N. Y.行きNH10便にて
敵将、あっさり発見
2度目の発作
ICUの眠れない夜
お薬あれこれ
手術室へ
ビバ!サイバーパンク!!
本手術へ
3cmの忘れ物
つながった瞬間
断髪式、サラバ金髪
寝たきり生活は続く
放射線治療と
やがて訪れる退屈

退院を前に

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お薬あれこれ

 

 最初の手術までは、とにかくけいれんを抑えることを目的に、体に合う薬を探す毎日だった。自分の場合は、米国で処方された『アレビアチン』か、ここにきて使われた『テグレトール』という薬で薬疹が出てしまったので、いろいろ苦労させてしまったらしい。

 しかし次候補となった『抱水クロラール』という浣腸(注腸と表現していたが)を、昼夜問わず数時間刻みで施されるのにはまいった。その度に起こされてろくろく眠れないし、最初の内は、終わった後に尻の穴を締める要領が分からず、せっかく入れてもらった薬を漏らしはしないかと不安になったものだ。

 そしてこれと並んでよく使われていたのが『セルシン』。調べてみると、緩和な精神安定剤の一種でおだやかな鎮静作用と、筋肉のこりをほぐす作用があるということだが、これは錠剤の話。けいれんを起こすたびに点滴のルート経由で直接アンプルを打たれまくっていた。確かに即効性はあるのだが、前後の記憶はあやふやドロドロになるし、半日は使い物にならなかった。依存性もあるとのことだ。



 ちなみに、デパケンやらマイソニンやらあれこれ試行錯誤した結果、退院前の時点で落ち着いた処方は以下の通り。

 アレビアチン...100mg*2/day(結局、薬疹の原因ではなかったということだ→2004.10.23追記:その後、投与初期にショックのため2〜5%の割合で疱疹様の発疹が出ることがある、という専門書の記載を見つける。おそらくこれだろう。)
 エクセグラン...100mg*3/day
 プレドニン...5mg/day
 抱水クロラール(経口)...1g/day

 見舞いに来てくれた精神科医の友人が、薬の袋を見て一言「最初に出る処方ではないな、これは。(この処方になるまで)相当時間がかかっただろう」と看破していった。

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