20031月18日(土)オンエア
明日香村で米づくり
「あすかオーナー制度」


 


横井忠信さん(左)

 


思い出の写真も見せていただきながら



これがオリジナルのお酒



実はお相伴にあずかりました

明日香村は、自然の景色、とくに棚田の眺めが素晴らしく、
稲渕地区の棚田は、日本の棚田百選にも選ばれているほどなんですが、
その稲渕の棚田などで、お米や野菜づくりが楽しめるのが、
明日香オーナー制度です。市民農園をしている所は増えてますが、
明日香村のは、いろんなバリエーションがあるので、
自分の都合にあわせて選ぶことができます。
今回は、このあすかオーナー制度のうち、
阪田地区で行われています『うまし酒オーナー』に始まった時から参加している、
箕面市の横井忠信(ただのぶ)さんにお話を伺いました。

池田 うまし酒オーナーになろうと思ったのは、どんなキッカケからですか?
横井 初回の時に新聞に募集広告が出ていて、それを見て。
   元々、農家の出じゃないんですが、割と畑仕事が好きで、
   明日香も好きだし行ってみるかなあと思ったのが最初の申し込みでした。
   それで気に入っちゃって、毎年行くようになったというわけです。
池田 うまし酒オーナーは、実際になにをするんですか?
横井 最初は田植えから始まるので、6月頃に行って、みんなで班を作って、
   手分けをして、幼稚園ぐらいの子供でも誰でも、
   村の人に教えてもらいながら田植えをします。
   夏場の手入れは、みんな村の方がやってくださって、
   秋になると今度はまた刈り入れで集まって、
   みんなで手分けして教わりながら刈ると。
   ここは、耕運機を一切使わない主義ですから、全部手作業で、
   カマの使い方を教わって。それで、刈り入れた稲束を持って、
   明日香村の脇本酒造というお酒屋さんへ行って、そこへ飛鳥坐神社の
   神主さんが来てくれまして、蔵入れ式をやります。みんなで並んで
   稲束をずっと50メートルぐらい手渡しで蔵の中へ入れて、
   そこへお供えをして、祝詞をあげて、いいお酒が出来るようにという行事です。
池田 出来たお酒を手にしたときって、どうでした?
横井 とにかくおいしいんです(笑い)。
池田 出来上がるまでは、いろんな苦労もあったんでしょうね?
横井 棚田ですから、割とぬかるみっていうか深くてですね、
   膝の上までズブズブに入ったりして、ヌルヌルして、
   みんなもう腰が痛いとかなんとか言ってますが、
   それがまた面白いですね。痛い方が面白いみたいな(笑い)。
池田 苦労した分、よけい面白くなると。あすかオーナー制度のご紹介


●棚田オーナー
これは、稲渕の棚田を使って農業体験をしますが、3コースあります

1.たんぼコース
 自分の区画を借りて、自分の責任でお米を作る。
 ただし、1から10まで、プロの農家の指導を受けられる。
 1口(1区画)の面積は100 平方メートル
 会費は4万円(1年間の使用料)。
 特典は、自分で作った新米が全部自分のものになる。
 普通にすれば最低でもおよそ40キロとれる。
 年間10回程度の作業あり。
2.トラストコース
 稲渕の棚田で、面積100 平方メートルの15区画分を仕切らず、
 全体で米作りをする。会員は、1から10までの農作業をするのではなく、
 稲刈り、脱穀、“すすき”と言って、ワラを積み上げていく
 作業(ワラの一方をしばって傘のような形で積み上げる。
 景観づくりに貢献できる)をする。その他の作業は農家がする。
 会費は3万円。
 特典は、新米およそ30キロがもらえる。
3.はたけコース
 稲渕の休耕田を畑として使う。自分の区画を借りて、
 好きなものを作れる。分からないことは、近所の農家に教えてもらえる。
 1区画の面積は30平方メートル。
 会費は1万円。
 特典は、とれたものが自分のもの。何を作ってもいいが、
 多年にわたるものはダメ。また、景観的にダメなものはダメ。

●うまし酒オーナー

 阪田地区で、酒米(さかまい)の山田錦の田植えと、
 稲刈りなどの農作業をする。その山田錦を使った酒造りの工程見学ができる。
 特典は、オリジナル純米大吟醸酒900 ミリリットルビンを7本、
 または6本と新米(山田錦ではなく普通の米)5キロがもらえる。
 会費は2万円。

●土つき野菜オーナー
 橘地区で栽培している旬の作物を、畑に入って収穫する。
 必要最小限の農薬で栽培しているので、見ばえは悪いが、
 何より安心!おいしい!
 会費は7000円。
 スイカと黒豆の枝豆の植付け作業。
 週宅は、スイカ2個、黒枝豆15株、さつまいも10株、新米1。値段的に安い!

●一本木オーナー
 みかんの木を1本、自分のものとして1年間、権利を得る。
 ただし、木は自分で選ぶのではなく抽選で決まる。
 そこに所有者の札がつけられる。
 作業としては、7月下旬に“摘果(てっか)”という作業をする。
 みかんの実を適当に落として、実がよく育つようにする(間引きと同じ)。
 収穫は11月上旬。40キロ程度収穫。
 会費は1万円。

●いもほりオーナー
 栗原地区の畑に、さつまいもを5月に植付け、11月上旬に収穫する。
 サツマイモの他にも、むらさきいもや白いもなど、いろいろ種類がある。
 収穫する量は相当な量になる。
 会費は40キログラムコースがが1万円、20キログラムコースが5千円。

●阪田なるほど!ふぁーむ

 講習も行われる貸し農園。野菜や花を育て収穫する。
 棚田オーナーよりも初心者向けのもの。
 1区画の面積は30平方メートル。
 料金は1万円。

●森の手作り塾
 年に8回程度、栢森(かやのもり)で、農家の人が講師になって、
 講座が開かれる。
 野草の観察&グルメ、藍染体験、赤米稲刈り、赤米の餅つきグルメ、
 炭焼き体験など。
 会費は2000円で、プラス教材費の実費。

申し込み方法:官製葉書に、所定の事項を書いて申し込むか、
       資料を請求して、それについている専用葉書で申し込んでください。
       応募者が多い場合は抽選で選ばれます。
募集期間:1月20日(月)〜2月21日(金)の消印有効
問い合わせ:あすか夢耕社
電話番号:0744−54−9200