20028月3日(土)オンエア
橿原市昆虫館情報
特別展「光輝く昆虫たち」


 



橿原市昆虫館技師の日比伸子さん(右)


きれいな構造色の虫たち


世界で最も美しいニジイロクワガタ


モルフォチョウの標本

特別展『光輝く昆虫たち〜二千年の時を越え、今よみがえる虫たちの輝き!
君は卑弥呼が追ったタマムシを見たか!!』は、8月6日(火)から始まります。
この特別展は、構造色の昆虫の展示です。
構造色とは、昆虫そのものには色はないのですが、光の波長と同じか、
それ以下の大きさの構造を持っているために、当たった光が干渉しあって、
いろんな色に見えるものです。

橿原市昆虫館の日比伸子さんのお話

Q:構造色の代表的な昆虫は?
・一番身近なのは、カナブン
・また、日本人に馴染みのあるのはタマムシ
・今回はモルフォチョウをたくさん展示している
・これは、中南米にいるチョウで(日本にはいない)、
 種類にもよるが、濃紺〜青〜紫と、色調が角度によって変わる
・構造色の昆虫は、このように、特定の色が強く反射されて輝き、
 角度によって色が変わるものが多い
・目立つことで敵を警戒する、
 オスがきれいに光ってメスをひきつける、
 金色の虫が森に入ると緑に光って保護色になる、
 などの役割がいわれていつ。

Q:今回、展示物されるものの種類や数は?
・展示されるのは、全部でおよそ300 種、100 点
・標本展示が中心だが、生態展示も2、3ある
・見る角度が変わるように、展示台が動いたり回ったりといった工夫もされている
・ビデオの上映もあり

Q:主なみものについて
◎橿原市のお隣の田原本町の唐古・鍵(からこ・かぎ)遺跡から
 出土した構造色の虫。タマムシのほか、カナブン・アオカナブン・
 コアオハナムグリなどのコガネムシの仲間が多く、他に、
 ハムシやクワガタムシなども出ている
・2千年ほど前のもので、出てきたのは、遺体そのものと考えてよい(化石ではない)。
 環濠から出てきており、それが水路になっていたため、
 水につかっていて腐らずに残った
・ただし、バラバラになった体の一部だけが出てきているので、
 その一部からどんな虫かを突き止めている
・卑弥呼が追った虫がいるかも知れない
・ちいさいが、構造色のためきらっと光って見つけやすい
◎世界で最も美しいニジイロクワガタの生態展示
◎100 を超えるプリティスモルフォ(モルフォチョウ)の展示
◎構造色人間の革の模型(将来、人間はこうなる?)
◎構造色を持った製品の紹介(車のシートや高級車の塗装など)

Q:関連行事として、ゼミナールもあるそうですが?
・大阪大学大学院理学研究科教授の木下修一さんのお話
・モルフォチョウの発色のメカニズムを解明した先生
・そういう人ならではの、生物の構造色の話
・レーザー光線を当てて、光の反射のことや、
 光の性質のことを分かりやすく示してくれて、
 それで構造色のことも説明してくれる

開催期間:8月6日(火)〜10月14日(月)
関連行事:『むしムシぜみなーる“虫の輝きに迫る!!〜虫はどうろやって輝くのか”』が、
     8月11日(日)午後1時30分から開催されます。昆虫館に入館すれば、
     無料で聴くことができます。小学生以上なら、誰でも聴けますが、
     事前に電話での申し込みが必要です。先着順受付で、
     定員の50人を超えたら締め切られます。
入館料:大人400 円、高校生大学生300 円、4才以上中学生以下が100 円ですが、
    毎週土曜日は、橿原市に住む4才以上中学生以下に限り無料です。
    小学生は学校の名札を、中学生は生徒手帳を受付に出してください。
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
場所:近鉄大阪線の耳成大福駅から3キロほど、近鉄南大阪線橿原神宮前駅から4キロほど。
   バスを利用する場合は、近鉄大和八木駅から、昆虫館行きのバスに乗ってください。
   8月の運行日は、毎週土曜日と日曜日、そして、15日と16日です。
電話番号:0744−24−7246