PCアップグレード2006

 

2006年7月23日

2006年10月12日 FMV-6667SL5追加

2007年4月30日 後日注

K. Shida


 

1.富士通 FMV-6667SL5の例 (12/Oct/2006)

 
このマシンは2000年夏モデルでもう6年経っている.去年の正月に元気化したFMV-6667ML6cよりさらに古い.リース上がりがなぜかこれだけ回収されずに,ある部屋に放置プレイされている.といっても特定多数が使っておりネットもつながったので見るに見かねて手を出した.スペックは以下のとおり.詳しくはメーカサイトで.今回もハードディスクには手が出せず,一番のボトルネックなのだが仕方がない.メモリは余ったPC133 256MBをさした.手持ちのPentium 3 は933MHzだが,発表は2000年5月24日なので対応しているかどうか微妙である.結果として問題なく認識したのであるが,裏づけを探した結果が以下のとおりである.

(i) おなじSL5系列で共通のマザーボードと思われるモデルは最高733MHzである.SL5用の新BIOSは公開されていない.
(ii) 2000年冬モデルSL6系列に同一マザーボードと推定されるモデルがあり,P3-933MHz搭載である.SL6用の新BIOSも公開されていない.
(iii)マザーボードの型番はFM96AA Rev. A2/08,BIOSは1.03である.富士通シーメンスのサイトにはこのM/Bの情報はないが,Yahoo!で検索すると,このM/Bは800MHz以上の”D-step”もそのまま動くとのネット掲示板の書き込みあり.

 CPUファンをみるとAVCのシールが張ってあるし,ヒートシンクも貧弱で純正なのか疑わしい.P3-933MHzは熱設計出力が30Wを超えており,667MHzの17.5Wに対して80%も多い.このままは使えないが,しかし933MHzについていた幅の広いヒートシンクは,マザーボードのコンデンサに干渉してしまうので使えない.ここは少々怪しいがP3-800あたりで使っていた中間的な大きさのintel純正リテールファンを取り付けてみた.熱と電流の増加が安定性に及ぼす影響についてはしばらく見守る必要があるだろう.
 その部屋の人は元気化まえのPCについて「おそーいの」といっていたが,後は「ちょっとだけ速くなったような気がする」という感想である.そんなものだろう.頼んで早く新しくしてもらったほうがいいと思う.

 

元気化まえ

元気化後

チップセット

i810E

CPU

Pentium 3 667MHz

Pentium 3 933MHz

メモリ

128MB(最大512MB) 2Slots

384MB (128+256)

ハードディスク

10GB

10GB

   注)i810Eのメモリクロックは最高PC100相当.CPUのFSBは133MHzまで対応しているが,

メモリクロックは同期しない.

    

後日注(2007年4月30日)この後さらにハードディスクとメモリを増やした.HDDは中古の120GBに変えた.BIOSが正しい容量を認識しないので,HDDのジャンパピンで32GBクリップモードにした.HDDコピーソフトAntidoteで内容を移してから内蔵ドライブと交換.体感速度がかなりよくなった.メモリは最大512MBまで増やした.これで「ちょっと遅いマシン」のレベルになって,事務処理用ならもうしばらく使えそうだ.



2.IBM NetVista A30p(23/Jul/2006)

 今度はIBMである.症状は,電源を入れてもSystem Diskがないと怒られてWindows XPが立ち上がらないとのことだった.駆けつけると,黒いミニタワーでかなりカッコいい.僕が電源を入れると立ち上がるので一度は「普段の心がけだね」と笑ったが,二度三度試すと確かに立ち上がらないことがある.立ち上がっても,数分使うと固まったかのように遅くなりほとんど操作を受け付けない.これはCPUを過熱から守る保護回路が作動してクロック周波数がうんと遅くなったときの症状だ.Pentium 4 CPUの2.66GHz,メモリは512MB(256x2)である.購入時期は3年前,2003年の春頃で,買ったときショップのお兄さんは「CPUが取り替えてある」といっていたそうだ.
 中を明けてみる.CPUファンは,箱入りP4の巨大なものと比べるとあっけないほど小さい.大きなファンに変えようにも電源ユニットがファンの真上にあって無理.ケースファンもついていない.箱自体はIBMらしくメンテナンスがしやすく好感が持てるが,いかにもCPUが過熱しそうだ.つまり完全なクライアントPCとして設計されており24時間運転やCPUをこき使うシミュレーションなどは想定外ということなのだろう.調子が悪くなったのはビデオのレンダリングを5日5晩やりまくってからだそうだ.なるほど.
 IBMのサイトで製品カタログhttp://www-06.ibm.com/jp/pc/desktop/library_nv.html - a30p_cとかマニュアルを調べてみると, 8311-93Jというこのモデルの記載はない.搭載CPUも2.4Bか2.53で2.66はスペシャルモデルであることがうかがえる.電源は180W型で容量も厳しい.これはクロックダウンの一手である.まず,手持ちのP4 1.6AGHzに差し替えてみるが起動しない.お約束のBIOSバージョンアップをするが変わらない.BIOSのリリースノートをみるとFSB533MHzタイプよりステッピングの古いCPUには対応していないことが分かった.
 中古CPUを買いにいくことにするが何GHzにしようか悩む.1グレード下の2.53や2グレード下の2.4Bなら標準なのでそれと同じでよい気がするが,電源の疲労や,またレンダリングをするかもしれないことを考えると,思い切って下げたい気もする.IntelのSPECアップデートの表を印刷して秋葉原に行く.中古ショップを回るが,アップデートシートに出ていないSPECのCPUがたくさん出回っているのに驚いた.結局2GHz以下で対応ステッピングのものは見当たらず2.26GHzを購入,ついでに512MBのPC2700 DIMMも買う.
 NetVistaに2.26GHzをつけ512MBメモリを着けて合計768MBにする.クロック15%ダウンで十分かと思ったが,その後一ヶ月以上問題なく動いているらしい.外した2.66GHz CPUは同じ部屋にあるSOTECのCeleron 2.7GHzと交換した.アプリケーションがさくっと起動するようになったそうだ.SOTECのCPUファンも小さかったので,このごろのクライアントPCはこれが普通なのかもしれない.eMachinesなどの格安PCが出回って,「PCを自作する時代は終った」という人が多いが,このような落とし穴に気をつけられよ.

 

3.Bのつづき(4/Apr/2006)

 びっくりである.メーカー製パソコン買い換えるより今のを早くして使うで紹介したNEC MA40H/C 改が第三の人生を歩むことになった.1999年の発売以来7年め,強化してからも2年半経っている.事情はこうである.2003年9月の強化では,CPUとメモリは変えたものの,ハードディスクが6.4GBのままなのが心残りになっていた.2006年3月にはついにCドライブが一杯になって電子メールも受信できなくなったという.今度は新調しようと,オーナーと秋葉原に行った.いろいろみた末,eMachines のRefurbished PCが断然コストパフォーマンスが高いと分かり,めでたく新型機を購入して帰宅.NECは引退となるはずだったのだが,そこの奥さんが「欲しがる人がいるかも知れない」といってどこかへ携帯メールした.程なくして返ってきた返事は「欲しい」.
 この瞬間再復活が決まった.Cドライブが一杯のまま渡すわけにはいかないので,近所のPC DEPOTに急行して120GBハードディスクを9,700円で購入.さっそくWindows2000 をインストールした.おお古パソコンでも,拾う神はいるものだと実感した一日であった.