2002年5月18日(土)オンエア
“今井・町並み散歩”

 


昔ながらの町並みが続く今井町



楽しい施設もある



今井まちづくり交流センター「華甍


今井町町並み保存会会長の 藤根治さん

橿原市の今井町は、戦国時代の天文年間に、今井兵部(ひょうぶ)という
一向宗本願寺の僧侶が建てた称念寺(しょうねんじ)を中心とする、
いわゆる寺内町(じないちょう)から始まった街です。
門徒たち自らが、自衛のための武力を持ち、環濠をめぐらし、
都市計画を実施しました。
その後、対立していた織田信長に降服してからは、商工業都市の道を歩んで、
江戸幕府も一目置いた財力を誇るほど大いに栄えました。
また、堺と並んで自治都市としても認められました。
「海の堺、陸の今井」と言われるようにもなったそうです。
そんな今井町は、国の“重要伝統的建造物群保存地区”に指定されています。
昔の環濠の内側にある民家600 軒の内、500 軒ぐらいが、
今でも伝統を残す家です。しかも、8軒が国の重要文化財に、
4軒が奈良県の重要文化財に指定されています。
町家の多くは有料で一般公開されています。
しかし、今井・町並み散歩が行われる5月19日は、特別に無料で見ることができます。

この今井・町並み散歩について、今井町町並み保存会会長の
藤根治(とうね・おさむ)さんに伺いました。
Q:メインイベントである六斎市って、元々、何なんですか?
・室町から江戸時代にかけて、毎月6回、定期的に開かれた市。
・今井町のありし日のにぎわいを感じつつ、感性豊かな商品を
 作った人と参加者とが心のふれあうコミュニティの場となるべく復活。
 今は、毎年5月に開催されている
Q:今年の六斎市は、どこでどんな内容で行われるんですか?
・今井町の中心の称念寺がある御堂筋という通りに、
 京都や大阪などから90以上のグループが店を出して、手芸品や工芸品、
 リサイクル品、お菓子、野菜市などの手作り品を中心に販売
・商売でしている人の出店は認められてない。商売抜きでやっている人ばかり
Q:今年、初めて行われる催しがあるそうですが?
・時代行列が行われる
・堺の豪商で茶人の今井宗久(そうきゅう)は、以前、今井町に住んでいた。
 そこで、今井宗久ゆかりの地ということで、戦国時代の衣装をきた行列が
 行われる。人数は15人ぐらい。
Q:その他の催しは?
・重要文化財の町家の公開
 この日は、国の重要文化財8軒、県の重要文化財の4軒が無料公開される。
 ただし、山尾家だけは有料。
・家づくり体験
 今年は、生駒から瓦造りの職人さんを呼んできて、瓦造りの体験をする。
 指導してもらいつつ、土で瓦をつくる。窯は生駒。
 持って行って焼いてもらう。完成品は後から受け取れる。参加費は500 円。
・お茶室
 今井景観支援センターにて
・新しい町家の紹介
 細田家で今井町の古い絵図の公開
 大橋家で陶芸展
 窪田家で書の展示
 米谷(こめたに)家で、名工展(茶筅、木竹芸、茶釜、蒔絵師などの展示)
・スタンプウォーク
 何カ所かにクイズが書いてあって、その内の何問かに答えて(全部でなくていい)
 応募すると、抽選でプレゼント
・地車(だんじり)の展示
 春日神社で行われる
・観光案内所の華甍で
 今井町と、奈良県のその他の町の町家の風景を写真で紹介する展示

今井・町並み散歩
開催日時:5月19日(日)午前9時〜午後4時
     (六斎市は午前9時〜午後4時)
交通アクセス:近鉄橿原線八木西口駅から徒歩5分
問い合わせ:今井まちづくりセンターへ
電話番号:0744−29−9885

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