20029月7日(土)オンエア
橿原市昆虫館情報
特別展「光輝く昆虫たち」part 2


 


日比伸子さんと


いろんな構造色の虫たちがいる


河野甲さん作の「将来の人間像」


特別展は10月13日まで

開催中の特別展『光輝く昆虫たち〜二千年の時を越え、今よみがえる虫たちの輝き!
君は卑弥呼が追ったタマムシを見たか!!』について、今回もお伺いしました。

なお、この特別展は、構造色の昆虫の展示です。
構造色とは、昆虫そのものには色はないのですが、光の波長と同じか、
それ以下の大きさの構造を持っているために、当たった光が干渉しあって、
いろんな色に見えるものです。

橿原市昆虫館の日比伸子さんのお話

Q:光輝く虫たちのお話ですが、構造色にも、
  いろいろメカニズムの違いがあるそうですね?


1.散乱
 青空と同じメカニズム。アゲハの仲間の青色がこれで、
 リンプンは無色だが、波長の長い赤色は通りすごして、
 青に近い光だけを吸収する構造になっている
2.薄膜干渉
 シャボン玉の原理。トンボやハチの羽根、モニフォチョウの羽根
3.多層膜干渉
4.コレステリック液晶
 コガネムシ、カナブン
 5.回折格子(かいせつこうし)
 CDの裏と同じ仕組み

Q:構造色の虫たちが、光輝くことにどんな意味があるんですか?

1.仲間同士のコミュニケーション
 縄張りの主張や、オスのメスに対するアピール
2.警告色
 ドクを持つ動物は美しいが、構造色の虫にも毒のある
 ものがあり、警告の意味がある
3.身を守る方法
 フラッシュ効果といって、目立つアピールをしておいて、
 相手の目にやきつけておくが、地味な色も同時に持っていて、
 追われた時に地味な色になって身を守る。例えば、モルフォチョウの
 羽根の裏は地味でガのような色。派手な色を見せながら鳥に追われていて、
 どこかに止まれば、羽根を閉じるのでガのような色に「変身」して相手から逃れる。
4.隠蔽効果
 単独だと目立つものの、何かにとまると、その周囲の色が
 反映されて目立たなくなる。例えば、コガネムシは回りの
 緑色を映して目立たない色になる。

Q:この面白い模型は何ですか?
・河野甲(こうの・こう)さんという作家による、将来の人間像
・カミキリムシと人間が融合した模型
・光ものを好む人が増えていることと、温暖化に向かっている中で、
 人間が熱に強くなっていくということで、
 人間自身が光輝くような存在になっている

開催期間:10月14日(月)まで
関連行事:観察教室の開催
 開催日:10月13日(日)
 内容:この特別展には、田原本町の唐古・鍵遺跡から出土した
    虫たちが展示されていますが、唐古・鍵遺跡のまだ調べていない
    土が用意されていて、その中から虫を探します
 参加資格:小学生以上で、親子か家族単位
 申し込み:往復葉書で10月3日までに必着
 参加費:入館料を払えば、無料
入館料:大人400 円、高校生大学生300 円、4才以上中学生以下が100 円
毎週土曜日は橿原市に住む4才以上中学生以下に限り無料
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合は翌日)
行き方:近鉄大阪線の耳成大福駅から3キロほど、
    近鉄南大阪線橿原神宮前駅から4キロほど。
    バスを利用する場合は、近鉄大和八木駅から昆虫館行きバスに乗車。
    9月の運行日は、毎週土曜日と日曜日、16日と23日
電話番号:0744−24−7246