たしてつよポンが演じ切れるのかどうかが見所だったが、やっぱり無理だった… つよポン独特の淡々とした演技(一部で「棒読み」と酷評されたりもするが)では、男性の奇人変人ぶりを演じられる訳がない。私が芸能界を見回すに、この男性のパーソナリティーを的確に演じきることができるのは、「20年前の柳沢慎吾」しかいないと思うがどうか。
一方でこの男性、往復書簡集がベストセラーになった時には「死んだ恋人を金儲けの道具に使った」と激しく非難され、数年後に結婚した時には「あの『純愛』はインチキだったのか」と理不尽なバッシングを受け、戦後マスコミの血祭りに挙げられた「報道被害者の先駆」ともいえる気の毒な人でもある。今回のドラマではその辺りも少しではあるが描かれており、その点では評価できる。松本サリン事件で報道被害を受けた男性と、住んでいた場所と苗字が全く同じというのも奇遇ではある。まあこのドラマに対する最終的な評価は、今晩の後半を見終えてからにしたい。
んで、さらに気になったのはこの男性の現在。今もお元気でいらっしゃるかとグーグルを使って検索してみたら、すこぶるお元気でした。個人サイト(3/25リンク削除)も開設し、パーソナリティーも昔と全然変わっていないようです。充実した人生を送ってらっしゃる様子がうかがえます。とにもかくにも元気が一番。このドラマ放映によって新たなバッシングを受ける懸念もありますが、天性の能天気さで逆境をはねのけ、かつての恋人の分まで精一杯に楽しい余生を送っていただきたいと、大いなるエールを送りたいと思います。
てゆーか今日も、肝心の表題にたどり着かなかった… (今日もアフィリエイト臭がプンプンか?)
さらに続く
3月18日(土)主演女優はやっぱり島かおり
帰宅電車の中で、携帯電話を使ってサシツマを打っている。最近の携帯は「すま」と入力するだけで「おまいの打ちたいのはもしかして『SMAP』かい?」と変換候補に出してくるから恐ろしい。機械が人の心を先読みするなんて、とんでもない世の中になったものだ。あまつさえ携帯に「そうだよ」と敗北を認めてしまうと、次からは「す」と入力しただけで第一候補として「また『SMAP』かい?」と伺いを立ててくるから恐怖におののく。
で、クレージーキャッツやドリフターズの路線を継承し、さらに両者をしのぐ国民的な人気を得たお笑いグループ(認識違うか?)のSMAPについてだが、私も彼らの大ファンである。デビュー当時はジャニーズ系でありながら、まったくの鳴かず飛ばずであった(忍者や野村のヨっちゃんよりもひどかった)。しかしその逆境をはね返し、幾多の艱難辛苦を乗り越えて現在の地位を築き上げた彼らに、私は賛辞を惜しまないのである。間違いなくキムタクは超えた。植木等を、そして志村けんを(認識間違ってないよね?)。
でも私はこういったお笑いグループ(しつこく聞くけど私の認識、絶対に間違ってないよね?)の中で、クレージーの犬塚弘さんやドリフの仲本工事さんのように、人気度ではビリから2番目ぐらいだけどメンバーとして欠くことのできない存在に深い共感をおぼえるのである。
で、SMAPでいえばそれが誰に相当するのか。ああもう時間がない。表題の島かおりさんまでたどり着くことが出来ないまま、私はテレビの前で正座し、午後9時のオンエアを待つのであった。
続く
3月17日(金)「リタイヤ離婚」クルー!(13日の続き)
リタイヤ後の趣味にと市民菜園を借りるのはいいんだけど、そんな一時の意欲も定年退職の翌日からすっかり消え失せ、パジャマ姿(あるいはジャージ姿)で丸一日を自宅で過ごすジジイに変貌。子供が自立してから日中は有意義な時間を過ごしていた奥さんが夫の「食事係」に転落、ボランティアや文化活動をするために外に出ようとすると「俺のメシはどうなるんだ!?」と夫に因縁をつけられ、足かせをはめられた奴隷と化す。奥さんは自由を奪われてノイローゼになったり、最悪の場合は自殺したりする。夫がリタイヤした後の熟年離婚も激増しそうな気がしてならない。まあよその夫婦関係に口を差し挟める立場ではないが、せっかく借りた菜園については決して放置することなく、きちんと野菜を育てるようにお願いしたい。隣の区画が放置畑だと、雑草が進出してきて大迷惑なので。そして野菜を作るついでに、自炊の方法も学ぶように。それと奥さんに洗い物を丸投げせず、自分が使った食器は自分で洗うように心がけていただきたい。それがリタイヤ離婚を回避する最善の道であろう(←十分口を挟んでいる)。
で、定年後の引きこもり男を「ミノムシ」と命名し、その悪質さを短編小説集に仕立てて話題を呼んだのが、私が住む東京・多摩地区の「名士」となった西田小夜子さん。西多摩新聞社という地域紙が出した「定年漂流」という単行本がヒットし、小学館も昨秋に文庫版を出して今や全国区の人となった。ご興味のある方は、いやご興味ないであろう働き盛りの方も、ぜひご一読ください。併せてソニー・マガジンズが出してる「定年夫は、なぜこんなに『じゃま』」なのか?」もどうぞ。(←アフィリエイト臭がプンプン)
3月13日(月)「団塊」が畑にキター!
