<2002年2月2日(土)放送分>

 
橿原市昆虫館で

裏方体験をしよう!

橿原市昆虫館では、今月23日、日頃見ることができない昆虫館の舞台裏で、職員の皆さんと一緒に裏方の仕事ができるというイベントが開催されます。橿原市昆虫館の日比伸子さんに、その詳しい話をお伺いした上で、一足お先に裏方体験をさせてもらいました。

 
Q:今月23日に行われる、昆虫館裏方体験では、具体的にどのような体験ができるんですか?
   
・普段、行われている昆虫館の裏方作業の内の一部を体験できる
・例えば、蝶の幼虫の飼育体験、蝶の羽根のマーキング、蝶の幼虫の食べるエサについた
 害虫の駆除、羽化した蝶を放蝶温室に放す、産卵された卵を取って飼育室に持って帰る、など
   

Q:幼虫の飼育体験とは?
   
・小さなケースで飼育しているが、毎日、ケースの手入れをする
・ケースから中身を出し、フンを捨てて、新しいケースに移して、新しいエサ(葉っぱ)を入れる
・冬は、屋外に葉っぱがないので、人工のエサを入れる。人工のエサは、夏にとった葉っぱを
 乾燥させて、粉末にして、そこに栄養のバランスを考えた添加物を加えて、“ようかん”のよう
 なエサを作る
   
Q:羽根のマーキングとは?
   
・オオゴマダラの羽根に、油性の細いマジックで、羽化した日付、雄か雌か、通し番号を書い
 ていく。これが蝶の“戸籍”になる
・それを元に、オオゴマダラの寿命を調べたり、交尾?産卵の記録をつけたりする。
 ちなみに、オオゴマダラの寿命(羽化から死まで)は、平均2ケ月ぐらい、最高で7ヵ月ぐらい


   
Q:エサの葉っぱの害虫駆除はどうするのか?
   
・エサのため農薬が使えないので、手で害虫をとったり、ハブラシでとったりする

Q:普段、裏方の仕事をしていて、嬉しい瞬間、また、大変な時って、どんな時ですか?
   
・嬉しいというのは、新しい種類の蝶を飛ばせるようになったり、新しい植物が根づいて花を咲か
 せたりする時…など
・できるだけ多くの種類の蝶を、できるだけたくさん放蝶温室に放すことが仕事なので、嬉しいと
 かそうでないとかいう波を感じよりも、むしろ、生き物には休みがないので、職員は元旦から
 大晦日まで、交代で勤務
・大変な時は、やはり虫に病気が発生した時
・人間なら症状が出るが、虫は出ない。下痢などが出た時は、大概、死んでしまう
・また、注射や点滴といった治療もできない
・伝染する病気だと、飼育箱の中にいる虫が、ほとんど全滅してしまう時もある
・毎日、容器の手入れをして、エサを食べている状態や、フンの状態のチェックが欠かせない。
 サボると後で苦労をする
・また、1つの部屋で飼育せずに、飼育場所や飼育方法をかえて、1ヵ所がダメになっても他が
 あるように予防している


最後は余裕で蝶を扱う

  

橿原市昆虫館
第34回観察教室“昆虫館裏方体験”
開催日時:2月23日(土)午後1時30分〜4時
対象:小学校3年生から6年生までの子ども
    (子どもだけで参加できる人に限る)
参加費:入館料のみ
申込み:往復葉書に昆虫館裏方体験と書いた上
      参加者全員の氏名と学年
      連絡先の住所と電話番号を書いて申込み
宛先:634-0024、橿原市南山町624、橿原市昆虫館

締め切り:2月13日(水)必着(申込みが定員の15人を超えたら抽選)
入館料:大人400 円、高校生大学生300 円、4才以上中学生以下100 円 
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分(入館できるのは午後4時まで) 
休館日:毎週月曜日。ただし、2月11日(祝)は開館し12日(火)が休館。
場所:近鉄大阪線の耳成大福駅から3キロほど 
     近鉄南大阪線橿原神宮前駅から4キロほど 
行き方:近鉄大和八木駅から、昆虫館行きのバス利用 
     2月の運行日は、毎週日曜日と11日の祝日のみ 
電話番号:0744-24-7246