2001年5月19日(土)放送分

今井まちなみ交流センター“華甍”の紹介
 


今井町は、国の“重要伝統的建造物群保存地区”に指定されています。昔の環濠の内側にある民家600 軒の内、500 軒ぐらいが、今でも伝統を残す家で、8軒が国の重要文化財に、4軒が奈良県の重要文化財に指定されています。今井まちなみ交流センター“華甍(はないらか)”は、ここにさえ行けば今井町のことが何でも分かる、という施設です。
今井町は、戦国時代の天文年間に、一向宗本願寺の僧侶・今井兵部(ひょうぶ)によって建てられた称念寺(しょうねんじ)を中心に、門徒の農民などを集めて作られた、いわゆる寺内町(じないちょう)から始まった街です。門徒たち自らが、自衛のための武力を持ち、環濠をめぐらし、都市計画を実施しました。織田信長の配下となってからは、商工業都市の道を歩み、江戸幕府も一目置いた財力を誇るほどに栄え、堺と並んで自治都市として認められました。

 
華甍には、当時の町並みを再現したミニチュアをはじめ、今井町に関するいろいろな資料が並んでいます。全体で17.4ヘクタールある今井町は道が込み入ってたりして、迷路状態の所もあるため、まず、ここへ来て、今井町の全貌を理解してから歩くと、より一層楽しく散策できます。
また、華甍そのものの建物も、明治36年にできた旧高市郡教育博物館の建物を使っていて、奈良県の文化財に指定されています。ガラスなど、当時のままのものも残っていて、この建物もみものです。
1.展示コーナー
 今井町全体の模型、町家の模型、瓦、今井町の生活や文化、歴史についての展示
2.映像シアター
 街並や町家、暮らしなどを映像で紹介
3.図書閲覧室
 今井町や全国の町並み保存運動に関するもの、雑誌や新聞のスクラップ、写真の展示
4.研修会やイベントなどができるスペース

 

今井町並保存整備事務所の吉本光男所長にお話をお伺いしました。

 
 
 
 
環濠だった所の一部は疎水風に整備されています
今井町にある床屋さん
歯医者さんも、こんな風に

 
 
 
今井まちなみ交流センター“華甍”
電話番号:0744−24−8719
利用時間:午前9時〜午後5時
休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合は翌日)、年末年始
行き方:近鉄橿原線の八木西口駅から徒歩およそ7分
入館料:無料