エコーナイト
 フロム・ソフトウェアというと、「キングスフィールド」や「アーマード・コア」のように、とにかく無骨で難易度が高くて、でもはまると病みつきになるゲームばかり世に送り出している硬派ゲームメーカーなのですが、「エコーナイト」はそんなフロムが1998年に制作したポリゴンバリバリのアドベンチャーゲームなのです。
 主人公のリチャード君は、失踪した父親の行方を追う中で過去の世界に迷い込んでしまいます。辿り着いた先は行方知れずになったはずの外洋航海船オルフェウス号、一体どうしてこんなところに?父親はどこ? ということで船の中を探索し始めるリチャード君、内容はといえば、船の中に成仏できないままとどまっている亡霊達を、悪霊の攻撃から身を守りつつ成仏させてゆくというもので、フロムの特徴とも言える重苦しい雰囲気と、静寂の狭間に時折流れるBGMがプレーヤーをどきりとさせてくれます。発売から4年ぶりにクリアした俺様なのですが、見てくれの粗雑さはプレイしているうちに気にならなくなってきます。
 暗闇の中からリチャード君を襲う悪霊達に対しては、直接攻撃を仕掛ける方法はありません。ではやられ放題なのかと言われると、それでは困ってしまうので、「悪霊が襲ってこれないように明かりをつける」といういささか後ろ向きの対策を講じることになります。具体的には「照明のスイッチを入れる!」ということです。超自然現象たる悪霊も、文明の利器の前には無力ということなのでしょうか。かくして「エコーナイト」では、初めて踏み込んだ部屋では、何をおいても真っ先に照明のスイッチを捜すことが重要になってきます。子供の時、真っ暗な部屋の中を手探りでスイッチを捜した、あの何とも言えない不安感がここで蘇ります。
 ゴシックホラーというには、やや悲しさの伴う「エコーナイト」、その出来は悪いものではありません。1つだけ苦言を呈するとすれば、ハッピーエンドを見るための方法でしょうか。最良の終わり方をするためには船内の亡霊達をすべて昇天させなくてはならず、彼らのほとんどはシナリオを進めるうちに半ば自然に成仏してくれるのですが、3人だけは別の手段で成仏を願わなくてはなりません。それはすなわち「ブラックジャックで勝つこと」。これができないがためにいつまでたってもハッピーエンドに到達できない人々がいるのです!具体的には俺様!! こういうシナリオに関係ない部分でエンディングに縛りをかけられると、いささかげんなりさせられます。フロムだけはやって欲しくないんですが・・・。

エコーナイト2
 成仏できずにあたりをさまよう亡霊達を成仏させながら、目的の達成をめざす異色のアドベンチャー「エコーナイト」シリーズの第2作。前作は舞台が船でしたが、今回は大きな洋館の中をうろうろさせられることになります。
 シリーズものとしてゲームが続く場合、前作にない持ち味を出そうと制作者の皆さんはいろいろ頑張りますよね。「エコーナイト」では襲いかかってくる悪霊を撃退するために、主人公は必死で電気のスイッチを捜しましたが、今回はちょっと違うのです。何故なら、スイッチを入れても明かりがついてくれないからなのです。ゲーム開始早々、いちばん最初の部屋のスイッチをいくら押しても明かりがつかないことを知ったとき、俺様マジで半泣きになりそうでしたよっ、怖いっちゅうね〜ん。はぁ、もう勘弁してくださいって。明かりをつけるためには、フロアのどこかにある配電盤に鍵を差し込まないといけないのです。前作のように、部屋に入ったらダッシュで明かりをつけて一安心というわけにはいかないのですよ。誰が考えたのか知りませんが、えらいことをしでかしてくれました・・・。
 薄暗い部屋や廊下を、配電盤を求めてこそこそと歩き回るというのが、初めて新しいエリアに足を踏み入れた時のプレーヤーの正しい行動です。悪霊の出現パターンは、最初に「うふふ・・・」とかいう、とてもとてもイヤな笑い声が聞こえてきたかと思うと、この笑い声がだんだんと短い間隔で聞こえるようになってきて、最後にはスウっと目の前に湧いてでてギャァ〜〜っ!とかいうものですが、この間合いがとにかく絶妙です。バイオハザードに見られるようなアクション・ホラーと違い、あくまでアドベンチャーゲームですので、ダメージを食ったからといってそうそう簡単に死ぬわけではないのですが、ドレスをまとった青白い顔の女幽霊がちょっと離れた場所で手招きしている姿というのは、それはそれは恐ろしいものなのです。他ならぬ俺様が言うのですから間違いありません。これをプレイしてから、幽霊は男より女のほうが怖いと確信するようになりました。
 おぉ、幽霊のアピールでレビューが終わってしまうところでした。えぇと、今回は恋人のクリスティーナを見つけだすのが目的ですが、「魂の石」というキーアイテムをからめて最後の決断を迫られるあたりは「1」と共通です。ベストエンディングを見るための条件は前回の運まかせから、知ってさえいれば誰でも見られるものになって、俺様としては嬉しい限り。キングスフィールド4の完成度の高さを見ると、ぜひぜひPS2で「エコーナイト3」を見てみたいものです。

