鈍行日記 2001年 9〜10月


2001年9月12日(水)  今はただ冥福を・・・。
ただいまAM3:20。
うーん。とりあえず、もんのすごいことになってますね。

ひょっとして、こいつは俺の二十○年の人生の中で一番凄まじい事件じゃぁなかろうか。


11機同時ハイジャック。
110階のWTCビルが跡形もなく倒壊。
あのペンタゴンにハイジャック機が突入。




・・・・・いや、ありえないでしょう。


あのマンハッタン島がもうもうとした煙につつまれている、画面の向こうのこの光景は、
ありえないでしょう。



うーん、アレ? 俺、ひょっとして日にちを間違えてたのかなぁ?
今日ってひょっとしてエイプリル・フールだった?
あ、これドッキリ? いやぁ、まいったなぁ。あはは。



、てなかんじで、思わず現実逃避したくなるほど、
ありえないでしょう。



実は、今日は合コンネタでもアップしたろうかと思って
しこしこ書いてたのですが、思わず全削除しちゃいました。
いや、そんなもん嬉々として載せてる場合じゃないやろということで。


NYは、俺も昔1週間くらい滞在してた事があって、
俺がガキの頃から憧れてた大好きな街で、
月並みな事しか言えないけれど、やっぱ、すげぇショックです。



そして画面の向こうに二つの光景が映し出される。

WTCビルの窓から懸命にハンカチを振って助けを求めていた人々。
WTCビルの崩壊を嬉々として喜びはしゃぐ、パレスチナの人々。

そのパレスチナの人々を単純に批判する権利など、多分、誰にもあるまい。
今はただ、ハンカチを振っていた彼らの冥福を祈るばかりである。

2001年9月17日(月)  ネタと見せかけておいて実はマジメなお話。
掲示板にもちょろっと書きましたが、

最近ドラスタサマのご機嫌がすこぶる悪いのです。

どれだけご機嫌を損ねておられるかって、そりゃ奥さん凄いですよ。@ミノ


微妙に専門的な話になりますが
アクセルをぶぉんっっと回して、
その後スッッとアクセルを戻そうとすると、


ガチンコッ @お前ら全員まとめて相手しちゃるけーのー
ガチコンッ



とドラスタサマの腹部(よーするにエンジンね)で物凄い音がするのです。

せやし、ひねったアクセルを戻そうとする度に、必ずクラッチを切らないといけないのです。
最近の僕は。

で、そのトラブルの原因はいったい何かと。

はっきりいって、思いっきり思い当たるふしが僕にはあるのですが
その原因と言うのは実は過去の旅エッセイの「始まりはロー・テンション。」の文中にばっちり書かれてあって、
それはこれです。


”じゃぁね。”
ただ、それだけの言葉を残して、彼女が改札の向こうに消えていった。


いやこれは違う。
これも確かに明らかなトラブルだけれども、これはあくまでトラブルの結果であって原因ではない。(泣)

本当はその後のこれです。


えっと、フロントタイヤの交換、ブレーキパッドの交換.
・・・なんてこった、ここ数日のごたごたで、オイル交換すらしていない。


そうそうコレ。オイル交換。

ちなみにこの旅行はちょうど一年前に行った旅行であって、
この旅行で5500キロ走って、その後街乗りで2500キロばかし走って、
トータルで1年、8000キロくらい走っているのですが


その間、一回もオイル交換をしてないと。


って、そりゃドラスタクンも機嫌損ねるわな。こいつは確かにおっちゃんが悪かったあはは。


なんて書いてたら、なんか、ほんまにドラスタクンに対して申し訳なくなってきた。


ドラスタクン、ほんまにごめんなさい。
この4年近く、常に俺と苦楽を共にしてきてくれた相棒に、俺はなんて酷い事をしてるんだろう・・・。
ほんまに、ほんまにごめんなさい。



何事も、慣れてしまう。
好きで好きで、たまらなく好きで乗り出したバイクであろうが、
好きで好きで、たまらなく好きで付き合い出した彼女であろうが、

やっぱり慣れというものは必ず来る。

惰性の下に乗り続け、
惰性の下に付き合い続け、
輝いていた日々は、しだいにその輝きを失っていく。

しかし、僕らは身につけねばなるまい。
惰性を払拭させる、その術を。
輝きを取り戻す、その術を。

これを見てる皆さんの中にも、
自分の相棒が埃をかぶって駐輪場に野ざらしになっている人がいるかもしれない。
自分の相棒がすっぴんのままでベッドでポテチをむさぼり食っている人がいるかもしれない。

