死闘 スコットランド戦 ~後半~

何故440ユーロが10万3千4百円になってしまうのか。

論点はその一点だ。
そこを冷静かつ沈着にビジネスライクリィーに判断せねばならない。

これぞまさしく
ジョンカビラの言う「絶対に負けられない戦い」なのだ。
落ち着け俺。

そうひとりごちて、もういちど目の前に有る事実を咀嚼し分析する。

請求金額は確かに440ユーロ。
A4のシンプルな文面の最後にそっけもなく440。
数字が3つならんでいる。

もう一度ヤフーの為替板に行ってみる。
3月27日現在の為替相場は1ユーロ=153円

10万3千4百円を440ユーロで割ると1ユーロ=235円

これはもう、明らかに明確に明白にAERO LEATHER 社のミスに他ならないのである。

憤懣やるかたない気持ちで僕はメールソフトを立ち上げ、
アマンダに向け、拙いアルファベットをモニターに浮かび上がらせはじめた。

日本時間25:30。
スコットランドの街並みはちょうど夕陽に紅く染まっている頃だろうか。
どうやら長い戦いになりそうだった。。。





ぱっぱらぱらぱらぱっぱっぱー
ぱっぱらぱらぱらぱっぱっぱー
ぱらぱらぱっぱっぱ(※)

※キューピー3分クッキングのメロディを口ずさんでください


先生
「さぁ、今日もはじまったよ。小学生のための経済ニュースの時間だよ」


たかしくん
「はーい」


先生
「さっそくだけどたかしくん 今日は世界の通貨についてお勉強しようか」


たかしくん
「せんせい、つうかってなに?」


先生
「つうかっていうのはね、潮見の口癖だよ。
 でもそれだけじゃなくってね、漢字で書くと世界のお金の単位のことなんだ。
 ほら、日本のお金の単位は円広志ちがった円だよね?」


たかしくん
「そうかぁ。いろいろなくにのおかねのたんいのことなのかぁ。」


先生
「そうなんだ。じゃぁたかしくん、ユーロっていうのは、どこの国のお金かわかるかな?
 たかしくんにはちょっと難しいかなぁ。」


たかしくん
「ユーロは欧州連合27カ国中13カ国が公式に採用している単一通貨であり、
 欧州中央銀行と各国の中央銀行から構成される、ヨーロッパ中央銀行システムが管理している。
 構成メンバのうち、ヨーロッパ中央銀行だけが金融政策を策定することができる。
 各国の中央銀行は、紙幣や硬貨の印刷、鋳造、流通を行い、決済システムを運営する。
 1ユーロは約157.75円である(2007年1月2日23:46現在)。
 長期的に見て過去5年はユーロ高が進行する傾向にあった。
 ユーロを導入するには、インフレ率、長期金利、財政収支、政府累積債務について、
 欧州連合、及び欧州中央銀行、ヨーロッパ中央銀行システムの定める基準をクリアしなければならない。
 この条件を一定以上クリアした段階で、
 将来的にユーロを導入できる準備が整ったとされヨーロッパ為替相場メカニズム(ERM)が導入される。
 現在のERMは第二世代のものでERM-IIと呼称される。
 ERM-II導入により、各国の独自通貨は対ユーロ相場において、一定の幅以内での為替変動に抑えられる。」


先生
「ウィ、ウィキぺディアからそのままコピペしてきたようなことを知ってるんだねたかしくんは。
 じゃ、じゃあ、もうちょっと難しい問題出しちゃうぞせんせい。
 ユーロって記号でどう書くか知ってるかな」


たかしくん
「もちろん。ユーロはって書くんだよ。」


たかしくん
「?・・・・せんせい? どうしたの?」


たかしくん
「・・・・せんせい? なんかおかおがまっさおだよ」


先生
「い、いや、そうなんだよね。ユーロはって書くんだよね。
 ・・・・・・・。
 ・・・・・・・。
 ・・・・・・・じゃあ、今度はね、っていうのはどこの通貨かわ、わかるかい?」


たかしくん
「UKポンド(pound, パウンド)は、イギリスの通貨。
 通貨単位としてのポンドはエジプト等でも用いられているが、
 単にポンドというと通常イギリスのポンドのことを示す。
 通貨記号は、が最も日常的に使用されている。
 2007年2月現在の交換レートでは1UKポンドが日本円約233円~235円に相当する。」


先生
「ぶほっ・・・・」


たかしくん
「?・・・・せんせい? どうしたの?」


たかしくん
「・・・・せんせい? なんかおかおが土気色を帯びてきているよ」


たかしくん
「・・・・せんせい せんせい!! だ、だれかー!!!」



日本対アイルランド戦 

完。



07.10.20


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