週末の白板に日中の行動としてしばしば「農耕」と記しているが、私は住民票を置いている小平市から市民菜園を借りて、野菜づくりに励んでいるのだ。といっても実質的には名義貸しみたいなもので、立川市内に住んでる菜園ヲタの知人がリーダーとなって年間の作付計画を立て、私は農耕器具や肥料等の運搬を担うほか、作男としてこき使われ、その報酬として収穫した野菜を得ているといった具合。1区画20平米で年間使用料は1万200円。それを知人と折半している。
利用期間は2年なのだが、契約満了に伴う次期利用者決定の抽選会が先ごろ行われた。小平には菜園が数カ所点在し、私が借りている菜園は市心部から遠く離れた不便な場所にあるので毎回応募者が少なく、申し込めば誰でも当選、みたいな感じだった。ところが今年は応募者が急増し、十数年も継続して借りていた爺さんが落選して、長年の付き合いだった菜園仲間に背中を向け、肩を落として別れを告げていった(あの爺さん、ほどなく死ぬかも…)、みたいな異変が起きた。
要するに、定年を間近に控えた団塊世代の人たちが、市民菜園の利用者募集に大挙して名乗りを上げたのである。幸いにも私は当選し、2年間育てて今春ようやく収穫できるアスパラの根を死守することができた。でもこれからは市民利用施設などの予約者が増え、よってもって当選確率が下がり、リタイヤを20年後に控えた私ら働き盛り(?)の日常生活にも大きな影響が出てくるんだろうなあ、と思った次第。しかし、それを決して良くないことと思っている訳ではなくて、定年後の生き方を模索している団塊世代の人たちには、大いなるエールを送りたい気持ちでいっぱいだ。
疲れた… この続きは明日以降に…
3月10日(金)9日の続き
常連の閲覧者さんから「山田ウイルス」も怖いですよ、とのメールを頂戴した。そうなのだ、山田は怖い奴だ。しかし名前が平凡なので話題から除外した次第。関心のある方はグーグルで検索してその脅威を確認してみてね。
今夜は実家に泊まるので、早朝更新でした。
3月9日(木)7日の続き
ファイル交換ソフトの「ウィニー」を標的にしたウイルスの、字にするのも口にするのも恥ずかしい名称の話、超旧聞に属する話題と馬鹿にされるのを覚悟で書いたものの、意外と「全く知りませんでした」「びしさんの作り話?」「変な名前のウイルスがあるもんですね〜」と、これまで全く知らなかったという方が少なからずいらっしゃって、驚いた。というか、少数なりとも新聞では報道できない事実をお伝えすることができて良かったなあ、と。
まあ「仁義なき○○○○」の脅威と対策については、グーグルで「仁義なき○○○○」と検索すればたくさんのサイトやブログが出てくるので、そちらをご参照ください。とにかくご婦人方には再度注意喚起したい。何があってもカレシや旦那にデジカメヌード写真を撮影させないように。もっとも画像をばら撒くウイルスは「仁義なき○○○○」の方ではなく、「欄検眼段」の役回りなんだけどね。にしても「欄検眼段」って、どう読めばいいんだろう…
3月7日(火)報道できないウイルスの名前
ファイル交換ソフトの「ウィニー」を標的にして、感染するや各種データファイルをネット上にばら撒くウイルスの存在が、防衛庁や警察職員のPCから極秘情報や捜査資料等が流出した事件によって広く知られるようになった。
それ以前にも色々な流出騒動があり、クラシックの女性歌手や国家公務員女性のプライベートヌード画像がネット上にばら撒かれたたこともある(女性歌手の画像は、顔をすげ替えた「コラ」写真だ、いや本物だ、などと密かに大論争になり、真偽の程は分からない)。こういう騒動は写真雑誌などが面白がって取り上げることがあるが、新聞・テレビ等では絶対に報道しない。写真にうつってる女性たちがショックのあまり自殺してしまうような二次被害は何としても避けたい。
この問題でもう一つ、新聞・テレビ等が絶対に報道しないのが肝心のウイルスの名前。確認されているのは大きく分けると2種類あって、一つは「欄検眼段」。これって「らんけんがんだん」って読むのだろうか。問題はもう一つの方。その名前がなんと言うか、凄まじい。閲覧者の諸兄には、一年前から知ってるよ、という人も少なからずいると思うが、ご存知ない方のために、私も羞恥のスイッチを一時的にオフにして、その名を記しておく。
「仁義なきキンタマ」
有名な「トロイの木馬」みたいなウイルスの名称はマスコミ報道でもよく出てくるが、さすがに「仁義なきキンタマ」については、書けない。口にも出せない。新聞に「仁義なきキンタマ被害続出」「小泉首相、キンタマ対策を指示」などの見出しがおどったら凄いことになる。テレビで女性アナウンサーが「続きまして、被害が相次いでいる仁義なきキンタマ問題です」なんて言おう日には、う〜ん、別の意味でドキドキするかも。「いや〜ん、あたしキンタマなんて言えませ〜ん!」と拒む女子アナ。「もう言っているじゃないか」と突っ込みを入れるディレクター。「今はいいけど、オンエアでそんなこと言えませ〜ん! 私の対外的イメージに傷がつくのは嫌ぁ!」「お前もプロならキンタマって言えよ! そういう名前がついてるのは事実なんだから。リハで一度キンタマって言えば楽になるから。じゃ、リハいくぞ、5、4、3、2…」「続きまして、被害が相次ぐ仁義なきキ・ン…、やっぱり言えませ〜ん!」。そんなやり取りが国内のテレビ・ラジオ局では、あり得ないか(笑。
私もキンタマ被害を被りたくないから、「ウィニー」は絶対にインストールしない。「自業自得」ではなくて、人様に多大な迷惑をかける「自業他得」は何としても回避したい。閲覧者の諸姉兄も、キンタマが寄って来ないように細心の注意を払っていただきたい。特にご婦人方は、たとえ自分がパソコンを使っていないとしても、「私には無関係だから」などと考えてはいけない。いっときの遊び心でカレシや旦那にデジカメで撮らせたプライベートヌード画像が、キンタマの類にさらわれてネット上に流出する恐れだってあるのだから、そういう写真は絶対に撮らせない方がいいよ。万一カレシのPCに「ウィニー」がインストールされていたら、「あんた、キンタマに感染したらどうするのよ!」と一喝していただきたい。
やっぱりキンタマ、キンタマって書いていると、すごく恥ずかしくなる…(←本当は楽しんでるんだろ? という突込みには耳を貸さない)。
3月5日(日)死ぬほど悔しい「大当たり」
老骨じゃなくて老眼に鞭打って、機種変更した携帯端末のユーザーマニュアルを必死で読んだ。ほほう、この携帯はメモリーにパソコン経由で音楽ファイルを入れて再生することもできるのか。欲しかったけど家計を優先して我慢してた「iPod(アイポッド)」、買わなくて正解だったかも。ということで、CDから音楽ファイルを作成する専用ソフトをパソコンにインストールし、まずは試しに大好きな鬼束ちひろ嬢の「月光」をメモリーに仕込んでみた。あとはステレオイヤホンがあれば聴けるんだな。もはや前世紀の遺物となったカセットテーププレーヤーのイヤホンを机の引き出しの奥底から取り出し、携帯のイヤホンジャックのカバーを取り外して差し込もうとすると… あれ? イヤホンジャック、丸くないじゃん…。マニュアルを読み直すと、最近の携帯端末のイヤホンジャックは丸型じゃなくて平型が主流らしい。ナウなヤング(死語)には何年も前から常識なんだろうけど。