オーバーブラッド
 バイオハザードと同時期に発売されたアドベンチャーゲーム。記憶を失った主人公が、謎の施設の地下室から脱出するのが目的。バイオとなにかと比較されたらしいけど・・・・う〜ん、こりゃつらい・・・・
 主人公の名前はラズ・カーシ32歳、東欧系の濃いひげが似合うおっさんだ。ちなみにバイオ1の主人公たちはクリス・レッドフィールドにジル・バレンタイン・・・・名前ですでに負けてる・・・・
 ストーリーはほとんど完全な一本道で、一度別の階に移動してしまうと元には戻れない。重要なアイテムだと、手に入れない限り先に進めなかったりするから関係ないんだけど、銃に装填するマガジンとか、体力を回復する薬なんてのを取り忘れたりすると大変だ。このゲームって、シナリオの関係でときどき現れるモンスターと戦うんだけど、こいつらと戦う手段が素手と銃なんだよね。銃1発は素手で3回なぐりつけるのに相当、なんだか頼りない銃だけどそのへんをうろうろしているモンスターはアクション苦手の俺様でも楽勝なほどとろい。いや〜これなら銃も薬もいらんですよ、なんて余裕をかましながらどんどん話をすすめていくと5時間ほどでラスボスに遭遇。これがもうめちゃくちゃつえ〜〜。どれくらい強いかっていうと、銃や薬をラスボスまで全然使わないでおいて、なおかつ勝てるかどうか分からないくらい強いっす・・・・HPがしゃれにならないくらい高いのに加えて、一撃いれられると部屋の端までふっとばされるラズ。フルポリゴンで、一度相手から離されると場所の確認が大変なんだけど、問答無用で殴り飛ばされるっす。さらに時間制限ありで、このラストバトルにオーバーブラッドの難易度のすべてが集約されているといっても過言ではない。なにせ俺様、結局ボスを倒せなかったもの・・・・リタイア。

久遠の絆
 己の宿命から逃れようとしながらもそれがかなわず、悲劇的な死と転生を繰り返す主人公たちが、20世紀に転生するに至って果たして今度こそ道を切り開けるのか。「久遠の絆」は運命に流されているように見えながらも、なんとかそれと戦い勝利を収めようとする人間たちのドラマだ。
 転生ものというと、数多くの話で使い古された感があって、「あぁ、またか」っていう気がしないでもないけど、このゲームの場合転生の記憶の中で語られるそれぞれの時代のストーリーの出来上がりが尋常ではなく素晴らしい。平安、元禄、幕末、現代と4つの時代にわけてまったく別の人生が描かれていて、それらが見事なほどにしっかりと完結している。おかげで1回のプレイにかかる時間は20時間近くにまで達し、そう簡単には終わらないボリュームになっているけど、これが苦痛にかんじられることはなかった。競馬でいえば◎をつけたくなるような傑作だ。
 たった一つだけ難を言わせてもらえば、画面に星を描いて怪物と戦う戦闘シーンはあまりに必要にかんじられない要素だった。練習が必要なほどコツがいる作業でもなく、これは単なる時間稼ぎでしかない。

