−他界へ−

そこは死者の魂が旅立つ世界だが
シャーマンや臨死体験者は
生と死の二つの世界を往還する
意識の状態を変容させることによって
異なるリアリティの間を行き来するのである
他界は実在するわけでも、実在しないわけでもない
それは、ある特定の意識状態が
社会的な権力によって承認されるかどうかに依存している
インド=チベット仏教の瞑想哲学から
アマゾン先住民のサイケデリック・シャーマニズムまで
体験的なフィールド・ワークに裏付けられた明晰な思索が
リアリティと権力の関係を鮮やかに描き出す
新世代の人類学者による意識人類学宣言



蛭川立著「彼岸の時間」(春秋社)の
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