DUCATI PIRELLI CUP (筑波最終戦:11月23日)
レース1ヶ月前(10月23日:木曜日)
前回のアクシデントの教訓から、今回は自分なりにM900を納得いく形にH仕上げたい思います。第一弾としてはノーマルのサスペンション(前後)をレギュレーション範囲内でグレードアップしようと思いました。
1.前のサスペンション(SHOWA製)のオーバーホール
2.後サスペンションの交換(ザックス⇒オーリンズ)
以上2点の変更をシルバーバードさんの牧野社長にお願いいたしました!
また、この作業中に『チェーン』の劣化?が指摘されました。自分なりにはメンテしていたつもりですが、玄人の目はごまかされません!『動きが良くないよ!』とのご指摘がありました。その時点では予算的にすぐには対応できなかったのですが、本番までにはドリブン・スプロケットと一緒に交換するべきかもしれません。

やはりドカカップといえど、れっきとしたレースです。通常よりは過酷な使用条件下にあるわけですから、メンテに関してもう少し気を使い、またある程度は自分で出来るようにならなければと反省。お金がセーブできるしねぇ〜
フロントフォークが抜かれてしまったM900の哀れな姿です。
この時点での指摘がありました。実は各部のボルトなどの締めつけトルクが大きすぎるということです。簡単にいうと『締めすぎ』=動きが悪くなる。ということです。たしかに規定トルクと言うものは存在するのでしょうが、締めすぎてはいけません!特に可動部に関係する場所は注意が必要との事!ほんと勉強になります!!


シルバーバード・社長牧野さん自ら私のM900のフロントサスをオーバーホールして頂きました。この時点で牧野さんは油面を計測しています。
ノーマルでは少々多く入っていたのですが、今までの経験値から適切とされる量を入れています。ここら辺の「さじ加減」が後に大きな結果となって現れる事でしょう!まあ、腕がないと。。。結果はついてこないけどねぇ〜

とにかくスムーズに動くように、各部をチェックしてもらいました。たかが1年半でも、サスはかなりの仕事量をこなしていたようで、かなりくたびれていました。
組みあがった後には、本当にスムーズでビックリ!

オーリンズのプリロード・アジャスターをクラッチケースのところまで引き込みました。これは通常マフラーのステーにボルトオンなのですが、私のM君はアップタイプのマフラーで装着が出来ませんでした。よってこのアルミのステーも牧野さん自作です。しかも数分で完成!まったく手際が良くて、あっさり作られてしまうので私はぽか〜んとしていました。

クラッチケースは愛嬌です!これはドカライダーのまっちゃんと私でドリルでグリグリして開けた穴です。放熱効果は?です。色も耐熱塗装ですが。。。塗りが甘くすぐにはげてしまう事でしょう!

2003年11月23日
筑波ツーリスト・トロフフィー当日
★受付(6:45〜)★車検(7:20〜7:30)★予選(8:20〜8:35)
前回の「あれ?ゼッケンが。。』事件より5ヶ月が経ち、待ちに待った?この日がやって来ました。筑波TTでのドカカップ最終戦になります。
前日くらいまでの天気予報によると最高気温は11℃にしか上がらない寒い1日になりそうだったが、予報とは少々違い日中は日が差し、とても過ごしやすい1日になりました。

さてさて!マシン&私の調子は??
マシンのサス・セッティングは雨のライディング・パーティーでレインタイヤを装着しほぼOKというところまで詰めています。しかしいざ本番&ドライでの走行はどうなるかとても心配ですが、現実的に当日出来る事といえば伸び側の減衰の調整くらいです。でも結局は調整は行わずに、セッティングもそのままで予選・決勝を走ることになりました。
私の体調はほぼOK、しかしかなり緊張する性格である為に、本人もいざ走ってみないと調子がわからないという困った性格です。しかし今回の目標は表彰台(3位までの高い方ね!)GETとコンスタントに8秒台を記録することです。
レースの日はタイム・スケジュールを把握して早めに行動する事が大切です。すこし慣れてきたせいか、受付後にパドックへ移動、すぐに荷物をまとめて車検場へ直行です。今回10年ぶりにレース復帰する通称PAPAさん(中島さん)も赤いSSで車検場で新調したツナギをみんなにお披露目!見た目はやさしいおにいさん!だけど。。。走りは熱い!今回は7位に終わってしまいましたが、ラップタイムはすでに8秒前半です。来年は必ず上位に入賞、もしくは優勝&卒業かもしれません!要注目です。。。。ライバルがいっぱい出てきて私の優勝はいつになることでしょう。。。。とほほ。。。
スタート前チェックで集合する2V出場マシン達。ゼッケン10はまめぇさんのモンスターです。この順番は予選時の出走番に大きく影響します。のんびりしていると、気がついたときには後方からのスタートになってしまい、予選中にクリアラップで走るチャンスが減ってしまう可能性が大きくなるんですねぇ〜。
経験から学びました。。。。