サイレントヒル PLAY:2004/11/03
 2006年現在、4本の作品がラインナップに並ぶ「サイレントヒル・シリーズ」の1作目がこれ・・・・ってタイトル見たら分かりますが、とにかくそういう作品です。俺様、「3」→「4」→「2」と進んできて、やっとこいつをプレイしたので、どうしてもグラフィックの荒さは目に付いてしまいますが、シリーズに共通する『狂気』と『幻想』に満ちた雰囲気は、すでにこの1作目から満ち満ちております。むしろ満ちまくり。PS時代のCG表現の限界で、たまに何が襲ってきてるのか分からないときもありますが、それもまたよし!
 主人公はハリー・メイソン氏。妻を亡くして娘と二人暮しを続ける30代の執筆家ですが、たまの休暇に娘と訪れたサイレントヒルで娘とはぐれてしまいます。湖を囲むリゾートがセールスポイントのサイレントヒルは、何故かものすごい霧で視界がきかず、あっちこっちに見境無く化け物がうろうろしているデンジャーゾーンにっ、すごい緊迫レジャーっ!! つーか、なんでこんなデンジャーなところで行方不明になりやがりますかこのダメ娘っ!! ちなみに、登場するモンスターズについては、この1作目が一番戦いにくいと言えます。特にあの鳥っ、鳥がいけませんょっっ、見えないとこから急に突っ込んでくるの禁止っっ、ずるいずる〜い!!! 
 ま〜、とりあえず「あいや〜〜、なんでやね〜ん;;」とか思ったか思わなかったか知りませんが、嫌々娘を探し始めるハリー。たまに見つかる頭のネジの緩んだかんじの生き残り町民から情報を聞いたりしながら、いつしか町を蝕むおっかない陰謀の確信へと近づいてゆくのでした。「2」以降の作品に比べると、出会う人はわりとまともな人が多くて助かります。「2」をやった時はかなり気が滅入りましたから・・・。
 で、このサイレントヒル・シリーズ、主人公は毎回交代するのですが、脇役を含めて登場キャラクターが他の作品で頻繁に登場します。単独でプレイしても十分楽しめますが、続けて遊ぶと関連性が分かってゲームを一層楽しめるでしょう。今なら「4」以外は手軽な値段で手に入りますし。

サンパギータ
 え〜と、いろいろと言うべきところの多いゲームだなぁ。これって。1回目のプレイを終えたあとの感想はグッド。シナリオは短いなりに練られていて、しっかり動くアニメーションと、しゃべりまくる登場人物に、なるほど〜これがやるどらですか〜、と実感。
 ただねぇ、やればやるほどにだんだんと楽しさが薄れていくんだよね・・・分岐によるシナリオの変化が、チュンソフトあたりに比べると乏しくて、やりこみの楽しさがあんまない。途中からはほとんどエンディング埋め作業。どんどんエンディングを見ていくと、何パターンかのストーリー展開は見られるんだけど、ディスク容量が声とアニメに取られ過ぎたのかなぁ。
 あぁ、そうそう・・・
 外国人をやらせれば林原嬢の右に出る者はおらんです(確信)。
 
