Athlon マザーボードの続報

2001 年 6 月 14 日
前回の記事 の続編で,FSB 133MHz マザーボードでのデータを掲載する. ただしコード B のみ.

1. VC vs. DDR

まずは, 志田のお気に入りのバーチャルチャネル SDRAM と DDR メモリとの比較である. CPU は同じ Duron 133x6=800MHz である.

M/Bチップセットメモリ
ASUS A7V133VIA KT133AVC133CL2
ASUS A7M266AMD761PC2100CL2

Virtual Channel SDRAM vs. DDR SDRAM
ただし A7V133 のデータは,N=600 までで打ち切った.

これを見ると,

  1. 一番左のキャッシュに収まる領域は,同等.
  2. N > 360 での性能低下は,チップセット変えても(KT133A または AMD761), CPU を変えても(K7, Thunderbird, Duron),同じように存在する.
  3. AMD761+PC2100 の方が,高原領域では約二割, 右の性能低下領域では平均 16 % 上.

2. Athlon vs. Duron

次は,上と同じ A7V133+VCSDRAM の場合で, CPU を Duron 133x6=800 と Athlon 133x8.5=1133 の二通り試した.

Athlon 1133 vs Duron 133x6

すると,

  1. 一番左のキャッシュに収まる領域では,クロック分(42%) Thunderbird が速い. さらにキャッシュの容量が多い分,領域が右に広がっている.
  2. 高原領域では TB の方が約 25% 速い.
  3. 右の性能低下領域でも TB の方が約 32% 速い.

ちなみに,Duron+DDR と Athlon+VC の差は,高原領域で 8%, 性能低下領域で 14% である. CPU 価格の差(数倍)と消費電力の差(63W vs. 36W)を考えたら, 安いCPU と高速メモリというチョイスはありだと思う. 発熱が低ければ,システムを安定させるための労力は少なくて済み, 寿命は大幅に伸びる.