『江夏別宋之悌』

この漢詩は李白くんです

 漢詩

友人へ別れ詩
楚の国に流れる川 
 清らかなんは水が無いみたいや
 遥か彼方の紺碧の海へ流れてく

人と人は、千里も別れてしまうのに
心と心は、このサカズキの中にある

谷で隔たれた鳥は
   晴れたの日の光の中で
川で隔たれた猿は
   夕暮れの風の中で
 コミュニケートしているのにな

普段は、泣かへんワタシやけど
今日はココでは
   涙が出てしやぁないねん

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『江夏(こうか)にて宋之悌(そうしてい)に別る

楚水(そすい)清きこと空しきが若(ごと)
遙かに碧海(へきかい)と通(つう)
人は千里の外(そと)に分かれ
興は一盃の中(うち)に在り
谷鳥(こくちょう)晴日(せいじつ)に吟じ
江猿(こうえん)晩風に嘯(うそぶ)
平生(へいぜい)は涙を下(おと)さざるに
(ここ)に於(お)いては泣くこと窮(きわ)まりなし
江夏:湖北省武漢市武昌
宋之悌:宋之問の末弟