2003年7月12日(土)オンエア
橿原市
大日堂大祭「大日さん」

橿原市小綱町(しょうこちょう)にある大日堂(だいにちどう)の年に一度の大祭が、あさって行われます。大日堂の本尊である大日如来座像の命日が7月15日であることから、毎月15日に供養が行われていますが、年に一度、7月15日には、夏の大祭が地元をあげて行われます。地元の皆さんは大日さんと呼んでいます。
この大日堂と大日如来座像(高さ約2m)は、15世紀の半ばに作られたもので、国の重要文化財に指定されています。つまり、建造物や美術品としても、大変に価値の高いものです。しかし、扉があいて大日如来座像の姿を見ることができるのは、年に1日だけ、この7月15日だけです。
当日は、大日如来奉賛会の皆さんが、朝9時頃から集まって、大日堂の周りなどを清掃して、扉を開けます。そして、住職がお経をあげて供養をしていきますが、お昼12時から夜の8時ぐらいまでなら、誰でも大日如来を拝める状態になります。また、午前10時から午後6時まで、2時間おきに音の花火かあがり、境内には縁日も出て、お祭り気分は満点です。
この大日堂は、文明10年、1478年に上棟式が行われていますが、その際にそのことを記録した札『棟札(とうふだ)』が残こされています。檜の札に墨で書かれていますが、520 年以上も前のものなのに、文字もはっきりと、木もほとんど傷むことなく残っていて、こういうのは極めて珍しいといわれています。前からこの札の存在は知られていましたが、おととし、横浜市歴史博物館の学芸員の方が訪ねてきて、調べた結果、すごいものであることが分かりました。そこで、大日さんの日に限って、見ることができるようになりました。ただし、希望者に限ります。当日、大日さんへ行ってお願いすれば、見せていただけます。

大日堂大祭
開催日時:7月15日、扉が開くのはお昼12時〜夜の8時
場所:近鉄大和八木駅または八木西口駅から、西へ徒歩10分ほど
問い合わせ:奉賛会の西川勇男へ
電話番号:0744−22−2397(西川石油)