彼女のおかげでマリアの魅力は倍増だ。円楽師匠も座布団くれるっちゅうに。

続・御神楽少女探偵団
 独特のトリガーシステムが俺様に好評だった『御神楽少女探偵団』、この『続・御神楽少女探偵団』は続編にあたります。見れば分かりますが。
 前作は最終話が話の途中で終わってしまうという、衝撃的な、或いは購入者をなめていると思われかねない幕切れを見せて物議を醸し出しましたが、今作はその続きから話が始まります。といっても、前作最終話の『猟奇同盟』は、そっくりそのまま『続・〜』におさめられているので、『御神楽少女探偵団』をプレイしていなくてもこのゲーム単体で十分ストーリーを理解できます。好意的に考えれば、『猟奇同盟』は『続・〜』への予告&おまけと考えられなくもないかも・・・。
 システム的には御神楽のレビューを見ていただければよろしいです、まんまそのままですから。大正・昭和初期の時代背景というのは、俺様個人的にツボにはまりますので、ほぼ無条件で高評価をつけてしまいます。平成の現代とはうってかわってゆったりと流れる時間、ノスタルジックな建造物、華やかな華族社会&入り乱れる軍部の陰謀と、創作する側の立場としては素材にしたいところ満載の時代がちょうどこの時代なのではないでしょうか。某レッドカンパニーの太正浪漫アドベンチャーもこの理由で発売されれば即買いせざるを得ません。そういえば、これらにはもう1つの共通項があります。つまりはギャル!ギャルです! 御神楽に限らず、全てのゲームにとって重要なファクターであるのは日本全国1500万人のゲーマーにとって、太陽が東から昇るのと同じくらい自明な事であると俺様は確信していますが、そうですよね?
 ・・・賛同が得られたので続けますが、御神楽少女探偵団は肉体労働の嫌いな探偵・御神楽時人の下に3人の探偵助手がおります。鹿瀬巴・久御山滋野・桧垣千鶴の3人ですが、それぞれが平民(洋服バージョン)・華族・平民(和服バージョン)という役割を分担することで、大正時代の三大必須項目を見事にクリアしているのです!素晴らしい!! 性格的にも、外見そのままに勝ち気で元気な鹿瀬・ちょっと高飛車だけど実は御神楽時人にハートマークな久御山・おっとり型で時々天然が入る桧垣というパーフェクトな振り分けを見せたことで、、某レッドカンパニーのアドベンチャーであかほりさとるが5人のキャラクターを投入して構成しようとした大正ギャルワールドをたったの3人で完成させているのです。これはいうなれば桐島(Theガッツ)カンナやお子さまアイリスは本来不要であったという事実を突きつけているに他なりません!! あぁ、なんかもう『続・御神楽〜』と関係ない方向に進んでますね、ええと・・・何が言いたかったんだっけ・・・、あ、そうそう、御神楽少女探偵団シリーズには3人に負けず劣らずのギャルが多数出演しているので是非プレイしてください・・・じゃなくて(←いや、これも重要ですが)、このようにシナリオ的にもシステム的にも非常に良質なゲームを世に送り出したHUMANが倒産の憂き目にあってしまったことが残念でなりません。『新・御神楽少女探偵団』とか『御神楽少女探偵団・新たなる旅立ち』とか、どんどん続編を作って欲しかったのですが・・・。

ダブルキャスト
 「やるドラ」の2作目。原画担当は後藤圭司で、CGのレベルは4作品の中でも群を抜いて素晴らしい〜!俺様が単に後藤氏の絵が好きなだけかもしれないけど、シナリオを考えに入れなければ文句なしにbPをくれてやってもいい。
 やるドラのお決まりパターンで、エンディングの種類は多いものの、その多くは選択肢のほんのちょっとした違いによるものでストーリー的にはそれほど多くの違いはない。殺人鬼に追い詰められる映研部長を助けようとほっといて逃げようと、どっちみち殺されてゲームオーバーというのでは、くりかえしプレイするのが苦痛になってくる。4つ(いや、5つだったかな・・・)用意されているGOOD ENDも、ハッピーエンドというには納得のいかないものが多く、「あれ?これで終わり?」と首をひねらされる。
 シナリオにはこのように疑問を抱くところが目立ったにも関わらず、俺様が
100%クリアしてしまったのは、ひとえに美月のCGによるところが大きい。神様仏様、後藤圭司をアニメーターにしてくれてありがとう

