20043月6日(土)オンエア
橿原市昆虫館情報
企画展「飛ぶことをやめた昆虫たち」


 


橿原市昆虫館


日比伸子さん(右)


オサムシだち


オサムシはいろんな色がいて奇麗

橿原市昆虫館では、今月、企画展「飛ぶことをやめた昆虫たち」が開催されます。また、その関連行事である、むしムシぜみなーるが開催されます。内容について、橿原市昆虫館の日比伸子さんにお伺いしました。木村:「飛ぶことをやめた昆虫たち」という企画展が行われるそうですが、どういった内容になってるんでしょうか?

日比:昆虫の愛好家で研究もされた、河野(こうの)伊三郎さんと岡本重一(じゅういち)さんから、昆虫の寄贈がありまして、そのコレクションを初公開するんですね。2人の方のこれくしょんは、いろんな昆虫を採集されているんですけど、その中でも、飛ぶことをやめちゃった昆虫の代表で、オサムシとコムヤハズカミキリというのが非常に多いんですよ。そのあたりにスポットを当てて展示します。大体、全部で2千点ぐらいあります。
木村:すごい数ですね。その一部、オサムシの標本が、私の目の前にあるんですけど、同じオサムシでもいろんな色のタイプがあるというか、緑色に輝いているものもあれば、深いブルーのものもあるし、細くてスタイルのいいものもありますね。
日比:ちょっとカッコイイ系のイケメンのオサムシですよね。これを見ていただいたら、「飛べない」と言ったんですけど…
木村:羽はありますね。
日比:ですよね。見た目はちゃんと羽がありまして、なくなったのはうしろ羽、例えば、カブトムシなんかが飛ぶときに薄い透明の羽を出して飛びますよね。あれが退化してなくなったんですね。
木村:どういた点に注目してみたらいいんでしょうか?
日比:まずは、この虫たちは飛ばないということで、あんまり移動しないんですね。例えば、川があったりとか、溝とか大きな障害物とかがあると、そこから先に行けないんですね。ですから、それぞれの地域でかくりされて、独自に進化を遂げて、種の分化が進みやすい。ですから、地域ごとにいろんな色のオサムシが出てくるわけなんです。例えば、今回展示されるものの中には、近畿では、金剛山とか二上山とかしかいないコンゴウオサムシというのも出てきますので、その辺も注目して見ていただきたいど思います。
木村:非常に珍しい地元のオサムシですね。

むしむしゼミナール「羽をなくしたオサムシの進化」
講師:JT生命誌研究館(高槻市)研究員・蘇智彗(そう・きけい)さん
多種多様なオサムシたちが、なぜ羽をなくしたのか、羽をなくしたオサムシはどのように生活しているのか、肉食だがなにを食べているのか、これほどの種類のオサムシか、いつ、どこで、どのように誕生し、どのように自分たちの分布域を広げていったのか、また、日本のオサムシはいつ、どのように日本列島に入ってきたのか?などを中心に、オサムシの不思議についての話がきけます。
蘇さんは、昆虫のDNAを調べて、進化や分化の研究をされている専門家です。

企画展「飛ぶことをやめた昆虫たち」〜河野伊三郎・岡本重一コレクション公開
開催期間:2000年3月16日(火)〜5月16日(日)
*入館すれば無料
むしムシぜみな〜る「羽をなくしたオサムシの進化」
開催日時:3月28日(日)午後1時30分〜3時30分
*入館すれは無料、事前申込み必要
対象:小学校の高学年以上の方
申込み方法:3月18日(木)午前10時以降、昆虫館へ電話で申込み
*先着順の受付、定員は50人

橿原市昆虫館
入館料:大人400 円、高校生大学生300 円、4才以上中学生以下100 円
ただし、毎週土曜日は、橿原市内に住む4才以上中学生以下の人は無料。小学生は名札を、中学生は生徒手帳を受付で見せてください
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日
場所:近鉄大阪線の耳成駅または大福駅から3キロほど、近鉄南大阪線橿原神宮前駅から4キロほど
電話番号:0744−24−7246