<2001年11月3日(土)放送分>


橿原市昆虫館情報

上手な昆虫の標本づくり

今の季節は、夏に採集した昆虫が死ぬ時期。そこで、今回は、家庭にあるものを使って、それらを簡単に標本にする方法をお伺いしました。

 
・展足(てんそく)・展脚(てんきゃく)という昆虫のハネを開かずに作る方法
  この方法で標本にしやすい虫
     カブトムシ、クワガタ、セミ
  標本にしにくい虫
     カマキリ、バッタ、トンボなど、雑食・肉食でグリーン系の虫は、
    腹が腐るので出さなければいけないし、色あせるため難しい。
    チョウやガもハネをきれいに延ばせないから作りにくい。

・死んだらすぐに標本作りを始めるのがきれいに作るコツ。
 ほっておくと硬直したり腐ったりする。
   
・手順
1.フタ付の丈夫な紙箱を乾燥させるための箱として用意し、そこにキッチリと脱脂綿を敷く。隙間に衣類用の防虫剤を1〜2個隠しておく。
2.ティッシュペーパーの上で、ピンセットなどで、自分き好きな形に、虫の脚や大アゴ、触角などを整えて、暫く放置する
3.形が整ったら虫をピンセットでそっと持ち上げ、乾燥用の箱の綿(わた)の上に乗せる。細かい部分を修正して、フタをし、温度や湿度の変化の少ない所で乾かす。この時、フタと虫と綿との隙間が少ない方が形がくずれずにきれいに仕上がる。
4.2〜3カ月たったら、保存用の箱に脱脂綿を敷き、防虫剤を隠して、綿の上に標本の虫を移しかえる。乾燥して壊れやすいので、十分に注意する。この箱は、高級あられや洋菓子の箱などを使い、蓋を透明なものにする。密閉度の高いものを使う。
5.ラベルに採集地、採集日、死んだ日、採集者などを書いてはり、フタを密閉する
6.保存はできれば、涼しくて暗い所で。防虫剤が少なくなったら入れ換える
◎シッカリと乾燥し、適切に保存すれば、半永久的に標本を保持できる
 

  

   
昆虫館の日比伸子さんにお伺いしました
    
   
  
橿原市昆虫館
開館時間:午前9時30分?午後4時30分 
休館日:毎週月曜日  
入館料:大人400 円、高校生大学生300 円、  
      4才以上中学生以下100 円  
場所:近鉄大阪線の耳成大福駅から3キロ  
    近鉄南大阪線橿原神宮前駅から4 キロ  
交通アクセス:近鉄大和八木駅から昆虫館行きのバス乗車  
         11月の運行日は第2第4土曜日と日曜祝日  
電話番号:0744-24-7246