仕方なく、近所の家電量販店「○○○カメラ」まで足を運んで購入することに。純正の平型ステレオイヤホンは通話もできるマイク付きで、税込み4,980円。たぁっけ〜! もっと安いのないの? マイクはあれば便利だろうけど、とりあえず電車の中で音楽聴くんで通話はしないのが大前提だからなあ。で、色々探してみると、平型ジャックを丸型ジャックに変換するアダプターが550円で売っていた。まあいいか、これで。これ買えばいま持ってるイヤホンも有効活用できるし…
商品を手にレジへ向かう。「いらっしゃいませ。ポイントカードはお持ちですか?」「うん。ポイントがたまってたら全部使う」「はい、ポイントは1円分しかないですね」「全部使う」「…」
私は財布から百円玉5枚、十円玉4枚、五円玉1枚、一円玉4枚を取り出して小銭の受け皿に置く。店員が商品のバーコードにリーダーを当てた。「ピ!」。するといきなり店員が笑顔を見せて言った。「おめでとうございま〜す!」。(゚Д゚)ハァ? 「100人様に1人、お会計が無料になるキャンペーンに、お客様がご当選されました〜!」
「く、悔しい〜! だったら純正のイヤホンマイクを買っておけば良かったよぉ〜!」
私は合計金額の液晶パネルに「大当たり!」と表示されたレジの前で、悲鳴交じりにズドドドドドドドドドドドドドドドド! と地団駄を踏んだ。店員や周囲の客は心の中で明らかに (´_ゝ`)プッ と笑っている。「じゃ、この549円はお返ししま〜す!」「いや、金は払う。この当選はなかったことにしてよ」。こんどは店員が (゚Д゚)ハァ? 「こんな小額の当選じゃ、大当たりって言われても嬉しくないもん。金を払った方が、安い品物を選んだ悔しさが紛れるし。今回は気持ちだけありがたく頂戴するから。だからお金の方は受け取ってよ」「そんな… 今まで当選を辞退された方なんていらっしゃらないですし」「じゃ、今回が初のケースということでよろしく」「そんなぁ〜!」
代金を「返す」「払う」の押し問答の末、売り場主任まで出てきて丁重に頭を下げられ、私は渋々現金549円と当選品の変換アダプターを手に店外へ出た。チッキショ〜め! だったら次回は百分の一の確率を狙って、ノートパソコンでも買ってやるぜ!(びし注:キャンペーン上限は10万円で、それを超えた差額は支払うらしいけど)。ていうか、そうやって消費者の射幸心をあおって客単価を上げようというのが店の狙いなのだな。ばか者め。そんな見え透いた手口に乗るような私ではないわい。ワッハッハ! とはいえ悔しい。ああ死ぬほど悔しい… 「♪こんな〜思〜いじゃ〜、どこにも〜居場〜所なあ〜んて無ぁ〜い! How do I live on such a field…」 (←もっと新しい曲聴けよ…)
もう今日は昼からヤケ酒
3月4日(土)久々のオフ会
今夜、何年振りかのオフ会を開いた。果たして先様に私を認知していただけるかどうか心配だったので、待ち合わせの場所を予約しておいた店の個室に指定した。これなら私が認知できなくても、その場所に来さえすれば、目の前にいる人物が紛れもなく「EINのびし」であることがお分かりいただける、という判断からだ。で、予約した個室に後からやって来たオフ会の相手は、私を見るなり開口一番「いやあ、びしさんの似顔絵、そっくりですねぇ〜」とおっしゃった。そうなのだ。私の似顔絵は「写真よりも似てる」と評判なのだ。これをかいてくれた社内のデザイナーさんには心から感謝いたす次第である。次に初対面の閲覧者さんとオフ会やるときは、待ち合わせ場所を「渋谷駅のハチ公口を出た広場のどこか」などと曖昧にしておいて、信号待ちの群集の中から探し出してもらおうかな。 ←お前はウォーリーかい・・・
3月2日(木)命拾い
朝起きたら体調がすこぶる悪く、めまいがするのでカイシャを休んで病院に行った。「近ごろ仕事のし過ぎじゃないの? きょうは家で寝てなさい。薬はない」と主治医。私なんかより2倍も3倍も激務の人がカイシャにはいる。絶対に自分から「仕事のし過ぎ」なんて、口が裂けても言えない。もしかしたら、こういう駄文の執筆を再開したことが主原因やもしれぬ。
通院後、携帯ショップへ。「あのう、きのう機種変更した携帯端末なんですが」「なにか不具合がありましたか?」「ボタン確認音、オフにしてくれませんか?」「あ、はぁい。分かりました」
女性スタッフが笑顔で携帯電話を両手で受け取り、実演しながらボタン音をオフにする方法を説明してくれた。「これでボタン音が消えましたので」。「私もこれで、命拾いしましたので」。そうは言わなかったけど、胸をなでおろした。こっちが体調不良の主因だった?
3月1日(水)携帯電話殺人事件予告 その2
5年間使い続けてきた携帯電話をきょう、機種変更した。それまで使っていたのは「D503i」という端末で、基本的にはストレートタイプながら、ボタンが並んでいる部分にカバーを付け、ポケットやカバンに入れて圧迫された時の誤作動を防ぐ「フリップタイプ」というやつ。発売当時は携帯用「エイトック」が真っ先に導入された画期的な機種だった(ように記憶している)。旧来の端末に比べて文字入力が非常に快適で、故障・修理を繰り返しながら愛用し続けてきた。が、とうとうバッテリーパックが逝ってしまい、新品のバッテリーに交換してはみたものの、その「新品」というのは名ばかりで、未使用にしろやっぱり5年前に製造されたものだから性能が落ちており、充電しないとわずか2日で電池が切れ、使用不能になってしまう。そんなのってアリか(無料で交換してくれたのであまり文句は言えないが)。
じゃあ仕方がない、機種変更するか。ってんで帰宅途中にショップへ足を運んでみたものの、私の大好きなフリップタイプは市場から完全に姿を消しているではないか。オーマイブッダ! かといって二つ折りタイプは大の苦手。妥協案として、もはや風前のともし火といえるストレートタイプの中から、「プレミニ2S」というのに変えることにした。ちょっと厚みがあるけど、小さくていい。ストラップを通す穴が端末の下に付いているのが奇天烈なデザインだなあと思ったが、上につけるとカメラのレンズの邪魔になるから、苦肉の策で下に付けたのだろう。長年取材で苦楽をともにした携帯に別れを告げるのは寂しかったが、半面で新しい端末を手にする高揚感、期待感もある。これから先、この「胸ポケットの相棒」と一緒に過ごす数年間に、どんな出会いや出来事が待っているのだろうか。
帰宅して、モモヒキを脱ぎ捨てるのも忘れ、さっそく使い心地を試してみた。
ピ、ポポ、
プププ…、ピュ!
ピピ、ポポポ…、
ピュ!
ピ、ププ、ポ
ピュ!
