◆キッチン山田のマークは友人の切り絵作家、大久保敦子さんが作ってくれた「ひつじのケーキ屋さん」です。自分の干支を12時の位置に置いた時、6時の位置にくる干支がその人のお守りになるんだそうで、つまりキッチン山田の菓子職人の干支は「丑」でお守りの動物は「羊」になります。ちなみに菓子職人の夫の干支も「未」で、まぁ、いつもほとんどの試作品と日常の食事を「美味しい!美味しい!」と連発しながら食べてくれる確かにありがたーい、お守りの「羊」のような人です。
大久保さんはその夫をじぃーっと観察した上で、こんな素敵な切り絵を作ってくれました。
キッチン山田にケーキを注文するとたまにこの「羊」が応対することがあります。大丈夫!気が好いので安心して下さい。

これが噂のキッチン山田のマークです。キッチン山田のケーキをご注文いただいたことのある方ならケーキのコメントが書かれたカードに印刷されているのでおなじみの図柄だと思います。山田家の当主、羊さんが窮地に陥って(割とよくあることですが)にっちもさっちも行かなくなっていた頃、大久保さんはこの切り絵を持って励ましに来てくれました。なにしろ貧乏だったので(今も)画料は焼き菓子12個でお支払いしました。本当に大久保さんのほうに足を向けては寝られない、キッチン山田です。
キッチン山田のマークの前に大久保さんが私達の為に作ってくれた蔵書票の元になる切り絵です。なにしろこの頃、彼女の前で羊さんは幸せそうにワインを飲み、料理を食べる姿しか見せていなかったようです。
これも蔵書票の元になった切り絵です。この雲に乗った猫は蔵書票を贈られた友人の愛猫で、この頃他界した「ピーさん」です。「旗手のお仕事中のくせに前足をなめたりして、くつろいでいますが、この猫の持ち主も、どんな状況でも奇跡のように、ちょっと楽しいことを見つけだしてくる名人だったりするのです。」とは大久保さんの解説です。

これが原画の蔵書票を贈られた友人はハーブの勉強をしていて、それをイメージしてラベンダーの花の蔵書票になったようです。たしかに穏やかな友人の印象が漂います。
これを贈られた友人はべつにトカゲっぽいわけでもカメレオンぽいわけでもなく、なんでこの図柄なんだ?と今にして思うと不思議なんですが、多分本人が希望した図柄なんだと思います。でもなぜトカゲ???
大久保さんは不定期に個展を開きます。切り絵は絵よりもはるかに一つの作品に掛ける時間が長いので、多作は無理な話です。おまけに最近はさらに細かい図柄に進化してどんどん大久保敦子ワールドになりつつあります。作品は個展で購入する事が出来ますし、時間がかかるけれど個人的に制作を依頼することもできます。早く彼女自身のホームページが出来ると良いのですが、作者本人の写真とか個人的なことに触れられるのがどうも苦手なようで、当分ひっそりと活動を続けていくのではないでしょうか。勝手にキッチン山田は彼女の応援団を買って出ているので個展の日取り等が決まった暁には、皆様にもばんばん宣伝いたします。巷の版画やリトグラフを購入する前にまず彼女の切り絵を見てみてね。