予選スタート

既に前列3台が出発した後の2列目スタートです。
☆☆ 予選の走りについて ☆☆
とにかく予選前にはガソリンを入れただけで暖気運転が出来なかったのです。大失敗です!
しかも外気温はかなり低くて走り出してしまうと、さらに冷えてしまうような気がしました。しかもタイヤもカチカチに冷えています。う〜ん。。。数周は好タイムは無理と判断し、2周は軽く流して3周目くらいからアタックしようと走り出しました。いよいよ2周目終わりの最終コーナー入口から気合を入れてアタック開始です。
1コーナーからインフィールドへ(S字、第1ヘアピン、CXコーナー、第2ヘアピン)、しかしなんとなくタイヤがグリップしないような気がして、今ひとつ攻めきれないんです。やはりサインボードには10秒台。
目標の予選8秒台にはあと2秒の短縮が必要です。しかもすでにこの周からは各コーナーにマシンが溢れ出してしまい、クリアラップを取れな〜い!!!5〜6周目くらいまでは10秒台連発です。。。「やばい!」しかし焦っても全然タイムは上がらずです。挙句の果てに7,8周ともに遅いバイクをうまくパスできずに11秒と12.76秒。しかしこれで戦闘モード?にスイッチが入りました。
タイヤもエンジンもOK!あとは自分の気持ちだけ。。。。とにかく気合で攻め込んでみました!遅いバイクを抜きながらコーナーへのアプローチ!ラッキーなことにこの後、3周くらいは気合と状況が一致して大幅タイムアップができました。10周目には
8秒439のベストを記録、次の周も8秒710でした。
最後の周にゼッケン10のまめぇさんがコース中で待っていてくれたのですが、残念ながらタイムオーバーで一緒に走れませんでした。とにかく15分間(13周)の予選は終了です!
チャッカーが降られてS字をクールダウンしているときにコントロールタワー横の順位を示すサインを見ました。
上から3番目に『19』の数字を発見。自分なりに6位くらいと思っていたのでちょっぴり嬉しい誤算でした。
とりあえず
予選3位です。良かった良かった!
しかし予選結果を見てビックリ!1位、2位ともに7秒台です。しかも1位と3位の私とのタイム差は0.9秒以上もあります。年々レベルが上がってきているのは実感していましたが、ここまでレベルが上がってしまうのには驚きでした。この差は決勝でどうなるのか?既に1位2位は確定してしまったような結果でしたが。。。
決勝レポートに続く!!!

これは決勝ウォーミング・アップ時の写真です。
決勝レポート
11:50からの決勝
グリッドにマシンを置くと、目の前をさえぎるものは無く、先に見えているのは1コーナー。以前にも予選3位の経験はあるので、この感じはわかっていましたが、やはり『フロント・ロー』はいいもんですね!しかし横を見ると1位と2位にはドカティー・レディーの傘持ちのお姉さんが居るではないですか!そして3位の私には。。。。無し!もう1人用意しておいてよぉ〜ドカティージャパンさん!!
さて、そうこうしている間に時間はウォーミング・アップ・ランになります。今回からウォームアップ・ランは先導車付きで2周となり、タイヤ・ウォーマーの使えないクラスとしてはありがたい配慮です。走り出してみると、先導車はかなり速いペースで周回しています。おもしろいくらいに飛ばすので、ついつい追いかけて熱くなりそうでした。(爆)
そして無事に2周が終了して、再びグリッドに戻ります。いよいよここからが本番!一気に緊張モード120%!
自分の心臓の鼓動がヘルメットの中で聞こえそうなくらい「ドキドキ」としています。全車がグリッドに着いたようです。

目の前にいるオフィシャルの方がレッドフラッグを高々と上げながら、コース外へ。。。。
一気に大きくなるエンジン音!クラッチを握りギアを1速に入れ、エンジンは4000回転にキープ。。。
コントロールタワーをじっと見つめ、スタートの合図を待ちます。


スタート!〜 ゴール(10周)

