止める理由

翌日。出発前日。

某旅行会社に勤める友人にTEL。

「とりあえずな、うちの会社のスリランカツアーは中止になってへんわ。
 ツアー客も問い合わせてきた人いたらしいけど、結局参加するねんて。
 まぁ、そもそもスリランカツアーに参加する人
 三人だけやったみたいやからあんま参考にならんねんけどなあはは。」

・・・・お盆まっさかりのこの時期にツアー客3人。
改めてスリランカのマイナーさを噛み締める。

適当な旅行会社を2つほど見繕って適当にTEL。

「すんません。8末くらいでおたくのスリランカツアー考えてるんですけど、
 最近外相暗殺されたらしいじゃないですか。大丈夫ですかね。」

「私むかしスリランカに行きましたけど、その時も非常事態宣言出されてましたよ。
 全然問題なかったですけどね。大丈夫じゃないですか。」

「今のところうちのツアーは中止の予定無いですね。
 まぁツアーということで、緊急の場合のフォローは致しますし。」

外務省にTEL。

「今のところ、危険情報を「十分注意してください」からアップさせる予定は無いですね。
 例の非常事態宣言も犯人を捕まえやすくするために出してるみたいですから。
 それを出すことによって容疑者の拘束期間を長く出来たりするんですよ。」

「まぁあくまでも危険情報というのは「治安」に対するものですから。
 あとはご自身で判断いただくしかないんですよね。」

スリランカ大使館にTEL。

「ただいま電話が非常に込み合っております。
 連絡先とご用件をお入れいただければ後ほどご連絡いたします。」

用件を吹き込む。連絡、無し。



・・・・・・・・・あかん。
この旅を中止する理由がなんら見つからない。

というわけで、

日本よさらば。東京よさらば。
私は明日、国家非常事態宣言の発令されているクニへ旅立ちます。。

なぜか感傷的になりながら/少々びびりながら深夜1時。
黙々とバックパックに荷物を詰めた。



05.09.23


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