プ、ピ…
ポ…
「ボタン音の消し方が分からねえよぉ〜!」 orz
ここ数年で携帯のマニュアルが、こんなに辞書みたいに分厚くなっていたとは知らなかった。これじゃあどこに何が書いてあるか分からない。そもそもこんなマニュアルを読む気なんて全く起きやしない。もはや私も、ボタン音トラブルの元凶となる「年輩者」の域に達していることを痛感した次第。携帯メーカーさん、このままじゃ警告を発した私自身が殺されてしまうじゃありませんか! 頼むからボタン音はデフォルトでオフ設定にしてくださぁ〜い! ホントお願いしますよ。頼むから・・・
2月28日(火)携帯電話殺人事件予告
とは言っても「2ちゃんねる」とかの掲示板の書き込みの話題ではない。「の」が3回も続いて恐縮だが、これは殺人事件予告というか警告である。まかり間違っても私を逮捕しないでいただきたい。
さて本題。電車内での携帯電話によるメール送信やサイト閲覧が事実上解禁(優先席付近以外)されてから数年がたつが、それゆえ新たな問題が生じている。そのウルサさ、不快さに当事者のみが気付いていない「ボタン確認音」の問題である。
電車の中で携帯のボタン確認音をオフ設定にせずに、ピビピ、ポポポと不快音を周囲にまき散らしながら文字入力をしている奴が少なからずいる。 で、周囲に不快音を発している当事者は、概して年輩者である。
この一件は車内ではなく社内でも多発している。携帯メールの楽しさ、便利さを覚えた定年間近のカイシャ役員が、誰に宛ててか笑みを浮かべながらしきりにメールを打っていたりする。
ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ! ピピピ、ポポポ、プププ…、ピュ! ピピピ、ポポポ…、ピュ、ピュ!
「ウルセエんだよ! いいかげんにしろよテメエ! 漏れは頃す! 今から藻前を頃す!」
傍らのガラス製大型灰皿に手をかけながら、そう雄たけびを上げようとした時、機先を制するように、カイシャ役員の次に偉い上司が言った。
「あのう、大変に申し上げづらいのですが、そのボタン音を切っていただくわけにはいかないでしょうか。実はさっきから気になって気になって仕方がなかったんです…」
感激した。その場に居合わせた社員の声を代弁し、自らの立場が悪くなることにも臆せずに、役員に忠言した上司の一言で、私は殺人者にならずに済んだのだ。私はこの上司にならバックバージンをあげちゃってもいいとさえ思った(いや、率先して捧げます)。で、これに対して役員が発した言葉は…
「ほほお〜、この音は消せるのか? 俺は音の消し方が分からないから、頼むよ。消してくれよ」
手渡された携帯の設定画面を表示し、「自分の機種と違うから分からないなあ…、あ、あった。ボタン音、オフ、と。これでよし」。苦心惨憺のうえ確認音を消した上司。職場からは無言の拍手喝さいが湧き上がった。
この一件、役員には全くもって悪気が無い。問題なのは、ボタン確認音のデフォルト(初期設定状態)をオンに設定したまま製品を出荷している携帯電話メーカーが少なからずある、ということだ。その結果、自分の端末をカスタマイズすることができない年寄りが、公共の場で耳障りなボタン音をまき散らし、わが意に反して携帯電話トラブルの元凶になってしまうのである。ボタン音に端を発する言い争い、もみ合い、暴力沙汰はもう既に起きているのかもしれない。そしてそれが、近いうちに傷害・殺人事件にまで発展する可能性すらあると、携帯メーカー各社に私は警告を発しておきたい。その端末を採用している移動通信事業者にも批判の矛先が向かうであろうことは言を待たない。果たして殺されるのはボタン音を発した方か、それとも注意した方か、今は分からない。しかし、殺された方がどちらであろうと、遺族が携帯電話関連企業を相手取り、多額の慰謝料請求訴訟を起こすことだって、近い将来あるかもしれない。
私自身も当該問題について傍観者にならず、ボタン音殺人事件が起きる前に、携帯関連企業各社にボタン音のデフォルトをオフにするよう要望書でも出そうかと考えておりますが。それと、ボタン音をオフにしないで騒音をまき散らしている諸姉兄にも警告を発しておきたい。今すぐマニュアルを見てオフ設定にした方がいいです。あなたの知らない間に、周囲は怒り狂っているかもしれませんよ。
今日も帰宅電車の中で酩酊しています。そっちの方が他の乗客に迷惑かも(笑
2月26日(日)「当たらずとも遠からず」ではなく「当ったけれども遠い」
私が住んでる東京・立川市内の団地(全19棟)で、3年に1度の駐車場契約更新にあたり、4月以降の利用者を決める抽選会が行われた。当選者は5人に4人と高確率ではあるが、抽選の順番を決める予備抽選でビリッケツの方になってしまい、私がくじを引くまでに、自分の棟に近い駐車場は全部埋まってしまっていた。当選はしたものの、ゲットできた駐車場までは徒歩でかなりの距離。仕方がない、駐車場まではバイクを使って行くかあ・・・ でもバイク置き場まで歩くのもかったるいんだよなあ。仕方がない、バイク置き場までは自転車を使って行くかあ・・・ でも自転車置き場まで歩くのも・・・ みたいな暮らしをしていると体に悪いので、とりあえず駐車場まではバイクでなく自転車で行くことにした。自分で自分をほめてあげたいw
2月25日(土)一日アクセス最高記録に仰天
EINは「READ ME」に登録しており、トップページへのアクセス数が日々記録されている。ピーク時は一日平均200件ぐらいのアクセスがあったんだけど、ちょっと前までは本編もサシツマも更新しなくなったので、一日20件ぐらいに激減してしまった。年が明けてからサシツマの更新をボチボチ増やしているので、少しはアクセスも増えているだろうなと思い、久々にチェックしてみたらビックリ仰天、21日に2000件のアクセスを記録しているではないか。これまでもRADICAなど著名なサイトがリンクしてくれた時には週間風速数百件という時はあったが、一日に2000件は新記録だ。EINに初めて訪れたという人から感想のメールをいただいたので、どこでこのサイトの存在を知ったのか聞いたところ、「2ちゃんねる」のカーリング萌えサイトだった(笑)。誰かがこのサイトに直リンしてくれたのだろう。普通だと「2ちゃん」に直リンされたら恐れをなしてサイトを閉鎖してしまう人もいるが、私は全然平気。それどころか直リンしてくれた人にこの場を借りて感謝したい。しかし、このサイトがブログだったら、大量のコメントとトラバが付いて大慌てだったことだろう。去年の「しがない記者氏事件」のように、大炎上の揚げ句にブログ閉鎖に追い込まれるようなことだけは避けたい。という訳で、EINは今後もコメントやトラバが付けられない旧式サイトを貫きますので、その点はご容赦くださいませ(←ヘタレ)。
2月24日(金)スタイル向上に認識新た
昨晩からカイシャ近くに号外配布要員として泊まり込んだ。女子フィギュアスケート、当初は「金メダルなら号外発行」という方針だったが、「もうこの際、銀でも銅でも半田でもいいから、メダル獲得なら号外を出しちゃおう」と路線変更。結果として荒川選手の金獲得で格好がついた。私はカイシャから号外発行決定のケータイ連絡があるまで眠りこけているつもりだったが、午前4時ごろ目が覚めてしまい、そこから女子フィギュアのテレビ生中継を最後まで見た。
