ADVENT(待降節)

12月に入るとクリスマスの飾りが目立つようになる。キリスト教の行事ではなく単に師走恒例のデコレーションに過ぎないという考えもあるが、どういう意味を持つのか考えてみよう。

アドヴェントとは?
クリスマスに先立つ4週間を、「アドヴェント」と呼ぶ。アドヴェント(Advent)とは、ラテン語で「到着」を意味するadventusという言葉から来ている。キリスト教会では、イエス・キリストの誕生を待つクリスマスまでの4週間をアドヴェント、すなわち「待降節」と呼ぶ。
11月30日に最も近い日曜日から、イエス・キリストの誕生を祝う降誕祭に向かって進んでいく。この時期、カトリックの信者は、幼子イエスをひとりひとりの心の中に迎える準備をする。
私は、主イエス・キリストの苦難を思いその苦しみを分かち合うストイックな期間である四旬節と違い、待降節は心待ちにしている日が近づいてくる浮き立つような期間だと理解している。
教会のカレンダーでは、アドヴェント(待降節)は11月30日に最も近い日曜日に始まり(待降節第一主日)、クリスマスの直前の日曜日(待降節第4主日)まで続く。そして、この待降節の始まりが、教会にとっては一年の暦の始まりになる。今年2000年は12月3日が教会における「NewYear」、新年である。

アドヴェント・カレンダーなど
「アドヴェント・キャンドル」って?
ヨーロッパの多くの家庭では、緑の葉でリースを作りそれに4本のローソクを立てて「アドヴェント・キャンドル(アドヴェント・クランツ)」を作る。その「アドヴェント・キャンドル」に、日曜日ごとに一本ずつ灯をともしていくことによって、人々はクリスマスが近づいているのを実感する訳である。
「アドヴェント・カレンダー」って?
同様に、日めくりをして楽しい絵柄を見させ、徐々にクリスマスが近づいているのを実感させるのがアドヴェント・カレンダーである。
教会では
教会では聖堂に飾られたアドベント・リースの4本のろうそくに、日曜日ごとに一つずつ火を灯していく。また、アシジのフランシスコが始めた習慣といわれているイエスさまが生まれた馬小屋を飾ることも行われる。 私が通う碑文谷教会では最初から馬小屋にイエス様がいるが、最初はイエスさまのいない馬小屋が聖堂に飾られ、降誕前夜祭(クリスマス・イブ)のミサの際に、司祭によって幼子イエスが馬小屋におかれるのが、オーソドックスなやり方のようだ。南米チリに赴任中の知人である田岡さんによれば、次のとおり。
そう、おさな子イエズスがいないのです。24日になるまで置かない、というのがここのやりかたです。つまり、キリストの誕生を祝って初めておさな子が置かれる、という訳です。 南米ではこのやり方をするところが少なくありません。
町では
歳末商戦というかクリスマス
商戦というか、クリスマスを楽しみにしている子供たちに、かつて子供だった大人たちに、浮き立つような気持ちにさせ、財布の紐を緩めさせるのに有効なようである。

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