20032月8日(土)オンエア
橿原市昆虫館
観察教室「里山をつくろう」


 



木村史明さんと

 


意外と思い枯葉

 


出たーーー、カブトムシの幼虫!

 


手で持っても平気です

カブトムシは夏場に取りに行っても、なかなか見つけにくいのですが、
今から準備しておけば、着実にカブトムシは育つという嬉しいお話です。
準備というのは、里山、つまり人の手の入った山の環境を整えることです。
橿原市昆虫館では、今度、観察教室「里山をつくろう」が開催されますが、
その内容について、橿原市昆虫館の木村史明(ふみあき)さんに
お伺いしました。

池田 今回の観察教室は、「里山をつくろう」ということですけど、
   実際に山はつくれませんから、里山環境をつくるという意味
   ですよね?具体的にどういうことをするんですか?
木村 里山はいろんな利用のされ方をしてきましたが、例えば、
   薪とか炭とかで、絶えず下草を刈ったり、枝を払ったり、
   木を切ったりといったことが行われてきました。
   それに近いことを、我々も行って、落ち葉を集めて堆肥を
   
作ったり、枝を切って薪を並べたりというふうなことを
   やってみたいと思っています。

池田 実際、枯れ葉や枝を集めたりということですが、
   どんな虫がそこに寄ってくるんですか?

木村 例えば、皆さん大好きなカブトムシです。里山の代表的な木は、
   キヌギだとかコナラだとかですが、これらは夏場、
   樹液が出るので、カブトムシだとかカナブンだとか飛んできて、
   一生懸命樹液を嘗めるんですけど、とくにカブトムシの幼虫は、
   落ち葉を積んだような堆肥のところで成長するということが
   あります。ですから、人が作った堆肥のところで幼虫が育って、
   親になると人が管理している樹液のところに集まると
   いうふうなことになります。

池田 じゃあ、実際に枯れ葉を積んでという作業をすると思うんですが、
   今、外に出て参りまして、以前に枯れ葉を積んだという
   ところに来ました。

木村 カブトムシの幼虫が既に発生しています。
   ここ2年ほど前から集めてますので、“2年モノ”といって
   もいいかもしれませんね。

池田 じゃあ、ちょっと掘ってみます。結構、重たいですね。
   水を含んでいるからですか?

木村 そうですね。落ち葉がそのままの状態だと、
   あまりカブトムシの幼虫も発生しません。水に濡れることで発酵し、
   発酵の進んだところにカブトムシの幼虫は発生しますんで。

池田 ああ、あった。すごい大きいですね!


第37回観察教室「里山をつくろう」
開催日時:2月23日(日)・午前10時30分〜午後3時
内容:昆虫館周辺の野外で、里山の環境づくりを体験
参加:小学生以上なら、誰でも。ただし、小学生は保護者同伴のこと
参加費:参加費は、昆虫館の入館料を払えば無料。
    ただし、お弁当や水筒、筆記用具などを持参。
    また、温かくて動きやすい服装、軍手や長靴など汚れてもいい恰好で参加
申込み方法:往復葉書で申し込み。
     「里山をつくろう」と書いた上、参加者全員の名前、年齢、住所、
      電話番号を書いて応募してください。締切りは、2月12日(水)
      必着です。なお、申し込みが定員の50人を超えたら抽選
      宛て先=634−0024、橿原市南山町624、橿原市昆虫館
入館料:大人400 円、高校生大学生300 円、4才以上中学生以下が100 円。
    ただし、毎週土曜日は、橿原市内に住む4才以上中学生以下の人は無料。
    小学生は名札を、中学生は生徒手帳を受付で提示
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日
場所:近鉄大阪線の耳成駅または大福駅から3キロほど、
   近鉄南大阪線橿原神宮前駅から4キロほど
電話番号:0744−24−7246