卵とコレステロールについて | 市川治療室 bT8/1995.05 |
卵とコレステロールの関係について上記の考え方は常識と言ってもよいでしょう。
しかしこれらとは全く異なった情報もあります。
これは本間康彦氏(東海大学医学部教授)の発表です。
その調査内容は、18人に卵を毎日三個ずつ二週間食ペてもらい
悪玉コレステロールの変化を観察したものです。
その結果は悪玉コレステロールが減った人が断然多く(18人中11人)
特に70歳以上の高齢者では減少した人の方が多いと報告されています。
10年程前、アメリカの医学誌メディカル・トレビューンに
植物油や魚油の摂取を多くして、コレステロールを下げた結果、
心筋梗塞は滅らず、ガンで亡くなる人が増えたという記事が載りました。
WH0(世界保健機構)の調査もこの傾向を確認しています。
米国心肺血液研究所はコレステロール値が180mg以下なら
ガンになる危険率が正常な人の約三倍と警告しています。
正常値は100〜250mgとされていますが、次の様な意見もあります。
「やや高いコレステロール値の方がホルモンも多く生産されて年齢よりも若々しく
活力にあふれた生活が営めるので200〜280mgは必要」
松崎俊久氏(琉球大学医学部教授・前東京都老人総合研究所研究室長)
「2000人の老人調査ではコレステロール値が200〜220mgの層が最も長生き」
コレステロールが腸から吸収される一日の量は制限されていてその量は300〜500mgです。
ですから卵を食ベたからといってコレステロール値は上がりません。
(普通の大きさの卵には約200mgのコレステロールが含まれています)
私は、卵を二年間毎日五個食ペ続けてみましたが、
コレステロール値は220〜240mg位でそれ以上増えることはありませんでした。
貧血・血圧異常・内臓下垂・筋肉劣化・皮膚や髪の弱さ・むくみ・生理不順などの改善に
タンパク質は欠くことができない栄養素です。
本間氏(前出・東海大学教授)は次の様なアドバイスをされています。
「タンパク源としての重要性を考えれば、高齢者の卵の制限は無用」
健康のために卵を毎日二個は食べましょう(卵はカロリ−が多いので運動をお忘れなく)
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