僕はそんな人に言いたい。

相棒が自分のものになった時の興奮と歓喜をもう一度思い出しましょう。
相棒と一緒に見たあの朝日を、あの夕日を、あの海を、あの山をもう一度思い出しましょう。

そして自分のかけがえのない思い出の中に常に居てくれた自分の相棒を、
もう一度かわいがってやりましょう。






って、全然説得力ねーよ。俺が言っても。



追記1:てゆうか、バイクのトラブルの原因はほんまにオイル交換をしなかったことなんでしょうか????
     詳しい人教えてくださいませ。

追記2:掲示板で言ってた合コンネタの続きはそのうち、ということで。

2001年9月19日(水)  そしてその日は突然に。










 。








追記:えー、現在大学が凄まじく忙しくて毎日徹夜状態なので
    詳細は後ほど報告させていただきます。
    ドラスタの件でいろいろなアドバイスをして頂きました皆サマ、ほんまにほんまにありがとうございました。
    なんと言って良いかわからないくらい感謝しております。

2001年9月20日(木) 失バイク 
吸い過ぎた煙草は、もはやその効力を微塵も発揮してくれない。
それでも僕は、何の味もしないその煙を、ただ淡々と吐き出し続ける。

聴き過ぎた音楽は、もはやその魅力を微塵も発揮してくれない。
それでも僕は、何も心に響かないその音楽を、ただ淡々と流し続ける。


部屋の片隅に転がったヘルメット。
本棚にぎっしりと並べられた月刊アウトライダー。
戸棚の奥に詰まっている、整備道具や洗車道具やテントや寝袋やレインブーツや・・・


もはや、何の意味もない。


窓の外には雨。ただ淡々と、雨が降りつづける。

そして、僕の動かないバイク。

もはやただのギミックと化した、僕の動かないヤマハドラッグスター400cc。


明け始める空。



彼との別れの時が、確かに近づいている。






追記1:今日、バイク屋に奴を引き渡してきます。ドナドナです。悲しいです。
     てなわけで、潮見は現在失バイク中であります。
     ま、そんでも悲しいこと考えててもしゃぁないし、
     2,3日後には通常営業の鈍行日記(=ネタまみれ)に戻る予定でございます。
     よろしくあれ。
     あ、ちなみにバイクネタは当然これからも続けます。死ぬまでバイクは降りへんで!!


追記2:アメリカテロに心を痛めている、あるいはこいつはなんとかせなあかんやろと思っている方へ。
     鍼師てつさんの9月20日の「雑記帳」はお奨めです。
     あったかい気持ちになれます。 →こちら。

2001年9月23日(日) アクセス数急落の原因は・・・。
注:意味のわからない人は昨日の鈍行日記を読みませう。




3組のみんなー。ちょっと席に座って聞いてくれ。

今さっき、学級委員のゆきが非常に良い事を言った。

先生はとても感動した。溢れる涙が止まらなかった。

もしかして、聞き逃した奴もいるかもしれないから、

先生の口からもう一回言っておく。

いいかみんな、ゆきはこう言ったんだ。





ウチとこも、潮見サンとこと多分同じ日hit激減でしたよ(汗)
Nimdaの影響ってコトにしときましょー




聞いたかみんな?

今度は大事な所だけ言うから下線を引いておくように。

ここは中間試験に出すかもしれないぞー。





Nimdaの影響ってコトにしときましょー




わかるかみんな?

もう一度言うぞ





Nimdaの影・・・・・・




いや、くどいから。






(^o^) 品質管理マーク (^o^)

深夜鈍行はNimdaにかかっていないとっても安全なホームページです。

・・・いまんとこ。





・・・・・こ、これでお客サン戻ってきてくれるのかなぁ・・・・ドキドキ。



追記1:学級委員のゆきサマ、ありがとうございました。
     ちなみにゆきさんのバイク系HP、「good trip」はこちらです。


追記2:先日紹介したてつさんのHP 「鍼師Tetsu」がリンク集に加わりました。
     いろんな意味ですっげー素敵な大人です。(笑) 是非ごらんあれ。→こちら。

