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N. Y.行きNH10便にて |
断髪式、サラバ金髪
病院に担ぎ込まれた時の自分は金髪に髭を生やし、看護師さんをして「まさかまともな会社員とは思わなかった」と言わしめた風貌だった。その髪の毛も入院してから2週間以上ほったらかし、フケやらアブラやらで逆立った状態ですっかり固まってしまっていた。 手術の時も、最低限必要なだけ刈り取られ、極めて中途ハンパな状態だったので、ここいらで気分一新、断髪を敢行することにした。2月8日。 しかし思い返してみれば、ただでさえ頭皮にしみ入るブリーチ、手術の傷口があってはもう二度と金髪にはできないのではないか。髪の毛のある内の冒険(もともと髪の毛とのつき合いが短い家系なのである)と思って夏頃から金髪にしてみたのだが、短い間の出来事であった。 担当医のS先生が自らバリカン持って、まずはバッサバッサと刈り込んで行く。そして細部の調整に。ちょうど夜勤明けのICUの看護師さんが病室に遊びに来てくれて、一部始終を目撃していった。 まだ抜糸も済んでいなかったので、医療用のホチキスで何カ所か止めてある所までかんでしまった。あわれバリカンの歯は欠けてしまい、しばらく修理に出る羽目に。それはそれとして、仕上がりは意外と満足の行くモノだった。S 先生、床屋でも食って行けますよ。 |