2003年5月31日(土)オンエア
橿原市
シャカシャカ祭り


農業の無事を祈り、収穫に感謝するために行われるお祭りに、農神(のがみ)祭りがあります。このシャカシャカ祭りは、奈良県内で行われる農神祭りの中で、もっとも有名なものです。橿原市の上品寺町(じょうぼんじちょう)〜実際には“じょんぼじ”と呼ばれていますが、ここに古くから伝わるお祭りです。
元々の形としては…昔は農家を継ぐのが長男だったことから、長男が生まれた家が当屋(とうや)〜つまり担当の家となって、麦わらで、長さ5m、直径30センチ足らずの蛇(じゃ)を作ります。それを、村の7才から15才までの男の子たちが担いで、村を練り歩き、水を飲ませてやるといって、南北2つの池にその蛇をつけたあとに、農神さんの木にそれを巻き付けて、お神酒やチマキを供える、そんなお祭りでした。
このお祭りは、農家を継ぐ長男が、農業にとって必要不可欠である村の人達との共同作業を、いち早く体験する場でもあります。
今は、子どもが少ない時代ですから、当屋は長男が生まれた家ではなくて、世話役のような人が務めます。また、蛇は麦わらではなくて、米のわらで作ります。担いでパレードをするのは、2才ぐらいから小学生までの男の子で、小さな子には親御さんもついてくるようになりました。さらに、今はもう池がないので、バケツの水に蛇をつけます。ただ、最後の神木に蛇をくくりつけたりするのは今でも同じです。
このお祭りの起源は、昔、ここにあった大きな池を埋める時に殺した大蛇の霊を弔うためだという説など、話はいろいろあるようです。で、シャカシャカの語源についても、笹の中を蛇が通る際の音からきているなど、いろいろあるそうです。でも、このお祭り、大変人気があって、元々、蛇作りは朝にしていましたが、今は、遠くから見に来る人たちのリクエストに応えて、昼間に行われています。カメラを構える人も、毎年、かなりいます。


シャカシャカ祭り
開催日時:6月5日(木)
蛇作りは午後1時〜 練り歩きは午後4時〜5時
場所:蛇作りは橿原市上品寺町285 番地・
    森岡勉さんのお宅(誰でも見学できます)
    練り歩きは上品寺町の真ん中あたり
行き方:近鉄大和八木駅から線路沿いに北へ徒歩10分
問い合わせ:橿原市役所の商工観光課へ
電話番号:0744−22−4001