2003年9月27日(土)オンエア
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
秋季特別展「カミよる水のまつり〜“導水”の埴輪と王の治水」

「カミよる水のまつり〜“導水”の埴輪と王の治水」のカミよるというのは、神様が寄る、集まる、住まう、といった意味です。つまり、カミよる水のまつりというのは、神様が集まってくる水のお祭りということになります。そういう儀式が、日本の古代には多く行われていたようで、それを示すようて導水の埴輪〜水を導くような埴輪や、王の治水〜王による治水の跡が分かるようなものが、今回展示されます。

<展示品例>
大分県の御塔山(ごとうやま)古墳や、奈良県五条市の猫塚古墳などから見つかった、導水形土製品
これは、水を引くための土管のようなもので、直径が50〜70センチぐらい、長さが1mぐらいのパイプ状のものが、連続して古墳から見つかりました。また、管の形でなく、樋(とい)のようなものもあって、その昔、これらを使い、谷川などから古墳に水を引いて、神を鎮める儀式が行われたことが分かります。

東京の野毛大塚古墳から見つかった、導水形石製品
これは、石でできた溝や窪みで、やはり水を引いたり、水を溜めたりしたものです。

奈良県御所市の南郷大東(おおひがし)遺跡から見つかった、長さ7〜8mほどある遺跡
幅は数十センチで、ここに水を流して、両サイドに人々が集まり、笛や太鼓で音を出しながら、祈りを捧げて神を鎮めました。


奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
秋季特別展「カミよる水のまつり〜“導水”の埴輪と王の治水」

開催期間:10月11日(土)〜11月30日(日)
休館日:毎週月曜日(祝日と重なった場合は開館して火曜日が休館)
開館時間:午前9時〜午後5時まで(金曜日と土曜日は午後8時まで)
観覧料:大人800 円、大学生高校生450 円、小中学生300 円
場所:近鉄橿原線の畝傍御陵前駅から歩いて5分
電話番号:0744−24−1185
*10月19日、11月9日には研究講座開催
*11月16日にはシンポジウム開催
*11月3日と23日には列品解説(学芸員による展示品の説明)あり