生活日記6月(2年目)

2003年06月30日

 昨日の日曜日は、スイスのイタリアとの国境から近いFOX TOWNに行ってきました。ブランド品のアウトレットショップです。この手の店には日本の軽井沢で行ったきりです。ミラノの自宅から50分くらいで着きました。ブランド品に興味があるというより、差し迫った夏用のカジュアルウエアーを買うため、一度は行っておこうと思い行ってきました。結局BALLYのスポーティ−な靴などを買って満足しました。しかし、4時間も店内を歩き回ったせいで大変疲れました。



2003年06月29日

 今週末から、日本に戻っていた家族が帰ってきました。娘との再会はとてもうれしいものです。いろいろなところに連れて行ってあげたいですが、この暑さなので観光もパワーが必要です。
 娘のために妻が持ってきた、「となりのトトロ」と「千と千尋の神隠し」を初めて見ました。「千と千尋、、、」は最近イタリアでもやっていました。なぜか、このDVDは日本語とフランス語でした。日本の映画で日本語の他に英語以外の言語を持つものを始めてみました。内容に関しては言うまでもないのでしょうが、僕にとっては少々期待はずれでした。
 ハイデルベルグで買っておいた娘への土産が気に入ってもらえるといいなと思っています。



2003年06月27日

 ウイーン物語その2。
 ウイーンの2日目は前から見たかったスペイン学校の乗馬ショーからです。曲にあわせて馬が躍るように歩きます。予想していた通り面白かったです。それから街中を散策して、偶然入ったカフェ「central」は内装がすばらしくびっくりしました。外からはまったく想像も出来ないほどりっぱな店内でした。あとで確認すると、「地球の歩き方」にも載っていました。最後はシェーンブルン宮殿です。音声ガイドのおかげで宮殿の歴史的な役割をよく理解できました。噂の日本庭園は暑さのために歩く気力がなくなってしまったので見ませんでした。
 帰りの飛行場で、スーツのジャケットをホテルに忘れていたことに気付き、出発1時間前からもう一度タクシーで市内のホテルまで戻って取って来るという一幕もありました。なんとか間に合ってよかったです。今回のウイーンは全体的にかなり満足できる旅行でした。町が静かで落ち着いた印象を持ちました。それに今回の旅行の直前に、貸し本屋「nipponya」で「地球の歩き方」を借りておいたので大変役に立ちました。



2003年06月24日

 ウイーン物語その1。
 避暑もかねて、かつてからずっと行きたかったウイーンについに行って来ました。朝の4時起きでマルペンサ国際空港まで行き、8時出発の便に乗り、約1時間30分のフライト後にウイーン市内には10時に着きました。今回の目的は2つでした。ひとつは国立オペラ座でオペラを見ること、もうひとつは有名なスペイン乗馬学校の公演を見ることです。相変わらずの行き当たりばったりの旅なので、公演があるかどうかも下調べもしていませんでした。
 オペラに関しては、土曜の夜であるためか、所定の券売り場ではまったくの売り切れと言われ、大きなホテルのコンシェルジュに聞いても手はないとのこと。イタリアで慣らした裏ルートを必死に探しました。チケットと名のつくものはとにかくあきらめなければ絶対に手に入ります(僕のモットー)。立ち見という最終選択もありますが、なんとかあのウイーンのオペラ座でそこそこの席で落ち着いて見たいという一心でルートを探しました。2時間以上あらゆる手を尽くして、結局、町のインフォメーションセンターという近場で22%割り増しのチケットをゲットできました。売っていた人によると、最後の一枚だったとのこと。舞台から一番近いところで、オーケストラの上に当たるところでした。BOX席の一番前よりの席といえばいいでしょうか。今までこんな席は座ったことがありありませんでした。あまりに前過ぎて音響が悪かったり、一部舞台が見えないのではないかと心配しました。それでも近くで歌手が見られればいいやと考えていました。
  題目はベートーベンのフィデリオ。このオペラはそれほど明るい話ではありません。実は数ヶ月前にミラノスカラ座でもフィデリオをやっていましたが、イマイチ興味がわかず見送っていました。
  偶然隣に日本人が座っていたので話しかけてみると、彼女はバイオリニストで、ウイーンで日本のN響のような感じの放送局の交響楽団に所属しているとのこと。いままでオペラを見に行って学生という人には会ったことがあったのですが、プロにあったのは初めてでした。彼女は出演者の口利きで席を確保したとのことでした。出演者が誰であるのかそのときはさほど関心がありませんでした。出演者のうち一人でも多くの人がいい声を出してくれたらいいなとだけ考えていました。
  ふたを開けてみると鑑賞や音響に関する心配は一切無用。手に取るように舞台が見え、一糸乱れぬウイーンフィルのオーケストラの演奏も上から堪能でき、舞台の向かって左側であったので、歌手もだいたいこっちに向かって歌うという感じで申し分なしでした。
  さて、終了後彼女たち(カメラマンの女性もいっしょでした)といっしょにいると、ウイーンの日本人の音楽家ソサエティーとでもいいましょうか、次々といろいろな日本人(某有名人もいました)が会場内から出てきました。そして最後はJohn Nuzzoという出演者にオペラ座の外で挨拶が出来ました。彼は、以前、TBSの「情熱大陸」という僕の好きだった番組に出演したこともある、売り出し中のテノールで、僕も名前をうろ覚えだったので彼が出演していたということに気付かなかったのです(このへんが素人ですね)。彼は母親が日本人、父親がイタリア人です。なんとその後、彼の歌手仲間や隣にいたバイオリニスト夫妻たちといっしょに食事にいくことになりました。はじめて会った僕を食事にまで誘ってくれるフランクさに驚きましたが、千載一遇のチャンスと思いお供しました。僕にとっては音楽家集団という今までまったく交流のなかった人達との時間が楽しく過ぎました。とても刺激的な体験です。
  昼間、正当な券売り場で本当につたない英語で必死にチケットを求めていた日本人の老女のことを思いだしました。運命とはこうも違うものかと、、、。一方は会場にも入れず?、一方の僕は極上の席で公演を見た上に歌手たちと食事が出来るなんて。本当に今回は運が良かったです。あきらめずチケットを探し続けたことが幸いしました。興奮のうちにその夜は更けました。