東京23区制服WARS
 21世紀初頭、制服に特殊な力が秘められている事が発見され、時の政府によって「制服禁止令」が制定される。これに反発した学生達(なぜか女性ばかり)によって大規模な争乱が勃発。2度にわたる争乱はそれぞれ「第1次制服WARS」「第2次制服WARS」と呼ばれ、東京23区は新宿を中心に焦土と化す。その後、反乱勢力H・E・L・Pの後継団体ヘブンによって強圧的な統制がしかれた東京に、ある日沖縄から主人公が訪れる・・・。
 ・・・なんか書いてるうちに悲しくなってきました。あかほりさとる脚本以上に荒唐無稽な出だしで始まる「東京23区制服WARS」、とりあえず店頭でタイトルを告げるのが非常にはばかられるゲームですが、パッケージから溢れる禍々しいオーラは、外見だけではなく内容もかなり悲惨なものであることを予感させます。
 発売元のMAP JAPANは「ヒロイン・ドリーム」などであまり有名ではありませんが、これを書きながらホームページへアクセスしにいったらリンク切れでした。ちょっと心配です。それはさておき制服WARS、特殊な力が発現するようになったのは男女共通なようで、主人公(男)もしっかり戦っているのですが、ゲーム中で出会うキャラといったら
敵も味方も女ばかり。需要を考えた、非常に心憎い演出と言えましょう。第1次制服WARSでも、H・E・L・P側の活動目的の1つに「女子高生の参政権」というものがあり、男子生徒の皆さんはおいてけぼりです。「通行人1」としての登場機会も無く、どこでなにをやっているのかゲーム中ではまったく分かりません。何故かH・E・L・Pのリーダーだけは男性だったのですが、これも最後の最後でどんでん返しをくらってしまうのです。あえて語りませんが。
 システムは基本的にアドベンチャーで、各区内を移動しながら会話をしたりヘブンの警備隊と戦ったりして話を進行させます。警備隊との戦闘はジャンケンのような三すくみのカードバトルで、「フォース」「ルナ」「レイ」の3つの属性を持つ制服(そういう設定なのです)を着た敵味方が、手下を引き連れて1人ずつ交戦します。戦闘中には光を放ちながら手刀を振り回したり、目から怪光線を発したりと制服の秘められた力を存分に発揮して、可愛らしさや美しさとはまったくもって無縁の世界を創造しており、「こんな世界はイヤだ」とつくづく感じいらせてくれます。属性間には「フォース」>「ルナ」>「レイ」>「フォース」の強弱関係があって、相手の属性を考えながら戦わせるメンバーを決定するのですが、序盤こそ敵メンバーの属性がちゃんと表示されているものの、ストーリーが進むに連れて「?」と属性が表示されない敵が現れるようになります。この場合は手下同士の小競り合いで受けるダメージを見ながら、相手の属性を推測するわけで、この辺はちょっと面白いなと不覚にも思ってしまいましたが、実はマニュアルにはこの強弱関係が逆に印刷されているため、むしろ序盤こそ予想外に受けすぎるダメージを目にして疑問符湧きまくりでした。もう過ぎた話ですが。
 味方になってくれる10人の女子高生達はお嬢様だったり帰国子女だったり巫女さんだったり凄腕カメラマンだったりスケバンだったりと、割と現実から遊離したかんじのキャラが揃っていて素敵です。購買層を考えて当然のようにフルボイスなのですが、声優のラインナップは桑島法子や篠原恵美といった実力派から、素人のような棒読みを披露してくれる無名人までこれまた多様で、キャラクターによっては感情移入させることが非常に困難になっております。一応マルチエンディングになっているので、彼女たち全員分のエンディングを見ることが出来るのですが、俺様的には1人見たらもう限界・・・っていうか「東京23区」なのに8区しか出てこないのは何故ですか?ネタ切れ・・・??
 

バイオハザード2
 これもほとんど説明の必要がないような気がする。カプコンのドル箱ゲーム。
 実を言うと、「1」はあんまり怖くてゲームにならなかった俺様だ。画質の荒いSS版のバイオでさえ人がやっているのを後ろで見ているのがせいぜいだった。が、同じ症状だった人々!! 「2」はできるぞ!問題なしだ。「1」に比べると敵がやたらと頻繁に出てくるので、かえって間があかなくてよろしい。だいたいこういう恐怖ものというと、なにもでてこないときの「いつ出てくるかな〜」っていう緊張状態が怖かったりするんだが、今回はそういった部分はクリアだ。もうゾンビ続出!扉を開けるとゾンビ、通路を曲がるとゾンビ、あぁぁまたかいといった状態が続く。逆にその辺の「恐怖」のシチュエーションが薄くなったぶんアクションゲームとしての内容は濃くなっていて、閉鎖空間から逃げ出すタイプのゲームとしては相変わらず出来がいい。あまり繰り返しゲームをやらない俺様が表・裏とやってしまったほどにはまり度は高いので、万人にお勧めできる。
 ときに、あの独特の移動方法は今後も続くんだろうか・・・、慣れの早い人にはいいんだろうけど、俺様の友人などは最初の画面から敵をかわして進むことができずにゲームを放棄してしまった・・・。

