【2000年2月の日記】

2月29日(火)ATMトラブルの裏話

 郵便局の現金自動預払機(ATM)の一部で、始業時に起動しないトラブルがあったことは先刻ご承知であろう。私も情報をキャッチして関東郵政局に電話し、エリア内でトラブルが発生している局を教えてもらい、駐在記者に現地取材をさせるべく連絡の電話をかけまくった。

 そのうちの1件、鎌倉市の腰越郵便局に地元の記者を向かわせたところ、当該局ではATMを古い機種から新しい機種に交換する工事の真っ最中で、一時的に回線をストップさせていたことが判明。これを関東郵政局はATM回線のトラブルの発生と勘違いし、問い合わせがあった新聞社にガセ情報を流しまくっていたのである。

 実際のトラブルよりもこういう失態の方が、不謹慎だが面白い。私は早速今件を記事に仕立てた(^o^;)。関東郵政局さん、ごめんなさい。

2月28日(月)沖縄物産会(またの名を「ちんすこう」地獄)

 プロ野球の春キャンプが終わり、現地で取材をしていた運動部記者やカメラマンが、お土産を抱えて続々とカイシャに戻ってきた。沖縄でキャンプを張っていたチームが多いから、この時期の社内は沖縄物産会と化す。

 「おおA記者。キャンプ取材お疲れさまでした。土産? あ、『ちんすこう』ね。やっぱり沖縄といえばこれだよね。サンキュ〜」

 「ちんすこう」というのはクッキーみたいな菓子で、ノーマル味のほか、パイナップルやココナッツ、チョコレート味がある。

 「あ、Bカメラマン、お帰りなさい。沖縄土産? 悪いなあ。え、『ちんすこう』…。あ、いやいや嬉しいよ。どうもありがとう」

 北海道の「白い恋人」みたく、安い値段でたくさんの人間にばらまくことができるのが「ちんすこう」のメリットではある。が、沖縄名物はほかにもあるでしょ〜に…。

 「あ、C記者、初めてのキャンプ取材で大変だったでしょう。土産? そんなに気を使わないでくれよう、そんなに、う、『ちんすこう』…」

 テメエ、もう少し気を使ったらどうなんだ! と叫びたくなるが、記者らに悪気はない。

 そんな中、「ちんすこう」ではなく「塩せんべい」を買ってきてくれた奇特な記者もいた。「ちんすこう」で甘ったるくなった口の中が、「塩せんべい」でピリっと引き締まったぞ。おお、泡盛とオリオンビールの「アロマトーン」を買ってきてくれた記者もいるではないか。だが私は不幸にも、今日明日と「休肝日」なのであった。嗚呼、沖縄の美酒が目の前で同僚らにぐびぐびと飲まれていく。私は文字通り、涙を飲むのであった(ii)。

2月26日(土)1週間に6日は

 私は今、東京・立川の玉川上水にいる。身投げをしようとしているのではない。昨年秋に計画が頓挫したのだが、私は再び引越しをしようともくろんでいるのだ。昨日は予行演習として(またかよ)カイシャがひけてから当地の知人宅に足を運び、1泊させてもらった。このあたりの団地は閑静で日当たりも良く、家賃は3Kで月に7万円ほど。

 職場まで片道2時間はせつないが、帰りが遅くなる日は帰宅せず、実家に転がり込めばいいのだ。で結局、引越しをしても1週間に6日ぐらいは実家に寝泊りすることになるのであろう。これでは引越しをする意味がないが、いいのだ。週に1日ぐらい「引越し感」が味わえるだけでも。

 というわけで、立川かいわいにお住まいの閲覧者のみなさん。仲良くしましょう。おいしい酒が飲める店を教えてください。

2月20日(日)結婚話(シリーズ最初で最終回)

 「これからはうんと親孝行を。そして最大の親孝行は、早く結婚することでは」という旨のメールを閲覧者さんから頂戴した。

 そうなのだ。私はちょうど1週間前にも、母から結婚に関してガシガシ説教をくらったのである。「もしそういう人がいるならば、早く先方の親御さんに会って、きちんと挨拶をしなければ駄目だ」などと。

 そこで私は昨日、近ごろ懇意にしているご婦人(年齢不詳)を実家に呼んで、まずは予行演習として身内に彼女を紹介することにした。

 「あ〜、その、彼女は●●×子さんだ。私は彼女と将来、まああれだ。結婚する可能性が高いように思われる」

 なんだその物言いは! 言いたいことがあるならはっきり言え! と身内から激しいブーイングを浴びる私。

 「もとい。言い換えればつまり、こういうことだ。私と彼女はいずれ、結婚する公算が強いように推察される」

 あきれる身内。だがそれ以上にあきれ返っていたのは、ほかならぬ●●×子さんなのであった。介護話の次は結婚話でも書こうかと思っていたのだが、新シリーズはこの第1回をもって終わる可能性が高いように思われる(この「煮え切らなさ」が私を恋から遠ざけるんだよ)。人間無理をするとろくなことはない(ii)。

2月16日(水)母、退院す

 母が今日、退院した。もう再入院の必要はなく、厄介なチューブやうざったい介護のお世話になることもない、と医師が太鼓判を押してくれたのだ。笑顔で実家に戻った母を家族で囲み、これまで病気と闘ってきた頑張りをねぎらった。

