20042月21日(土)オンエア
橿原市・畝傍山
畝傍山口神社「お田植え祭」


 
橿原市の畝傍山にある畝傍山口神社は、1300年以上前にできた神社で、神功(じんぐう)皇后が、後の応神天皇を産んだ所として有名で、安産の神様として信仰を集めています。

そこで行われるお田植え祭は、以前にご紹介しました飛鳥坐神社の「おんだ祭り」と同じ田んぼのお祭りで、五穀豊穣を祈って行われます。しかし、おんだ祭りが“夫婦の営み”をお芝居でするユニークなお祭りだったのに対して、こちらは夫婦の営みの前の段階、愛の告白を表現します。

まず、お面をかぶった4人が登場して、田植えをするお芝居のようなことをします。農家の男性役が2人、牛の役が1人、お茶を持ってくる女性が1人です。
最初、男性2人が牛を使いながら田んぼを耕して、田植えをしています。すると、そこに、間水(けんずい)と呼ばれる、おやつとお茶を持った女性が登場しますが、女性が戻った後、牛を使っていた方の男性がある告白をもう1人の男性にします。それは、今来た女性から、自分は以前にラブレターをもらったという内容です。しかし、もう1人の男性は、それを信用しません。「お前、ラブレターをもらえるような顔をしてへん。鏡、見てみい。ああ、鏡ないさかい、田んぼの水に映して見てみい」と言います。するとその男性、顔を映して見ようとするのですが、田んぼの水が濁ってうまく見えません…と、こんなユーモア溢れるお話です。

大和三山は、畝傍山が女性で、香久山と耳成山が男性にたとえられています。そして、畝傍山を、香久山と耳成山が取り合ったという物語が、和歌などに残されていますが、それにちなんだお話がお田植え祭で行われるといわけです。これは歌を歌いながらする今風にいうミュージカル仕立てで行われます。

畝傍山口神社「お田植え祭」
開催日時:2月28日(木)午後2時〜3時過ぎ
*無料
行き方:近鉄南大阪線・橿原神宮西口駅から徒歩10分
電話番号:0744−22−4960
*畝傍山は夕日が絶景で、写真家もたくさん来るポイントです。あわせてお楽しみください!