200311月15日(土)オンエア
明日香村発掘調査報告会開催


 

キトラ古墳や酒船石の発掘調査の最新報告がある上、高松塚古墳を発掘した網干善教さんによる講演もあります。考古学ファン、歴史ファンにはたまらない催しです。今回はどんな内容になるかを、明日香村教育委員会文化財課の納谷守幸(なや・もりゆき)さんに伺いました。

木村:明日香村発掘調査報告会では、どんな報告が聞けるのでしょうか?
納谷:はじめに文化財課の高橋幸治が「酒船石の24次調査」について報告をします。そして、次に、相原嘉之が「高松塚古墳とキトラ古墳の調査」について報告します。

木村
:ではまず、酒船石の報告はどういったものになるんでしょうか?
納谷:これまで10数年間、調査を行ってまいりまして、今回の調査でほぼある一定の範囲の広さが分かってきたということで。どういうことかというと、石垣で丘陵の尾根部分を飾ってるんですけど、それが総延長が大体700 メートルぐらいになっているということが分かってきました。

木村
:謎が少しずつ解明されてきたわけですね。では、「高松塚古墳とキトラ古墳の調査報告」の内容を教えていただけますか。
納谷:高松塚については、昨年から今年にかけて壁画の周りにカビが生えたというのが、新聞・テレビ等で報告されたと思うんですけど、それを解決するための手だてということで今、文化庁でいろいろやっていまして、それにともないまして、周囲に排水口を掘ったり、墳丘の上の竹を全部とってしまって、水が直接古墳に入っていかないようにということをやっていたりしますが、それにともなった調査で、ちょっと面白いことが見つかったんで説明するということです。

木村
:では、キトラ古墳の調査報告について教えてください。
納谷:キトラの方は、これも高松塚と同じで壁画古墳で、今まではファイバースコープとか、小型のテレビカメラとかデジカメとかで、人が入らないで中の様子を調査してきたわけなんですけど、いよいよ人が入るための「おい屋」というのが今年8月に完成しまして、これから中に入っていくということです。

木村
:その後に、網干先生の講演会もあるんですよね。
納谷:網干先生は、皆さんよくご存じのように、高松塚古墳を見つけた時の現場担当者でありました。それから30年あまり、ずっと高松塚古墳に関して調査研究されましたんで、その30年間の蓄積の濃い話がきけるのかなあと思っています。





明日香村発掘調査報告会
開催日時:11月16日(日)午後2時〜
行き方:近鉄・橿原神宮前駅または飛鳥駅から
    「亀バス」の「赤亀」乗車、中央公民館前バス停下車すぐ
*誰でも、事前申し込みなしで、無料で聞けます