2003年4月5日(土)オンエア
明日香村の古代神事
甘樫坐神社・盟神探湯
(くがたち)

古代神事の盟神探湯(くがたち)が明日香村の甘樫坐(あまかにいます)神社で行われます。盟神探湯は、古代における呪術的な裁判法で、各地に見られる風習ですが、日本書紀には、4世紀の前半に飛鳥の甘樫丘で行われたことが書かれています。
・儀式について
元々、釜にお湯を沸かして、その中に手を入れさせて、ヤケドをした人は悪い人、ヤケドをしなかった人は正しい人、という具合に判断をしました。これは、9世紀の初め頃を最後に姿を消しましたが、今でも、形を変えて保存・継承されています。嘘や偽りを正して、爽やかに暮らしたいという願いを込めて、周辺の豊浦地区と雷(いかずち)地区の人が氏子になって行っています。
・今の儀式
毎年、4月の第一日曜日に、推古天皇を祭る甘樫坐神社の境内にある、高さ3メートルほどの板状の石である『立石(りっせき)』にしめ縄が張られ、その前に釜が置かれて、お湯がグツグツと煮立てられます。そして、神主さんが祝詞をあげるなどした後、参加した村人たち1人1人に笹が渡されます。渡された人たちは、その笹をお湯につけて、わが身を払い清めていきます。


明日香村・甘樫坐神社の盟神探湯
開催日時:4月6日(日)午後2時〜(1時間ほど)
会場:甘樫坐神社
行き方:近鉄橿原神宮前駅から奈良交通バス
     岡寺前行きで約30分、甘樫丘バス停下車すぐ近く