私は五輪の女子フィギュア競技を見るのが好きでなかった。技術以前に体型でハンディを負っている日本選手に対する低評価が切なかった。ところがどうだ。いつの間にか欧米人選手より日本人選手の方がスタイル良くなってるじゃん。テレビを見て認識を改めた次第。「○○新聞号外で〜す! 女子フィギュアで荒川静香選手が金メダル! 日本人初、アジア人初の快挙です!」。駅頭で口上を述べ立てると、通行人が群がり寄ってきた。欲を言えば、私の実家がある横浜に住んでる村主章枝選手にもメダルを取って欲しかった。
とか何とか言いながら私は、青森の地方紙「東奥日報」を郵便で定期購読しようかとマジで考えている。そのココロは? 賢明な諸姉兄には、容易に想像がつくことでしょう。
2月22日(水)スキャニング悲哀
「父さんと母さんの若い頃の写真をスキャン取ってくれよ」と兄貴に頼まれ、カイシャの休憩時間にネット部門の機材を借りてJPEGに変換した。
母:庄屋の娘。宝塚男役系。女子高で大人気 父:貧しい漁師の三男。しかし色男で村娘の憧れ

その息子。ただのブサ。
母には大昔から、「お前は私の子供じゃない。橋の下に落ちていたのを可哀想だから拾ってきただけだ。こうしてご飯を食べさせてやって、育ててやっているだけでも有り難く思え!」と何百遍も言われ続けてきた。そんな馬鹿なと思いながらも、こうして両親の若かりし頃の写真を見るにつけ、母の言葉が真実味を帯びて我が身に迫ってくるのであった。かと言って今更どうしようも無いんだけどね。
2月21日(火)朝刊の日本女子カーリング萎え
早朝はテレビの前で正座し、「ワクワクテカテカ」の極限状態に。しかし、スイスに大敗して一次リーグを突破できず、五輪を終えた日本女子カーリング選手団。悲しい… とはいえ小野寺主将の頬を伝う涙に、
「も…、もっ、萌え〜〜〜〜〜〜っ!」
出社して在京各紙に目を通すと、一般紙の一面カラー写真は「女子カーリング祭り」の様相を呈していた。ただし紙面を飾っているのはスイス戦ではなく、その前のイタリア戦で、「日本勝利、4強に望み」などとトンチンカンな見出しが踊る。
「おせーよ! もう終わってるじゃん、これがホントの『後の祭り』じゃん…」。トリノとの時差(8時間)が壁になったというよりも、新聞は一般2紙を除いて「萌え遅れた」ために、五輪女子カーリング報道で電波・ネットメディアに大敗した格好となってしまったのである。
敗退が決まってマリリンや萌絵ちゃんたちがヒ〜コと泣いているのを、ヲタなら誰でもテレビで見て知って涙しているのに、「日本勝利、4強に望み」はいくら何でもないだろう。各紙の一面を飾る「キリリ」系や「キラリ」系の写真を見るにつけ、虚しさがこみ上げた。とか言いながら、
それらの写真を全部カラーコピーして永久保存版にした私なのであった(^o^;)。これを機に国内外を問わず、カーリング人口の裾野が広がってくれればいいな。
んで、もはやトリノ五輪には全く楽しみが無くなってしまった。日本のメダルが唯一期待されるフィギュアスケート競技については(年齢がうかがい知れるが)、私は札幌五輪のジャネット・リン選手(米国)で「萌え尽きて」しまい、にわか五輪ナショナリズムのかけらも残っていないので。今回の女子カーリング萌えは、たまたまツボにはまったのが日本選手だったというだけの話です。
あとはもう、日本女子カーリング選手団の画像アーカイブでも見るしかないや・・・ 4年たったら、あの「キリリ」と「キラリ」に、また会いたいな・・・ とか言いながら、五輪から間をおかずに青森で始まる日本女子選手権で、また萌えまくるんだよね(笑。
2月20日(月)真夜中の日本女子カーリング萌え
近ごろテレビや新聞のトリノ五輪報道で、女子カーリング競技の扱いがにわかに大きくなっていることにお気付きだろうか。
メダルが確実視された選手の成績が振るわなかったり、女子フィギュアスケートが始まるまでの「つなぎ」という見方もあろうが、カーリングに注目が集まっている最大の理由は、日本代表女子選手の思いも寄らぬ「萌え度」の高さに、日本のマスコミおよび殿方が気付いたことに他ならない。
カーリングの一試合は約2時間半と長時間に及び、メダルが決まるまでには日数も費やすから、何気なく見ていてもだんだんその魅力が分かってくる。
40メートル先にある円(ハウス)に狙いをつけ、氷上で自らの体を滑らせながらストーンをそっと放つ時の、豹が獲物を狙うようなキリリとした鋭い眼差し。そして、その「静かなる投てき」に成功し、相手チームを苦境に立たせたときにキラリと輝く可愛いらしい笑顔。逆に失敗した時の落胆した表情と、小さく吐かれる白いため息…
彼女らの表情の劇的変化をアップで映し出すテレビ画面に世の殿方(全部とは言わないが)は釘付けとなり、ついには
「も…、もっ、萌え〜〜〜〜〜〜っ!」
と叫びを発し、真夜中に身悶えるに至ったのである(この件については裏を取っていないので、「日本女子カーリング萌えに関する全国殿方世論調査」の結果が待たれよう)。
こういった状況に、かの「2ちゃんねる」住民はどう反応しているのか気になってアクセスしてみたところ、あちこちの板に同時多発的に、やっぱり立ってるね、「カーリング女子選手萌えスレッド」が(笑)。これらのスレの流れを見るに、一番人気は最年少(19歳)の本橋麻里選手(通称マリリン)で、それに続いて右目下に並ぶ2つのホクロが愛くるしいと評判の小野寺歩主将(27)と、林弓枝選手(同)が追随する格好。私の好みは誰かと問われれば、「すべての選手を均等に応援している」と答えたいところだが、カーリング萌え男たちの非難を浴びたくないので、目黒選手(21)のファンだと表明しておきたい。何しろ名前が「萌絵」ちゃんというところが的を射ており素晴らしい。しかし「2ちゃん」住民も「あの取っ手を付けた漬け物石の重さは何キロぐらいあるの?」とか「選手が履いている靴の底はどういう素材なの?」とか競技そのものに興味が移ってきており、誠に喜ばしい限りである。
で、今日の朝刊では一般紙2紙が、前回の五輪覇者である英国チームを日本女子チームが撃破したニュースが一面カラー写真付きで報じられた(その一般2紙の中に私のカイシャが入っているか否かについては名言を避けたい)。一方は小野寺主将がストーンを放った瞬間を撮影した「キリリ」系の写真。もう一方は英国に勝利して選手らが喜びを分かち合う「キラリ」系の写真で、どちらも甲乙つけがたい傑作写真だった。かくしてライバル2紙が1セットとして互いを補完し合う「日本女子カーリング萌え報道」は、発行本社の垣根と思惑を越えた予期せぬコラボレーションとして、この先長く語り継がれることであろう。
他紙の朝刊に目をやると、全国紙、ブロック紙、地方紙のほとんどは、黒人選手が冬季五輪の個人種目(男子スピードスケート)で初の金メダルを獲得したことを一面カラーで報じていた。これはまあ妥当な選択であろう。加えてスポーツ紙や夕刊紙の多くは、女子フィギュアスケート日本代表選手の会見を取り上げ、某社が安藤美姫選手に亡くなったお父さんへの思いを恣意的に質問し、彼女が大粒の涙を流してオンオン泣く姿をここぞとばかりに撮影した写真を一面トップに据えていた。これはもう論外、というか人権侵害も甚だしい。エンタメ紙の割には、時流に疎すぎやしないか?