バイオハザード3
 実を言うと、買ってないんだよね、バイオ3。たまたま友達が家に持ってきてくれて、一晩がかりでクリアさせてくれたんだ・・・いや、眠かった眠かった、クリア寸前なんてほとんど意識が朦朧としてたな、後半なんてマップなんざ覚えちゃいないぞ、横で「この角を左、ここを右」とか言われた通りに動き回ってたね、なんだかマシーンと化してた俺様。
 さて、今回はライトモードしかやってないので、そのへんちょっと偏りがあるぞ。とりあえずやってみた感想だけど、う〜ん、ぬるい。2よりもさらに易しくなってるな、なんて友達に言ったら「ハードでやれば、んなこと言えなくなる」って言われたさ、ごもっとも。なんでも今回はイージーとハードでは難易度に偉い差があるらしい。「2」ではハンクを脱出させられなかった俺様は、当然イージーオンリーだな。アサルトライフルを構えてゴーだ。
 武器が豊富な上に、イージーモードにはほとんど自動回避とも言えるR2ボタン回避が簡単にでるので、そこらをうろうろしているゾンビーはおろか、強敵だった犬だのハンターだのもはっきり言ってちょろい。ハードでしかプレイしていない友達が絶句するような楽勝状態だ。いいなぁ、ストレスなくて。
 睡魔が訪れていたこともあって、なんだか適当にプレイしていた俺様だったが、そこに現れたのが今回話題の「追跡者」。いや、恐いっす。今回こいつだけが恐い。突然現れて殴るわつかむはロケットランチャー撃ちまくるわ・・・1回目の登場では眠気も吹っ飛んで錯乱状態になったね。ただでさえ平常心の保てない俺様に、あんなびっくりばこの様な要素をからませてはいかん。夜中だというのに叫び声を上げてしまったぞ。ご近所様に申し訳のないことだ。
 こいつのいちばん恐いのはとにかく走るのが速い!扉をくぐって逃げまくっても、すぐに跡を追って来るんだ、これが。ジルが次の扉へ向かって走り去っていく後ろに、こいつが猛スピードで迫っていくのは、画面で観てても恐くてたまらん。最終決戦で、正面きってこいつと戦ってる時の方がまだ恐くなかった。アトラスの「ダークメサイア」を彷彿とさせたなぁ。
 シナリオとしては、今回はちょっと弱い。最後のシーンもちょっと納得いかないところがあったし、同じところを行ったり来たりするのはなかだるみもするし、けっこう面倒でもあった。まぁ、眠い目をこすってやってたので、あんまり話をかみしめる余裕もなかったってのもあるし、またやってみようかな。
 

プリズナー・オブ・アイス
 アメリカンッ!!アメリカンだよこれはっ!!!いや〜、やっぱり洋ゲーはすごいなぁ・・・このストイレイツオ容赦せんってかんじ。
 なにかと不安感を誘う音楽、天井知らずの難易度、そしてクトゥルー神話を題材にしたストーリーと、怪作「ダークシード」を彷彿とさせるデンジャラスな冒険物語「プリズナー・オブ・アイス」(以下P・O・I)。パッケージの裏に印刷されているプリズナーの80年代的な絵が、力強く「クソゲーですよっ」と主張してくれるが、まさに期待を裏切らない仕上がりとなっている。
 基本的にはマップの中をあっちこっち移動して、必要なアイテムを捜して、イベントをこなしてっていうごく普通のアドベンチャーなんだけど、「P・O・I」を「P・O・I」たらしめているのは冒険的で野心的なアイテム群。「なんでこれがこんなところに・・・」とかいう疑問が生じるのはまだまだ序の口で、小さなアイテムになると手に取ってみるまでそれが何だか分からない。下手するとただの点、「タバコの箱」も「信号弾」も「注射針」もほんの2ドット、最悪1ドットの点だったりして、それがまたストーリーの進行に欠かせないアイテムだったりするから恐ろしい。
 主人公のライアン大尉もいかにもアメリカン・タフガイ的行動派で頼れる男だ。魚雷に乗り込んで海底から脱出したり、瀕死の人間に催眠術をかけて情報を引き出そうとしたり、倉庫に転がっていた空き缶を片手に「Hey!!俺様はこいつを食ったせいで腹を壊したんだYOっ、薬くれドクターっ!」と強弁したりと脳髄に響く大活躍!、セーブに6ブロックも領域を奪われてしまう重厚なシステムは、2,3分程もボタンから手を離してしまうと勝手にスクリーンセーバーが起動してしまい、しかもそのスクリーンセーバーが何故かオープニングムービーだったりするので、初めて見たときは「い、いったいいつのまにゲームオーバーに!?」と驚愕させれたというオマケつき。
 つくづくアメリカ人に生まれなくてよかった・・・と、安堵のため息をつかされる逸品だ。