2001年9月27日(木) 皆サマにご報告。
えっと、今日はですね、みなさんに伝えときたい事があります。

なんか、改まって言うのもすっげぇ照れくさいんすけど、(笑)
常連サンを始め、皆サマには日頃いろいろとお世話になっておりますので、
一応報告しておいたほうが良いのかな、と思った次第であります。




えー、私、潮見はですね、この度、同棲を始めました。




んと、ちなみに今回は前回のようなネタではないです。
素の話で、ネタでもなんでもなく、2人で同棲を始めました。


ちょくちょくこのHPを訪れていただいている方は、気づいてはったと思いますが、
今日の更新は4日振りなわけで、ちょっとご無沙汰してたわけですが、

実は4日前、そのコが突然、僕の家に押しかけてきたわけで。(笑)
んで、ずっと、同棲する、しないで、そのコとの間でごたごたが続いていたのですが、
本日、やっとそのごたごたにも一区切りがつき、晴れて同棲をすることに決定いたしました。
てゆうか、同棲する事を無理やり押しきられたって感じなんですが。(笑)

んで、私、潮見はこうしてパソコン画面の前に座り、皆サマにご報告をしているわけです。

めっちゃ気まぐれなコなので、こいつとこれからうまいことやっていけるかというのは、
正直言ってちょっと不安もあるのですが。
たまにフラッとどっか行っちゃうし。

てゆうか、この文を書いている今現在も、彼女は姿をくらませております。
多分どっかで遊び呆けているんだと思うんですが。
全く困った奴です。(苦笑)







・・・おい。






・・・おいコラ。






・・・おいコラ。ゴキブリ。出てこいや。(号泣)





追記1:彼女を見つけ次第、同棲生活にこの手でピリオドを打ちたいと思っております。(涙)
     by 潮見@右手のそばには常に丸めた新聞紙





2001年10月11日(木) ・・・それで良いのか?
この世の中においては、時に価値の逆転が起こる。

従来、常に賞賛を受け、賛美の声を浴び続けてきた者が突如地の底に落ち、
逆に見向きもされず、あるいは蔑視すら受けていた者が突如日の目を浴びる。


そんなものなのだ。
流行りは常に移ろい、人気は常に上下し、嗜好は常に変化し、
そして、時に価値は逆転するものなのだ。



本日の昼下がり。
我が家の近くのしゃぶしゃぶ屋。
高級感溢れるその店先に、誇らしげに掲げられた一枚の紙きれ。





「当店では従来からオージービーフを使用しております。」





・・・時代は変わった。

・・・価値は、逆転した。




2001年10月12日(金) 夏が僕に残したもの。
さて、夏も完全に終わった。

その夏が僕に残したものは、
漆黒に焼けた全身と、潮焼けした茶色の髪。

そしてそれは、夏を制覇し蹂躙した男の勲章に他ならない。





午後の穏やかな日差しの中、
彼はふとキーボードを叩く手を止める。

壁に掛かった時計を見つめる。
1時。そろそろゼミの時間だ。
学会に頼まれた原稿は未だ仕上がっていないが、
やはり行かねばなるまい。
なにせ今日のゼミは、修士論文提出を半年後に控えた修士2年生達の発表なのだ。
夏の誘惑にわき目もふらず、今日の為に歯を食いしばって頑張ってきた彼らの発表を、
他ならぬ担当教授の私が見届けないわけにはいかまい。

そこまで考えて、彼はようやく重い腰を上げる。
エレベーターで4階まで降り、
古ぼけた会議室のドアを開ける。

緊張した面持ちの学生たちが彼を出迎える。
夏、などという季節が存在しなかったかのように、
その真っ白な肌を全身に纏う学生達。

彼の顔に満足そうな笑みが広がる。
やはり学生はこうあるべきなのだ。
学生はその本分たる勉学に身をやつすべきなのだ。

席についた彼はもう一度学生達をゆっくりと眺める。
その学生達の白い肌を。



白、白、白、白、黒、白、白・・・・

ん? 黒?



