『酌酒與裴迪』

この漢詩は王維くんです

 

友人(裴迪)に酒を酌しながら
まぁ一杯飲みぃな
なぁ余裕持ちぃな

人情なんか変わりやすぅて
波みたいで予想出来へんて

シラガになるまで
長年友達やってても
キッカケひとつで
殺し合いするんやで

一緒に遊んでた先輩
出世してエロなった
コネ期待して頼んでみたら
鼻で笑われてバカにされた

なぁ
草のミドリは
雨に濡れててイキイキ元気や
せやのに
ふくらんだツボミは
冷たい風にブルブル震えてる

でもまぁ
世の中のことちゅうのは
空の浮き雲のよおなもん
悩むなんて問題外やって

それよりなにより
ノンキに寝ころがって
ウマイモン食べようや

表紙に戻る


草色
 =アホな人は役人
花枝
 
=不遇な自分達
        
とも、とれるらしいです
そう考えると、
右記のようになるのでしょうか    

なぁ
アホな連中は雑草みたいやな
雨に濡れても全然気付かんと
イキイキ元気や
せやのに
才能のあるツボミなワシらは
冷たい世間の風にさらされて
ブルブル震えてる


『酒を酌(く)んで裴迪(はいてき)に与(あた)う』
酒を酌んで君に与う 君自ら寛(ゆる)うせよ
人情の翻覆
(はんぷく)は波瀾(はらん)に似たり
白首
(はくしゅ)の相知(そうち)も猶(なお)剣を按(あん)
朱門
(しゅもん)の先達は弾冠(だんかん)を笑う
草色
(そうしょく)全く細雨(さいう)を経て湿(うるお)い 
花枝
(かし)動かんと欲(ほっ)して春風(しゅんぷう)寒し
世事
(せじ)浮雲(ふうん)何ぞ問うに足らん
(し)かず 高臥(こうが)して且(か)つ餐(さん)を加えんには