人間は神さんちゃうで

第七十四章 民(たみ)死を畏(おそ)れざれば

「やけっぱち」は恐いで
ワシが誰かを「イジメ」るとする
その行為はだんだんエスカレートして行く
最初はオドオドしてたコも
そのうち開き直って反撃に出る

イジメは、
そのコもワシも最終的には・・・破滅させるんや
簡単に人間は壊れるんやで
本来人間の運命は自然が決めるもんや
せやのに、その自然キマリを無視して
個人の好き嫌いやなんかの
ちぃっぽけな感情が入って

人の存在と人生を左右する
神さんとちゃうのに

めっちゃオコガマシイことや

人間は人間。自分は自分。アンタはアンタ
色々存在意義はちゃうかもしれへんけど
同等や
好きは好き、嫌いは嫌いでエエ
でもな
他人の行動を否定して拒否すな

な、他人のことは
自分のことちゃうねんで
人それぞれや
偉そうに判断して断罪なんかすんな

神さんにマカしとき

「人を呪わば穴二つ」な内容ですねぇ。まぁ、それは真理だけど
これの本来は、国の法律をキビシくしたら
国民は法律を恐がらず、反撃に出るとかの章なのですが
「イジメ」の方が身近に思えたのでこうしました
「テクハラ」「セクハラ」「イジメ」・・・ほんま生きるのは大変だな

嫌われるより否定されるのは、イタイと思いませんか?
ワタシにはワタシなりの行動理由があるのに拒否されて認められない
「嫌ってくれてもエエから・・・ワタシを否定しないで」と、感じることがあるんですよ
理想主義の甘ちゃんなのかな。ワタシは

ワタシの独断と偏見の大幅意訳です・・・

2001.12.10作成

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読み下し文

民(たみ)死を畏(おそ)れざれば、
奈何(いかん)ぞ死を以て之(こ)れを懼(おそ)れしめんや。
若(も)し民をして常に死を畏れしめ、
而(すな)わち奇(き)を為す者は、
吾執(と)らえて之を殺すことを得ば、
孰(たれ)か敢えてせん。常に殺(さつ)を司る者有りて殺す。
夫(そ)れ殺を司る者に代(か)わりて殺すは、
是(こ)れ大匠(たいしょう)に代わりて■(けず)なり。
夫(そ)れ大匠(たいしょう)に代わりて■(けず)る者は、
其の手を傷つけざること希(まれ)なり

白 文

民不畏死、奈何以死懼之。
若使民常畏死、而為奇者、吾得執而殺之、孰敢。
常有司殺者殺。夫代司殺者殺、是代大匠■。
夫代大匠■者、希有不傷其手矣。