ルルドの泉

「心のともしび」を主催しておられるハヤット神父の記事を参考にさせていただいた。
http://www.tomoshibi.or.jp/

ルルドの名は、聖水の不思議な効能が故に、超常現象の世界では非常に有名である。 1858年、この小さな村に住むベルナデッタという貧しい少女が、村を流れるガーブ河の脇にある洞窟で、聖母マリアとおぼしき女性の姿を目撃した。このベルナデッタが、聖母のお告げにしたがって地面を掘ったところ、泉が湧き出した。 人々がその泉の水を飲んだり、体につけたりしたところ、いろいろの病気が急に治ったという。それ以来、この話はみるみるうちに広まり、大勢の人々がルルドへ来るようになった。そして洞窟の上には大きな教会が建てられ、ルルドは巡礼地になった。 今でも毎年世界中の国から数百万人もの人々がルルドに巡礼し、毎日、教会前の広場に並んで、祈ったり、賛美歌を歌ったりしながら、長い行列をする。とても感動的な雰囲気に包まれる。
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ルルドに来る大勢の人々の中には、ボランティアの人々に助けられながら、車椅子に乗ったり、寝台に寝たきりの病人もたくさんいますし、今でも病気が奇跡的に治ることがあります。しかし大勢の病人の数と比べると、病気が治る人の数はわずかです。ところが、この病人たちはとても明るく、彼らの美しいほほえみを見ると感動し、勇気づけられます。体の病気は治っていませんが、彼らの心は癒されているような感じがします。 教会の横に天を仰いでいる目の見えない男の人の像があります。彼は無神論者でしたが、ルルドで病気が治ることがあると聞いてルルドへ行きましたが、彼の目は治りませんでした。しかし彼の心に大きな変化が起こりました。ルルドの祈りの雰囲気に感動し、嬉しくなり、彼の心の目は開かれて、今まで信じていなかった神様を信じるようになりました。彼はルルドから帰る時、「私の体の目は治りませんでしたが、私の心の目は開かれて神様を知るようになりました。私はとても幸せです」と言ったそうです。 体の癒しよりも心の癒しの方が、もっとすばらしい大事なことです。

Laudate特集記事 「聖母の出現といやしの泉 −ルルド−」から
http://www.pauline.or.jp/tokusyu/iyasi/iyasi_01.html

それは、1858年2月11日の出来事にはじまります。 14歳のベルナデッタ・スビルーは、薪(まき)を拾うために妹のトワネットと隣の石切り屋の娘ジャンヌと一緒に出かけました。しかし、喘息(ぜんそく)で体の弱いベルナデッタは、妹たちのように、薪をとるために水路を渡り向こう岸に行くことが出来ませんでした。ベルナデッタが、どうしても薪を見つけられず、岩壁の下にある小さな洞窟(どうくつ)の前で靴を脱ぎはじめたとき、その出来事は起こりました。
突然強い風が吹き、明るく輝く光の中に、白い衣を着た女性が手招きをしていました。ベルナデッタは、ポケットからロザリオを取り出し、ひざまずき、ロザリオを唱えました。彼女がロザリオを唱え終えたとき、その女性の姿は消えました。
「15日間ここに来るように」とその女性から言われたベルナデッタは、洞窟に通い続けました。はじめは、ベルナデッタの頭がおかしくなったと思い、冷笑してい人々も、しだいに彼女とともに、洞窟に通い、祈るようになっていきました。
第9回目の2月25日のご出現のとき、その女性は、「一株の草を食べ、泉に水を飲みに行き、そこで顔を洗うように」言われます。泉がなかったので、ベルナデッタは、そこにわずかの水を見つけ、そこを手で掘り、そこから湧き出た濁った水を飲みます。人々が後で、彼女が掘った穴を見つけ、同じように水を飲もうとすると、水は量を増して、こんこんと湧き出、次第に澄んでいきました。その日のうちに水をくみ持って帰った人がいました。彼は、片目を病んでいましたが、何日かたつとその目を覆っていた眼帯はとれました。
さらに女性は、第13回目の3月2日のご出現で、「罪を償うことと、ここで行列をし、聖堂を建てて欲しい」と、ベルナデッタに言われます。
3月25日、第16回目のご出現のときに、ベルナデッタは、ルルドの小教区の主任司祭から言われたとおり、その女性に「あなたはどなたですか。」と尋ねます。女性は、「ケ・ソイ・エラ・インマクラダ・カウンセプシウ(私は、無原罪のおんやどりです)」とお答えになりました。無学な14歳の少女には、その言葉の意味はわかりませんでした。
7月16日の最後のご出現の日は、カルメル山の聖母の祝日でした。

詳しい調査の結果、1862年6月18日、カトリック教会は、聖母が、ルルドの洞窟で、ベルナデッタに、18回にわたって、ご出現されたことを公に宣言しました。
その後1866年にベルナデッタはヌヴェールの修道院に入り、2度とルルドを訪れることはありませんでした。
ご出現から21年目の1858年、病弱な身をイエスに捧げながら35歳の生涯を閉じました。現在、彼女の遺体は腐敗せぬまま安置されています。1933年、ベルナデッタは聖人に加えられ、記念日は4月16日とされました。

聖女ベルナデッタの死後も、彼女が掘った奇跡の泉はかれることなく、多くの人たちの心と身体をいやし続けています。
ルルドでは、毎晩、巡礼者たちが、ローソクを片手に、聖母行列を行います。  「♪ アヴェ アヴェ アヴェ・マリア、アヴェ アヴェ アヴェ・マリア……♪」と歌いながら、大聖堂を回ります。国をこえ、言葉の違いをこえ、ひとつになった歌声が、山間の村に響きます。その人たちの顔は、やさしいほほえみにあふれていました。
その笑顔を見たとき、「確かにこの人たちはいやされている」と、私は感じ、私自身も、なにか心の中にあった痛みから解放されていることに気づきました。それは、身体のいやしだけではなく、なにか深いゆるしの体験をいただいたようでした。

Lourdes              http://www.lourdes-france.com/bonjour.htm
ヌヴェール愛徳修道会    http://www.h2.dion.ne.jp/~nevers/index.htm

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