いまや冬季五輪女子競技の華はフィギュアからカーリングに移りつつあることに敏感に反応した、一般2紙への賛辞を私は惜しまない(業界的には締め切り時間の差ということもあるけれど)。女子カーリング萌えの認識欠落に気付いた他紙は夕刊で追随して来たけれど、たとえ半日の違いとはいえ、遅きに失した感はどうにも否めない。
しかしそれとて女子フィギュアスケートが始まれば、世間の耳目もマスコミ報道も全部フィギュアに移っちゃうんでしょうな。でもワタシ的には、一部で「氷上のオハジキ」と馬鹿にされ、スポーツとしての認定すら疑問視されるカーリングについて、男子選手をも含めてこれから先も応援を続けていく所存です。ストーンを放つ時の体勢の維持や、全身を使ってブラシで氷の表面をスウィープする(こする)のに必要な体力は、ホントに並大抵じゃないですもん。とにもかくにも、日本女子カーリング選手団に
「も…、もっ、萌え〜〜〜〜〜〜っ!」
な私なのである。
今日も今日とて酩酊しながら帰宅電車の中で、PDAを忘れて
携帯メールで駄文を書き連ねました。皆さんごめんなさい…
2月18日(土)恩田陸が直木賞を取れない理由
前回アップした画像をご覧になった方から「青春小説でも書くんですか?」とおたずねがあった。違うんです。青春小説を読んだのです。
半年前に図書館に予約を入れて、一日千秋の思いで順番が来るのを待った「夜のピクニック」(恩田陸著)。恩田さんの長編小説はえてして登場人物が多く、私みたいな年寄りにはなかなか読みこなせない。特に本作は20ページ読んだ時点で名前の似通った高校生が10人ぐらい出てきて誰が誰だか分からなくなり、開いていた本を溜息とともにパタリと閉じてしまった。恩田さんは直木賞候補の常連だが、脳味噌が劣化した年輩の審査員には到底読めなかろう、生涯直木賞は取れないかも、なんて思ったりもして。
しかし、読みこなせずに返却するのはホント悔しい。そこで手元にメモ紙とペンを用意して1ページ目から読み直し、登場人物のフルネームと性別、交友関係をいちいち書きとめていった。それでも分からなくなるから、メモを参照しながら数ページ前に戻って理解できるまで読み直した。3歩進んで2歩下がる、まさに水前寺清子状態である(こういう例えしかできないところからも、閲覧者の諸姉兄には私のジジイっぷりが容易に推測されよう)。
そして、どうにかこうにか読み終えた後に残ったのが、先にアップしたくだんの人物相関図「夜のピクニック」編なのである。「びしさんの学生時代の恋愛相関図?」との声もありましたが、全然違います。私は学生時代、先に書いたとおり「源氏物語」が唯一の恋人でしたから。
んで、作品自体の感想なんだけど、読後に爽快感がある一方、不満感も残った。「80キロの道のりを学校行事で歩きとおす高校生たちの24時間を描く」という着想は素晴らしいが、たくさんの登場人物を出しておきながら、それをコントロールし切れていない作者の技量不足は否めない。とりわけ作中で読者に大きな謎かけをしておきながら、その謎解きをしないまま、「歩き終われば何もかも終わり」みたいな言い回しで物語を幕引きした作者の罪は重い。これでは直木賞なんて絶対に取れる訳がない。それにしても、よくもまあこの作品に「本屋大賞」なんか取らせたものだと、審査した書店関係者に鉄槌を下したい思いだ。
とか言いながら、私が「いま一番好きな小説家は誰?」と人に聞かれれば、間髪入れずに「そりゃあ恩田陸に決まってるじゃーん!」と答えます。恩田さんは、磨けば100万カラットに大化けする巨大なダイヤの原石という認識です。100年後の日本文学史に名を刻む大家になることは間違いありません(と恩田ヲタへの政治的配慮も欠かさない私であった)。
まあアレです。「夜のピクニック」を読んでいない閲覧者の方には、図書館予約で半年待ちでもいいから、ぜひご一読ください。その際には私がアップした相関図をプリントアウトするなどしてご活用くださいませ。
今日も酩酊しながら帰宅電車の中でPDAを使い
駄文を書き連ねた私です。皆さんごめんなさい…
2月15日(火)とりあえず画像だけアップ

これが何の画像かは、次回のサシツマで説明いたします。
2月14日(火)幻の号外
トリノで日本人選手が金メダル取ったら号外出すかあ、ってんで、一番可能性が高かったきょう未明の男子スピードスケート500メートル。配布要員としてカイシャ近くに泊まり込み、午前6時に結果を知らせる携帯が鳴るのを待った。が、午前2時40分ごろ、勝手に目が覚めちゃった。仕方が無いからリモコンでテレビつけて、目は開けずに五輪中継の音だけ聴いていた。で、結果はご承知の通り、金どころか銅すらも。う〜ん残念、幻に終わった「号外呼出手当」(自省)。でもこの先もメダル獲得はかなり厳しいな・・・
2月9日(木)訂正2題
訂正1)1月6日のサシツマで、リップスティックと間違えてスティックのりを唇に塗った失敗を紹介し、製品名を「コクヨのPIT」と書きましたが、正しくは「トンボのPIT」でした。つつしんでお詫びするとともに訂正いたします。私はその後も同じ失敗を繰り返しており、スティック糊を凝視したら、コクヨじゃなくてトンボであることに気が付きました。この散漫な注意力が失敗の原因なんだと痛感いたしました。恐らく明日も唇にスティックのりを塗ることでしょう。
訂正2)前回のサシツマで、私が一番最近お金を払って読んだ本を、4年前に買った「ぷくぷくモモちゃん」と紹介しましたが、正しくは2年前に買った「『世界に一つだけの花』の意味」(小野登志郎著)でした。定価735円のブックレットを、アマゾンにアクセスして300円のユーズド価格(送料別)で買いました。つつしんでお詫びするとともに訂正いたします。この本は、実に示唆に富んだ名著です。名実ともに日本のナンバーワンお笑い集団(認識違うか?)である「SMAP」の歌う同曲が、「ナンバーワンにならなくてもいい」などと本人たちが思ってもいない嫌味な歌詞でありながら、何ゆえに21世紀最大のヒット曲になったのか、シンパとかアンチとかの立場を超えて淡々と解読していく姿勢が素晴らしい。しっかしこの本、今やユーズド価格で1円なのね・・・