御神楽少女探偵団
 大正の雰囲気漂うちょっと変わったアドベンチャーゲーム。
 とりあえず鹿瀬巴に座布団一枚。
 ・・・・・・
 おほん、アドベンチャーパートにトリガーシステムという新趣向を導入しており、登場人物のセリフの重要ポイントを的確に選択することでポイントを得ることが出来るようになっている。これが20点溜まると先へ進めるんだけど結構わかりにくいところもあって、シナリオによっては考え込まされた。
 話は練習シナリオも含めていくつか収録されていて、これがどれもこれもなかなかに練りこまれていて秀逸!前半は巴達探偵助手が懸命に捜査を繰り返し、山場に御神楽探偵がどど〜んと登場して一挙に解決といったパターンで、ゲームにはまってくると御神楽時人登場の場面を待ちわびるようになる。このへんの引きこみがほんとに上手だった。
 話の最後の最後で××が△△なので、続編が大いに待たれるところだ。次も頑張れヒューマン株式会社。

メタルギア・ソリッド
 人様に遅れること数ヶ月でプレイしたメタルギア・ソリッド。やっぱりいいものはいいっ、とりあえずソリッド・スネークがおっさんなのがグッドおっさん声をやらせたら玄田かこいつと言われるほど(いや、勝手に言ってるだけだけど)に中年の低音ボイスがしびれる大塚明夫が声をあてていることもあって、単身敵基地にのりこむソリッドがとにかくかっこいい!!これが二十歳やそこらのキャラをもってきてたら、ここまではまったりはしなかったろうなぁ。
 「隠密行動」が重要なポイントになっているこのゲームでは、とにかく敵に見つからないようにすることが大事だ。調子に乗って武器をがんがん撃ちまくったり、どかどか足音を立てて走り回ったりしていたりするといつのまにかゲームオーバー。まぁそれでも、敵に発見されるとついつい逆上して撃ちまくったりするんだけどさ。冷静さが求められるよ、このゲームって。
 監視カメラや歩哨の目をかいくぐり、少しずつ基地の奥深くに侵入して行くと、話の節々で幹部クラスとの戦闘になるんだけど、これがまたいいんだ。なんといってもアクションゲーム下手の俺様でもなんとかクリアできるレベルに仕上げてくれているのが大感謝。幹部ともなると、それぞれにバックボーンがあって、「いや〜、俺はねぇ〜、昔はこんなことやってたんだよ〜」ってなかんじで訥々と身の上話なんてしてくれたりするんだけど、そんな話の一つ一つがなかなかによく練り混まれていていい。スナイパー・ウルフ絶命のくだりは、ゲームながらもしんみりさせるところがあって、彼女に想いをよせるオタコンことエメリッヒ博士のセリフも重なって後半の一つの山場ともいえる名シーンだ・・・と思う、俺様は。
 ところで、オセロットの拷問って耐えられた人はどれくらいいたんだろう・・・俺様はあっけなくギブアップしたね・・・「連射パッドは使えないぜ」って、画面上でわざわざことわってくれるあたり、芸がこまかいなぁ。