そして彼の口から言葉が漏れる。



「潮見、楽しそうだな。」





午後の穏やかな日差しの中、
彼はふと、コーヒーカップを持つ右手を止める。

左手に巻かれた時計を見つめる。
3時。そろそろ内定式の時間だ。
懸案となっているプロジェクトの結論は未だ出てはいないが、
やはり行かねばなるまい。
なにせ今日の式典は、入社を半年後に控えた内定者のための式典なのだ。
夏の誘惑にわき目もふらず、我が社の内定を勝ち取るために頑張ってきた彼らのための式典に
他ならぬ人事部長の私が出席しないわけにはいくまい。

そこまで考えて、彼はようやく重い腰を上げる。
エレベーターで8階まで昇り、
いかめしい会議室のドアを開ける。

緊張した面持ちの内定者たちが彼を出迎える。
夏、などという季節が存在しなかったかのように、
その真っ黒な髪を規則正しく刈り込んでいる内定者達。

彼の顔に満足そうな笑みが広がる。
やはり内定者はこうあるべきなのだ。
内定者は社会人としての心構えをしっかりと抱いているべきなのだ。

席についた彼はもう一度学生達をゆっくりと眺める。
その学生達の黒い髪を。



黒、黒、黒、黒、茶、黒、黒・・・・

ん? 茶?



そして彼の口から言葉が漏れる。



「楽しそうだね。潮見君は。」




そうして勲章は時に、命取りとなる。





2001年10月15日(月) どうしても言いたい突っ込みたい。
ちなみに僕は博愛主義者でありまた同時に平和主義者でもあります。

その博愛主義者兼平和主義者である僕が
HP管理人という立場を利用して
誰かを傷つけるような事は絶対にしたくないし、
揉め事は起こすようなマネは間違ってもしたくない。。

僕はずっとそう思い続けてきました。



ただ、どうしても、
言いたくて言いたくて、
突っ込みたくて突っ込みたくて、
たまらなかったことが、ある。


僕はこの数週間、一生懸命耐えてきました。


思わず切りとってスクラップにしてしまったその記事を見つめながら、
一生懸命耐えてきました。



だが、もはやどうしようもない。
胸の奥底から湧きあがるこの気持ちは。


あえて言わせてもらおう。

あえて突っ込ませてもらおう。

今日という今日は。







2001年○月○日 A日新聞 TV欄 <ハガキ通信>

「途中で眠くなる」

「旗本退屈男」はタイトル通り私は最後までもたない。
役者は立派な人がそろっているし、お話だって悪くない。
それなのに、毎回途中で眠くなるのは不思議。

○○県 ○○さん (24歳 女)












いや、じゃあ見んなよ。  ・・・・しかも若い女のコが・・・・。







はぁ。ゆってしまいました。とうとうゆってしました。
思いっきり突っ込んでしまいました。


○○県の○○さん、万が一これを見ておられて、万が一気分を悪くされましたら
本当にごめんなさい。速攻で削除させていただきますです。


P.S.ちなみに、ハガキ通信ネタはこれで2回目です。
    なぜ僕が「ハガキ通信」等というちっこい記事に毎回気づくのかと言うと、
    それは僕が毎月大枚3800円を払って新聞を購読しているにもかかわらず、
    実際に読んでいるのはTV欄とスポーツ欄だけだからなんですが、
    そう言ってしまうのはあまりにもかっちょ悪すぎるのでそれは絶対に秘密です。

2001年10月21日(日) JUST MOVE!!
えー、いろんな事があって、
意味も無く凹んでみたり、
うーん俺はなんて弱い人間なんだと深く自覚してみたり、
その自分の弱さのなんたるかを一生懸命文章にしてみようとあがいてみたり、
押入れの奥で長い眠りについていた尾崎豊を引っ張り出してきてさらに凹んでみたり、
そんな自分にちょっと酔ってみたり、
別に吸いたいとも思わない煙草をプカプカ吹かしまくって部屋の中を真っ白にしてみたり、
そんな事をしているうちにいつしか朝が来たり、



・・・朝だ。決してすがすがしくもなんともないけれど、とにかく朝だ。
決して小鳥はさえずらず、ハシブトガラスがガァガァ喚いているけれど、
とにかく朝は朝だ。

さぁ動け潮見よ。

動かなきゃ何も始まらないし、
動いても何か始まるとは限らないけれど。

そんなわけで、今からモニターの電源をパチンと切り、
お気に入りのジーパンに両足をガバッと突っ込み、
部屋の扉をバタンと閉め、
勢い良く自転車にまたがる、10月21日の朝。

JUST MOVE!!



01年  6月以前  7〜8月  9〜10月  11〜12月   HOME