<2001年9月22日(土)放送分>


明日香村にオープン!

奈良県立万葉文化館


 
奈良県立万葉文化館は、万葉文化の総合拠点として、万葉集を中心とした日本の古代の文化の魅力を、分かりやすく紹介しています。研究・調査と、展示、図書・情報サービスの3つの機能を備えているんですが、とくに展示の部分は“万葉ミュージアム”とも呼ばれていて、いろんな工夫がなされた、楽しく、また見逃せない展示がいっぱいなんです。2001年9月15日にオープンしました。

 
万葉ミュージアム部分
一般展示室
<歌の広場>
万葉歌にちなんだ歌の展示コーナー。古代の“市”をジオラマや人形などで再現。昔から、市という人の集まる場所で歌が唄われてきたことを展示。音や映像で歌が流れたり、タッチパネル式の画面があって、それでクイズに答えたりすることができます。その入口部分には“うたとはなんだろう?”というコーナーがあり、全体が万華鏡になっていて、歌が流れています。

  

<万葉おもしろ体験>
万葉人の暮らしや社会などを、子どもたちにも分かりやすく解説する空間。古代の役人や采女(うねめ:古代の女官)の人形があって、前にタッチパネル式の画面があり、質問が出てきて選ぶと、その答えが人形からの音声で返ってきます。インタビューしているような感じになれます。また、万葉人に変身できるプリクラもあります。入口部分は、“さやけしルーム”といって、いやしの部屋になっていて、川のせせらぎ、鳥のせせらぎなど、当時の音を再現。天井には星が出ています。

<万葉劇場>
3本の映画を上映。アニメ1本(“万葉の故郷”)画像と画面前の実物の人形を組み合わせた作品が2本(“額田王”“柿本人麿”)。

日本画展示室
万葉集の和歌をモチーフに、平山郁夫や上村松篁(うえむら・しょうこう)ほか、日本を代表する日本画家が万葉の歌ごころを描いた創作日本画を常設展示。全部で154 点。
企画展示室
シンポジウムなど、いろんな企画を実施。例えば、9月30日には雅楽の演奏と蹴鞠、10月7日には“万葉を詠う”と題するピアノの弾き語りなど開催。

 
万葉ミュージアム部分以外
特別展示室
地下1階にあるコーナー。万葉文化館を建てる前に、敷地を発掘調査した際に出てきたものを展示しています。オープンから11月6日までの期間限定で、ここから大量に出てきた富本銭の実物を展示しています。これを過ぎるとレプリカの展示となります。
万葉庭園
野外ステージがあり、万葉の植物を植えていて、万葉歌碑を5つ設置する他、ここから発掘された石敷井戸(いしじきいど)などを復元して展示。
映像ホール
1階の日本画展示室の隣。平山郁夫さんなどが、日本画を描いた時の(平山さんなど)アトリエの風景や描いていた時の様子を映像で紹介。
万葉図書・情報室
万葉集を中心にした古代文化に関する図書資料を集め、公開。また、4500首を超える万葉集の語句検索や、歌人名、地名などを検索できる“万葉百科システム”を設置。


富本銭を作る人


奈良県立万葉文化館
行き方:近鉄橿原神宮前駅東口から岡寺行バスで
      万葉文化館西口バス停へ
入館料:一般600 円、高校生大学生500 円、小中学生300 円
           (万葉庭園などは入場無料)
開館時間:午前10時〜午後5時
休館日:毎週水曜日(祝日と重なる場合は火曜日)
電話番号:0744-54-1850