DUCATIの旗が振り下ろされたと同時にクラッチミート!イイ感じで前に進んでいきました。ちょっとこれは上手過ぎた!ホールショット。。。と思いきや、前には1位の金さんとまめぇさんとが走っていました。はははぁ〜3位で1コーナーを回りきったところで#10まめぇさんがアウトに膨らんだ!すかさずインをついて2位に浮上!!『ギョェー。。出来すぎだぁ〜』と思いながらもS字、1ヘヤ、CX、2ヘヤ。。。。おい!まだ2位だぞ。。。だれも抜いてこないな???いつもならここら辺で速いライダーが私をパスしていくのです。2ヘヤでチラッと後方確認!あれ?少し離れてる。まだ逃げれる!!って思っていました。

そうなったら1位目指して追撃体制です!『うりゃ〜』いけいけ!myモンスター号!!バックストレートから最終コーナーです。すっごく恐いけど、ちょっと得意なコーナーです。(基本的に小さいコーナーは苦手です)
 さあ、前との距離を詰めるぞーって思ったのですが、これがまったく詰まらないんです。速い!1コーナーのアプローチも綺麗に入っていきます。くっそーぉ〜っと思い3周くらいがんばったのですが、1位の金さんは遠くに行ってしまいました。さ〜よ〜な〜ら〜。。。とほほ。。。

まめぇさんに抜かれた直後の1ヘヤ
マウスオーバーすると、コーナー立ち上がりの写真が見えます!

実はこれからが面白いレースになってくるのです。見てる人も楽しかったかもね!
レース慣れしていない私は単独2位の走行でうまくペースがつかめませんでした。そんな時に3位のまめぇさんが一気にペースアップして、あっという間に私の後ろに居るようです。実は青旗が振られていたのは、私だったようです。まあ5周目くらいから周回遅れの方たちとで順位はぐちゃぐちゃで誰に青旗が出ているのかわからなくなっていましたが。。。

なんと気がついたら7周目(私は何周目かは覚えていませんでした。なんせ必死だったからね。周回数はまめぇさんに聞きました!)の1ヘヤでパスされてしまいました!あれぇ〜やっぱり速いなぁ〜なんて思いながらも後について走り、冷静に走りチェック!!でも隙が無いんです。アクセルの開けップリも凄くいい!ヘヤピン立ち上がりでリアタイヤがクネクネするくらい加速しています。得意の最終コーナーでもそんなに詰まらないし。。。。あ〜このまま3位だなって思いながら次の周回の1コーナーに入っていったら。。。
なんと!まめぇさんがアウトにちょっとだけはらんだんです。その一瞬の隙にイン側に入り2位に浮上です。このチャンスを逃すわけにはいきません!あの走りを見てしまったら、全力で走っても追いつかれるかもしれないけど。。。とにかく全開モードでの走行です。


全開モードの走行といえど、かなり冷静な精神状態なのに気がつきました。
各コーナーの入口では丁寧にアプローチし、出口付近ではなるべく早く大きくアクセルを開けていきます。このような一連の操作がスムーズに出来るんです。かえって1人で走っているときはいつ追いつかれるか。。。なんて考えていたから不安だったのですが、開き直って冷静になったようです。
うしろを振り返ること無くそのまま
2位でゴール!!チェッカーが振り下ろされたときにはゴールライン上で小さくガッツポーズ!うれしぃ〜
続いて3位でまめぇさんがゴール!1秒くらいの差しかありませんでした。ふぅ〜ラッキーでした。そうそう1位の金さんはすでに9秒も前にゴールしていました!彼のベストラップは1分6秒321.参りました。。。
モンスター2台で表彰台です!しかも2位と3位です。
ゴール後、1ヘヤ立ち上がりでウィリーしたら、まめぇさんもウィリーしてるじゃないですか!しかも僕より上手!(爆)そして最終コーナー立ち上がりで2台のモンスターでウィリーです!最高に気持ちよかった!!!
今回も
自己ベスト更新の 1分7秒294
表彰台でのシャンパン・ファイト!これがしたかったんだよねぇ〜
ほんと最高!!モンスターで1位取るまで頑張るよぉ〜って来年は1000DSがいっぱい参加してきて、ますます直線がきつくなるかもしれません。しかし。。。頑張ります。
今回はほんとうに色んな方からご協力をいただきました。
シルバーバードの牧野社長、塩澤さん、もちろんトマトモータース社長とスタッフ全員.
当日は榊さんのヘルプ、ドカ・ファミリーの熱い応援!(ピット見てたよ!・肉ウドン食ってたヤツもいるらしいが・・・爆)
そしてmy奥様!
みなさまに
感謝・感謝です。レースって走っているのは自分だけだけど、
実はチームプレーなのかもしれないと感じるこの頃です。
貴重な時間を友人達と共有出来るのはうれしいことです。来年もこのレースが続くことを祈っております。