 昨年4月から始まった母の介護話も、本人が介護不要とあればもう書くことはないので、これにて終了させていただく。これまで励ましのメールをくださった皆さん、どうもありがとうございました。

2月14日(月)不倫の予感

 母の看病の合間(?)にカイシャに戻り、仕事をしていたら、腹話術師のE子さんから電話が入った。「そちらの近くまで来ているので、立ち寄ってもよろしいでしょうか」

 ああ、また太郎と腹話術公演があるのだな、その事前告知の依頼だな、などと勝手に想像し、1階のエレベーターホールで落ち合うと、事情が違った。E子さんは私に紙袋を手渡し、にこりと笑顔を見せて去っていった。私はE子さんの後ろ姿を見送った後、袋の中を見た。バレンタインのチョコレートだった。

 手紙が添えてある! 相手は夫も子供もいる。しかも大竹しのぶに似ている。不倫の予感。私は便所の個室に飛び込み(^o^;)、心臓バクバクで封筒をこじ開け、手紙に目を通した。

 「びし塚さん、去年は取材をしてくださって、ありがとうございました。そのとき新聞に載った写真、焼き増しして送ってくださるとのことでしたが、まだいただいておりません。よろしければ、私の分と、実家にあげる分と、2枚プリントしていただけると嬉しいのですが、住所は…」

2月11日(金)しかし今日は鉄道員状態

 で、母は昨日の午後に入院した。最悪なことに、今日の私は深夜勤務で、ピンチヒッターもない。ああ、私はどうしてこんなにタイミングの悪い人間なのだろうか…。

2月9日(水)私は鉄道員(ぽっぽや)ではない

 実家の母の体調が良くないので、代休を消化して面倒をみようかとも思ったが、大事なインタビューのアポイントを入れていたため(相手は大学の物理学の先生)、断腸の思いで取材場所へ足を運ぶことに。

 横浜から電車に乗って約2時間、先生の研究室に到着すると、ドアにがっちりカギがかかっている。いや〜な予感。事務室の職員に「あのう、先生は…」と聞くと、彼女の口からは悪魔の言葉が返ってきた。

「先生はインフルエンザにかかり、ここ数日自宅で寝ています」

 ひざから力が抜け、その場にへたり込んだ。前の晩に念押しの電話を入れておいたのだけど、相手は留守番電話だったのだ。おそらく先生は床に伏せったまま、留守電を聞くことも、キャンセルの電話を入れることもできなかったのだろう。

 往路の2時間、そしてこれからの2時間は、一体何なんだ。これまで幾多のオレバカを経験した私でも、このときばかりは自分の置かれた状況が悲しくなり、帰りの電車の中でハンカチを目に当てたのであった(^o^;)。

2月6日(日)日記の校閲実績を更新しました

 近ごろ仕事で間違いばかりカマシている。先週は入社以来初めて、新聞記事で電話番号の打ち間違いをしでかし、訂正を出す始末。(取材でのヘマが多い割に)紙面上のミスが少ないことが、私の数少ない自慢だったのに…。

 この日記もしかり。つまらない返還ミス、じゃねえや変換ミスを連発し、閲覧者さんから校閲のメールが来る来る。忙しさで疲労が蓄積すると間違いが増える上、せっかく校閲をしてもらっても更新がままならず、未処理のメールも蓄積、という悪循環に陥るのである。

 が、今日も昨日に続いて非番なので、今年1月からの校閲実績をアップすることができました。校閲メールをくださった方、ご確認を。また「校閲したのに載ってないよ」という方は、ご連絡くだされ。却下したのではなく、単なる載せ忘れ(疲労いまだ抜けず)だと思いますので(^o^;)。

2月5日(土)太陽光発電報告(その?)

 非番。業者から宅配便で送られてきた太陽電池パネルを自宅のルーフバルコニーに設置する。1枚(126ワット)の定価は税込み8万6千円だが、環境関連のNGOが助成金を出してくれるので、2万3千円の出費で済む。なんと7割3分引きという破格値だ。

 でも認可されるまでに5カ月もかかった。なにしろ助成金を申し込んだのは9月なんだもん。そしてこの間に、バルコニーはすっかり日が陰ってしまった。今年からNGOの助成金が打ち切りになり、太陽電池は定価で購入するより手がなくなるので「駆け込み購入」したのだが、日が当たらなければ何の意味もなさないではないか。

 日陰の太陽電池か。ううむ、いかにも私らしいオチだ…(感慨に浸ってる場合じゃねーよ)。

2月3日(木)半日で中止

 昨晩の日記で「来たよ」の上にテキストボックスをつけてみたら、閲覧者さんからたくさんのメールが届いた。が、返答が大変なので半日で中止に。しーましぇん…。

2月1日(火)「オリバカ」スタート

 先週末から全く仕事に力が入らない。後輩と新人の原稿の手直しに追われてばかりで、自分の取材と原稿執筆がどうも…。その割にEIN出張所の新シリーズにはやけに気合が入っているのははなぜだ(^o^;)。

 というわけで「折々のバカ」、通称「オリバカ」の第1弾を両出張所でお読みくだされ。これまでとタッチがちょっと違いますが。

戻る