Kodak DC280J Zoom テスト

29/Jun/2000
K. Shida


1. 概論

Kodak DC280J は 1999 年 6 月に発売になった二百万画素クラスの デジタルカメラである.1/1.76 型原色 CCD (対角線約 9mm)を持ち 135 判カメラ換算で 30mm-60mm 相当の二倍ズームレンズを装備している. 春に購入した Nikon CoolPix800 が短期間で失われてしまったため, 代替として購入したものである. コダック機の特徴は,画面の縦横比が 135 判の 3:2 に合わせて あることで,その結果同じ二百万画素クラスでも 1760x1168=2055680 画素は, 他社の 1600x1200=1920000 などに比べて画素が多い.

ここでは,撮影画質の選択についての指針を得るため, いろいろな撮影モードについて試した.

thumbnailサンプル画像は,こんな感じ.

2. 標準サイズ (896x592)

標準画質 (74481bytes)
水平のてすりの上下にモワモワしたノイズが出ている.

高画質 (138096bytes)
ノイズは消えた.

最高画質 (201852bytes)
高画質と質の違いは分からない.

3. フルサイズ (1760x1168)

標準画質 (202826bytes)
やはりノイズが認められるが,同じドット数だけ離れたところにでるため, フルサイズで全体が拡大されている分目立たないとはいえる.

高画質 (365451bytes)
ノイズは消えた.

最高画質 (548305bytes)
高画質との差はあるが微妙である.

4. いくつかの比較

フルサイズ最高画質を xv で 892x596 に圧縮 (115152bytes)
xv のクオリティ設定をデフォルトの 75% から 80 % まで上げたが, それでも標準サイズの高画質モードよりファイルサイズが小さくなった. 一見して分かるのは標準サイズの画像より軟調なことである.

そこで 標準サイズ-高画質 でシャープネスを変えてみよう.

シャープ (202826bytes)

ソフト (176959bytes)

ソフトにすると調子はフルサイズと似てきて,品質もほぼ同等といえる.

画素数が多くなると心配なのは感度である. 画素ピッチは DC210A や Q-M100V の 4.7μm から 4.2 μm へと縮小している. そこで手持ちで夜景をとってみた. 感度オートでは ISO140 相当までゲインアップする.

手持ち夜景 (標準サイズ,高画質,感度オート, f 1:3.4, 1/10 秒) (53651bytes)
露出時間が 1/2 秒まで伸びるはずなのに 1/10 秒になり,露出不足で, 夜景に強いとはいえない. マルチ測光でも中央部重点でも,ほとんど同じ結果になる.

露出補正 +1EV (感度オート, f 1:3.0, 1/6 秒) (20015bytes)
改善はされたが,下の Q-M100V とは差がある. 暗部の色ノイズが気になる. デジカメはシャッターショックがほとんどないので, 手持ち 1/6 秒でもこの程度の手ブレ.

Q-M100V (Economy)
因みに,こちらが同じ場所での Q-M100V の画像.うーん,やっぱり差がある.

4. 結論

  1. 高画質モードが適当である. 標準画質だと圧縮ノイズが目立つし, 最高画質での画質向上は少ない.
  2. 画面サイズは,用途によりどちらでもよい. ただしフルサイズのシャープネス「標準」に調子に合わせるには 標準サイズでシャープネス「ソフト」を選ぶ.

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