20035月17日(土)オンエア
橿原市・今井町
「今井街並み散歩」


 


吉田所長にインタビュー


今井まちなみ交流センター「華甍」には今井町の資料が並んでいる


表示も雰囲気がある


六斎市の開催される「御堂筋」


門の跡だったという表示が道に


今井町は、戦国時代の天文(てんぶん)年間に、今井兵部(ひょうぶ)
という一向宗本願寺のお坊さんが建てた称念寺(しょうねんじ)を
中心とする、いわゆる寺内町(じないちょう)から始まった街です。
門徒たち自らが、自衛のための武力を持ち、環濠(かんごう)を
めぐらして、都市計画を実施しました。
その後、対立していた織田信長に降服してからは、
商工業都市の道を歩んで、江戸幕府も一目置いた財力を誇るほどに
栄えました。また、堺と並んで自治都市としても認められ、
「海の堺、陸の今井」と言われるようにもなりました。

その今井町は、国の“重要伝統的建造物群保存地区”に
指定されています。昔の環濠の内側にある民家600 軒の内、
500 軒ぐらいが、今でも伝統を残す家です。
しかも、9軒が国の重要文化財に、3軒が奈良県の重要文化財に
指定され、多くが有料で公開されていますが、
「今井街並み散歩」では、12軒中11軒が無料公開になります。
「今井町並み散歩」について、今井町町並み保存整備事務所・
所長の吉田裕志(ひろし)さんにお伺いしました。

木村:「今井町並み散歩」は、毎年行われているものなんですか?

吉田:ええ、そうです。今年で8回目を迎えております。

木村:その中でも、いろんなイベントがあると思うんですけど、
    一番のメインイベントといいますと?

吉田:「今井宗久をとりまく茶人たち」ということで、
    「茶行列」を行います。

木村:行列といいますと、練り歩くわけですか?

吉田:ええ、朝の11時とお昼の2時、今井町の南の方に
    あります旧南口門から出発して、今井宗久、津田宗及、
    織田信長、豊臣秀吉、その他、いろんな人々の扮装を
    しまして、今井町内を歩くわけです。

木村:装束を着て、行列になって歩くわけですか。
    その他にも何か催しがありますか?

吉田:今井の六斎市というのがあります。今井の中心の
    「御堂筋」という東西に走る道路に、京都や大阪から、
    100 以上グループが店を出して、手芸品や工芸品、
    リサイクル品などの販売をします。

木村:それは、今井町に住まれている方ではなくて、
    フリーマーケットなんですね。かなりの数になり
    そうですから、賑やかになりますね。

吉田:はい、年々来られる方も増えまして、賑やかになっております。

六斎市は、元々、室町時代から江戸時代にかけて、
毎月6回行われていたため「六斉市」と呼ばれていました。

・茶行列
 戦国時代の衣装を着た15人ぐらいの行列。
 午前10時からと、午後2時からの出発
 保育所前の旧南門口を出発し、それぞれ1時間半程度行進
・呈茶席
 今井景観支援センターにて、お茶席を用意
・茶道具師 名工の館
 景観支援センターの隣の米谷(こめたに)家で、
 名工展(茶筅<ちゃせん>、木竹芸、茶釜、蒔絵などの展示)
・新しい町家の紹介
 細田家で今井町の古い絵図の公開
 大橋家で陶芸展
・スタンプウォーク
 何カ所かにクイズが書いてあって、その内の何問かに
 答えて(全部でなくていい)応募すると、抽選でプレゼント
・地車(だんじり)の展示
 春日神社で行われる
・大和地茶の紹介、書道展示
 今井まちなみ交流センター華甍(はないらか)で、
 大和地茶の紹介と、書道展示
・観光がいどウォーク
 観光ボランティアガイドによる街並ウォーク

「今井町並み散歩」
開催日時:5月18日(日)、午前9時〜午後4時
六斎市は午前9時〜午後4時
茶行列は午前10時〜、午後2時〜
行き方:近鉄橿原線の八木西口駅から徒歩5分
問い合わせ:今井まちづくりセンター
電話番号:0744−29−9885