How to Reach the Windfirms in Bay and River Area?
カリフォルニア発電風車観光ガイド

1998 年 2 月 18 日増補
1998 年 5 月 18 日「日本にもあるぞ、発電風車」増補
2001 年 5 月 22 日「車で行くなら」増補
2001 年 5 月 23 日 佐伯さんからの補足

windmill and the moon
これでもまだほんの一部。見渡す限りの風車なのだが、 写真が細か過ぎてWebに馴染まない。

日本のどんな観光案内書にも出ていないのが不思議なくらい、 ここは間違いなく名所です。


1. 何処にあるか?

風車はリバモア郊外に限らず、北に数十マイルの 広い範囲に分布しており、しかも続々新規インストールされている。 その数、無数といっていい。 展望台やビジターセンターのようなものはない。 観光客もいない。 大抵は牧場を兼ねており、支柱の下には牛がいる。 牧場は柵で仕切られていて中に入れないから、 風車の近くに寄ることはできず、道路から眺めるだけである。

志田が確認した見どころは以下の三箇所:

2. どうやっていくか

2.1 概論

アメリカでは、自由な移動には大都市内を除き原則として車が必要である。 レンタカーの借り方は観光案内書を参照するか、旅行代理店に聞いて欲しい。 車があれば三箇所ともサンフランシスコ 市内 (SF) から二時間程度で 到達でき、日帰り可能。 Bay and River area には、風車をはじめ SF 市内観光や Berkeley より ずっと美しい場所が沢山あるので、可能な限り車の手配を奨める。

Pleasanton/Livermore 市内の路線バスは比較的整備されていて、 自転車と併用すれば大学院生など車がない生活は可能。

Vasco Rd. と Montezuma Hill Rd. には公共輸送機関では到達できない。 Livermore 東側の風車はバスと徒歩で行ける。

2.2 車なしで行くリバモアの風車

SF --> Pleasanton

SF から Orkland 経由 Livermore の隣町 Pleasanton まで BART という 通勤電車が通っている。20 分間隔で、所要時間は一時間強。 BART は自動運転のため、日本では考えられないオペレータの だらけた姿勢が見物。 サンフランシスコ国際空港 (SFO) から直行する場合には、 Pleasanton の Four Seasons ホテル行きのシャトルバス(ミニバン) が 90 分おき。所要時間は約一時間。

Pleasanton --> LLNL

Pleasanton --> Livermore 間は Wheels という市内バス 10 系統が 結んでいる。30 分おきで日曜運休。所要時間は一時間強。 このバスは downtown Livermore を経由し終点 Laurence Livermore National Laboratory (LLNL: ローレンスリバモア国立研究所) まで行く。 その終点まで行くと、山の上に風車の列が見えてくる。 風があれば、回っている。なければ、回っていない。 回転速度は風によるが、毎秒一回かそれ以上で、大きさの割には速い。 これだけでも見事だが、ほんのはじまりにすぎない。

LLNL --> 風車

LLNL は一マイル四方の正方形の敷地である。 その南側の道路が East Av.、 東側が Greenville Rd. である。 バスは East Av. を西からやってくる。 終点で降りたら、Greenville Rd. を風車を右手に見ながら北へ向かい、 LLNL を過ぎると Patterson Pass Rd. との交差点がある。 閉鎖された旧道のすぐ北に新道の交差点があるので, 新道を行くこと. これを右へ折れて牧場地帯の中に入っていく。 さらに 1 マイルほど歩くと South Flynn Rd. との分岐がある。 どちらをいっても良い。

細い S. Flynn Rd. を行くと、ここから登りになる。 更に 1 マイルほど曲がりながら登ると、風車が見えてくる。 この道沿いは、風車を左右に近く見ながらを通るので、 ぶーんという風車が回る音に包まれることができる。 が、あまり遠くまでは見通せない。 更に歩くと、I580 を見下ろす駐車場がある。 ここは、見晴らしが良く、ここだけにしかない、 垂直型の変形風車も見える。 あまり性能が良くないのであろう。 バス停からここまで5マイルくらいだと思う。 健脚なら Altermont Pass Rd. にでて左折し、 Greenville Rd. に当るまで歩いて、 左回りに一周のコースを取っても良いが、 この先はそれほど景色が良くないので、引き返してはどうか。

Patterson Pass Rd. をそのまま行った場合には、 少し先で登りになり、なかなか風車が見えないが、 頂上のカーブを曲がったところで突然視界が開けて 無数の風車が見渡せる。 風景を楽しみ、下りながらズンズン歩く。 変電所までがいいところである。 この先ずっと町はないので、 自分の脚力を考えて引き返すポイントを決めよう。 変電所までは7、8マイルはたっぷりある。

トレーニングのためジョギングや自転車で来る人はたまにいるだろうが、 わざわざこんなところに歩いて来る奴はいない、 という道を歩くのであるから、歩くのがおっくうな人は諦めなさい。 夏は日差しが強いので,帽子とサングラス,水分を忘れずに.