 注:生活風景に写真を載せます。写真がたくさんあるので、ウイーン編を作りました。この話の続きと写真の解説は後日載せます。



2003年06月15日

 学会も終了しました。朝7時30分からの開始で、かなり詰め込んだ感じでしたが、2日目の船上ツアー、3日目の夕食会など、いわゆるsocial programも充実していました。もっとも船上ツアーはものすごく暑く、灼熱地獄といってもいい程で、船上のため逃げ場もなくてとてもつらかったです。
 今回の学会参加はマイクロ界の現状を把握することだったので、目的は達成できました。僕自身はインプラント再建からマイクロ再建までバランスのとれた医師になりたいので、この分野もしっかり身につけていきたいと思っています。



2003年06月14日

  今週後半はドイツのハイデルベルグで国際マイクロ学会に参加しています。マイクロサージェリーの技術も乳房再建ためには重要なのです。僕達の学会があったので、残念ながら2日目からの参加でした。ミラノからは、フランクフルトまで飛行機で1時間弱、フランクフルトからバスで1時間程で着きました。学会終了後急いで空港へ向かい、夜中にハイデルベルグに着きました。 
  学会は日本からの参加者が多いことを既に知っていたので楽しみにしていました。2日目の川めぐりのツアーで日本からの医師達(教授達)といっしょになれて楽しかったです。世界的に見てこの分野における日本の貢献度はかなり高いほうだと実感すると共に、現在の韓国や台湾をはじめとするアジア勢の実力もかなりのものだということも分かりました。日本も頑張らなくてはいけません。イタリアは少々遅れている印象です。これを刺激にして是非頑張りたいと思います。生活風景に写真を載せます。



2003年06月11日

 我々主催の学会が終わりましまた。2年前に参加してEIOに来るきっかけとなた学会ですが、正直なところ今回は迫力不足に見えました。戦争や、SARSの影響で、開催自体が少々危ぶまれたため、参加者数が少なかったように思います。また、僕ににとってはヒーローのような存在のフランスのキュリー研究所のクリシュナ・クローが家族の問題で不参加、ベルギーからの活発な女医さんであるリカも不参加と、タレント不足な感じもしました。
 単に技術的には学ぶことはほとんどなく、なんとなくもの足りなさを感じましたが、それでも癌治療の中の乳房再建というふうに捉えると、適応などまだまだ議論の余地もたくさんあり、今後も理解を深めていこうと思いました。
 僕の発表は滞りなく済みました。質問の英語が訛っていて良く理解できないという一幕もありましたが、、、。



2003年06月08日

 今週末は羽を伸ばしにスイスに行ってきました。このところミラノはうだるような暑さでとても不快なので、避暑も兼ねて行ってきました。グリンデルワルトというに日本人観光客には超有名なところです。今まで行きたい行きたいと思いながらもなかなか実現できなかったのは、アルプスを南側から一度超えて北側から入りなおすような形になり、時間がかかると思ったからです。実際、ミラノから車で5時間強ほどかかりました。ちょっと遠いかなという印象です。
 グリンデルワルトには日本人専用観光案内所があったり、日本人もたくさんいて、ある意味心強かったです。最近は日本人観光客を見るとこのような気持ちになります。噂のアイガー、メンヒ、ユングフラウを見てきました。これでスイスの有名どころはだいたい行った事になります。生活風景に写真を載せます。



2003年06月01日

  なんと今週末も病棟当番です。先々週の帰国のしわ寄せでこうなってしまいました。しかも月曜日は祝日なので3日間の週末病棟です。いい加減疲れがピークに達しています。どこかでゆっくり休みたいところです。しかし、来週の学会発表の準備があります。頑張らなくてはいけません。発表終了後すぐにドイツのハイデルベルグに発ち、国際マイクロサージャリー学会に出席する予定です。休みはそれからになりそうです。ハイデルベルグの学会は日本から大勢の出席者が来る予定です。この分野は世界的にも日本のレベルは非常に高く、誇らしく思います。 





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