2月5日(日)ようやく借りられた
東京都小平市の図書館から、予約していた「対岸の彼女」(角田光代著)の貸し出し順番が回ってきたとメールで連絡が入り、車に乗って図書館まで借りに行った。予約してから6カ月もかかった。同時期に予約した「夜のピクニック」(恩田陸著)の方は、予約待ちが私の前にまだ5人。しかしあともう少しの辛抱だ。「生協の白石さん」(白石さん著)にいたっては先約が30人もいて、読めるのは初夏だろうか。私が実際に住んでいる立川市の図書館は、ネットで蔵書検索ができるけれども予約ができない。一方、住民票を置いている小平市の図書館は住まいから離れてはいるが、ネットで蔵書検索も予約もできるから便利だ。それに新刊本の配置も早い。
出費がかさむ上に場所を取るため、書籍を買わないようにしてから6年。本に埋もれた生活から開放されて清々した気分が持続している。しかし、「いま」読みたい本を読めるのが半年後というブランクに、いささかの寂しさもある。だったら金を払って買えばいいじゃん? ということだけど、お金を払ってまで読みたい本って、最近ないなあ。ちなみに私が一番最近お金を払って買った本は、4年前の「ぷくぷくモモちゃん」。それこそお金を払ってまで読む本じゃなかったんだけど、だってどこの図書館にも置いてなかったんだもん・・・(泣)。
1月30日(月)とんでもない取り違え
昨夜は大酒食らって「白板」の更新をすっかり忘れてしまった。毎日更新の志は、2日目にして早くも頓挫。まあ、こんなもんでしょう。そんなこんなで今朝は頭がボーっとしていた。出勤前に気付けのビタミン剤を服用し、通勤電車に乗り込むと、猛烈な睡魔が襲ってきた。(おかしい。毎朝飲んでるビタミン剤には無水カフェインも含まれているから、こんなに眠くなるはずはない。なぜだ・・・)。薄れていく意識の中で私は、自分が犯したとんでもない取り違えに思い至った。(どうやらビタミン剤と間違えて、毎晩飲んでる睡眠剤を飲んじゃったみたいだ・・・)。「みん」は「みん」でも全然効能が違う2つの薬。そんなこんなで今日一日、意識もうろうとした中で仕事をせざるを得ない羽目に陥ってしまった。リップスティックと間違えてスティック糊を唇に塗りたくってみたり、若年性認知症が相当進んでいるなこれは。今夜は眠剤と間違えてミン剤を飲んで、眠れぬ夜を過ごすことがないよう十二分に気をつけないと・・・
1月28日(土)通勤電車の中でPDAを使い、老眼をこすりながら2日がかりで書いた駄文
私が毎週末、食材や日用品の買い出しに行く東京・東大和市内の大型スーパー近くに、一夫多妻の生活を送るオヤジ(57)がいたと報道で知って大いに驚いた(←お前も報道だろ?)。同居の“奥さん”は11人。それだけで仰天するのに、さらにもう1人、専門学校生の女の子(20)を手ごめにしようとした(その際の脅迫容疑で逮捕)とは、一体どういう財力と精力の持ち主なのか、もはや人智を超えているとしか言いようがない。どういう広さと間取りの家で共同生活を送ってきたのかも気になる。さらにオヤジの収入源も(そのあたりワイドショーあたりで面白おかしくやってるのだろう)。業務命令はないが、個人的に取材してみたい。
ひるがえって自分はどうか。私もかつては一夫多妻論者だった。幼稚園ごろからユミコちゃんとかアイコちゃんとかフミヨちゃんとかトモコちゃんとかを同時多発的に好きになって「全部ボクのお嫁さんにするんだ〜い!」などと志を掲げていたのだが、小学校に上がってから、日本ではお嫁さんは1人と法律で決まっていることを知り、もう死んだも同然の絶望感を味わった。妻が1人の父親は、レアケースだとばかり思っていたのに。
しかしゾンビはよみがえる。第二次性徴を迎えた中学時代に一念勃起発起した。「だったら一生結婚なんかしないで、たくさん恋人を作ればいいんじゃ〜ん!」。 で、そのもくろみは見事に外れた。全くモテなかったのだ。手当たり次第の交際要請もことごとく却下され、たくさんどころかたった1人の彼女すらできなかった。
高校時代には古文の授業で「源氏物語」のサワリを学び、「教育現場でこんな背徳的な話を教えていいの?」と驚きつつも、「これは絶好のマルチ恋愛教科書だ!」と認定、原文を読みくだす能力はないから、現代語訳(谷崎潤一郎版)を購入し、全11巻を読破した。そしてまた絶望した。時代や身分の違いはさておいても、マルチ恋愛を実現するには女性に対する異常なまでのマメさと、緻密なスケジュール管理能力、好きになったら年齢や縁戚関係なんてどうでもよくなるキャパシティーの広さ、そして何にも増して光源氏のような美しさが不可欠なのだと悟ったからだ。生活が怠惰で、容貌は「ガッツ石松の甥っ子」みたいな自分には、到底できるマネではないと思い知らされた。
ところが、異変は起きた。クラスの男子生徒が「やっぱりヤマハのRD400だよなあ?」「ホンダのCB250の方がいいよ。車検がいらないからな!」などと中型自動二輪車の話で盛り上がっているのを尻目に、教室の片隅で毎日「源氏物語」を読んでアンニュイな表情を浮かべているガッツに、石松に、こともあろうに好意を寄せてくれる女子生徒が現れたのだ。1人ではなく、3人も。アプローチの方法はそれぞれに異なった。手紙、電話、そして帰宅路での待ち伏せ。ただし共通していたのは、「くだらない話題で大騒ぎしている男子と距離を置いて、本を読みながら物思いに耽っているびし川君のことが気になって、だんだん好きになっていった」という告白内容。実は一番くだらない妄想に耽っていた私に、女子生徒は好意的な誤解をしていた。
ほぼ同時多発的に起きた交際要請に、私はどう応えたか。ええ、全部辞退しました。一度に複数の女性と付き合うのは、自分には到底無理。かといって1人だけ選ぶのも気が引けた。それに何より、当時の私には「意中の女性」が1人もいなかったからだ。本気で好きな人が3人いて、その人たちと同時に付き合うことよりも、好きでもない1人の女性と付き合うことの方がよほど不誠実に思えてならなかったのである。