2.3 車でいくなら

AAA または Rand McNary 発行のドライブ地図を用意すること. 例えば AAA なら "Bay and Mountain Section" など.

○ Livermore へ

SFO からなら南回りで.州道 92 号東行で San Mateo 橋を渡り I580 Eastへ. Downtown Livermore をやり過ごし Vasco. Rd. 出口か次の Greenville Rd. 出口で出て,南へ少し走ると, Patterson Pass Rd. との交差点に出る. そこを左折. 降り損ねて行き過ぎても I580 からも両側に風車は見える. 適当なところで降りて,Patterson Pass Rd. を逆にたどればよい.

SF 市内からなら I80 North でベイブリッジを渡り I580 に出る方が 距離が近い.約35マイル,一時間. ただしベイブリッジよりサンマテオ橋のほうが景色はいい.

San Jose からなら I680 North を行き,州道 84 号北行 (Vallecitos Rd.) に入り,峠を越えると Livermore 市内に入る. その道路が 1st st. になりやがて I580 にぶつかる. が I580 より手前市内中心部で Livermore Av. を右折すると, 間もなく左に向かって East Av. が分岐しているので,そこに入る.

○ Vasco Rd. 北へ

上と同じ.ただし I580 から Vasco Rd. を北へ走る. バイパスの両側の丘陵地帯に林立. Byron から引き返しても良いし,Rio Vista 経由で 次のポイントへいっても良い.

○ Montezuma Hills Rd. へ

リバモアから行くなら,Vasco Rd. から Walnut Bl. へ北上し, Antioch の手前で州道 160 号北行へ.州道 12 号 (Rio Vista Rd.) との交差点を左折し(西へ)橋を渡るとすぐ Rio Vista である. ここを再び左折し,町を抜けると Montezuma Hills Rd. である. ここは起伏のある牧草地帯で,規模が大きい.

SF 市内から行くなら,景色がいいのは次のルート. 金門橋を渡って US101 を北へ. Bel Marin Keys で州道 37 号東行に入り, Sears Point という湾岸の景色を楽しみながら I80 North へ. Suisun City で州道 12 東行 (Rio Vista Rd. ) に降りて, Fairfield 空軍基地を過ぎ Shiloh Rd. を右に入ると Birds Landing の集落に至る. そこから東へ行くのが Montezuma Rd. である.

Birds Landing からさらに南下すると程なく Collinsville である. 川沿いのほんの数軒の集落. ここからぼんやり川を眺めるのがお勧め.

すぐ西は Grizzly Island 自然公園であって, そっちもいいが,川一本に隔てられているため, Fairfield から Grizzly Island Rd. を南下して入る.

州道 4 号と 12 号に挟まれたリバーエリアは, サンフランシスコやリバモアとも雰囲気が違い, なんとなくひなびた,静かで景色良くリラックスできる地域で, 是非訪れたい. 上の三つのポイントを時計周りあるいは反時計周りするのは, 絶好の日帰りドライブになる.

3 Livermore/Pleasantonの情報

3.1 宿泊

ダウンタウン リバモアにはモーテルが、2, 3軒ある。 AAA 登録ではなく、どちらかといえばみすぼらしい方だが、 危険という話も聞かない。 モーテルは飛び込みか、その日の昼間電話して行く。 日本からの予約はできない。 設備によるが一泊 $50 程度だろう。 3 マイルほど離れた Springtown という住宅街には Holiday Inn ホテルがある。 ダウンタウンとスプリングタウンもバスが結んでいる筈。 Holiday Inn 近くに食べ放題 (All you can eat) の中華カフェテリアがある。 リバモアでは、いいレストランでも 20 ドルの予算でたらふく食べられる。 中華料理のディナーセットなら 10 ドル以内、ファーストフードなら 4 から 6 ドルである。

プレザントンには Four Seasons、Hilton などの高級ホテルが 幾つもあり、日本からも予約ができるだろう。 予算は 100 ドル程度と思われる。

電車バスを乗り継いで SF 市内からの日帰りも可能であろう。

3.2 その他の観光ポイント

[ワイナリーツアー]
Livermore Valley は Napa Valley、Sonoma Valley に次ぐ カリフォルニアワインどころであり、ぶどう畑とワイナリーが多い。 East Av. の南側を走る Tesla Rd. 沿道に幾つも集まっている。 Wente, Concannon, Retzlaff などで、多くは週末の試飲を 受け付けている。 最大手の Wente Vinyard はレストランも併設している。 地場ワインは、町のスーパーマーケットで買えるしレストランでも出す。 値段は 6 ドルから 20 ドルクラスの気安いワインである。

[LLNLのビジターセンター]
10 系統バスの終点 LLNL の East gate にある。 残念ながら原爆に関する展示はない。 原爆が見たい人は、New Mexco 州 Albuqurque の原子力博物館に行くべし。

