20035月3日(土)オンエア
橿原市昆虫館情報
「放蝶展示」
「黄金色のサナギの展示」


 

中谷さんと放蝶温室で


オオゴマダラ


黄金色のサナギの展示


見事な黄金色


羽化の瞬間を目撃!

橿原市昆虫館は、昆虫の「標本展示」はもちろん、
生きた昆虫を展示する「生態展示」、さらには、
チョウをいわば放し飼い状態にしている「放蝶展示」をしています。
この放蝶展示を関西で初めて行ったのは橿原市昆虫館です。
今回はそれを中心に楽しんできました。
お話をお伺いしたのは、橿原市昆虫館学芸員の中谷康弘さんです。

木村 チョウを放し飼いにしている放蝶温室に入ってきました。
    私の目の前にたくさんのチョウがパタパタ、パタパタ飛んで
    いるんですけど、私に寄ってくるのはどうしてなんですか?
中谷 飛んでいるオオゴマダラの雄が、整髪料の中の
    パラベンという成分に寄ってくるんですよ。
木村 全然怖がらずに、頭の周りもですし、
    体のところに飛んできています。
    白地に黒い模様があるのがオオゴマダラですね。
    大きいですよね?
中谷 羽根を広げたら、大体12〜13センチ以上ある、
    日本でも最大級の蝶々ですね。
木村 このオオゴマダラのほかに、何種類ぐらいの
    チョウがここにはいるんですか?
中谷 今でしたら10種類以上。
    沖縄の石垣島や西表島にみられるような
    南方系のチョウが飛んでいます。
木村 ゴールデンウィークの期間限定で、
    サナギが展示されているんですが、
    これがまた黄金色で、ちょうど親指の先ぐらいの
    大きさなんですけども。何かべっこう飴みたいに
    キラキラ光っていますよね。白いチョウだけども、
    サナギの時には黄金色なんですね。
    私、ちょうどタイミングよく羽化する瞬間を
    見ることができたんですけども。
中谷 無茶苦茶ラッキーですね。
木村 赤ちゃんが生まれるみたいに頭から出てきて、
    羽根も最初は小さく縮んでいるんですよね。
    で、段々広がってきて。
    でも、なかなか飛び立たないんですよそね。
中谷 羽根が固まるまで、半日以上、じっと羽根を
    伸ばしたままでとどまっているんですよね。
木村 直ぐに飛び立つわけではないんですよね、出てきても。
    そうなんですか。で、幼虫の時には、
    そのオオゴマダラは何を食べているんですか?
中谷 それは、ホウライカガミというある特定の決まった
    植物の葉っぱしか食べないですよね。
木村 それを食べているから、黄金色のサナギになるんですか?
中谷 でもないんですけど、その葉っぱに毒性の物質が
     含まれていて、天敵の鳥とかが食べると、
    まずいというんで吐き出して、鳥が学習して、
    2回目に見た時に前に見たまずいやつやというんで、
    食べたくなると。
木村 だからあえて、ホウライカガミというところに、
    お母さんは卵を産んで…
中谷 身を守っているという。
木村 知恵ですね。 黄金週間に、黄金色のサナギを
    見ることができます。


普段は見ることができない、 黄金色したオオゴマダラのサナギの特別公開は、
5月5日(月)までの期間限定です。
放蝶温室の入口の解説スペースで見ることができます。


5月11日まで、企画展「ふるさとの化石・鉱物」が開催されていて、
関連講座「恐竜はなぜ絶滅してしまったのか?
      昆虫はなぜこんなに繁栄しているのか?」が、
5月10日(土)に行われます。
講師は、中谷康弘さんです。
小学生以上なら、入館すれば無料で参加できますが、定員は30人で先着順受付です。


入館料:大人400 円、高校生大学生300 円、4才以上中学生以下が100 円
     毎週土曜日は、橿原市内に住む4才以上中学生以下の人は無料。
     小学生は名札を、中学生は生徒手帳を受付で見せてください。
開館時間:午前9時30分〜午後5時
     (入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
場所:近鉄大阪線の耳成駅または大福駅から3キロほど
近鉄南大阪線橿原神宮前駅から4キロほど
電話番号:0744−24−7246