<2001年8月18日(土)放送分>


高取町
光永寺の人頭石&子嶋寺

光永寺は、浄土真宗本願寺派のお寺。その境内には、高さ1メートルほどの人の頭の石像物があります。あすか石という明日香の花崗岩を使い、顔の左側だけ彫刻されています。
作られた年代や由来に関する資料や言い伝えなどは全くないそうですが、和50年代初頭の奈良県立橿原考古学研究所や関西大学の網干善教教授(現・名誉教授)の調査によって、7世紀中頃のに作られた貴重なものだということが分かりました
顔の形はエキゾチック。松本清張の小説“ペルセポリスから飛鳥へ”の中で、ペルシャのゾロアスター教文化と飛鳥との関係が取り上げられていますが、この人頭石も、ペルシャ文化の影響が入っているのではとも考えられています。

 
石の右側は削ってもおらず、切り落とされた感じのまま。何故左側だけかは謎です。

また、頭の上は窪みが付けられていて、手水鉢として使われていたようです。


 ご住職の六山亮英(むやま・りょうえい)さん(左)


光永寺
行き方:近鉄吉野線壺阪山駅から歩いて5分
      旧土佐街道を北西方面へ
電話番号:0744-52-2967

人頭石はいつでも無料で見ることができます!


 
 

光永寺から東へ2〜3分行った所にあるのが、子嶋寺です。ここは、760 年に報恩(ほうおん)法師によって建立された、高取町では、壺坂寺につぐ古いお寺で、一時は21の伽藍がありました。宝物(ほうもつ)も多くて、重要文化財の“木造十一面観音立像”は、今、東京の国立博物館に保存されています。また、国宝の曼茶羅図は、平安前期のもので、3m52センチ×2m97センチという大きさ。奈良国立博物館に保存されていますが、4分の1の大きさの、銅板に描かれたレプリカを子嶋寺で見ることができます。非常に有名なものなので、必見です!

 
子嶋寺
拝観料:大人300 円、小学生200 円
拝観時間:午前9時〜午後5時
行き方:近鉄吉野線壺阪山駅から歩いて7〜8分
電話番号:0744-52-2074