[住宅地の街並]
サンフランシスコの街並は、全く典型的なアメリカではない。 宅地開発進む Livermore / Plesanton でこそアメリカのちょっといい 住宅街の何たるかが見られる。 最近の開発により整然としているのは Pleasanton の Foothill Rd. であり、 隠れ里のような Sunol や、山中の Morgan Territory Rd. は、 アメリカ人にとって真の住のステータスとは、 高級な邸宅ではなく、人里はなれた Runch にありということを 感じさせてくれる。

[Downtown Pleasanton]
町並み保存地区で、19 世紀風の雰囲気がある。 オープンカフェ・レストランで食事をしたり、 骨董品店でショッピングを楽しめる。 値段は、downtown Livermore より多少高め。 骨董品店は Pleasanton に限らずどこの町にもある。

[スーパーマーケット]
Livermore には Safeway、 Nob Hill Foods、Albertson's がある。 日本の3倍はある巨大なコーンフレークの箱、 巨大な牛肉のパック、350ml 24本入りで 5 ドルのコーラを見よ。 日本より旨い豆腐を食せ。 レジには秤が組み込まれていて、玉葱など好きなだけ袋に入れて 持って行くと瞬時に計量される。 また、クレジットカードでなくても、現地の銀行のキャッシュ カードで買い物ができる。「Cache back?」と聞かれるので Yes と答えると、スーパーで口座から現金が下ろせる。

[Danville の Blackhawk 自動車博物館]
リバモアから 15 マイルほど離れるが、 車好きは狂喜するであろう。 アメリカの観光地の自動車博物館は映画スターの車とかが多いが、 ここは、ヨーロッパ車のコレクションがすごい。 RR Sliver Ghost が三台。Cord 812 や Bugatti Royalもあるぞ。

[Drive! Drive!]
リバモアから Mines Rd. を南下し San Jose に至る 80 マイル 二時間半の山坂道は、夢のドライビングコースである。 どんな走り屋でも、一度ここを抜けたら当分山道は結構と思うに違いない。 ああ、こんなところをイタ車で走りたい、、、せめてフォルクス ワーゲンでもいい、、、 と心底思うが、地元の人はトラックとかミニバンで走るのである。 勿体ない。(イタリア車は合州国では正規販売されていない。 故障が多いと自動車雑誌に叩かれて撤退してしまった。) 途中 San Jose を見下ろす Mt. Hamilton 山頂には Lick 天文台があり、 世界第二位の 36 インチ屈折望遠鏡がある。(一位はヤーキースの 40 インチ) 見学もできる。 ここから見る San Jose の夜景の素晴らしさは筆舌に尽くし難い。

3.3 治安

Livermore/Pleasanton は基本的に郊外都市であり、 Orkland、San Jose、SF などのベッドタウンである。 ハーレム地区がなく、LLNL には一万人の高学歴スタッフが 働いていることもあり、治安は相当良く、事実上日本と変わらない。 人々は、概してフレンドリーで親切。 通常の注意をもって行動する限り、暴力事件に巻き込まれる ことは考えにくいが、自転車泥棒程度は出没する。

では、カリフォルニアの郊外をお楽しみ下さい。

4. 補足

京都の佐伯さんから,補足を頂きました. 2001 年の 5 月に行かれたそうです. お許しを得て一部引用します.
そこで、気付いたことがいくつかあるので、報告します。
ありがとうございました.
おまけ

5. 日本にもあるぞ。発電風車

カリフォルニアのような事業化レベルではなく、 多分にデモンストレーションに留まるが、日本にもある。 ここでは、確認、未確認情報も含めて数個所あげる。 くれぐれも、カリフォルニアのもこの程度だろうと思わないように。

確認済

○ 石川県羽咋郡(はくいぐん)志賀町(しかまち) アリス館志賀 1基

アリス館志賀は、北陸電力の原子力発電の広報施設である。 その脇にもろ広報用の風車が1基立っている。 僕がいったときには回っていなかった。 また、今まで電力会社の広報施設にお勤めのコンパニオンの中で、 もっとも僕好みの人がいた。

○ 北海道渡島支庁五厘沢 2基

五厘沢町は江差町から5kmほど北にいったところである。 ここの海辺に2基立っている。

○ 愛媛県伊方町レッドウイングパーク 1基

佐田岬半島の半ば,細くなっている辺りにある. 伊方原発の近くで,原子力広報の一環であろう.

未確認

○ 青森県竜飛岬 10基

○ 茨城県日立市日立製作所電力・電気発電本部

某後輩よりの情報:最近、敷地内に発電用の風車が立ちました。 環境問題のPRと、電力貯蔵に関する研究のため、 という建前のようですが、社内では、最近原子力が沈没気味なので、 「回らない風車」を市民に見せる事で「自然の力に頼ったんでは 駄目なんだ」と知らしめているんだという噂が流れております。