富山に行った。(写真参照)
人間の能力は、はかりしれないものだと思うが、どうしても自分の能力を基準にして物事を見てしまう。
言語能力のことだ。
オーストラリアの友人一家が先月東京に遊びに来た。夫婦と幼い子2人。夫はオーストラリア人で妻は日本人。
父親はオーストラリア人。母親は日本人。父親の父はギリシャ移民。
生まれた子供にいきなり3カ国語を教えようという試みである。
面白いのはオーストラリアの公用語である英語を教えていないということ。
父親が言うには「英語はそのうち覚えるさ」。母親も「オーストラリアでは3カ国語くらい使う人は普通にいるから」とあっさりおっしゃる。
母親は日本語で子に話しかけ、父親はギリシャ語で。そして英語は教えていない。
でもなぜか間もなく3歳になる長男は英語が口からこぼれる。母親が言うにはテレビがいつのまにか先生になっているらしい。
親が一生懸命自分の母国語を教えようとしているのに子供は教えようと努力もしていないメディアから言語を軽々と吸収していく。
子供の脳には言語をスポンジのようにシステム丸ごと吸収してしまう恐るべき大容量の高性能チップが組み込まれている。
ところがこのチップは思春期までにほとんど溶けてなくなってしまうのだ。
チップがなくなってしまった大人にとって言語の習得は巨大な課題である。このチップの正体を突き止めて人体に移植可能になれば人類にとって大変な朗報となるだろう。NOVAが倒産だ。
午後11時15分現在、部屋の温度は31度。東京都渋谷区で冷房を稼動していない世帯はいったいどれくらいあるだろうか。
何年か前、生活保護を受給している人は、クーラーを家に置いてはいけない、という規則があり、暑さにまいったお年寄りが役所に訴えた事件があったと思う。わが家は生活保護は受けていないのだが、イグアナを飼っている家庭はクーラーをつけてはいけないというわが家がつくった規則があるので、蒸し風呂に耐えている。
イグアナのおかげで耐える力が身に付いた。
家の熱帯魚水槽で飼ってるアフリカツメガエルの写真です。水中生活で、魚のエサを食べます。
長い休みをとることに抵抗感があった働きバチの日本人に、本格的な変化が現れてきたのなら、喜ばしいことだと思う。