『七月』

この漢詩は李賀さまです



星々の川に浮かぶ小さな雲に佇み
水の描く丸い円

咲き誇る大輪の芙蓉は空を支配し
枯れ逝く蘭は空っぽの庭に俯いた

夜の空は玉の如くきらきらと瞬き
池に浮かぶ大きな葉は若さ誇る

冷気に弄られるだけの薄い舞の衣
夏の装いはただ寒さを覚えるだけ



光と影の存在する世界を
冷たい世の中を



夜明けの風よ全てを祓いたまえ

北斗の星よ私に光を齎したまえ


2005.07.12作成


自由に遊んでます・・・
全然違うものになってるかもです
それでも笑って許してくださいね。

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参考図書

「李賀」
中國詩人選集14(岩波書店)
荒井健さん注