この漢詩は李白くんです
忘れられへん |
忘れられへんのよ にぎやかな都会を 秋の虫の声が井戸に響く夜 降りた霜 枯草の色 もの悲しゅて 寒々しいねん 薄暗い灯りの中で 思いダケが 消えへん・・・ カーテンを開け月を眺めやって ため息をヒトツ 花のようにキレイなあの人は 空の雲の向こう側 上は青い青い空 下は蒼い蒼い海 天への路は遠く遠くて タマシイかて飛んで行ける距離とちゃう 夢で・・・ 夢にさえも 行かれへんのよ 頑丈な関のある山が邪魔する 忘れられへんのよ ヒトリきりの心は もう ズタズタで 傷だらけや |
2001.10.09 |
ピンとこないんで変えました |
『長相思(ちょうそうし)』 |
長相思 長安(ちょうあん)に在り 絡緯(らくい)秋啼(な)く 金井欄(きんせいらん) 微霜(びそう)淒々(せいせい)として簟色(たんしょく)寒く 孤燈(ことう)明らかならず 思い絶えんと欲(ほっ)す 帷(とばり)を巻き月を望んで空しく長歎(ちょうたん)す 美人花の如く 雲端(うんずい)を隔(へだ)つ 上に青冥(せいめい)の長天(ちょうてん)有り 下に■水(りょくすい)の波瀾(はらん)有り 天 長く路遠くして魂(こん)飛ぶこと苦しく 夢 魂到(いた)らず 関山(かんさん)難(かた)し 長相思 心肝(しんかん)を摧(くだ)く |