全く実践が伴わないのに、小さい頃からの歪んだ恋愛・結婚観ばかりが膨れ上がっていったのが人生の序盤を狂わせた。しかしその後、好きな人が現れて、話が弾んで、告白して、受け入れられて、交際して、営みして、という規定路線を歩むようになり、戦後日本に米国からもたらされたキリスト教的な一夫一婦制の倫理観にも順応することができた。
もう今ではマルチ恋愛とか一夫多妻などという発想は、頭の中から消えて無くなってしまった。加齢とともに体力が衰え、「営み無し」の生活を邁進している。体の営みが難しいなら、そこは心の営みでカバーしたい。とはいえ愛する人には心身共なる充足を与えたいもの。思い切ってネット通販でバイアグラでも買おうかな。そんなこんなで「東大和の光源氏」には驚きを禁じえない私なのであった。だってあのオヤジ、全然美しくないじゃん・・・
缶チューハイを飲みながら、相当な酩酊状態で書きました。
今後もこういった駄文が続くと思いますが、ご容赦ください。
1月27日(金)「白板」の更新を再開します
人によっては「EINのメーンコンテンツ」とまで高いご評価をいただく「びし白板」を、今日から再開しました。しょ〜もないコーナーですが、翌日の行動確認をする意味で、自分にとっては非常に有用です。それを楽しんでくださる方が一人でもいらっしゃるというのは望外の喜び。毎日更新を、「白板」からスタートしたいと思います。とか言いながら、明日はどうなるか分かりません。
1月24日(火)謝辞
もう7年前の話。当時私がEINで「カイシャを辞めたい、辞めたい!」と吼えまくっていた時に、「なんだったらウチで働いてみない?」と声をかけてくださった小さな出版社があった。社長さんはEINの常連閲覧者だった。設立間もない金融・経済関連の出版社で、「私にはお金の専門知識がないから無理ですよぉ〜」と難色を示すと、「俺も出版のプロだから人を見る目はある。EINであれだけ面白い話が書けるのだから全然問題ないよ。お金の話なんて少しだけ勉強すれば大丈夫だよ」と転職を勧めてくださった。結局のところヘタレな私はカイシャを辞めず、その出版社には全3回の特集連載を寄稿するにとどまり、転職話は立ち消えになった。
その出版社の名前が今、ライブドア社の証取法違反容疑でにわかにクローズアップされている。どのような経緯で関連会社に買収されたのか、私は全然知らないし、私に転職を勧めてくれた当時の社長さんが今どういう立場なのか、それも分からない。しかし、私が自分の能力に疑問や限界を感じていた時に、社外の方に激励していただき、一抹の自信を持たせていただいたことに対する感謝の気持ちは今でも忘れていない。本当にありがとうございます。マネーライフ社さん。
1月16日(月)会社員よ、社会保険事務所へ急げ
毎月の給与から控除される厚生年金。すべてをカイシャ任せにしていて大丈夫なのだろうかという不安がよぎり、最寄の社会保険事務所に足を運んで、自分の支払い履歴を照会してもらった。そしたらビックリ仰天。私は入社してから3回、住民票を移転しているのだが、最初の1回はカイシャが保険事務所に報告していたが、後の2回は放置されていたことが発覚したのである。「早く気が付いて良かったですね」と事務員。「転居連絡がきちんとなされていないと、郵便で行われる年金関連の連絡ができず、後々トラブルの原因になる」という。さらに調べていくと、入社前に加入していた国民年金と、入社後に切り替えた厚生年金との「年金番号の一本化」がなされていないことも分かった。オーマイブッダ! 何というひどいカイシャだ。年金担当者に苦情を申し立てると、「私のせいじゃないもーん。私の前の担当者のミスだもーん」との返答。トホホ…。こりゃマズイ。私の他にもこんな目に遭っている同僚がいるやも知れぬ。いや、日本の企業全体が、こんな体たらくかも知れない。会社員のアナタ。特に入社してから転居経験のあるアナタ。ぜひ一度、最寄の社会保険事務所に足を運んで支払い履歴を照会することをお勧めします。アナタの厚生年金が、自分の知らない所で大変なことになっているかも知れませんぜ。
1月6日(金)唇が割れて困って
死ぬほど寒いぞ。それと乾燥が激しいのか、唇が割れて血が出て痛くて困っている。で、生まれて初めてリップスティック(口紅じゃないよ)を買った。1本700〜800円ぐらいするのかと思っていたら、70円で買えたので驚いた。「メンソレータムの薬用リップスティックXD」。安いから2本買って、1本は自宅に、もう1本はカイシャの事務机の上に置いた。
特に社内はエアコンで乾燥して、唇の割れに拍車がかかって辛い。そんな時はすかさず机の上のリップスティックを手に取り、キャップを外して唇の上と下にグリグリと塗りつける。さらに両唇を閉じて右に左に動かして全体を湿潤させる。しかし、メントールの清涼感が全くない。スッキリするどころか、唇がネバネバして死ぬほど気持ちが悪い。何だか苦い味もする。不審に思い、手にしたスティックを凝視してみる。そこに書かれていた銘柄は・・・
「コクヨのPIT」
ま、まああれだ。スティックのりは案外、割れた唇を修復する効果があるかもしれないな。しかし2度も同じ間違いするなよ自分。
1月5日(木)「来たよ」メールがどっと
今年もご愛顧のほど、よろしくお願い致します。年末久々に更新したら、「来たよ」メールがどっと来て、もうね、感謝感激です。皆さん更新を心待ちにしてくださっていたのですね。中には「びし記者さんはこのサイトとは別に、実はブログやってるんじゃないですか?」という質問も頂きましたが、私はブログはやってません。お金をくれてもやりません。批判的なコメントやトラバがひとつでも付こうものなら、それだけで打たれ弱い私は大凹みになること請け合いですし、一年前の「しがない記者」氏のようにブログが大炎上したら、もう首吊りものですから。今後はサシツマから更新頻度を少しずつ上げていって、本編のアップにこぎつけたいと考えております。といった次第でして、今後とも引き続きご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申しあげます。